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俳句の言葉の特色として季語、俗語を挙げましたが、実はこれらが特色になったのは俳句が575だからです。つまり、575という短い表現が季語や俗語を要求したのです。取り合わせという俳句の基本的な方法も575が要求した、と言ってよいでしょう。575というわずか17音の表現はきわめて片言的です。季語や俗語はその片言を補完しますが、補完するより大きなものは読者の読みです。俳句の表現は読者に補完されて完成、成就するのです。小説や現代詩だって読者なしにはありえないのですが、俳句では読者の比重がことに大です
絨毯に落ちた水滴冬銀河新家月子冬青空老人ひとり四股ふんで平きみえ老の人センチミリミリ晦日そば高松健司みかん箱密輸船に載せ猫は行く武田近子赤箱の牛乳石鹸冬の星つじあきこ雪の花極秘任務を受けてます徳永はもこ山の語が含まれる四字熟語に「山紫水明」がある。山川(自然)の風景の美しいことを言うが、この語、頼山陽の造語で山は東山、川は鴨川を指した。ちなみに、写真は茨木市安威川ダムの吊り橋。(ねんてん)
食事の時間がないときは、粗食ではあるけれど飲み込むように流し込むせいか食べたものすべてがしっかりと身につく。くたくたなのに、疲れていればいるほど眠れない。体がそれもなんとか取り戻そうとするのだろう。こんなに骨身を削っているのに、ふくよかになっていくのだから、誰からも心配されないのは困ったことだ。元気そうでよかった、と言われと悪態のひとつでもつきたくなります。それでも。仕事の高揚感と正義感とカロリーで、なんとかかんとか生きていまっす。気づけばすっかり詩作から遠のいてしま
福岡市南区三宅のとあるお宅の冬紅葉2025年12月2日13時56分の撮影である。これは!五色の冬紅葉では?赤、橙、黄、黄緑、緑『1日1点冬紅葉(3)』ハイジャン男の新企画冬紅葉シリーズの3回目福岡市南区三宅のとあるお宅の紅葉の木12月2日15時03分撮影まだ、緑葉も黄葉もある珍しいもみじ。本日の現況も報告す…ameblo.jp2023年12月3日に同じイロハモミジを撮影していた。今年はひと月近く紅葉が遅くないだろうか?観察を続けてみよう。「彩りに感謝ゝの冬紅葉」ハイジャン男
2025.12.06一日一季語冬ざれ(ふゆざれ)【冬―時候―三冬】冬ざれやかつて砂金の採れし川山崎ひさを句集続青山抄より日本が「黄金の国ジパング」と呼ばれたのは、13世紀にマルコ・ポーロが『東方見聞録』の中でそう記したことが始まり。これは、日本には金が豊富にあり、建物の屋根まで金で飾られていると伝え聞いたためだとされている。初心者でも砂金採りが楽しめる体験型スポット【北海道・歴舟川(大樹町)】【山梨県・早川渓谷(身延町)】【島根県・石見銀山周辺】【静岡県・那賀川
近藤正臣さん。大河ドラマなどにも多く出演されたベテラン俳優ですが、今は引退されて岐阜県郡上八幡市に一人暮らしをされているそうです。長年仲睦まじく連れ添った奥様を亡くされて、寂しさも感じながら、猫ちゃんと自然の中での暮らしは、ゆったりと静かに時が流れています。とても美しいところで、様子を見ていたら俳句を作りたくなりました。帰り花郡上にひとり妻を恋ふ干し柿にならぬ柿食ふ猿たちよ一合の米研ぐ水の温みかな御本人のお気持ちは想像するしかないのに、こんな句を勝手に作ってしまい失礼しました。余生と言
新作俳句2025年12月5日春…雪解けてナウマン象のこんにちはもういいかい地虫出るのはまあだだよ口語句四ツ月経て地虫出づれば世はAIはうれん草やはき男の力瘤猫やなぎ銀の豹爪(ひょうづめ)花穂に秘め海女の息乱れもせずに海が中海女の手のつかむはわづか海の幸搾乳のパイプ幾条牧の春耳障りやな鞦韆の軋む音猫の仔や目つむるままに乳を吞み農道をよそ見わき見の仔馬かな
鴨泳ぐ現状維持の水面下水掻きのオレンジひょこひょこ親子鴨昨日は具材川に鴨さん達家族がいましたよ鴨は冬鳥で水鳥だからこれからもちょいちょい見かけられるでしょうね相変わらず流れに逆らって足をひょこひょこ動かしていました水面の下の足が見えないと優雅にのんびりとぷかぷか浮いているように見えるけどいえいえ水面下では結構頑張っていますよ!でも、一体何をしているのかはナゾ?!しばらく見ていると後ろの小さい子鴨の1羽が列を追い越して前に進もうとしましたそしたら先頭にいた一番大きな
こんばんわた!見てましたよ~プレバト!!/📣今夜7️⃣時からは#プレバト!!\”おしゃれ雑貨”に挑戦する「#ガラスアート」。特待生5⃣級#武田真治さんは初の昇格試験に挑みます🤩「#俳句」のお題は「高い買い物」🛍️皆さん、最近はどんなお買い物しましたか~❓#安藤和津#石田健#おいでやす小田#しずちゃん(#南海キャンディーズ)#DJKOO…pic.twitter.com/4yqwirlDXI—「プレバト!!」毎週木曜よる7時【公式】(@prbt_official)202
愛されキャラだね😁いつしかニカちゃんが、プレバトのマスコットみたいになってきた気さえするよ😃ニカちゃんよりハイ&ロー(笑)親に新居をプレゼントするって凄い😃親孝行だね‼️二階堂は、冬の虹が好きらしい(笑)一回、冬の虹で才能あり取ってるって🤣季語の使いまわし発覚(笑)みんなからのいじりが嬉しそうだね😃人は、感情を見せられないのが一番辛い💦これは、愛あるいじり😄頑張れニカちゃん😃ドンキでパルテノ買ってきた😄期限が近いからか1個59円だった😃パルテノ好きとしてはまとめ買い😁
ももいろの時計をつけて春隣明け方の窓の向こうに猫の恋春麗乙女の色はどんな色?ツーアウト満塁土手の桜舞うむち打ちの目に鮮やかなつつじ咲く●青い山/内野聖子先日、鹿児島を訪れました。新緑が眩しい季節です。山道に入り、迫りくるような緑の中を延々と車を走らせている間、ずっと「分け入っても分け入っても青い山by山頭火」が頭の中をぐるぐると回っていました。山頭火の見た景色とわたしの見た景色はもちろん違うものではあるけれど、「ことば」または「感覚」として共有できるものがあるんだなぁと妙にしみ
今日の鳥取は気温は17度まで上がり晴れて気持ちの良い一日でした。春先に球根から植えた我が家の10本のチューリップ二本目の花が咲きました~。10個、みんな咲いたらいいな・・と思いつつ見守っています。さて明日は月に一度のカルチャー教室(俳句・短歌)です。まだ新参者だし、いろいろと気を遣います~。淡路島行きもすぐだしとりあえず、髪を整えてこなくっちゃ!歩いて往復するつもりでしたが、出かけるついでがある・・という細君の車で送ってもらうことに。車に乗っ
「ミイデラゴミムシって知ってる?」俗に言うへっぴり虫危険やと思うと腹からガスを噴出するたまげたことに、音付きで100℃の発射「なんでそんなん知ってるか、って聞いてぇな」なんでそんなん知ってるん?「知らざぁ言って聞かせやしょう!」言いたいんか…『六四五七五』虫の絵と俳句六四五七五(むしごしちご)虫の絵と俳句|堀本裕樹,桃山鈴子|本|通販|Amazon絵が素敵なんですよ虫好きではないですが、不思議と見入りますところが、終盤、つい
ヤツデ(八手、学名Fatsiajaponica)ウツギ科、原産地、日本に自生深く切れ込んだ大きな葉やピンポン玉位の花の塊が特徴。甘い蜜が虫達を誘い虫媒花の働きをする。花言葉、分別、健康、親しみ。古くは魔除けの意味があるといわれ庭に植栽されその名残で今も家の裏や家陰に植えられる。日陰の植物の印象が強い。花八手無表情な面裏木戸に(はなやつでむひょうじょうなおもうらきどに)歌子
先日、あるイベントに出店してきました。「ホンツヅキ三重」という、三重県内の古書店さん、個人でやられている新刊書店さん、そして県立図書館までもが一堂に会する、特濃の本のお祭り。2022年以来毎年開催されているのですが、今回その一画が「文芸フェス三重」として、文学作品即売会になったのでした。西脇は昨年、一般客としてお邪魔しており、古書にまみれてそれはもう幸せだったのですが、そこで自分が物売るブースを出せる……え、本買って、本売って、一日過ごせるってこと?そんなん最高やん!と、後先も考え
ブログランキングに参加してますので、よければポチッとお願いします<(__)>↓↓↓↓↓↓人気ブログランキングにほんブログ村2023年11月19日、大阪東大阪のRODEOに行きました。初来店です。近鉄河内小阪駅を北に徒歩7分の細い路地の中にあります。イオンタウン小阪店の向かいの駐車場から看板が見えます。屋根があって数軒の飲食店が通りの間にひしめいてます。知ってないとなかなか気付きそうにない隠れ家的な立地です。入口は重たい木の引き戸で一見居酒屋のような外
つんつるてんはどこの方言?起源と地域別の使われ方関東地方では「丈が短い服」を指す関東地方、特に東京周辺では「つんつるてん」は服の丈が短くなって、手足が見えてしまっている状態を表す表現として使われています。子どもの成長によりサイズが合わなくなった服を説明する時や、洗濯で縮んだ服について「ズボンがつんつるてんになった」といった使い方をするのが一般的です。実は、この用法は江戸時代の言い回し「てんつるてん」や「つんつら」などが元になっており、長い歴史があります。明治以降、標準語的な扱いとなり、
今朝起きてびっくり。初雪が積もっていました。昨夜から降っていたようだが、超早寝、超早起きなので知らなかった。最後の一葉か。ハナミズキの木です。可愛い蕾がたくさんついています。最近では四月にもう咲いてしまいます。~~五月のこと~♪なんですが。こちらは美人さんのピンクの変わり咲き山茶花。艶やかです。こういうので一句、詠まんとあかんわ‥そしてこれが石蕗の花。(つわのはな)自分の部屋から見える裏庭にあります。多分、これは亡くな
メリークリスマス!星煌学院の花谷です🎄🎉✨今日12月24日はクリスマスイブいまや年中行事の代表となった感もあるクリスマス、その歴史は1552年に山口県で宣教師たちが日本人信徒を招きキリストの降誕祭のミサを行ったことから始まります。江戸時代に入るとキリスト教は禁止され明治時代に改めてクリスマスが到来。そのクリスマスをいち早く取り入れたのは俳人の正岡子規だそうです。初めてクリスマスが俳句に詠まれたのは明
このスケジュールは随時に登載します。(赤字は「窓の会」の行事、黒字は常連のかかわる行事です。)窓の会への問い合わせはmado575mado@gmail.comへどうぞ。ブログ管理者の坪内稔典が応答します。常連の方へ。登載を希望する行事(句会など)がありましたらお知らせください。●2025年12月12月3日(水)作品集「窓」(2026年春号)原稿受付け開始(~12月17日)まで12月9日(火)大阪・窓句会午後2時~4時投句締切は1時45分自由な2句場所:箕面船場生
プレバトに便乗して俳句~、今回の兼題は「高い買い物」う~ん、高い買い物なぁ・・・ということで、自作一句~、冬ざれや一生ものもタンスの肥やしそんなことに気付いたら、ガックリきましてね。子どもに引き継げばと思ってもありがとうと喜んでくれるわけでもなさそうだと思うとね、心が冷えたのですよ。ということで、出演者の作品~、ベッキーさん寒厨や五口コンロで気満ち足り→寒厨や五口コンロの熱と蒸気”で”が散文的で、”気
冬うらら聞き逃したり流したりかわばたけんぢ雑談用長椅子師走用軍手北原薫冬いちご少し震えて愛されて河野祐子九分九厘あんたが悪いあんこう鍋小西雅子山茶花を眺めるだけの日と決める城田怜子「その朝、私は二日酔いだった。……ハチャメチャな二十代の私を包むおばちゃんも山も大きかった。」河野祐子さんのエッセー「大きい」の冒頭と末尾を引いた。
2025.01.26一日一季語着ぶくれ(きぶくれ)【冬―生活―三冬】着膨れし母の両手の小さかり細川洋子三十代で沖に入会した時、若手として舵の会などで一緒だった。青垣の句会にも、一度来られたことがあった。石川啄木の「たはむれに母を背負いてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず」この短歌を思い出してしまうような句。*沖平成9年2月号⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】着膨れ(きぶくれ)【季語の説明】冬の寒さをしのぐた
「文藝よしかわ」からのスピンオフ企画吉川市をハイクしながら俳句を詠む、「子供ハイク探検団」(^^)今年も開催!市役所から中井沼公園、永田公園までを散策しながら、吉川市の魅力を俳句に詠みました(^^)皆、楽しく、そして真剣。最後は作った俳句の発表会!「文化芸術を通じて、吉川市を楽しく学ぶ」、まさに吉川市の理念の一つである「総合政策として文化芸術を利活用する」を具現化したこの「子供ハイク探検団」(^^)ご指導くださった吉川市俳句協会の山口明会長、お忙しい中、ご指導ありがとうござい
2025.01.16一日一季語竜の玉(りゅうのたま《りゆうのたま》)【冬―植物―三冬】返済は迫らずに待つ竜の玉鈴木良戈鈴木良戈さんに初めて会ったのは、初学の時、新大久保の俳句文学館で開催されていた、沖の中央例会の受付。短冊を渡され、多摩支部での句会とは、比較にならない人数の句会に圧倒された。そんな私に、優しく句会の事を教えてくれたことを思い出す。竜の玉は、非常に鮮やかで美しく、まるで宝石のように見える。硬くてよく弾むので、子供たちが弾み玉といってそれで遊んだりもする。
2025.10.22一日一季語竜田姫(たつたひめ)【秋―天文―晩秋】竜田姫雲のひと刷き迷ひなし伊藤瓔子月刊―俳句界俳句界NOW自選30句「竜田姫(たつたひめ)」は、現在の奈良県生駒郡三郷町にある、竜田神社に祀られている女神さま。竜田姫は、裁縫と染色という特技だけでなく、美しさでも絶賛されている。大正時代の美人画家・竹久夢二の晩年の作品に「立田姫」(昭和6年作)が。この作品を通して、夢二は「自分の一生涯における総くくりの女だ。ミス・ニッポンだよ」と評している
実家の庭にジョウビタキ♀が現れたのは昨年10月末。それ以来、庭周辺にいたようでほぼ毎回出て来てくれました。いない時でも口笛を吹くとどこからか飛んで来たり(これホント。但し、同時に餌のハゼの実を枝に架けていたのですが)最後に見たのは3月30日、それ以降は姿が見えないので繁殖地に移動して行ったものと思われます。毎年ジョウビタキの♂か♀が庭にやっては来るのですが、大体1,2ヶ月で居なくなるのが普通、丸5ヶ月も居たジョウビタキは初めて。同時に居たルリビタキの邪魔をして困った面もありますが(笑)、概
(霧島)(高千穂峰、御池)(霧島神宮)有明の月は冴えつつ霧島の山の谷間に霧たちわたる若山牧水今日は霧島周辺をドライブ。高千穂峰と御池がキレイだった。なんか、高千穂峰と霧島の関係がよくわかっていない。高千穂峰って霧島連峰の一部なのかな?別物なのかな?(笑)そのあとマニアックな山奥の古城を目指したのだが、雪のせいか、地震のせいか、工事現場の誘導のおじさんに聞いたら、通行止めだ、と言われたので断念した。往復4時間くらい損してしまい、高千穂峡には行けずじまい。明日
野沢凡兆は、もと加賀の人。芭蕉の直接指導を受け「猿蓑」の選集に携わるなど頭角を現したが、いろいろ確執のある人で、やがて蕉門と疎遠になる。蕉門十哲にも、その名がない。掲句の句意は、深閑とした下京の家並みに雪が降り積もっている。その雪のうえに、さきほどからしとしと雨がふってきたことよ。といったところか。下京は当時、中下層の庶民が多く住むまちだったという。この句作には逸話がある。『去来抄』によれば、凡兆作句中、中七下五・・雪つむ上の夜の雨に冠すべき上五がなかなか決ま
みなさん、こんにちは。“四季の旅人”の山城道霞です。ここ最近バタバタしていましたが、ようやく、若干、落ち着きました。仕事をしながら毎晩作句するのは大変ですが、毎月20日から30、31日は投句のオフシーズン。貴重な期間です。なのでブログの記事を仕上げるのはこのあたりの時期になりそうです。さて、10月上旬美術展吟行をしました。まず向かったのは大阪の藤田美術館。以前紹介しましたが、藤田美術館は3つの部屋で構成され、毎月漢字一字をテーマとした美術品の展示が更新されています。そして1ヶ月ずつ、テ