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鉄線花(学名、Clematisflorida)キンポウゲ科。蔓性植物。クレマチスを指してテッセンと呼ぶ事もある。原産地中国。江戸時代初期に渡来。江戸時代に大阪高槻の藩主一族の家紋に鉄線紋の図柄が使われた。色とりどりの品種改良されたものがクレマチスとして古くから親しまれるガーデンプランツの一つ。鉄線花衒ふ事無く真っ正面(てっせんかてらふことなくまっしょうめん)歌子
***川上弘美の『わたしの好きな季語』。今年の3月に訪れた、おかやま文学フェスティバルで出会った本のひとつ。▽「おかやま文学フェスティバル」では楽しすぎて16冊も本を買ったわたしなのだった…笑『おかやま文学フェスティバル2024』***去年始まった、1年に一度の『おかやま文学フェスティバル』。福岡へ引っ越ししたから今年は諦めようかと思ったけど去年行ったのがすご…ameblo.jp
2021.5.22一日一季語夏薊(なつあざみ)【夏―植物―三夏】靡き癖つきたる岬の夏薊伊藤美音子風に草靡く=風の吹くままに、草がなびき従う意から、人民が権力者の言うがままになる、また、小人が有徳者に服することなどのたとえにいう。などという言葉の意味を含んだ句ではなく、風の強い岬。そこに咲いている夏薊を写生しているのでしょう。擬人化した表現により、言葉の持つ意味を勘ぐってしまいました。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【季語の説明】
2018.07.25一日一季語玉葱(たまねぎ)【夏―植物―三夏】戦争をよけてとほりし玉葱よ八田木枯八田木枯(はったこがらし、1925年1月1日-2012年3月19日)は、日本の俳人。本名は日刈(ひかる、生誕時は光)。三重県津市に出生。実家は材木商。10代から「ホトトギス」に投句し、1941年より長谷川素逝、のち橋本鶏二に師事。戦後、貸本業や実家の材木商を営みながら句誌「ウキグサ」を主宰。1948年より山口誓子の「天狼」に発表して注目されるが、19
今日、3月13日はシャンタンさんの誕生日です。「僕は生まれてくる時代が早すぎたみたいね〜」「最近はニューエイジの人が増えてきて大分楽になってきたよ〜」「あなたの好きな音楽や本やマンガを教えてくれる?」などおっしゃり、いつでも少年のようでした。mixi、フェイスブックなどのSNSを駆使し、多くの方と連絡を取っていた交友の広い方でした。生きていたら今日で84歳。お誕生日おめでとうございます桜茶に桜
恋心まだ衰えず定家葛(こいごころまだおとろえずていかかずら)コロナ禍のせいで、近くを散歩することが多くなったが、最近よく見かけるのが、今日取り上げる「定家葛(ていかかずら)」である。疏水に掛けられた橋の袂に植えてある灌木にまとわりついて、今多くの花を咲かせているが、見るたびに増えてきている感じである。*「かずら」は、旧仮名遣いでは「かづら」。ところで、「定家葛」の「葛(かずら)」は、蔓性植物であることを示すが、「定家(ていか)」とは何を意味するのか。ご存知の方も多いと思
2022.6.6一日一季語鵜飼(うかい《うかひ》)【夏―生活―三夏】きりきりと黒装束や女の鵜匠和田華凜鵜飼とは、鳥の鵜を使ってアユなどを獲る漁法のひとつ。古来より中国や日本で行われており、現在では漁業というよりも観光業として行われることが多い。宇治川の鵜飼・鵜匠の澤木万理子さんは、29歳の夏、京都・宇治川の鵜飼の見習いから、全国で3人目の女性鵜匠となった。このような女の鵜匠の姿を現した句。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。*2017年山口
ひらがなの俳句川柳★万博で維新が揺れるガスが吹く万博会場のトイレ工事でメタンガスが漏れ出す事故が発生しました。軽量天井下地下地の溶接の火花が土間に落ちた時地下から噴き出していたガスに引火して爆発したと推測できるのですが・・・・。問題は排ガス処理工事をしていても・・・ガスが漏れ出たのが危ない。つまり、、想定以上のガスが噴き出していたようです。対策工事として地下に防箱換気扇を数台設地して強制換気する対策工事が必要があります。放置していると静電気でも爆発する可能性があるのが恐
ブログランキングに参加してますので、よければポチッとお願いします<(__)>↓↓↓↓↓↓人気ブログランキングにほんブログ村2024年3月23日、大阪海老江のAolaniCaféに行きました。104回目になります。前回はこちら『大阪AolaniCafé2024/02』ブログランキングに参加してますので、よければポチッとお願いします↓↓↓↓↓↓人気ブログランキングにほんブログ村2024年2月17日、大阪海老江のAola…ameblo.jp今回も楽し
若葉風木のストローとかSDGs青葉風直立直進のLUUP風光るラマの睫毛の濡れるワケ夏フェスとコーラと君のポニーテール万緑に空の器になりにゆく「毎年、5月、10月と中之島バラ園に行くのが楽しみです。最近、季節に合った花が咲くって奇跡、と多少オーバーに思います。先日も、酢橘の花が咲かなかった!と句会で聞いて、まずは酢橘?とググってふむふむ。白い花が可愛いと思いましたが咲かない訳は謎のままです。今年も薔薇の奇跡を楽しみに今から行ってきます。」と大阪市福島区の平川さん。昨日、ボクはFM伊丹の「
(神奈川県横須賀市久里浜港)「歳時記」と「季寄せ」の違いは何か?簡単に言えば「歳時記」を簡略化したのが「季寄せ」である。もう少し言うと、「歳時記」は本来、「俳句」とは関係がなく、四季折々の景物・行事などを記したものだが、それが「俳句」の季語やそれに関する例句を掲載したものに変わってゆき、いつの間にか「歳時記」は「俳句」に関する本という風になった。時々、一番最初に俳句の『歳時記」『季寄せ』を作ったのは誰か?と考えることがある。これは明確に答えは出ないが、その有力候補が、北
尖がって道にはみ出す柏葉紫陽花(とんがってみちにはみだすかしわばあじさい)先週の土曜日は、例により2種間ぶりに京都の植物園に行ってきた。緊急事態宣言の解除後2回目の訪問である。今回特に期待していたのは、紫陽花(あじさい)の花だが、残念ながら、まだ5分咲き程度で満開になるには、もう1週間ほどかかりそうだ。ただ、柏葉紫陽花(かしわばあじさい)」の方は、かなり前から咲いており、今回は近所で見たものと合わせて取り上げたい。本日の掲句は、その花をいつもの散歩道で見て詠んだ
2021.5.7一日一季語天道虫(てんとうむし《てんたうむし》)【夏―動物―三夏】翅わつててんたう虫の飛びいづる高野素十お天道さまに向かって高みに昇り、飛び立っていく「てんとう虫」。日本だけでなく世界各地で縁起のよい虫とされています。服や手にとまると、その人には幸せがおとずれるそうです。素十の俳句論は、「俳句とは四季の変化によって起る吾等の感情を詠ずるものである。などと、とんでもない事を云ふ人がおります」、「感情を詠ずるとは、どんな事になるのか、想像もつかぬの
若人のすなる遊びはさはにあれどベースボールに如く者はあらじ(わこうどのすなるあさびはさわにあれどベースボールにしくものはあらじ)正岡子規今日は一つだけ仕事して、昼ごはんの為の駅前スーパーに行く。気温は20度ありそうだが台風並みの大風が吹いている。まったく気づかなかったが、今日は海辺でマラソン大会が行われたようだ。「北下浦ふるさとマラソン大会」という大会で、最長でも10キロマラソンという気軽なマラソン大会である。毎年、「来年こそトレーニングして参加しよう」と思
2020.6.18一日一季語亀の子(かめのこ)【夏―動物―三夏】亀の子の泳ぐといふは流さるる辻美奈子*2020.6.15横浜公園にて子供の頃の縁日では、銭亀を売っている夜店があった。形が硬貨に似ているので銭亀と呼ばれるのだそうだが、水槽の中で泳ぐ姿は、この句のように、小さな手足でバタバタしていても、思うような方向へ泳いでいる感じはしなかった。小さな命を尊く歌いあげるのは、助産婦という志度とをしている、この句の作者ならではではないでしょうか。
2024.5.16一日一季語葵(あおい《あふひ》)【夏―植物―仲夏】雨降りてあたりしづかや立葵岸本尚毅京都、三大祭りの一つ「葵祭」が五月15日に行われた。上賀茂神社のシンボル、葵を飾って神様を迎える祭りを行ったことが起源とされる「葵祭」。しかし、およそ1400年続く伝統行事だが、祭りに欠かせない「葵」が激減だとか。京都の上賀茂神社周辺では、「フタバアオイ」が自生する「葵の森」があるが、気温が高くなりすぎたり、野生動物に食べられたりしたことで、15年ほど前にほとんど姿
2019.6.4一日一季語枇杷(びわ《びは》)【夏―植物―仲夏】初物の長崎枇杷の見舞かな大坪景章長崎県は枇杷の生産量が一位だと言うことです。また、南国であるため、二位の千葉県よりも早く市場に出てきそうですね。高級品のイメージが強い。実際に、子供の頃に入院していた叔父がいて、果物の詰め合わせから、普段は食べることが出来ない果物をよくいただいた記憶があります。枇杷もその中の一つ。初物は寿命が延びるというような言い伝えもこの句に明るさをもたらせているように思
【5月号】三月が来る駅前の花時計しのぶ夕空へ続く桟橋卒業すままごとの家に屋根なし蝶の昼いぢらしき女の仕草冬菫悠人珈琲と葉巻のかをり春を待つ【6月号】体育館へ運ぶ木琴春の雪しのぶ近道に横切る空地卒業す学食の相席五月来たりけり伝はらぬ言葉は空へ風信子悠人春の海コンビナートは錆色に
ごきげんいかがですか?月曜日は漱石の俳句をご一緒に腕の喪章部分をカットしました。36年藤村操英国から帰国後日本に到着したのは,1月20日でした。行くときと逆廻りで帰ったようですが,この間の手紙はありません。長崎に上陸して,熊本へ行き,東京に帰っています。留学から帰る前から,熊本に帰る気は無かったようです。親友でもあり,文部省の役人であった狩野へ「帰ったら第一(第一高等学校)で使ってくれないかな。御安くまけて置きますよ。」と書いています。その通りにな
昨日の年次大会に次いで、今日は朝9時から句会。大会のゲストの岸本尚毅さんや東京からの会員も参加し、総勢40名での句会となった。1人4句投句だから、全160句の中から、会員それぞれの選句と主宰者、五十嵐秀彦さん、岸本尚毅さんらが選句する。💙主宰の橋本喜夫先生が選んだ特選句は、なんと、昨年と同じ方!私の友人で昨年一緒に雪華に入会したAさんだった!岸本さん、五十嵐さんも選んだその句は「新樹光窓売るをとこ一服す」五十嵐秀彦さんは「短編小説が1編作れるような句
2024.5.20一日一季語麦刈(むぎかり)【夏―生活―初夏】麦秋といふに足らざる麦を刈る百合山羽公百合山羽公(ゆりやまうこう、1904年9月21日-1991年10月22日)1933年、水原秋桜子の「ホトトギス」離反に従い「馬酔木」に拠り、「馬酔木」第一期同人となる。1945年、浜松の住居を戦災で失い、同県引佐郡細江町の父の生家に疎開。1946年「あやめ」創刊。1950年「あやめ」を「海坂」(うなさか)に改題、20年来の句友である相生垣瓜人と共宰する。19
夏井いつきの「よみ旅」というNHKの番組(全国放送)で、俳句の先生、夏井いつき先生が岡崎の大樹寺を会場にして、市民の俳句を解説しました。5人の俳句が紹介されたんですが、まず登場したのは、この俳句。龍渡り蜻蛉描く円あなふしぎ。岡崎城は「龍城」とも呼ばれるんですね。蜻蛉はふつうは「とんぼ」と読むのですが、この句の中では「あきつ」と読むようですね。詠んだのはこのお方!なんだか強そう。蜻蛉(とんぼ)に注目!本多忠勝の名槍「蜻蛉切り」から詠んでいま
角川書店「俳句」6月号が「鑑賞という創作」を特集しています。俳句の読みの問題を多面的に考えようとしているのですが、永瀬十悟さんの「まずは句会で、参加者が選んだ句の理由を述べ合うことから始めましょう。」という提案に賛成です。いろんな読みを出し合うことが俳句の読みを豊かにします。参加者が、つまりベテランも初心者も対等に意見を出し合える、そんな場が句会の原点でもあります。
まじまじと見れば可愛や花南天(まじまじとみればかわいやはななんてん)夏も中盤に差し掛かってきて、近辺で見られる花も大分変ってきた。今日は、散歩をすると特に目につく「南天(なんてん)」の花を取り上げたい。実のところ、冬季に真っ赤に色づく果実は何度も取り上げてきたが、花についてはほとんど取り上げてこなかった。それなのに今年は、その花がやけに目に付く。改めてまじまじと見ると、小花がとんがり帽子状に集合し、白い花びらの上に黄色の雄しべが開いている。それが結構可愛いと思い、本日の掲句を詠んだ
ガーベラ(学名、Gerbera)キク科。南アフリカ原産。1878年南アフリカで発見、この植物は発見者のドイツの博物学者TraugottGerber(トラウゴットゲルベル)から名付けられた。日本へは明治時代から大正にかけて渡来。頂きに頭状花をつけ花の形から花車の名もある。ガーベラのすっくと立ちて炎だつ(ガーベラのすっくとたちてほむらだつ)歌子
俳句にご興味のあるアメブロのみなさまに、俳句の様々なことについてご紹介をしていく記事です*類似した記事の投稿がつづきますが*別々のエッセイとして楽しんで頂けたら幸いです口語俳句のつくり方〜その基礎基本・解説〜口語俳句のつくり方、基礎基本の解説です。できるだけ簡潔にわかりやすく記しました。まずはじめに、口語俳句の「口語」とはなにか、という疑問をもたれる方は多いと思います。下記は、俳句における文語・口語の大まかな図です。◇文語=文語体=古典語=古い時代の文体◇口語=口語体=現代
これは近所で見た夕焼け夕焼けの色って刻々変わって幻想的だわ最近無性にコーラが飲みたくなって、コメダのランチでハンバーグと一緒にコカ・コーラハンバーガーが大きくて4等分に切ってある。久しぶりのコーラが美味しかった😄さて、前回長くなりすぎて、書ききれなかった荒川のことをしつこく記事にします!まず「荒川区は俳句のまちを名乗っている」ことについて荒川区は「荒川区俳句のまち宣言」っていうものを平成27年にだしているのだ(平成27年ていつよ(((^_^;)十年っ
2017.07.01一日一季語山開(やまびらき)【夏―行事―晩夏】神官の背を雲這へり山開き岡田日郎岡田日郎(おかだにちお、本名:岡田晃、1932年11月3日-)は、俳人。東京生、学習院大学卒。昭和7年11月3日生まれ。福田蓼汀(りょうてい)の「山火(やまび)」に投句し,昭和26年から編集を担当,蓼汀没後の平成2年1990年より「山火」主宰を継承。山と自然をたたえる山岳俳句をおおくよみ,5年「連嶺」で俳人協会賞。東京出身。学習院大卒。本名は晃。著
ブログランキングに参加してますので、よければポチッとお願いします<(__)>↓↓↓↓↓↓人気ブログランキングにほんブログ村ハンバーガー歳時記第51弾です(*´∇`*)ここから3月分の俳句になります。「春分」前後から天候が崩れ始めてしばらくずっと荒れていますね。二十四節気七十二候では「春分」の末候「雷乃発声」の時期なんです。「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」は3/30〜4/3頃です。春の恵みの雨を呼ぶ雷が鳴り、大気が不安定になることを示してます。
心地よき浮き世の風に酔仙翁(ここちよきうきよのかぜにすいせんのう)今日取り上げる「酔仙翁(すいせんのう)」については、何故かこれまで取り上げたことはなかった。それは、近くで見る機会が少なかったことと、名前がはっきりと分からなかったためである。最近になり、ネットで上記の名前を知ることになるが、これを砕いて言えば、「酔っぱらいの仙人のおじいさん」。これは面白いと思い今日取り上げることにした。本日の掲句は、そんなおじいさんが、縁側で心地よい風に当たってくつろいでいる小景をイメー