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10年以上も前の話ですが、私の知り合いは、「もし、自分に何かあったら、この臓器が使えるなら、このまま火葬してしまうのは、勿体ないと思っている。誰かの役に立ちたい。」と思ってドナー登録をしたそうです。ドナーカードも見せてもらいました。私は、ギョッとしました。「まさか、そこまでの覚悟をしたなんて、すっごいな~!」と思いました。しかし、数年経って、考えが変わり、何かあった時に、人の役に立ちたいと、私も、ドナー登録をしました。しかし、コロナ禍になってから、ま
今年初めての通院日。次男クンに先天性の疾患が見つかりました。気づかずに16年もの月日を過ごしていた事が、今は悲しく次男クンに申し訳ない気持ちでいます。新しく見つかった病気は【先天性門脈体循環シャント】(⬇️ネットから拾ってきましたw)先天性門脈体循環シャントとは、生まれつき門脈と他の血管にシャント血管と呼ばれる異常な血管が存在し、肝臓に血液が行き渡らない病気です。実はこの日、このシャントを治療するお話を進める予定で、紹介してもらった移植科を受診。そこで初めて知った、次男クンの門
主人の法人閉鎖手続きと個人の相続手続きがなかなか終わりません理由はかんたん私が動いてないから動いてない理由はメンタル的に動ける量が減ってるのに、その動ける分は、殆どを仕事に使ってるからなんとか3月までの仕事を終わらせて次!に、いけない…気持ちが動かないやばーい、と思ってますがとはいえ、全く進めないのもあかんので、淀屋橋の司法書士事務所へ終わってから、私たち夫婦には馴染みの中之島公園が見えるカフェにて休憩中です表題の「早く〜」は、私に対してではなく間質性肺炎になったら、とに
Xに「骨髄ドナーになってるんだけど、どうやら俺の骨髄と合致する奴がいたらしい。俺は仕事休んででもそいつの命を救うべきだと思うが、それで有給一年無くなるのはきびーよ。なんなんだこれ」と言うポストがあったの。骨髄移植をするためには数日間仕事を休まなければならずそれにより有給が消えちゃうらしくかなり迷っておられた。と言うか、そう言うのを補償する制度ってないのかな🥲助成金とかそう言うのはあるかもしれないけどこの方は有給について悩んでた。自分の身内に何かあったりした時や自
いよいよ、2025年(令和7年)の幕開けです。明けましておめでとうございます。「おめでとうございます」と書いておいて、こんなことを呟くのも、少し気が引けるのですが、今年は今までとは異なる、漠然とした不安に包まれて、新年を迎えています。漠然とした不安…は多岐にわたります。大地震や記録的な豪雨による土砂崩れ。作物全般の不作、養鶏場の感染。魚介類の右肩下がりの不漁、水資源の汚染。エネルギー供給の不安定さ。ありとあらゆるものの値上げ。若者たちの闇犯罪の広がり。特
「いやいやこの高さなら歩けるし、歩いてテッペンまで登るから、プロセスが思い出に残るんだよね」なんて話しながら、坂を登り始めたのは良いのですが、アレ?足元がいつもと違う。いつもみたいにスタスタ歩けない。いつもだったら、ぺったんこの履きなれたシューズなので、何の不便も感じないのですが…そうだった!今回は講演会で人前に立つというTPOに合わせて、珍しくヒール靴を履いてきたんだった。という訳で、いつもとは勝手が違うヒール靴で、小石ゴロゴロのデコボコ坂道を、よろ
私たちのような事情や年齢であれば、「初回の腎移植で終わり」であっても、納得できるのですが、レシピエントの年齢が若ければ若いほど、事情は、深刻になります。10代や20代のレシピエントであれば、両親や(健康な)祖父母、あるいは兄弟といった、複数のドナーが存在する可能性が高いのは、幸いなのですが、現実問題として、若いレシピエントに、複数の家族ドナー候補がいたとしても、ドナー候補の彼ら彼女らが、腎臓を提供してくれなければ、(もしくはドナー検査に引っかかれば)生体腎移
どうやら私が、本当に久々の、チラシ受取人だったようです。「ごめんね。実は私、最近小さな家を建てて、引っ越してきたばかりだから、力になれないの」と、断りを入れましたが、そのまま過ぎ去ることが出来ずに、「大変ね、チラシ配り。なかなか受け取ってもらえないでしょ?」と、話しかけました。その時初めて、その女の子の顔を見ましたが、若いし、可愛い!女優の多部未華子ちゃんそっくりの、愛くるしい女の子です。おそらく、そんな愛くるしい女の子にとって、首から広告看板をぶら
ということで、私たちの活動の中心となる、「知ってもらう運動」に不可欠な、大量のチラシ、それも、カラーコピーのチラシという、願ってもいない配布物の供給網が、地元で構築できることになりました。これは心底、ラッキーな支援だと思いましたし、実際に今に至るまで、何度も活用させてもらっています。昨今のコピー機は優秀で、アナログな私は、「1000枚もコピーするのに、どれだけの時間がかかるのかなあ」とか、「1000枚も印刷したら、インクが枯渇して、色が薄くなっちゃうんじゃ
それ故、運転適性に難がある私は、今でも、大型トラックや大型トレーラーを見かけると、ひたすらスゴイなあと感嘆し、ドライバーのお兄さんやオジサンに、憧れの目線を注いでしまいます。中でも、大型トレーラーが、見事に交差点を曲がる時には、ポカンと口を開けたまま、その神技を見つめてしまいます。(話は戻って)北千住警察署に出向いて、「道路使用許可証の申請をしたいのですが」と来署理由を言うと、担当の方は、申請者がNPO法人だったことと、持参したチラシの内容を見たうえで、「
私たちがよく乗車する、バスの車内案内では、いつも、「NPO活動支援センターにお越しの方は~」という文言が、流れていたので、いつのまにか、『NPO活動支援センターという存在がある』のだと、インプットされていました。「そうだ、まずは、NPO活動支援センターに行ってみよう」と、さっそく訪れました。対応した職員さんに、東京都認定のNPO法人であることや、ドナー登録を推進する運動を、進めていきたい旨を話すと、登録団体として、様々な書類への記入を求められた上で、
《プロジェクトの背景》臓器移植を実施するには、拒絶反応を抑える、免疫抑制剤が必要です。日本では、移植医療が停滞する一方で、1970年代~1990年代に登場した、免疫抑制剤により、臓器移植の成績は、飛躍的に向上します。1989年に、国内で初めて行われた、生体肝移植手術には、承認前のタクロリムスが使用されました。この後、日本でも、臓器移植の件数は、伸びてきましたが、まだまだ普及していないのが、現状です。効果の高い、免疫抑制剤により、移植後早期に起こる、
出てくる種類は確かに多いのですが、例えば、緑のクリアファイル10枚だとか、青のクリアファイル10枚、といったように、一色に特化したカラーファイルばかりで、こちらの思惑とは異なります。そこで「カラークリアファイル100枚」と、大量数量を明示して検索してみると、…ありました!(危うく、あきらめるところでした。検索の仕方がまずかったのですね。より詳しい条件を提示すれば、該当商品が見つかるなんて…勉強になりました)100枚単位だと、同一色100枚ではなく、5色
現在は、バリアフリーという、行動の多様性が広がり、たとえ身体的な障害があっても、車イスで移動できるように、そこここに、スロープが設けられ、更に、エレベーター・エスカレーター駅には転落防止のホームドア設置と、対応策が進んでいます。ところが、お城の中だけは昔のまま、です。だからこそ、今も名所旧跡であり続けるのでしょうが…ですから私たちにとって、全国各地の遺跡を巡るということは、同時に、お互いの身体能力確認をする、ということでもあるのです。そんな視点で、天守
現場のヤル気のある移植医たちのヤル気を、「公平・公正」という正義の御旗で、叩き潰すのならば、日本唯一の臓器移植あっ旋組織として、諸外国の発展要因を取り入れて奔走する、矜持くらい持ってしかるべきでしょう。ところがそんな変革にも乗り出さないで等閑視しているうちに…臓器移植法が、日本よりも3年遅い2000年に、制定された韓国では、着々と、臓器移植数が伸びていき、今や人口百万人あたりで、日本の10倍もの臓器移植ドナーが、出現するまでになりました。どこが日本と
〈内田医師の研究動機、続き〉「ただし、免疫抑制剤は、生涯にわたって、飲み続けなければなりません。この免疫抑制剤は、拒絶反応を抑制する一方で、体のメンテナンスに必要な、免疫反応まで抑え込んでしまい、結果として、感染症や糖尿病、腎臓病やガンなど、さまざまな合併症が起き、それが原因で亡くなる方も、いらっしゃいます。今や、移植医療は、移植した臓器がうまく定着するかどうか、だけではなく、免疫抑制剤の副作用を抑えて、長期予後を考える時代になりました」…こう語る内田医
内田浩一郎医師は、2004年に、順天堂大学医学部を卒業した、若き移植医で、北海道大学→マイアミ大学を経て、2015年から、免疫寛容の基礎研究を開始し、2019年に、『免疫研究プロジェクト』を、立ち上げました。〈免疫研究プロジェクト〉順天堂大学免疫治療研究センター長の奥村康教授と、副センター長の内田浩一郎医師が、2019年に立ち上げた臨床研究。この研究・治験では、肝臓移植後に、誘導型抑制性T細胞(JBー101)を、患者に投与することで、移植後の免疫抑制剤を、
松山観光後、自宅に戻った私が、次なるNPO活動として考え付いたのが、「大学祭の当日に、ドナー登録のチラシを配れないだろうか」ということでした。なぜ、大学祭かと言えば、大学祭なら、いつもは部外者お断りの大学も、門戸を開放してくれるだろうし、大学生もその日は集結するはず。なにより、大学生という、普段の生活でなかなか出会うことのない、若い世代にアピールできるのではないかと、考えたからです。最初は、大学の敷地内で配らせてもらえないかなあなどと、安易に考えていたの
オリジナルのシールくらいは、景品に貼って、我々NPOの名前(臓器移植ドナー登録推進協議会)を、世の中に広めたいんだけど、オリジナルシールなんて無理かなあ。いやいや、検索次第できっと、もっと安くオリジナルシールを、作成してくれるシール会社が、見つかるはず。カラークリアファイルだって、『100枚』という枚数を、検索に加えたら、こちらがイメージしている製品があったのだからと、こちらの方も注文枚数を多くして、アレコレ検索していたら…ありました!500枚を最小単
「先日、免疫抑制剤を飲んでいない、免疫寛容の患者さんと、お話しました。その免疫寛容の患者さんは、他の移植患者さんと異なり、マスクも薬の処方も、何も必要ありませんでした。薬を飲まずに済む、ということが、患者さんにとって、どれほど生活の質を上げるものなのか…これは、医師としての実感です」「我々若い世代の移植医よりも、移植医療を実現させてきた、先生方のほうが、この『免疫寛容』に関しては、チャレンジ精神が旺盛で、夢を叶えたいという思いが強いと感じます。そんな先生方
現状では、臓器移植を受けた場合、免疫拒絶反応を抑えるために、生涯にわたり、免疫抑制剤を服用する必要があります。ですが、長期間服用においては、副作用として、悪性腫瘍・感染症・腎臓病・高血圧・糖尿病などの合併症を、起こす危険性があります。新しく研究・開発が進められている、『免疫寛容を誘導する治療法』とは?↓患者(レシピエント)血液から取り出した、T細胞を含む抹消血リンパ球と、ドナーから取り出した血液細胞を、混合し培養することで、ドナー抗原に対する、
優遇措置があるとはいえ、この道路使用許可申請は、申請書を提出してから3~4日後に、使用許可証を受け取りに行くという、2回の顔出しが必要で、厄介といえば厄介です。電子申請もあるとのことなので、「電子申請だと出向かずに申請でき、使用許可証が、画面に出てくるのでしょうか」と、尋ねたところ、「電子申請は一か所でも訂正箇所や記入漏れがあると、やり直しが必要ですから、確実に最短で受け取るには、直接、警察署に行った方がいいですよ」という返答。なるほど…ということで、3日後
それに…平均生着期間が延びたといっても、それはあくまで、平均ですから、移植後40年もの驚異的な期間、機能している移植腎臓もあれば、10年にも満たずに、ダメになってしまう移植腎臓もあります。どれだけの間働いてくれるのか…なんて、神のみぞ知る、の世界です。さて、今から9年前に、夫は、生体腎移植手術を、受けられることになった訳ですが、その際に私がドナーとして願ったことは、「私の提供した右の腎臓が、夫の生存中、ずっと機能していてほしい」ということでした。(これはドナ
~免疫抑制剤が要らない移植医療こそ医療者の悲願~(まずは、内田医師から…)「国内では、治験を通じて、2026年度中に、JB-101(誘導型抑制性T細胞)の、再生医療等製品としての、薬事承認を受けることを、目標としています。承認されれば、全ての医療施設へ届けることが、可能となります。また、この治験や将来の薬事承認は、海外への地域拡大にも、大きく寄与します。現在、順天堂大学では海外、特に、米国カリフォルニア大学デービス校と、共同研究を進めており、米国では、
【薬害性腎障害】(昨日の続き)一年目以降の拒絶反応は、境界型潜在性の拒絶反応まで含めても、20%以下であるが、一方、カルシニューリン阻害薬による腎障害は、年々増加し、三年目以降になると50%を越え、十年目でほぼ100%、カルシニューリン阻害薬による腎障害を示すという。カルシニューリン阻害薬による腎障害は、「尿細管細胞の空胞変性」「尿細管間質の縞状の腺維化」「輪入細動脈の硝子化」などを特徴とするが、その腎障害は、薬剤量を軽度~中等度減量しても、回復されないと
「一つ目の、順天堂発、日本発の研究シーズであることについて」「CD86という分子を発見し、その抗体を使って誘導された、特殊な細胞には、選択的な免疫抑制効果があるという、新しい免疫作用メカニズムへの評価です。通常、免疫抑制剤は、拒絶反応以外のいろいろな免疫反応を、止めてしまうのですが、この細胞は、拒絶反応だけ抑えて、それ以外の感染症やガン、腎障害への免疫を、保ってくれます。選択的な免疫制御を、世界で初めて、進めることができる細胞と言えます」「二つ目の、画期
こんな流れで、「大学祭の日にチラシを配ってはどうか」という、私のアイデアは、3大学前の道路使用許可証を、手に入れたことで、大きく前進しました。次は、配布する時の恰好…若作りのためにも、お揃いのキャップをかぶるのはどうかな?それから、首から身分証を掛けるのもいいかも?という発想で、青いキャップと、ヒモで吊り下げる、(近頃よく見かけるようになった)名刺ホルダーを購入しました。あとは、肝心の配布用のチラシを、大量に印刷しなければなりません。ですが、大量印刷
それから昨年は、「正義ってなんだろう?」と、自問せざるを得ないことばかりが、起きました。ロシアとウクライナのエンドレスの戦い。イスラエルとハマス側勢力の戦い。それらが、国際法上禁止されている、一般人をも巻き込み、泥沼状態化しているのに、それぞれがそれぞれの「正義」を主張し、相手を征圧することしか考えていない。その上、独裁国家であればあるほど、弱小国に利権をちらつかせて、自分たちに異を唱えないように、うまく懐柔して傘下に置くという、「不義」を、堂々と拡張して
事務局員に、ダメと言われなかったからと、少し勇気をもらった私たちは、正面道路で、行き交う人々に、チラシを配り始めました。すると、例の実行委員長くんが、すっ飛んで来て、「困ります!ここではやらないで下さい」と再度のダメ出し。「事務局には通してあります。ご迷惑にならないようにしますので」と言って、不満顔の委員長くんに頼み込みます。人の流れは、初回の大学と比べても、格段に多く、チラシ配りには、絶好のチャンス。正面玄関のホールに出入りする人たちに、チラ
テレビのスイッチを切った後に、思い浮かんできたのは、藤堂(とうどう)医師でした。前章の「移植医療の近未来」で取り上げた藤堂先生は、アメリカ在住のわずか17年間で、肝移植手術を千例、更に、実施数がとても少ない小腸移植手術でも、百例手がけたと言われています。その移植手術数自体も、驚くべき数字なのですが、私が最も驚いたのは、藤堂医師が、移植を広く行き渡らせるために、数百名の後進移植医たちを育成しつつ、400ものドナー臓器を、自ら調達していたという実績です。