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死に直面し苦悩するしかなかった、重症患者の命が、移植医療によって救われるどころか、(現在の夫がそうであるように)普通に仕事をこなし、好きなものを、いつでもどこでも、食べたり飲んだりできるようになる。…そんな起死回生の現実があるのに、その道すら示されずに亡くなっていく重症患者の、なんと多いことか…。また仮に、「移植手術を受ければ、元気になれる」という情報を、得ていたとしても、「ドナーになってくれるような家族がいないから」と、移植を諦めてしまっている重症患者の、
(新聞記事続き)移植医療は、手厚いスタッフの配置や、休日・夜間を含めた手術室の稼働で、コストがかかる。東大病院の試算では、患者の入院が長引くと肺移植で、一件当たり400万円近い赤字になることもあるという。そうした中で、心臓移植を行う施設として、新たに愛媛大が昨年参入し、東京科学大や岡山大も、来年以降の実施に向けて、準備を進めている。こうした施設では、移植の高度な知識と豊富な経験を有する、医師や看護師などの確保や、人工心肺などの機材が配置された、手術室の整
でもなあ。こんな移植事情を知っている人なんて、ごくごく少数だろうし、自分の身内に、切羽詰まった重症患者でもいなければ、所詮は、他人事なんだろうなあ。…それはまさに、昔の私たちに、ドンピシャで当てはまった事でしたから、とてもよく分かります。夫が、末期の肝硬変による、腹水まみれ状態で入院していた、2013年秋~2014年春には、肝臓の専門医ですら、『肝移植によって劇的に回復する』という道筋を示す発想が無かったので、肝硬変末期の症状が、次々と出現している夫に対
更に、万波先生たちが、『臨床医の良心から、修復腎移植を行ってきた』ことを示す調査結果が、出て来ました。どういう調査結果だったかというと…病気腎移植(正しくは修復腎移植)を受けた患者には、一般的な生体腎移植を受けた患者よりも、複雑な背景があることが、病理記録の分析で明らかになったのです。この分析を行い、修復腎移植を「第3の移植方法」だと、当初から評価していた人物が、病理学医の難波紘二広島大学名誉教授でした。難波教授は、修復腎移植の成功の困難さを、以下