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私たちの動物病院には、肝炎と胆管炎で他の動物病院に通っていたもふもふちゃんが、来院しています。それは、肝炎・胆管炎の一般的な治療はステロイド剤だからです。高齢のワンコさまは「一生、ステロイド剤を飲み続けてください」と他院で言われて転院されました。今日、ご紹介するのは、ミニチュアシュナウザーの5歳の男の子です。食欲はあるけれど、よく吐くということで来院。以下の血液検査を行いました。2024.11.05GOT40U/LGPT341U/LALP395U/L
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が6年以上寛解しているいちごちゃん私たちの動物病院では、「がんは慢性炎症」のひとつでそれを改善しないと、寛解しないと考えています。サプリメントは、その子の血液検査をして、サプリメントをご提案させていただいています。そのなかのひとつに、「フルボ酸」があります。●フルボ酸とは?フルボ酸は天然植物由来の有機酸です。植物が枯れると、土の中に住む微生物によってこの植物が分解され、様々な『有機物』になります。・アミノ酸・ミネラル成分が含まれます。●
↑命のスープ私は、長年にわたり臨床獣医師として、多くのイヌやネコ、いわゆる「もふもふちゃん」たちと向き合ってきました。現在は、とくにがんの治療に力を入れています。がんを「治す」「寛解に導く」ために、さまざまな治療法がありますが、私がまずお伝えしたいのは――食事を見直すことの大切さです。結論からお話しすると、食事療法は、できるだけ幼い頃から取り入れてほしいと考えています。そんな中、飼い主さんから次のようなご質問をいただきました。命のスープやフルボ酸ですが、若くて健康
葛(クズ)は、日本で親しまれてきた和製ハーブです。食事療法をしているもふもふちゃんに、頼れるアイテムです。【葛の効果】・血行促進作用のある葛根は葛の周皮を除いた根のことで、発汗、解熱、鎮痙剤として使われる生薬です。血行促進や発汗作用があり、風邪や発熱などの症状を和らげるといわれています。葛湯は病人の滋養強壮として古くから用いられてきました。【葛の主要な成分」大豆の成分としても有名なダイジンダイゼインは、イソフラボンです。イソフランはポリフェノールの一種で、
熊本県菊池市で住宅と犬舎が全焼し、飼育されていた約100匹の犬が死亡する痛ましい火事が発生しました。11月20日午後2時20分ごろ、「建物が燃えている」と通報があり、消防が出動しましたが、火は山林に燃え移り、防災ヘリも要請されました。火は約4時間後に鎮火しましたが、木原哲也さんの住宅1棟と犬舎2棟が焼失。けが人はいないものの、繁殖業を営む木原さんが飼育していたプードルやハスキーなど約100匹が犠牲となりました。警察が原因を調べています。ブリーダーの現場での防災対策について考えましょう
↑眼窩鼻腔内リンパ腫が6年以上、寛解中のいちごちゃん私たちは、毎日、もふもふちゃんのがん治療をしています。寛解する子もいるようになりました。しかし、体をずっとがんに負けないようにしてもらうといいのですが、なかなか難しいですね。そうなると、再発や原発でがんができる子がいます。そうならないように私たちは免疫力のチェックをしています。●免疫力のチェックとは?どのくらい免疫力があるかは、外からチェックすることができません。しかし、ある程度は白血球の数を調べれば、ある程度推測
カプロモレリンは、「お腹がすいたよ」という体のスイッチをやさしく押してあげるお薬です。なぜ、食べないといけないか?食欲がないと、体の筋肉を分解して栄養に回します。そうなると、タンパク質を制限をしていても筋肉を分解することで、タンパク質がたくさん体の中に出るのです。なんのために、フードで腎臓食を食べているのかわからなくなります。たとえ、腎臓病でも食欲があることは大切なのです。商品名はエルーラです。その仕組みを詳しく説明します。①「空腹ホルモン(グレリン)」のまねをする薬