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教員になって25歳のころにやっと僧侶の資格を取得する覚悟ができた。大学紛争やストライキ,大学閉鎖など騒がしい時代だった。紛争にも参加していて,我が宗派を批判的に見ていた。教団批判をしていた。そのこともあり宗派教師資格を取ることを延期していた。ところが臨時措置で3日間だけで後期の教師資格取得の研修が組まれた。早速応募した。5月のGW中だったので教員として働いていたが受講できた。研修中に阿弥陀堂の清掃作業を終えて研修に向かう私に,阿弥陀堂の階段付近で一人のお婆さんが私の顔を
有縁のみなさまへ枇杷島同朋の会第168回法話会のご案内~真宗仏事の回復とは~寒暖の差が極端な春となりました。皆さん体調を崩されていないでしょうか。今年は「浄土宗開山850年」の年とされています。親鸞聖人が「よきひと」と仰いだ法然上人が浄土宗を開いて850年、昨年に引き続き、節目となる年になります。親鸞聖人は「ただ念仏して弥陀にたすけられまいらすべし」と法然上人から教えを聞き、そのことを大事にされました。私たちにとっては、まずは「お念仏」の教えを聞くということが大事とな
午後,住職さんと総代さんが眞養寺に来られました。第二次ベビーブームの世代以降が寺とご縁を結ぶことができない。このままでは「寺離れ」が進む。また「仏壇じまい」も「墓じまい」も加速している。このままでは寺の行く末が心配であるとのこと。お手次寺と門徒がご縁を結ぶにはどうすれば考えられていろいろと話し合いました。墓を創らない人も増え,仏壇を持たない人も増えている。骨をどこに納骨したらいいのかわからなくなっています。葬儀後,墓に納骨して葬儀が完了しまます。今は納骨する場がありま
お好み焼きの粉は、どれもさほど変わりはないと思っていました。今夜までは。夜、久しぶりに家族でお好み焼きパーティを開催しました。粉と卵と水、そして、極々細かく刻んだキャベツを入れて混ぜ合わせ、豚肉をのせて両面をこんがりするまで焼き、完成。各自がお好みソース、マヨネーズ、かつお粉、青のり、紅生姜をかけていただきました。一口食べると、表面はカリっと、中はふんわりとした食感。皆口々に「美味しい!」「ふわふわ!」「生地が美味しい!」と感嘆の声をあげながら食べました。粉の
住職になったばかりのころ,ご門徒さんお家にお伺いして年忌法要や祥月命日を勤めたあと,みなで米の実り具合や畑の野菜の話,耕運機になる前は牛の話。孫の話は皆が喜んで盛り上がった。これが仏様の教えか聞法かと思った。「そうか,まんだ,あそこは孫ができやんか。ええご縁があればいいのになあ」と言う。「孫できてたら,爺婆のお金を目当てにやってくるんや」「家に来て30分は可愛い,可愛いと思うが,2日も3日もおってもらうと疲れてくる。もう早よ帰ってくれ」「言うたらあかんで,来なくなる。」
#EarthDay【またまた寄り道でーす🍀】週1のプラセンタ注射(更年期の治療)の帰り道にまたまた寄り道してみました🍀桜が散りかけていましたが行ってみたら良い感じのお寺さん🍀✨「明超寺」というつくば市谷田部のお寺さんで境内には防空壕の跡が記念碑で残っていました!調べて見たところ聖徳太子像と八方睨みの龍など寺宝があるそうです✨✨ご本尊の阿弥陀如来立像は京都の東本願寺からいただいたものだそうです!また次回ゆっくり見に行きたいと思います😊🍀✨#つくば市
35日(五七日)の法要を勤めた。夫を亡くし3人の兄弟に優しく見守られながら,35日までたどり着きました。母親を思う三人の気持ちが今日もまた本堂で話されました。(阿弥陀経の読経)(正信偈を唱和するご家族)住職は「女性は35日が忌明けである。とするのは女性蔑視であり迷信である。」と話しました。なぜ女性だけが49日(七七日)で仏にならず35日で仏になるのか。「女は業が深いからだ」と言われてきました。「業が深い」とは,人間が自然界の秩序が崩れたり、災いや不幸が起こったり
4月の雨。瑞穂市の真宗大谷派光行寺さんの永代経が勤まり、いつもエレクトーンの伴奏をさせていただいてる合唱団のミニコンサートが永代経の最後にあり、伴奏させていただきました。去年まで、マスクでの歌でしたが、今年はマスクなし!本堂も沢山のお参りの方でにぎやかでした。今回難しい曲に挑戦された合唱団の皆さん、この曲伴奏も結構ハード💦。。。でしたが、皆さん人数が少なかったにもかかわらず、堂々と歌い上げられて、その迫力に、演奏しながら感動しました。指導されてる圭子先生のご指導の賜物だなぁーと思いました。終
住職は後期高齢者になった。健康年齢75歳の壁は高い。体調が変化する。3月末の肺炎の罹患には驚いた。投薬はされているが帰らぬ日常,萎える気持ちや意欲。やる気かな。誰もが通過する儀式かなと思いながら,ご門徒や有縁の方の日常を心配する心の余裕があった。ほぼ回復したが,今回の肺炎の罹患は身につまされる75歳の壁だった。ところが午後に4歳先輩の会社を経営され本堂改修でもご尽力をいただいたご夫婦が住職のお見舞いに寺に来られた。「大丈夫ですか?」「入院しなくていいのですか?」と言
「筍、取りに来て」夕方一本の電話。声の主は住職の教え子のお母さんでした。毎年、春になると掘りたての筍をたくさんいただきます。もう30年になります。秋には新米も送ってくださいます。住職と坊守がご自宅まで筍をいただきに伺い、大きなケースいっぱいの筍をいただいて帰ってきました。すぐに皮をむき、ハソリで米ぬかを入れて茹でました。皮むきは、毎年、子どもたちも手伝います。自然の恵みを、美味しくいただくだけでなく、どんな方からいただいたのか、そして、食卓に一品としてあがるまでには
さて,最後に「自分じまい」です。日本人は死者を49日で仏様にして,33年かけてカミ様にするという,世界的に類をみない死生観を持った民族です。七七日の法要も仏になる道筋を和讃で詠います。この死生観が崩れてきている。原因は定かではない。我が宗派でも33回忌まで勤めるが37回忌はない。49日まで勤めて仏になることも,33回忌まで勤めてカミになることも,忘れさり,人を送り,自分も逝くというつながりであるご縁が疎遠になっている。古来から死生観が壊れかけている。「自分じまい
昨日は「仏壇じまい」でした。最近ご依頼の多い「墓じまい」についても触れておきます。そもそも「墓」って何ですか。考えてみましょう。墓じまいを希望される方は「墓を見る人がいない。花の替えが大変である」「無縁になるから」と言われます。どこに住むかわからない子孫に墓は残せない。自分の代で解決したい。お墓は「お骨」のあるところです。「お骨」は墓に納骨するものと宗派の本山に納骨するもののふたつが葬儀後用意されます。葬式そして灰葬後還骨を経てお骨を墓に納骨される方が少なくなりました
真宗大谷派(東本願寺)の寺院建立広瀬兵庫助から直伝の兵庫助の事績「広瀬一族史料」は、後継の広瀬家一族への「おき手紙」です。広瀬兵庫助の苦難と活躍のリアルな一生が記されています。兵庫助本人しか知らない生の記録です。この広瀬兵庫助の事績の解明には約40年の年月を費やしました。広瀬兵庫助の子孫は数多くの真宗大谷派(東本願寺)所属の寺院を建立・開基しています。これらの寺院は広瀬兵庫助とその一族の事績を克明に記録し伝承を続けてきました。これが「広瀬一族史料」です。「広
最近,仏壇じまい(他宗派では閉眼供養)を寺に依頼される方がありました。理由は父母が他界し,仏壇を見る人がいない。自分たちの家には仏間がない。亡くなった両親を仏壇に置き,手を合わせて念仏を言う場所がない。昔の家とは違う。ハウスメーカーは注文すれば仏間を創るがほとんど基本プランには仏間はない。どこにでも仏壇はおけるのだが。確か最近までは家は「田の字型」の部屋割り,仏間の位置は決まっていた。どこが家の中心で,どこで手を合わせればよいかがわかっていた。日々の喜びや悲しみをそ
能登半島地震で被災した知人の住職は,今の私たちの置かれている我が宗派の課題を被災と言う極限状況で指摘している。我が宗派の抱える問題点が浮き彫りになっている。能登は「真宗王国」で「真宗門徒の生活」が門徒と寺院の密接なかかわりと相互扶助によって成り立ってきた。「能登はやさしや土までも」が壊れかけている。復興を目指しても本格的な和風の伽藍は再建不可,本堂の修復は不可能,門徒もみな被災している。用材が調達できない。人的資源として堂宮大工が不足している。寺院が過密状態であり大
法名釋精貢四七日法要を本堂にて勤めました。(四七日法要)3人の兄弟がいつも夫を亡くした母親とともに参詣されます。参詣される母親と3人兄弟は正信偈の唱和に熱心に取り組まれます。四七日の法話として,「仏に出遭うということは故人の生き方に出遭うことです。故人の思いに出遭うことです。これが仏を思うこと。つまり,仏を念じること。これを念仏と言います」「念仏に出遭われたと思ってください。ここから正信偈を唱和し念仏を深めていきましょう」(三七日法要正信偈唱和)
犬山城下町(稲置街道)を進みます。本町通りから右に曲がると寺内通り。個人住宅のようですが、犬山市都市景観賞(1998)を受賞した邸宅です。寺内町(じないちょう)は、寺院を集めた地域です。城下町の東はずれの出口付近に寺院を集めて建てられた地域で、町名もそれに由来します。寺院が城防衛上の要所と位置付けられていたようです。真宗大谷派のお寺「浄誓寺」。草創は美濃の左京太夫源頼重です。蓮如の弟子となり、乗阿と号した。美濃池田で心光坊を建立、天文年間(1532~5
昨日に続き,高校・大学時代の先輩の寺での布教。今日も参詣者で満堂になるほどの大盛況。布教者冥利に尽きます。ご縁をいただきましたことに心より感謝申し上げます。参詣者の皆様のご参詣の仏心である「念仏申さんと思い立つ発心」に話が届くことができるのか不安でたまらない。でも聞かれる方は,一人暮らしの方もいれば,ご夫婦2人暮らし孫と暮らす方もいる。一人ひとりの幸不幸も様々に織りなす絵模様である。一人の僧侶がこの課題にはこたえられない。そこで「永代経とは何か」「能登半島地震から学ぶこ
住職の高校・大学の先輩・高校教員の同僚で語学の研究者で活躍をされている友人の寺で布教です。住職は先輩教えていただくことが多く,年2回、春と秋の永代経のお勤めの後の布教(2日間)を楽しみしていますご門徒の方が寺を思う気持ちが強く,聞き漏らすまいと熱心に聞かれます。その視線と聞く姿勢に住職はいつも襟を正して布教に向き合っています。初日も約40名の参詣者があり本堂内は満堂になりました。天気も良く外での作業に出かけ参詣者は少ないと思われましたが大盛況でした。声をかけてくれる参加者も
能登半島地震チャリティ公演笑顔と安心の旅をプロデュース森本です。能登半島地震チャリティ公演北前船の寄港地応援企画。会場はお寺のホール「真宗大谷派札幌別院」で開催しました。チャリティイベント、チャリティコンサートもボランティア。復興までには長い年月が必要になるでしょうけどできることをできるタイミングで1度だけに留まらず心を寄せて参りたいと思います。人、街が、元気に活気のある能登に向かって力を寄せ合うことができます様心から祈る1日でした。ご協力頂きました皆
書院からは、先々代の住職が手掛けた中庭がよく見えます。今はちょうど、樹齢100年くらいのドウダンツツジの花が見頃で、白い小さな釣鐘型の花が、数え切れないほど咲いています。また、6月~7月の開花に向けて、モッコクの新芽も出てきました。書院から中庭を眺めた風景。鈴なりのドウダンツツジの花。モッコクの新芽。花が咲くと、甘い香りが風に乗って、庫裏の玄関の辺りまで漂ってきます。境内や中庭では、華やかな梅やツツジ、サツキの花が目を引きますが、よく見ると、至る所に色々な種類の
人生の決断はほとんど二者択一の選択の連続である。究極的には「ToBeOrnotToBeThatIsQuestion」大きく言えば「生きるか死ぬかそれが問題である」となる。春はその選択結果の頂点である。入学,進学,入社,結婚すべて選択は自分の判断である。学校選び,大学選び,会社を選ぶ,伴侶を選ぶ,すべて個人に選択によるものである。誰の所為でもない。人を自分を,そして周りを怨むな。仏様はこの選択に喜びと後悔がつきまとうこと知っていた。「喜びと後悔を引き受ける
昨日、今日と、三重県内の多くの小、中、高等学校では入学式が執り行われました。朝は強風を伴う雨が降っていましたが、次第に小降りとなり、式が始まる時間帯には雨は止み、晴れ間が広がってきました。二男の通う小学校でも今日が入学式でした。在校生は6年生のみ参加で、春休みに練習していたお祝いの言葉や歌で新入生を歓迎しました。長男や二男が入学した頃はまだコロナ禍前で、新入生は体育館の舞台に用意された椅子に座り、保護者や教職員、在校生(2~6年)、来賓など、大勢の人たちに見守られて式に
19時から本堂で、有縁の方よりご縁をいただいた方(法名釋精貢)の三七日法要を勤め、親族が参詣されました。法名を置き、住職が読経しました。正信偈を唱和する様子。今日は故人の三男のご家族も参詣されました。一緒にお参りをしたお孫さんは今日は入学式だったそうで、三七日の法要でお爺ちゃんに報告することができました。阿弥陀経でお一人ずつ焼香をする際は、父親がその子に付き添い、焼香の作法などを教える姿がありました。また、読経中の座り方など、お子様にしっかりと伝えようとする母親
4月3日、台湾で東部沖を震源とするマグニチュード7.7の強い地震が発生し、震源に近い東部の花蓮県では震度6強を記録しました。百キロ離れ台湾中枢部の台北市,新北市でも大きな揺れが襲いました。これまでに13人の死亡が確認され、落石や土砂崩れが起きた太魯閣渓谷周辺では、今日も連絡が取れない人の捜索が懸命に続けられました。元日に発災した能登半島地震のこともあり、とても他人事とは思えません。少しでも早く救助が行われ、一人でも多くの命が助かることを願うばかりです。そのような状
石川県白山市の「浄願寺」浄願寺御朱印お電話したら夕方なら大丈夫ということでしたので猫御朱印をお書きいただきました。直書きしていただけるお部屋に案内していただくと住職さんが描いた猫作品がありましたが、住職さん曰くいたずらなんだとか(笑)本堂山門位置情報石川県白山市美川南町170
私の思いと現実とのギャップそれを「苦」というのです―真宗大谷派東本願寺―
ご縁をいただいた皆様に報恩講前にお配りしているものに真宗教団連合の法語カレンダーがあります。寺院にとっては教えを広めるための教化活動の大きな柱となっています。今年の法語カレンダーのテーマは、昨年に続き「宗祖親鸞聖人に遇う」です。親鸞聖人の教えにふれた先達の言葉を通し、浄土真宗の教えと立教開宗の喜びに出遇っていただきたいとの願いが込められています。今月の言葉です。「まことに浄土真宗とは聞法がいのちであった」近田昭夫(1931~2018)『仏さまはどこにおられますか
私たちはつながりとご縁の中で生きてきました。血縁(血のつながり)地縁(土地のつながり)社縁(会社の縁)、学縁(学校の縁)など、様々な繋がりがありました。しかし、高度経済成長と核家族化と少子高齢化の影響で、身寄りのない、一人暮らしの高齢者が年々増加し、さらに新型コロナの影響により人と人との繋がりが分断されました。無縁社会が加速度的に進みました。経済成長を支えた同居老人たちは物価高の影響による家計の圧迫を強いられ、例え血縁者であっても葬儀等費用捻出の負担の重さから、遺体の受
今年の桜の開花予想は天候の不安定さから順延が続き,開花は何日も遅れ3月23日に高知から始まりました。先週から今週にかて温かい雨に誘われて西日本と東日本で開花ラッシュとなりました。我が町の桜も、例年に比べて少し遅いですが、徐々に開花しています。桜舞う入学式が実現しそうです。桜といえば入学式。4月4日は、名古屋市を除く、ほぼすべての公立小学校で入学式が行われました。三重県内では、週明けの4月8日や9日に入学式を行う学校がほとんどで、長男の通う中学校でも8日が入学式です。