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筑波嶺の峰より落つるみなの川恋ぞ積もりて淵となりぬる(陽成院)(現代語訳)(角川ソフィア文庫:谷知子編:百人一首より)筑波山の峰から流れ落ちる水無川の水が積もり積もって深い淵となるように、あなたを恋いそめた心が積もり積もって深い淵となったようです。(感想)みなの川を水無の川とするみたい。筑波山のような高嶺の頂上から水は落ちて来なかった。しかし恋をして積もり積もって水が深い淵となったと訳してみる。始めは高嶺な存在で可能性は薄かった。しかし恋心が積もって無く
枕草子上(ちくま学芸文庫コ10-13)Amazon(アマゾン)枕草子下(ちくま学芸文庫コ10-14)Amazon(アマゾン)「春は揚げ物~」がきっかけで読んだ「春はあけぼの」(笑)いろんな現代語訳本が出ている中から、精査に精査を重ねてこの島内裕子訳のちくま学芸文庫版を選んだ。古典というと教科書的な現代語訳がおきまりで、その言葉や時代背景の説明も注釈の形で説明されているものが多い。しかしこの島内本は、各段が原文・訳・評の三つで構成
天つ風雲の通ひ路吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ(僧正遍照)BreezeofHeaven,blowclosedthepathwaythroughthecloudstokeepalittlelongertheseheavenlydancersfromreturninghome.(自分なりの和訳)天国からのそよ風。吹いて戻る家からこれら天国の踊り子を少しでも長く雲を通り抜ける道を閉じて。(現代語訳)空を吹く風よ、雲の
散らかった紙を整理していたら亡くなった人の書きつけや書きなぐった落書きなんかが出てくると当時のことを思い出す。今も昔も変わらぬ感情ですよ。
アッ、さ~て・・・今日は遅くなりましたね~っ、私目の所属するコーラスの練習に言ってましたもので・・・。それでは~「タイトル」~1)昭和は愛(かな)し「昭和万葉集」秀歌鑑賞(小野沢実)講談社2)写真図説・昭和万葉集・第3巻(昭和20年9月分~30年)講談社3)NHK和歌入門・歌を創るこころ(岡井隆)NHK出版4)コメ消滅(三橋貴明)経営科学出版・自民党と財務省が日本国民を飢えさせる5)復刻版現代語訳・我が日本学(中山忠直)ダイレクト出版6)日本二千六百年史・新書版(大川周明著)毎日ワンズ
【古事記神話】本文(~その90国譲り編6)天若日子の神話が続きます。(もう2~3回続くと思います)誰もが知る有名なシーンですが、原文から読むことに意義があると思っています。~*~*~*~*~*~*~*~*~*~◎過去記事一覧『【古事記神話】過去記事一覧』(古事記編纂者の太安万侶を祀る小杜神社)■序文1.2.3.4.天武天皇前編5.天武天皇中編6.天武天皇後編7.稗田阿禮への勅語8.元明天皇前編9.元明天皇後編…ameblo.jp~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
百一歳。終着駅のその先へAmazon(アマゾン)読み終わりましたので売りました。帯に「これはこれで悪くない」と佐藤氏の言葉があります。映画にもある通り本人は家で何もしていない近所への散歩すら行かないそうです。ブルーレイ「九十歳。何がめでたい」映画草笛光子生誕90周年Amazon(アマゾン)それはそれでいいと思います。古事記(岩波文庫黄1-1)Amazon(アマゾン)こちらは現代語訳がないの
書道を始めて、毎日、お経も書いています。般若心経は短かく数十分で書けるので、日に2・3回も書くことが有ります。ネットに現代語訳や解説なども有るので、多少意味を考えながら写経しています。私は特に仏教徒でもないので、書き終えたものは丸めてゴミ箱に捨てています。なぜなら、般若心経が真理として最重要視しているのは空で、煎じ詰めれば「大丈夫だー」で決まりと云う事です。罰当たりも何も考えず、「南無阿弥陀仏」でも、「大丈夫だー」でも、それさえも忘れ、心を軽くして生きれば良いと云う事です。
何やるべきか何が必要か分からなくなってるので書き出す勉強そのものについて復習が追いついてないような気がする。ただ解いて終わりになってる→これじゃ現役時代となんら変わらん。ひとつひとつの演習にもっとじっくり向き合う。毎日これをやる、ここまで出来るようになるって計画立てれてなくてただ闇雲に過去問解いてるだけになってるしどんな目的で解くとかも曖昧。英数は過去問やるべきだけど、それよりも古文漢文を優先してやらないといけないのに出来てない。数学も復習がいい加減。前やってたみたいに、どうしたら解
地元の曹洞宗の寺院・この寺を新しく墓所と定めた。筆者は駄文ばかり数多く書いてきたが、御先祖様や倅は傑物。最早、何をか況やだ。筆者は高所は平気・・工場の煙突の足場さえ塗り替えられた。最長老の従兄は、ゼロ戦乗りで激戦を戦い抜き、生き抜いた一人だ。筆者の背後霊の統率者と信じている。今日もキチガイ天気で熱い1日と成りそうだ。習い覚えた「延命十句観音経」でも挙げてこよう。白隠禅師の「延命十句観音経霊験記」という書物に十七世紀、霊元天皇が霊空という僧侶に霊験あ
ごきげんいかがですか金曜日は森田思軒訳「探偵ユーベル」の現代語訳をご一緒にパリから帰って9月末になって彼(ユーベル)は、ゼルシーに帰ってきた。その翌日彼はハエスを傍らに呼んで小声で伝えた。「今回はできなかったが、近いうちにまた、暗殺を試みようと思っているんだ。今回ももし私が数日はやくパリに着いていたら、すぐに暗殺を試みるところだったんだ。ナポレオンが乗っている汽車を狙って、鉄橋を爆破つもりだったんだ。」ハエスはうなずきながら、つばを飲み込んだ。「準備はできているんだ
徒然なるままにひぐらし硯に向かっているとたまには旅行したくkなりますよね兼好さんも健康のためにも。TikTok-MakeYourDaywww.tiktok.com
これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関(蝉丸)Sothisisplace!Crowds,cominggoingmeetingparting,thoseknown,unknown--theGateofMeetingHill.(自分なりの和訳)そう、この場所!大衆が来たり帰ったり会ったり離れたりそれらの人々は知ってるのか知らないのかこの場所が逢坂の関であると(現代語訳)これだよ、これ。これがあの、旅立つ
君が代の歌詞を書いたのは、古事記に出てくる神様で、確か木花咲耶姫だったような記憶があります。何かの本で読んだ記憶があるのですが、思い出せません。そういう訳ですから、君が代を歌わない事は神様を否定している事になります。人間の傲慢さが現れています。神を知る事は謙虚さを学び、自分はまだ神には到底及ばない、努力しなければいけないと思うようになる為。自分が神だと思う様になれば、必ず天罰が下り、神の存在を思い知ることになるのです。以前、ブログで正しい現代語訳を書いていますが、1番だけしか訳して
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リアルタイムなので徒然草の第二段現代語訳聖なる古き良き時代の【政治の方針】を忘れてしまって、一般市民が困って嘆いていることや、国に内乱が起こりそうなことも知らないで、何もかも究極に豪華なものを用意して、自分のことを偉いと勘違いし「ここは狭くて窮屈だ」というような態度をしている人を見ると、気分が悪くなるし、自分のことしか考えていない厭な野郎だと思う「作業着やヘルメット、シャベルカーからダンプカーまで、すべて間に合わせで済ませよ、新品や最新機種を欲しがってはいけません」と、死んだ右大臣の遺
花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに(小野小町)IhavelovedinvainandnowmybeautyfadeslikethesecherryblossomspalinginthelongrainsofspringthatIgazeuponalone.(自分なりの和訳)私はむなしく愛してるそして今、私の色褪せた美を春の長雨で散っているこれらの桜のように私はひとりでじっと眺める。
夏休みになると、保護者の方や子どもたちから「読書感想文書かないといけないんですけど何かありますか?」という、質問をされます。子ども本人が、まあまあ読書をする子か全然読まない子かで案内する方向性も違うのですが、中学生なら読書しない子でも(ちょっとは読めると尚良し)、とっつきやすそうなものを探してみました。まずは女の子主役のお話。『堤中納言物語』つつみちゅうなごんものがたり収録の「虫愛づる姫君」むしめづるひめぎみ虫めづる姫君堤中納言物語(古典新訳文
子夏曰:「仕而優則學,學而優則仕。」子夏曰わく、仕えて優なれば則ち学ぶ。学びて優なれば則ち仕(つか)う。子夏が言った「仕えて余力があれば学ぶ。学んで余力ができれば仕えるのがよい」なつおちゃんです🌿こちらの子夏の言葉、とてもシンプルですが、人生のバランスと成長の循環を見事に言い表しています❣️では、しっかり解説いたしますね。🧠【原文】子夏曰:「仕而優則學,學而優則仕。」(子夏いわく、仕えて優(ゆう)なれば則ち学び、学びて優なれば則ち仕う。)🌿【現代語
子游曰:「子夏之門人小子,當洒掃應對進退則可矣,抑末也;本之則無,如之何?」子夏聞之曰:「噫!言游過矣!君子之道,孰先傳焉?孰後倦焉?譬諸草木,區以別矣。君子之道,焉可誣也?有始有卒者,其惟聖人乎!」子游(しゆう)曰わく、子夏の門人小子、洒掃應對(さいそうおうたい)進退にあたりては則ち可なり。抑々(そもそも)末なり。之に本(もと)づくれば則ち無し。之を如何。子夏之を聞きて曰く、噫(ああ)、言游(げんゆう)過(あやま)てり。子夏之を聞きて曰わく、噫、言游誤てり。君子の道はいずれをか先
子夏曰:「君子信而後勞其民,未信則以爲厲己也。信而後諫,未信則以爲謗己也。」子夏曰わく、君子、信ぜられて而(しこう)して後に其の民を労す。未だ信ぜられざれば則ち以て己を厲(や)ましむと為す。信ぜられて而して後に諫(いさ)む。未だに信ぜられざれば則ち以て己を謗(そし)ると為す。子夏が言った「上に立つ者は、信頼された後に民に労役を課す。まだ信頼されていなければ、民は自分たちが苦しめられていると思うだろう。また上の者に信頼されてからはじめて諫めると、よく聴き入れて貰える。しかしま
わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり(喜撰法師)Ilivealoneinasimplehutsouth-eastofthecapital,butpeoplespeakofmeasonewhofledthesorrowoftheworldonlytoendupontheHillofSorrow.(自分なりの和訳)私は簡素な小屋に一人住む都の南東にてしかし人々は一斉に私を物語る世界
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも(阿部仲麻呂)Igazeupattheskyandwonder:isthatthesamemoonthatshoneoverMountMikasaatKasugaallthoseyearsago?(自分なりの和訳)私は空を見上げ、不思議に思う。あれは同じ月なのか?遠い昔に奈良で三笠山の上に見えたそれと。(現代語訳)大空をふり仰いで見ると、月が見える。ああ
子夏曰:「日知其所亡,月無忘其所能,可謂好學也已矣。」子夏曰わく、日に其の亡き所を知り、月に其の能くする所を忘るること無し。学を好むと謂うべきのみ。子夏が言った「日々まだ自分の知らないことを知り、月々にすでに知り得たことを忘れないように努める。これを本当に学問が好きと言えるだろうか」彩香さん🌿こちら、素晴らしい一句ですね。以下に現代語訳と解釈を丁寧にまとめました:子夏曰:「日知其所亡,月無忘其所能,可謂好學也已矣。」原文読み下し:子夏曰わく、日にその亡
子夏之門人,問「交」於子張。子張曰:「子夏云何?」對曰:「子夏曰:『可者與之,其不可者拒之。』」子張曰:「異乎吾所聞;『君子尊賢而容衆,嘉善而矜不能。』我之大賢與,於人何所不容?我之不賢與,人將拒我,如之何其拒人也?」子夏の門人、交(まじわり)を子張に問う。子張曰わく、子夏(しか)は何をか云える。こたえて、いわく、子夏曰く、可なる者は之に興(くみ)し、其の不可なる者は之を拒まんと。子張曰わく、吾が聞く所に異なり。君子は賢を尊びて衆を容れ、善をよしみして不能をあわれむ。我の大賢ならんか、人に
さて梅雨明けで真夏になりました。とは言え…今年のオイラには、今のところまったく関係ないです。入院🏥中だからね〜。空調が整った病室で寝てるだけであります。ところで、皆さん海🌊🗾って🏖️いかれますか?旅とか、釣り🎣に行くとか、海が見えるホテル🏨とか言う意味じゃなくて、単に海岸の砂浜とか、岩場で海岸線を眺めに、港町…と言う意味ですがね。海に関する唱歌とか、結構ありますが…①我は海の子白波(しらなみ)のさわぐいそべの松原に煙(けむり)たなびくとまやこそ我がなつかしき住家(すみか)なれ
かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞふけにける(大伴家持)Howthenightdeepens.Aribbonofthewhitestfrostisstretchedacrossthebridgeofmagpiewingstheloverswillcross.(自分なりの和訳)どうして夜は深まるのだろう。細長く最も白い霜はカササギの翼の橋を横に広げられる。愛好家たちは横切るだろう。(現代語訳)カササ
面白すぎる!日本史の授業:超現代語訳×最新歴史研究で学びなおすAmazon(アマゾン)歴史は常に研究されていて私たちが昔習ったこととは少しずつ内容とかが変わっている。代表的なのが、いい国創ろう鎌倉幕府かな。これはよくテレビでも観た。そういう話がこの本では満載だ。まずは聖徳太子。当時、聖徳太子と呼ばれておらず厩戸王だったことぐらいは承知していたが、推古天皇の協力者でただの脇役とまでは知らなかった。その他にも実はそうではなかったかも知れないという話がいっぱい書かれている。
子張曰:「士見危致命,見得思義,祭思敬,喪思哀,其可已矣。」子張曰わく、士は危(あやう)きを見ては命を致し、得るを見ては、義を思い、祭には敬を思い、喪には哀を思う。其れ可ならんのみ。子張がいった「士は、公の任務に於いては、危難を見れば、命を投げ出して当たり、利得を見れば道義を思い、祭りには敬虔な心を持ち、喪に於いては、悲哀の情を思う。そのようであれば、士としてまあよかろう」とっても素晴らしい現代語訳です🌿✨孔子の弟子・子張の言葉の精神が、よく伝わっています!
堀麦水の『三州奇談』は、近世中期に成立した加越能の奇談集。前回までは二度にわたり狐を主役にして書いてみたが、今回はその5「中代の若狐」の現代語訳です。10年ほど前に苦労して自分で訳したのですが、今はChatGPTに頼めば、さっとやってくれるのか?こんな話が好きで、せっせと現代語に訳す作業をしていたのです。これは若い狐の失敗譚です。[訳]宝暦一〇年(一七六〇)、加賀大聖寺の大火の後、藩主が行った復興はすべてに広くいきわたり、町並みもおおよそ昔の姿に立ち戻った。