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受験生の皆さん、センター試験の問題にチャレンジした高校生の皆さん、お疲れ様でした!こちらのサイトでは、大学受験塾の国語講師・吉田裕子が個人的に作成した2019年センター試験漢文の書き下し文・現代語訳(現代日本語訳)の速報版を公開しています。復習などにお役立てくださいませ。(なお、センター試験古文2019年現代語訳はこちら)2019年センター試験国語(漢文)の現代語訳【リード文】次の文章は、唐代の詩人杜甫が、叔母の死を悼んだ文章である。杜甫は幼少期に、この叔母に育ててもらって
こんばんはあいです。ちょっとこの週末、更新時間がおかしくなっていますが、明日からは、また定時に更新しますので、お待ちになってくださいね~^^;◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇■【后の宮の姫宮】■【よう(よく)】■【おぼえ(おぼゆ)】■【生ひ出づ(おひいづ)】■【り】■【けり(会話文中)】■【ありがたし】■【かたち人】■【~になん。】■【奏す(さうす)】■【~に】◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇今日はこの中から、「おぼゆ」についてお話しします。ーーーーーーーーーーーーーー
「見てもまた逢ふ夜まれなる夢のうちにやがて紛るる我が身ともがな」と、むせかへりたまふさまも、さすがにいみじければ、ーーーーーーーーーーーーーーーYouTubeでも『源氏物語』を速習できる動画を作成しています。けっして面白いものではありませんが、がんばって視聴してもらうと、古文の速読力が身についてきます。ためしに見てみてくださいねっ♪【源氏物語イラスト訳】「見てもまた逢ふ夜まれなる夢のうちに訳)「お逢いしても再び逢える夜がめったにない夢のような状況なのでやが
おはようございますあいです。春期講習がんばってますか!春休みは心機一転☆まずこのスタートダッシュでつまずかないように、気合いを入れていきましょう♪↓今日の源氏物語はコレ↓ーーーーーーーーーーーーーー「…多くは、わが心も見る人からをさまりもすべし。…」ーーーーーーーーーーーーーー【源氏物語~これまでのあらすじ】桐壺帝の御子である光源氏は、臣下に降格してからも継母である藤壺宮を忘れられないでいました。ある五月雨の降る夏の夜、宮中の宿直所で、光源氏は頭中将(源氏の義兄)と、女性
NHKラジオの春の番組改定の中、「朗読」の最初の時間で懐かしい作家尾崎士郎の名前に接した取り上げられたのが「南総里見八犬伝」で、その翻訳者が彼でした。私が品川に住んでいた家の近くに「尾崎士郎記念館があった。馬込文志村という一帯が大田区馬込、山王町に大正から昭和の初め、多くの作家、画家などの文士が住んでいた尾崎士郎jはその一人だ。。尾崎士郎が江戸時代の読み本(小説)を現代訳していたとは知らなかった。長編小説なので、NHKの4回の朗読では、小説の発端部分のみが朗読された。滝沢馬琴のこの小説は
舞姫森鴎外石炭を全て積み終えた。中等室の机のほとりは非常に静かで、電灯の光が晴れ晴れとしてむなしい。今宵は毎晩ここに集まるカルタ仲間も「ホテルに泊まって、船に残るのは私一人のみ。五年前、政府の命令ににより、長年の夢であったヨーロッパへ渡航することとなった。このセイゴンの港に着いた頃は、目に見るもの、耳に聞くもの、全てが新鮮で、私はそれらを毎日、筆に任せて紀行文に綴っていた。何千字にも及ぶ私の紀行文は評価されて、当時の新聞にも載り、世間の人々にもてはやされた。けれど今になって
勉強お疲れさま~あいです。古文単語・文法覚えは、古文を読む必要条件☆古文目線・慣れを積むのは、古文を読む十分条件☆このブログで真の国語力を身につけてください【本日の古文単語】◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇■【さりとも】…そうだとしても■【絶えて~じ】…まったく~ないだろう※【じ】…打消推量の助動詞「じ」の終止形■【思ひ放つ】…見限る、気持ちを断ち切る■【やう(様)】…~ようなこと■【思うたまふ】…存じます※【たまふ(下二段)】…~ております(謙譲の補助動詞)■【て】…~して(単純
受験生の皆さん、センター試験の問題にチャレンジした高校生の皆さん、お疲れ様でした。こちらのサイトでは、吉田裕子が個人的に作成した2018年センター試験古文の現代語訳(現代日本語訳)の速報版を公開しています。復習などにお役立てくださいませ。※漢文はこちら※2019年はこちら【出典】『石上私淑言(いそのかみのささめごと)』本居宣長【本文書き出し】問ひて云はく、恋の歌の世に多きはいかに。……【現代語訳】質問して言うには、「恋の歌が非常に多いのはどういうことか」。(私が
「外科室」泉鏡花上実はただ好奇心から、私は親友の医師・高峰に無理を言って、彼がその日行う、貴船伯爵夫人の手術を見学させてもらったことがある。その日、午前九時を過ぎる頃に家を出て、人力車を飛ばした。急いで外科室の方に向かっていた時、向こうの扉からスラスラと出て来られた美しい婦人二・三人と廊下の中央で行き違えた。彼女達は七、八歳の女の子をを腕に抱きながら、誰かを見送っているようだった。他にも紳士に武官、貴婦人・令嬢達などの非常に位の高い人々が、長い廊下のあちらこちらで動き回
ネットでいろいろ調べものしてたら「般若心経ロック」という般若心経のロック調現代語訳があってそれがとてもわかりやすくて楽しいのでここに引用共有させていただきます(*^▽^*)以下、般若心経のロック調現代語訳です。「超スゲェ楽になれる方法を知りたいか?誰でも幸せに生きる方法のヒントだ。もっと力を抜いて楽になるんだ。苦しみも辛さも全てはいい加減な幻さ、安心しろよ。この世は空しいモンだ、痛みも悲しみも最初から空っぽなのさ。この世は変わり行くモンだ。苦を楽に変える事だって出来る。
華厳経(GaṇḍavyūhaSūtra)はインドでいくつかの時代を経て作られた複数の仏教経典がまとまって一つの経典になったものである。2〜3世紀頃に成立したという。法華経や涅槃経と並んで、大乗仏典を代表する経典である。華厳経の内容は仏陀の悟り(大覚)の境地を表現したものであるとされ、仏教学者の鈴木大拙は「大乗思想の最高頂に達したもの」と評している。また、その表現の絢爛さ、壮大さから文学的にも高く評価されており、川端康成が「世界最高の文学」と述べているほどである。日本に仏教が伝わった奈良時代
昨秋収録いたしましたオーディオブック『日本の古典をよむ19雨月物語・冥途の飛脚・心中天の網島』が公開されました【小学館紹介文】「雨月物語」の怪異の世界を講談師の一龍斎貞鏡さんが、近松の代表的世話浄瑠璃を文楽太夫の豊竹芳穂太夫さんが語ります。今回も「原文+現代語訳」「原文編」「現代語訳編」の3バージョンあり。ご利用はAmazonAudible、audiobook、googleplay、applebookなど各種ストアからどうぞ。原文の理解が深まる「原文集」もダウンロードで
「永訣の朝」宮沢賢治今日のうちに遠くへ行ってしまった私のいもうとよみぞれが降って表は変に明るいのだ「あめゆじゆとてちてけんじや」(雨雪を取って来て、ケンジや)薄赤くいっそう陰惨な雲からみぞれはびちょびちょ降って来る「あめゆじゆとてちてけんじや」(雨雪を取って来て、ケンジや)青いジュンサイの模様のついたこれらふたつの欠けた茶椀にお前が食べるあの雪を取ろうとして私は曲がった鉄砲玉のようにこのくらいみぞれの中に飛び出した「あめゆじゆとてちてけんじや」(
「外科室」泉鏡花下数えてみれば、九年前のこと。高峰がまだ、医科大学の学生だった頃のことである。ある日私は、彼と一緒に小石川の植物園を散策していた。五月五日の、ツツジの花が盛んに咲いていた日だった。彼と一緒に、園内の公園にある池を巡り、咲き揃った藤を見ていた。場所を変えようと思って、ツツジの丘に向かって歩いていた時、他の観客たちと行き違った。中央に三人の女性たちを、洋装で頭にシルクハットを被った男達がを囲んでいた。彼らは貴族の御者であった。中央にいる三人の女性た
昨日、新潮社版を攻めると宣言したのにすみません。まだ悩んでいます、八犬伝😅もう、こういうところは超慎重というか優柔不断というか、なかなか決められない。それは「原文」で読むか「現代語訳」で読むかです。現代語訳なら昨日の書いた通り、新潮社の12冊セット。原文で読むなら岩波書店の文庫か単行本の10冊セット。もしくは有朋堂の6冊セット。おそらくどちらも総ルビで挿絵もある。岩波書店の文庫(第一巻と第二巻)は1990年の発売当時に購入して手元にあるので間違いない。有朋堂については、こちらの
「雨ニモマケズ」梶井基次郎雨ニモマケズ雨にも負けず風ニモマケズ風にも負けず雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ雪にも、夏の暑さにも負けぬ丈夫ナカラダヲモチ丈夫な体を持ち欲ハナク欲はなく決シテ瞋ラズ決して怒らずイツモシヅカニワラッテヰルいつも静かに笑っている一日ニ玄米四合ト一日に玄米を四合と味噌ト少シノ野菜ヲタベ味噌と少しの野菜を食べアラユルコトヲあらゆることをジブンノカンジョウニ入レズニ自分の感情を入れずにヨクミキキシワカリよく見
偶因狂疾成殊類/偶ゝ狂疾に因つて殊類と成る災患相仍不可逃/災患相仍つて逃るべからず今日爪牙誰敢敵/今日は爪牙誰か敢へて敵せんや当時声跡共相高/当時は声跡共に相高かりき我為異物蓬茅下/我は異物と為りて蓬茅の下にあれども君已乗軺気勢豪/君は已に軺に乗りて気勢豪なり此夕渓山対明月/此の夕べ渓山明月に対し不成長嘯但成嘷/長嘯を成さずして但だ嘷を成すのみ明治書
[和泉国日根郡]蟻通神社◆【俊頼髄脳】蟻通の明神「蟻通神社」という社名のお社が各地に見られます。和泉国、紀伊国伊都郡、紀伊国牟婁郡、大和国吉野郡…。「枕草子」で清少納言が、「社は…」の中に「蟻通明神」が記されているため、その頃には貴族間で既に広く知られていたことが分かります。それどころか清少納言のお気に入りであることすらも。面白い説話が載せられていますが、そこに登場するのは「蟻通明神」と紀貫之。彼もまた「蟻通明神」のことを知っていたことになっており、平安時代前期には既に広く知れ渡って
2017年1月14日(土)に実施された、平成29年度入学者向けの大学入試センター試験「国語」の古文『木草物語』について、本文の現代語訳(全訳、現代日本語訳)を作成いたしました。(漢文はこちら)取り急ぎ作ったため、不確かなところもございますが、受験生あるいはセンター試験同日模試などを受験した生徒さんにとって、少しでも内容の概要把握にお役立ていただけたら幸いです。お気づきの点はコメントなどでご指導いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。【リード文】次の文章は、『木草物
こんにちは!皆さんは「いろは歌」をご存知でしょうか。現代で言う五十音表のようなもので、仮名を重複させずに五七調に並べた歌のことです。存在こそ有名ですが、意外と中身はよく知らないという方も多いのではないでしょうか。今回はそんな「いろは歌」について語っていきます!具体的にどの部分がなぜその意味になるのか、文法や概念を交えて徹底解説します♪目次◆全文と概要◆現代語訳(意訳)と涅槃経◆解説①色は匂へど散りぬるを◆解説②我が世誰ぞ常ならむ
受験生の皆さん、センター試験の問題にチャレンジした高校生の皆さん、お疲れ様でした!こちらのサイトでは、大学受験塾の国語講師・吉田裕子が個人的に作成した2019年センター試験古文の現代語訳(現代日本語訳)の速報版を公開しています(2019年センター「漢文」の現代語訳・書き下しはこちら)。復習などにお役立てくださいませ。(百合!?獣と人間の恋!?などとtwitterで見かけて気になった方もぜひ~)2019年センター試験国語(古文)の現代語訳【リード文】次の文章は『玉水物語』
6月上旬でいったんNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」は休止してしまいますが、BSNHKの大河ドラマ再放送枠の「太平記」は引き続き楽しめます。まだお話も後醍醐天皇が隠岐に流される前なので序盤ですが、キラ星のようなスターが目白押しで大河ドラマに出ることが非常なステータスだった全盛期を思い出させてくれます。関連した本を読んでさらに個人的に盛り上がろうと思っているのですが、種本はこれです。私本太平記文庫全8巻完結セット(吉川英治歴史時代文庫)Amazon(アマゾン)2,565〜5
この本結構有名なので読んだことある人多いと思う。娘の部屋で寝込んでいるので後ろがアーニャえぇ寝込んでいるんです私。先週火曜に関節痛とか咳が始まって金曜に復活して週末を過ごして月曜日に咳が悪化して火曜から関節痛と咳と寒気。まるで去年と同じ。仕事終わって20時半に帰ってがたがた震えながら寝ました。水曜は在宅ワークだったので隙をみて横になり復活したかと思いきや木曜の今、帰ってきて倒れそう熱もまた38、5分に戻ってしまい。。。明日さえ乗り切れば、少し楽になるけど明日休
年末から年明けすぐまでのブログは「キューブ」。それを引き継ぐように「八犬伝」。偏りすぎていて申し訳ありません🙏ということで❗️今日も八犬伝の続きです😅八犬伝熱が冷めないうちに全文を買いたいと思っていて、今はその選定の真っ只中にあります。絞り込んできたのがこちら。現代語訳・新潮社(12冊)原文・岩波書店の文庫(10冊)・岩波書店の単行本(10冊)・有朋堂(6冊)気になっている点は以下の通り。・読むべきは現代語訳か原文か❓・冊数の違いは何か❓特に有朋堂の少なさは気になる
こんにちは、暖淡堂です。Kindleで電子書籍として販売している現代訳「菅子四篇」から、冒頭部分を紹介します。心は身体の中にあって、身体を治める役割を担っている。それは君主が国を治めているようなものだ。身体にある目や耳、鼻などの外に向かって開いている九つの穴には、それぞれの役割がある。それは官吏が自らの職分を守って働いているようなものだ。心が道に従うあり方をしていれば、九つの穴はその本来の理に従って正しく働く。心に、見たい、聞きたい、という欲望が過剰に満ち溢れたならば、目は物事
先日こんな記事を目にしました。『般若心経の現代語訳が激アツ過ぎる!2500年間感動を与え続ける釈迦の262文字!!』引用:○△を科学する.net(http://kagakusuru.net/archives/27832/)***引用ここから***広く伝わる般若心経ですが、これをざっくりと現代語訳されていたものがあったので紹介します。これがまたすごいんですよ。 まず、般若心経の原文仏説・摩訶般若波羅蜜多心経観自在菩薩・行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利
南総里見八犬伝、読み終わったよ!南総里見八犬伝ビギナーズ・クラシックス日本の古典(角川ソフィア文庫)Amazon(アマゾン)全体の内のわずか29のストーリーしか取り上げられてないが、まあ原文の難しいこと!とりあえず目を全部通して読んだものの、疲れること甚だしかった。😅しかし、原文の部分は原書そのままだから本当のストーリーを知ることができて大変嬉しかった。八犬伝の最後は、里見義実のひ孫の代で内紛が起こりかけてて、それを嘆いた八犬士が里見家を離れると宣言し、その子らにもそれを命じて
こんにちはあいです。今日も1日お疲れさまでした☆寝るまであと何時間ありますか?スケジュールを組んで、残りの勉強頑張ってくださいね♪◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇■【けぢめ】…区別、しきり■【をば】…~を、~は(「ば」は強調)■【いかが~連体形】…どのように~か■【分く】…区別する■【べき】…~のがよい(適当の助動詞「べし」の連体形)■【たまふ】…~なさる(尊敬の補助動詞)■【ほどに】…~うちに、~時に■【左馬頭】…左馬寮の長官■【藤式部丞】…式部省の役人■【御物忌】…帝
大祓詞(中臣祓)《現代語に意訳》高天原に神として鎮まる、天皇が親しくされる神漏岐(かむろぎ)・神漏美命(かむろみのみこと)の御命令により、数多くの神々を集め、議論を尽くし、「我が皇御孫命(すめみまのみこと)は豊かな葦原の茂る瑞々しい稲穂に恵まれた国を安らかな国として平穏にお治めなさい」と皇御孫命に言いつけ申し上げた。このように委任した国の中にて、荒ぶる神たちを次々に問いただし、次々に平定し、言葉を交わしていた岩石や樹木や一片の草の葉までもが沈黙したので、高天原の盤石な
もちろん私は日本人なので、使う言葉は日本語ですだから、当たり前ですが、本を読むときだって日本語の本を読むのだけど、日本語なのになかなか読みにくいことはあって今回読んだのは、教科書でしか知らなかった(お恥ずかしい)、森鴎外著「舞姫」ですとは言っても、「舞姫」は28ページほどの短編です恋を取るのか、出世を取るのかこの話が当時の言葉のまま書かれているのですが、もうよくわからないところも多々あるんですね「何とか見玉ふ、この心がまへを。」たぶん、こんな感じだよね、という読み方は