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それでは八剣士について書いて見よう。生い立ちはまちまちで、お互いを知らずに、争ったり、助け合ったりしていくうちに、お互いに不思議なつながりを知るのである。冒頭に出てきた伏姫の体内から飛び散った文字の書かれた「玉」を持っていること、体に牡丹の花の形の痣があるあること、名前に犬と玉の文字があることに気づいていく。物語の最初の剣士は犬塚しの守孝(モリタカ)である19才である。父の遺言の秘刀「村雨丸」を常陸の古賀にある関東管領足利家に献上しに武蔵の大塚の里を発つ。下男角蔵がとちゅうまで見送る。こ
「南総里見八犬伝」は、日本名著全集版を加えて全集が2セットになりました。そしてこれからはこの状態で有朋堂版の原文読みを続けます。ということで、有朋堂版は第三巻に移り、お話は第八輯に入りました。早速日本名著全集版が活躍です。それは口絵と挿絵。第八輯は第七十四回からスタートです。有朋堂版では挿絵が1枚しか出てきませんが、日本名著全集ではしっかり2枚載っています。今は第七十七回まで読み終えましたが、完全に挿絵不足を補ってくれていて、とても安心して読めています。文字が小さい二段組の日本名著
ブログにお越しいただきありがとうございますいいね、コメントはとても励みになり感謝です旅2日目5月28日(水曜日)富浦で一泊して2日目は富浦駅から9:00の内房線に乗って五井方面に戻ります五井駅では改札を出ませんホームにいるイノシシくんに挨拶してから・・・跨線橋に上がり、小湊鐵道の車両たちを眺めますキハ40はこの中では新車両なのです~向かって左側に小湊鉄道(株)とこみなと待合室(カフェ)があります跨線橋の端に切符売り場があり年配のおばちゃんが切
里見家の息女「伏姫(ふせひめ)」の体内から「仁・義・礼・知・忠・信・孝・弟」の文字が書かれた八個の玉が天空に飛び散ったところまでがこの長編小説の発端であるこの小説は1814年に書き始まったそうだ。作家滝沢馬琴(1764-1848)が48才の時驚くことに完成したのは1842ん円であるから、28年の歳月を費やしている。全104冊である(今の文庫本で言えば9冊位になる)。馬琴は最後のころは目を悪くし書けなくなり、息子の妻に口述筆記の形であったそうだ。驚くことはそれだけでない。小説の構想が
タイトルの【ごめんね】は最後に分かります。私が日本名著全集の「南総里見八犬伝」をここで話題にしたのは、多分今年の3月が最初だったと思います。そして、その内容は日本名著全集が私の言う所の本家本元そのまんまであり、あたかもこの本を買えば間違いないと言わんばかりでした。まぁ間違いないです。でもそれは、私にとっての間違いなしであります。とやかく言う前にこの写真をみてもらいましょう。上が日本名著全集で、下が有朋堂版です。同じ所(第八十九回)を撮っています。1枚目は見開き全体で。2枚目は日
ぼーっとテレビ見てたらプリンプリン物語やってた人形劇ドラマ流行ってたよねー人形劇ドラマの金字塔はなんといっても「新八犬伝」(↑タップで情報サイトへ)1973年から1975年NHK放送そのベースとなった南総里見八犬伝にインスパイアされた?「アストロ球団」(↑タップで情報サイトへ)急に読みたくなりましたご存知?1972〜76年に少年ジャンプ連載当時オサンジン少年は目をキラキラ読みふけりましたコミック全20巻持っていましたが復刻版購入し捨ててしまった(
昨日到着した、日本名著全集の「南総里見八犬伝」をみていきます。今回購入したものは函付きです👍以前、日本の古本屋サイトで函無しで2,000円+送料600円が最安値だったので、今回の送料込み1,090円(実質出費956円)がいかに激安か分かります。函もしっかりしていて、金具(ホッチキス)にサビはありません。上巻だけパラフィンが残っています。第六十一回までが収録されているこの上巻を読むのは2周目以降だし、しっかり糊でついているので剥がれるまではこのままかなぁ。小口はシミが多いですね。代表し
NHKラジオの春の番組改定の中、「朗読」の最初の時間で懐かしい作家尾崎士郎の名前に接した取り上げられたのが「南総里見八犬伝」で、その翻訳者が彼でした。私が品川に住んでいた家の近くに「尾崎士郎記念館があった。馬込文志村という一帯が大田区馬込、山王町に大正から昭和の初め、多くの作家、画家などの文士が住んでいた尾崎士郎jはその一人だ。。尾崎士郎が江戸時代の読み本(小説)を現代訳していたとは知らなかった。長編小説なので、NHKの4回の朗読では、小説の発端部分のみが朗読された。滝沢馬琴のこの小説は
【シン八犬伝巻之一】第二回「白妙の人喰い馬と悪女玉梓──闇に挑む一本の矢」むかしむかし、日本の関東のいちばん南のはしっこに、「安房(あわ)」という国がありました。いまでいうと、千葉県の南のほうですね。安房の国には、四つの郡がありました。「平(たいら)」「長狭(ながさ)」「安房(あわ)」「朝夷(あさい)」っていいます。むかし、平家がいばってたころ、このあたりには三人の名のある武士が住んでおりまして。源頼朝(みなもとのよりとも)が石橋山で負けて、この安房に逃げてきたとき、その三
ヤフオクで購入した日本名著全集「南総里見八犬伝」が到着しました。私はこの本を図書館のレファレンスサービスを利用して、今年の3月に初めて借りました。それを含めて3度もリピートして原文読みの助けになってもらっていました。原文読みしている有朋堂版では挿絵が抜けていたり、そもそも口絵がなかったりで、馬琴の言う「文外の画、画中の文」が徹底されていません。また、一昨日書いた『闘牛と小狗の略説』の掲載場所も有朋堂版だけズレたところにありました。手助けになってもらうためにはしっかりとした内容でなければな
以前、昨年の12月と今年の4月にYahooメールが2つ続けて使えなくなったと記事に書きました。その時、Yahoo!オークション(以下ヤフオク)アプリもログインできなくなり、「一定期間」ヤフオクは使えないんだと思っていました。ところが、使えないのはアプリだけのようでした。Yahoo!で「南総里見八犬伝」と検索するとホームページからはヤフオクに入れました。試しにそのまま検索を続けると、日本名著全集版の八犬伝がお安くでているではありませんかっ❗️しかも上・中・下の全3冊が即決で980円⁉️😳
カフェの窓辺のカウンター席でアイスコーヒーを嗜みながら筆を取ってます。ゆゆたろーです、どうも➰皆さん、本は読みますか?俺はここ数年ゆるーく読むようになりました。いままでそんなに読まなかったんですが、寝る前にスマホをいじってしまう癖から離れるために、読書を始めたんですよ。なので勝手に俺の好きな本を紹介します!!聞かれてなくても勝手に紹介します。最後までお読みください。はい。まず、最近読んでる本は『南総里見八犬伝』📕最近といっても、買ったの去年12月末なんだけど分厚いのと
南総里見八犬伝の第七輯に出てくる『闘牛と小狗の略説』。有朋堂版では第七十一回の終わりに出てきました。これは第七輯巻之五の一番最後に当たります。私は各回を読み終えると、八犬伝の情報サイト「伏姫屋敷」の「わりと詳しいあらすじ」で、読んだ内容を間違って解釈していないか確認します。伏姫屋敷のわりと詳しいあらすじあらすじ表紙fusehime.la.coocan.jpとても信頼しているサイトですが、「あれ❓間違いでは❓」と思った所がありました。それが『闘牛と小狗の略説』は第六十九回終わりで出て
こんばんは!@Ricoです。本日は、2019年にふとしたご縁で考えるキッカケとなった仁義礼智忠信孝悌✨→南総里見八犬伝✨より(詳しくは、以下の記事を参照あれ❗️)この内容を深掘りしてみましたよ^^霊玉に宿る魂「仁義礼智忠信孝悌」を「いま」に活かす✨「仁義礼智忠信孝悌」は現代の羅針盤!「いま」の時代を生き抜くための八つの徳目|Ricoこんばんは!@Ricoです。今年1月の京都巡礼記事がなかなかまとまらないので、ちろっと嗜好を変えて、水晶の数珠✨の話。→めっちゃアヤシイ
今日から5日間は吉日だそうで。「大安」「寅の日」「一粒万倍日」「巳の日」。知らない人は調べてください🙇昨日買い物したんだけどなぁ。今日買えば良かったかなぁと思いつつも「一点ものは見つけたときが吉日だからね」と強がったりもします😅何を買ったかは、明後日のブログで👍買えなかったらそれこそ残念無念の「念」が残りますからね。すみません。なんてこと無いブログでした。
私のブログを読んでくださっている方には最近のおなじみ「八犬伝綺想」「新編八犬伝綺想」。その著者である小谷野敦氏が、新潮版の南総里見八犬伝第四巻の書評を書かれていることを知りました。《新潮日本古典集成別巻》南総里見八犬伝4『《新潮日本古典集成別巻》南総里見八犬伝4』曲亭馬琴、濱田啓介/校訂|新潮社現八が庚申山で左眼を射た妖怪は、大角の父に化けた山猫だった。眼の治療のため、大角の妻の胎児を求める怪猫の化身を、霊玉が撃ち倒す。信乃は、冤罪の窮地を丶大(ちゅだい)法師と道節の機転に
初稿と改訂版の話の続き。『同じ著者の改訂版(または初稿版)を読むのは『愚』なのか?』同じ著者の改訂版(または初稿版)を読むのは『愚』なのかというタイトルは思いつきなので、そっとしておいてください(笑)今年に入って「八犬伝の世界」というタイトル…ameblo.jp↑の「八犬伝の世界」「完本八犬伝の世界」に続くものです。今回は小谷野敦著の初稿「八犬伝綺想」(写真左)とその改訂版「新編八犬伝綺想」(写真右)で、新編には八犬伝綺想を基にしたことが書かれています。(本書は、1990年6月11日、福
図書館で借りてきた本。珍しく2冊だけ😅もちろん八犬伝関連本。雑誌の方は、映画「八犬伝」のオフィシャルブック。1983年の映画は何度かざっくり見してはいる。今回の映画もそうだけど、曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」を基にして書かれた小説を基にした映画。私の中ではあくまでも参考程度の映像。今回の映画も今のところまだ観ていない。まぁテレビ放送があればその時に観ようかなぁという程度。山田風太郎の小説はその後かなぁ。いずれにしても原文読みが終わってからになるでしょう。左の単行本は、少し前に何
今年から始めた「南総里見八犬伝」の原文読み。大正2年〜6年に発行された有朋堂版を使っています。次から第3巻に入るタイミングなので、ここまでどのくらいのペースで来たのか少しだけ振り返ります。読書期間第1巻40回収録36日(2025/1/22〜2/27)第2巻34回収録55日(2025/3/1〜5/28)但し3/4〜4/6は忌引き休み第1巻は36日で40回を読んでいますね。読み始め当初は1日1回(1話)を基本として読んでいました。難しい漢字や旧い言い回しの理解に手間取り、
○なぜ?越谷と関係ある曲帝馬琴のことを「実」として馬琴の作り出した八犬伝を[虚]として、作り上げられた馬琴と八犬伝そして越谷の南荻島生まれの馬琴の奥さんお百さん。☆馬琴って、どんな人だったのか?1767年(明和)4年に旗本松平信成用人の滝沢興義の5男として、生まれる。1790年(寛政)2年に山東京伝に入門。1791年に京伝門人の大栄山人名義で処女作「尽用而二分狂」刊1792年に京伝を仲介して耕書堂の蔦屋重三郎の番頭となる。1793年に馬琴は、お百さんと結婚する。1797
はじめに──義実の物語から始める新しい『シン八犬伝』『八犬伝』といえば、多くの方が思い浮かべるのは、怨霊・玉梓の呪い、八犬士の活躍、そして仁・義・礼・智……勧善懲悪の物語でしょう。でも、その大きなドラマの“根っこ”には、一人の武士──里見義実(さとみよしざね)の、苦難と再起の物語があるのです。義実がどのようにして戦乱の中を生き延び、志を貫き、やがて八犬士の宿命へとつながる道を切り開いていったのか。その前日譚を丁寧に語ることで、『八犬伝』という壮大な物語の深
小湊鐵道100周年上総鶴舞駅前の大坂関西万博大屋根リングを設計した藤本壮介さん設計のトイレをみたあとは、また汽車に乗って養老渓谷駅に到着ここから養老渓谷まではバスです。が、養老渓谷は何回も行ってるので今日は行きません駅周辺をさんぽしますこちらは宝林寺二宮尊徳さんお出迎えこの寺は里見八犬伝、伏姫のモデルになったお姫様ゆかりの寺です姫にご挨拶お寺の裏山にはお姫様が過ごした庵跡お仕事地蔵可愛いですね訪れた時は花も見頃で静かな時間を過ごします宝林寺をでて養老川を見に行き
南総里見八犬伝第七輯巻之四第六十八回「南総里見八犬伝」原文読みも少しずつ読み進んでいます。この回は本郷円塚山で斬られた浜路さんの再登場。3年前の円塚山で亡くなっているので、もちろん「あの浜路さん」ではありません。同名の浜路に魂が乗り移っての再登場です。二十五回で披露された浜路くどきをもう一度か❓と思わせる場面もあり、信乃はどういう決断をするのか、親がどんな反応をするのか、色々考えながら読みました。この2人の結末は4年後に分かるようになっていますので、今は細かいことを書かずに見守
こんにちはあみこ、です。ご紹介したいなと思う素敵なイベントがあって今日のブログを書いています。5/28(水)整体で遊ぶお家in埼玉・入間市※当日ドタ参OKだそうです😳👍✨https://ameblo.jp/tomotomoyk/entry-12892020909.html『【募集中】『整体で遊ぶお家』のご案内!』ふっと、力が抜ける場所があった。こんばんは。知幸(ともゆき)です。(はじましての方は自己紹介をどうぞ)今回は『整体で遊ぶお家』という企画のご案内です!『整体で…ame
昨日まで連続投稿していた「新編八犬伝綺想」。その著者の新作が6月26日に発売されるという。その名も「謎解き『八犬伝』」。謎解き『八犬伝』小谷野敦謎解き『八犬伝』:小谷野敦|河出書房新社謎解き『八犬伝』日本を代表する文学者にしてエンタテインメント小説の始祖・滝沢馬琴が遺した『南総里見八犬伝』には、百年後の読者へのメッセージが秘められていた。物語を詳細しつつ、その謎に迫る。www.kawade.co.jp新書新書/224ページISBN:978-4-309-63188-
崖にへばりつくお堂、焼肉ホルモンたけ田で夕食
ようやく届きました。ネットで購入した「新編八犬伝綺想」(右)。最近はとあるショップの本のレベルの下がり、状態に関しては半分諦めモードだったのですが、とても綺麗な本が届きました😊過去に何度か取引のある別のショップに切り替えたのが良かったみたいです👍25年前の書籍ですから経年による劣化はありますが、それを差し引いても納得の本。書き込みもないし、開きグセもない。ずっと本棚にしまわれていたんだろうか❓というレベルなので、久しぶりにお金を支払って購入した甲斐がありました😊図書館本と同じ初版本
今日も「新編八犬伝綺想」をみていきます。187ページに、私が不可解だと思っていたことが載っているようです。「さて、なぜ与四郎が水中にいったん沈まねばならなかったか、どうにも釈然としない。」八犬伝には、「水」や「川」が多くでてきます。有名な場面として挙げられる「芳流閣」での決闘の結末は川に落ちること。また小文吾は對牛樓(石浜の城)から脱出するとき、毛野とともに水に濡れながらなんとか助かる。与四郎が(一旦)沈んだ川では、壮絶な戦いが繰り広げられましたが、そこを切り抜けたはずなのになぜわざ
有朋堂版「南総里見八犬伝」原文読み。大問題の第六十五回です。アニメーション版の「THE八犬伝」で、私が一番酷いと感じた場面が描かれています。すなわち、現八に矢で射られた左眼を治すために雛衣に「四箇月以上の胎内(はらごもり)なる、子の生肝とその母の、心の臓の血」を要求する一角。それを煽る船虫と牙二郎。そんなことはさせられないと拒む夫の角太郎(後の犬村大角)。アニメーションで観ても、原文で読んでも辛い場面です。直前に「親の言うことには背きません」と言わせておいて、すぐに「心の臓を取り出せ。
いったいいつまで続くのか、私にもわからない「新編八犬伝綺想」のお話。私は以前からこの本の存在は知っていました。しかし、八犬伝の解説本は一つでも多く読みたいと思いながらもこの本を後回しにしてきました。理由はタイトルにあります。それは「綺想」という言葉に違和感があったから。この言葉から連想するのは、奇抜な、突飛な考え方から思いつきでつらつら書かれたゲテモノのような感じを受けていたのです。ここで一旦、「綺想」について調べてみましょう。昨年ハマった国語辞典と漢和辞典が活躍してくれます。