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こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第63回試験・専門知識(a)まず、分割表から雷の有無に関する予報の適中率を求めてみます。適中率は、予報が当たった回数/予報を発表した回数で表されます。予報を発表した回数が30回であるのに対して、予報が当たった回数は、「予報・実況ともあり」が2回と「予報・実況ともなし」が22回ですので、(2+22)/30=0.80となります。(b)本文にある(b)の空欄の後に「その値は0.25である」とあります。そこでこの値
こんばんは。今回の専門知識は、予報精度の評価から、カテゴリー予報の精度評価についての問題です。ある地域における30日間の、翌日の雷の有無に関する予報と、それに対応する実況の分割表が示されており、問題の本文中の空欄(a)(b)(c)に入る適切な語句や数値を求めてみます。それぞれの指標や値の求め方の求め方などについて次回、一緒に考えてみたいと思います。第63回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。28日分の考察編は次回更新の予定で
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第62回試験・専門知識(a)今回のケースでは気温ですが、気温の他に、降水量、降雪量、風速といった具体的な数値で示す予報のことを、「量的予報」とよんでいます。この量的予報の精度評価には、平均誤差(ME)と二乗平均平方根誤差(RMSE)が用いられています。例として、前回の第60回試験・専門知識・問14から平均誤差および二乗平均平方根誤差を実際に求めてみます。まず、この期間の最高気温の予報について平均誤差を算出してみます。平均誤差を
こんばんは。今回の専門知識は予報精度の評価の問題です。問題の図では、A地点、B地点における、冬季の日々の最高気温と最低気温について、30日間の実況と予報の分布について示したものであり、(a)(b)(c)の各指標を求めて正誤を判断する内容です。今回求める平均誤差、二乗平均平方根誤差、見逃し率、空振り率とはどういう指標かに触れながら次回、一緒に考えてみたいと思います。第62回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。21
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第49回試験・専門知識(a)平均誤差(ME)とは、実況値から見た、予報値の系統的な偏りを示す指数のことをいいます。具体的には、予報値と実況値との差を求め、そのそれぞれの差を積算したものを予報回数で割ることによって求めることができます。評価については0が最良です。また、求めた値は正の誤差にも負の誤差にもなりますので、その絶対値が大きくなるほど、すなわち0との差が大きくなるほど誤差が大きいことを示します。平均誤差は、初めに書きま
こんばんは。今回の専門知識は、予報精度の評価から、量的予報の精度評価についての問題です。量的予報の精度評価では、誤差の大きさで予報精度が評価されます。その誤差を算出する方法は2種類あるのですが、それが今回の問題の問題の「平均誤差(ME)」と「2乗平均平方根誤差(RMSE)」というものです。問題では、それぞれの長所と短所についてその理解度が問われていますが、問題を通してそれぞれの留意点について整理しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第49回試験・専門知識問題
こんばんは。早速ですが。考えてみたいと思います。第61回試験・専門知識(a)まずは、利用者Aの「気温が30℃を超えると、かき氷の需要が増えるので、翌日の最高気温の予報精度が高い方の気象会社と契約したい。」という要望にXとYどちらの予報会社と契約するのが適切か見てみます。このケースでは気温ですが、気温の他に、降水量、降雪量、風速といった具体的な数値で示す予報のことを、「量的予報」とよんでいます。この量的予報の精度評価には、平均誤差(ME)と二乗平均平方根誤差(RMS
こんばんは。今回の専門知識は、予報精度の評価についての問題です。気象の予報の利用者A、B、Cがそれぞれ求める要望に対して、気象会社X社、Y社があって、下表にある予報精度の検証結果からどちらの気象会社を選択するのが適切か、という内容です。検証指標である平均誤差、二乗平均平方根誤差、スレットスコア、ブライアスコアとは何かも触れながら、次回一緒に考えてみたいと思います。第61回試験・専門知識が問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。3
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第60回試験・専門知識(a)まず、この期間の最高気温の予報について平均誤差を算出してみます。平均誤差を求めることによって実況値から見た予報値の系統的な偏りを検証することができます。平均誤差(ME)は表に示しましたように、まず予報値から実況値を差し引いて差を求め、これを予報の回数(7日)分たし合わせた合計から予報の回数の7で割って平均して求めることができます。A地点では、{4+(-2)+(-3)+1+5+(-2)+(-2)}÷7
こんばんは。今回の専門知識は、予報精度の評価についての問題です。ある期間のA地点とB地点における日最高気温の予報と実況を示した表を比較して平均誤差、2乗平均平方根誤差、予報の見逃し率について算出して予報の精度を比較してみます。次回、一緒に考えてみたいと思います。第60回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。31日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第41回試験・専門知識降水確率予報のような確率予報の精度評価には「ブライアスコア」という指数が用いられています。降水確率予報の場合は0%〜100%の間で発表されていますが、これを、0〜1の値に変換します。例えば、本文にもありますが、降水確率が60%のときは0.6に変換するということです。実況では「降水なし」を0、「降水あり」を1として両者の差の2乗を積算してさらにその値を予報回数で割って求めます。その結果が0に近いほど予報
こんばんは。今回の専門知識は、第41回試験から予報精度の評価の一つ「ブライアスコア」にまたついての問題です。ブライアスコアは、降水確率のような確率予報に対する評価方法の一つですが、今回はその内容について述べられた本文の文中にある空欄を埋めながら復習してみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第41回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。22日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第34回試験・専門知識今回は①〜⑤の選択肢を検討しながら考えてみます。①適中率とは、予報が当たった回数を予報を発表した全体の回数で割った値になります。予報が当たった回数は、予報で「現象あり」に対して実況で「現象あり」だった回数+予報で「現象なし」に対して実況で「現象なし」だった回数になります。すなわち、5+90=95(回)になります。一方、予報した全体の回数は100回ですので、求める適中率は、95/100
こんばんは。今回の専門知識は、第35回試験から予報精度の評価の問題です。カテゴリー予測の基本的なところ、適中率、スレットスコア、捕捉率ついて問題を通して復習しておきましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第35回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。6日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第59回試験・専門知識(a)問題にある予報区Aと予報区Bの表を基に、分割表を作成しますとこのようになります。適中率は予報回数の全体のうち、予報が当たった回数の割合、つまり「降水あり」と予報して実況で「降水あり」となった回数と、「降水なし」と予報して実況で「降水なし」となった回数の合計を予報を発表した回数全体で割って算出した値のことをいい、値が大きいほど予報精度が高いという評価になります。これにより算出してみますと、予報区Aの適中
こんばんは。今回の専門知識は、予報精度の評価についての問題です。AとBの2つの予報区を適中率、スレットスコア、ブライアスコアの3つの評価で比較する内容になります。それぞれの評価方法の特徴に触れながらどちらの予報区の精度が高いのか、次回、一緒に考えてみたいと思います。第59回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。4日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第43回試験・専門知識(降水の有無の適中率)まず、適中率とは、予報を発表した回数に対する予報が当たった回数の割合をいいます。つまり、問題の分割表において、予報を発表した回数は30回、そのうち、予報が当たった回数は、予報・実況とも「降水あり」の9回と、予報・実況とも「降水なし」の14回の計23回が当たった回数となります。したがって23/30≒0.77となります。(降水ありの見逃し率)次に、見逃し率とは、予報を
こんばんは。今回の専門知識は、予報精度の評価からの問題です。ある地域の1ヶ月間の、毎日の降水の有無に関する予報と実況をとりまとめた分割表に基づいて、「降水の有無」の適中率、「降水あり」の見逃し率、「降水あり」のスレットスコアの正しい気象組み合わせを求めてみましょう。次回、一緒に考えてみたいと思います。第43回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。3日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第57回試験・専門知識気象庁では、発表を行った予報の精度を維持し、またより高い精度の予報を出せるように改善を行うため、予報の精度について検証と評価を行っています、今回の問題では、「降水あり/降水なし」のような大気現象の有無をいずれかの範囲で予想して発表する「カテゴリー予報」について、予報区A、予報区Bそれぞれに分割表を作成して精度の評価を行うということを考えてみます。(a)まず初めに、「適中率」とは、予報が当たった
こんばんは。今回の専門知識は、予報精度の評価の問題です。AとBの2つの予報区の分割表を比較し、「降水あり」の適中率、「降水の有無」の適中率、「降水あり」のスレットスコアがそれぞれどちらが高いかを求める内容になります。適中率・スレットスコアの求め方、スレットスコアとは何か、などについて問題を通して次回一緒に考えてみたいと思います。第57回試験・専門知識問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。4月1日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・専門知識先月の9月16日の第56回試験・専門知識・問4でも「平均誤差(ME)」および「二乗平均平方根誤差(RMSE)」の求め方について触れましたが、今回は予報精度の評価の問題ですので改めて問4のときと同じ例で触れてみたいと思います。表にある「差」は予報値から実況値を差し引いた差のことを表わしています。例えば2日目では差が-1となり負の値になるのに対し、3日目では差が1となり正の値となります。これら10日分の
こんばんは。(一財)気象業務支援センターより10月15日(金)から第57回試験の受験資料の頒布が始まっています。受験申請期間は11月15日(月)~12月3日(金)、試験日2022年1月30日、合格発表日は3月11日(金)となっています。受験の予定の方は写真など早めに準備をされますと安心ですね。ちなみに次回の大阪会場はJR大阪環状線天満駅からすぐの「天満研修センター」となっており、例年の冬の試験会場の大阪産業大学ではありませんのでご注意ください。さて、今回の専門知識は予報精度の評価
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第56回試験・専門知識今回は、数値予報の誤差について述べた文の下線部の内容が正しいか誤りかを判断する問題です。早速(a)から考えてみます。(a)まず解析値の精度についてですが、観測データは空間的に不規則に分布していることから、豊富に観測データがある場所と乏しい場所とで偏りがあります。観測データが豊富な場所では、個々の観測データにおいて観測機器による誤差や観測値が局地的な気象状態を表わしている場合などがあるものの相対的に
こんばんは。今回の専門知識は、数値予報から、数値予報の誤差について述べた文の正誤を判断する内容の問題です。(c)では、「平均誤差」、「二乗平均平方根誤差」と、予報精度の評価で学習する内容も含まれていますが、この2つは何かも含めて、次回一緒に考えてみたいと思います。第56回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。16日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第28回試験・専門知識(a)確率予報の精度評価では、降水確率予報のように結果が%で発表されるものにつきましては「ブライアスコア」という指数を使って精度を表わしています。したがって、「ブライアスコア」となります。(b)次に、本文の第1段落の内容をわかりやすくするため、例として、ある地域の10日間の降水確率予報の精度評価を行うことを考えてみます。まず、1日~10日までの降水確率が表のようになっているとします。これら
こんばんは。今回の専門知識は、予報精度の評価から、確率予報の評価方法についての問題を採り上げてみました。予報精度の評価の問題は専門知識で毎回出題されます。確率予報の精度評価にはどんな指数が用いられるか、またその指数をどう読み取るのかについて次回一緒に考えてみたいと思います。第28回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。11日分の考察編は次回更新の予定です。
こんばんは。前回の考察編で、ご質問を承り、もう少し考察が必要と思いましたので、今回は専門知識・問14の問題をさらに考えてみたいと思います。第55回試験・専門知識問題文の冒頭の最後のところで、「ただし、適中率、空振り率、見逃し率は全予報数に対する割合とする。」とあります。そこで問題の図に基づいて、判定基準を上回っている日にちについて「予報あり」とし、下回っている日にちについて「予報なし」として、判定基準が50%の場合と45%のの場合に分けて分割表を作成してみました。問題
こんばんは。早速ですが、考えてみたいと思います。第55回試験・専門知識(a)まず、「この10日間について、真夏日になるか・ならないかをガイダンスの値を判定基準として用いて予想することとし、判定基準を変更した場合の予想精度を比較する。」ということで、問題にある図の見方を確認しておきます。縦軸はガイダンスの値、すなわちこれを判定基準として見ます。そして横軸は1日~10日の日にちを表わしています。いま縦軸の判定基準を長破線で示されている50%から短破線で示されている45%
こんばんは。今回の専門知識は、予報精度の評価から、真夏日となる確率を予測するガイダンスについて、10日間のガイダンスの値と実況の経過を示した図を基に、本文の下線部の正誤を問う問題です。ガイダンスの値を判定基準として用い、それを変更した場合、適中率、空振り率、見逃し率にどう影響するか、次回一緒に考えてみたいと思います。第55回試験・専門知識※記事中の問題文及び図表は一般財団法人気象業務支援センターの了承を頂いて使用しています。7日分の考察編は次回更新の予定です。