ブログ記事5,462件
チャンミンは、ユチョンに指定されたホテルのラウンジに向かっていた。ジュンスがいなくなったことで頭に血が上ったチャンミンは、ユチョンの顔を見て掴みかかる様に言った。「ジュンスはどこです?!」「…おい、落ち着け」そう言われ、やっとここがホテルのラウンジで、静かなクラッシックを聞きながら優雅にお茶を飲む場所だと思い出した。チャンミンは小さく咳ばらいをし、失礼、と席に座った。「それで?キムジュンスがいなくなったのか?」「えぇ。病院もやめて引っ越ししていました」「それで?なんで
「チョン・ユンホ!」友人たちはよくもまあ俺を見つけ、どっと押し寄せてきた。講堂の外の一角にある柱もたれかかっていた俺は、見慣れた顔が一つ一つ目に入るにつれて、ようやく現実に戻された。学校悪くないな。おい、お前、ウノヒョンって何かあったのか?そうだよ、見えなかったけど。電話でもかけろよ。やつらの口から出た言葉に、俺はようやく慌てて携帯電話を探した。ヒョンのことをすっかり忘れていた。透き通る光に引き寄せられ、確かに別の世界に足を踏み入れた。夢見てるようにぼんやりとしていた。「君がウ
ヒョンは何でも始まりが肝心だと言っていた。長男や次男と比べて、年の差が離れているわけではなかったが、いつも優しい声でする助言や忠告を小言にも、全身を捧げてうなずくのは、その誰よりも大人らしい余裕で俺を包み込んでくれるからだ。ただ1人だけ憧れの対象がいるとしたら、それはいつも"ウノヒョン"だった。たとえヒョンと俺はまったく違う道を歩んでいても、その本質だけは一緒でありたかった。その始まりの第一歩を踏み出す日。しかしヒョンの言う重要な始まりはひどく慌しかった。明け方まで雨にびっしょ
チャンミンは広い会議室にて、続々と集まって来る教授たちと挨拶を交わしていた。今日は医療センター設立に向け、そこに設置される研究施設の会合があった。今の所ワングループから「出資取りやめ」の発表はないため、予定変更はなく着々と計画は進んでいる。各地から権威ある教授や有識者たちを交え、どのような研究施設を設置するかなど熱い議論が交わされた。この医療センターには国からも期待が寄せられており、センター設立によってたくさんの患者が救われる事になるだろう。会合の中心で熱弁をふるうパクユチョンの姿
時間は止まらない。俺を置き去りにして流れていこうとも、止まることなく、休むことなく前へ進んでいく。俺はいったいどこに立ち尽くしているのか。孤独の奈落に落ちたのか、慕情の海に沈んだのか。暗闇の真ん中で、寂しく漂っている。目を閉じると、その生々しい地獄でもがく。彷徨い、また彷徨っている。その迷路のような思考の断層は、俺の判断を曇らせる。正確に判断ができない。どれひとつとして簡単に決めることができない。この戦争のような最面の中で、温かい体温が俺の手を握り、身体を抱き寄せる。敗残兵のような俺は羊水の
「親友…?もしかして君の相手は、シムチャンミン?」ギクッ!(゚Д゚;)何も言えなくなったジュンスに、ユチョンは優しい声で言った。「自分の気持ちに正直になりなよ。その時の君はきっと正直だったはずだよ。そしてそれは恥ずかしい事じゃない」「…それが出来れば苦労はしませんよ」自分に正直になる…それはオメガの本能の事。でもチャンミンはそんなオメガを心から嫌っているんだ。きっと今頃冷静になって、あの時の俺を…軽蔑しているに違いない…。チャンミンが自分を軽蔑していると考えるだけ
今日は二人で買い物に出かけていた。ニースに来てからふた月が過ぎ、冬物を買うために、ハイブランドの店を訪れていた。「ジェジュン、気に入ったものがあれば言って」「う~ん…俺、ファッションはよく分からない…」そういえばジェジュンの私服は、全部チャンミンが見立てていると言っていたっけ。ムカムカと嫉妬の炎が燃え上がり、ユノはジェジュンに似合いそうな服を片っ端から買った。「コレとコレ…あぁこれも。あそこのジャケットも。…あぁめんどくさい。店ごと買うか?」「ばか、やめろよ。そんなにた
はぁっ…はぁっ…はぁっ…。ようやく落ち着いたチャンミンが目にしたのは、傍に横たわるジュンス。彼の白い体には、いくつもいくつも赤い跡が散りばめられていた。思ったより華奢だったジュンスは枕を握り締め、荒い息を零しながら汗にまみれた体を投げ出していた。本能のままに、親友を抱いてしまった気まずさ。チャンミンは頭を掻きながら、そっとジュンスの腰に触れた。ジュンスは体を起こそうとして、重い腰の痛みに顔を歪めた。「いっつ…」「痛みますか?起きられますか?」ジュンスはチャンミン
あの日から、チャンミンは仕事に忙殺されていた。深夜、自分のデスクでやっと仕事を終えたチャンミンは、大きく伸びをした。会長はドンジュが逮捕されたことにより、かなり落ち込んでいるようだ。ドンジュへの心配より、今までドンジュを甘やかしてきたツケを感じ、子育ての反省をしている。私はずーっと思ってましたがね、あんな奴しっかり更生させるべきだって!ふと電話を見ると、久しぶりに父からメールが入っていた。久しぶりに顔を見せなさいと書かれてあった。チャンミンは深いため息をついた。私の父
現在BSイレブンで放送してる「福寿草」ですが、第39話まで見ました。産業スパイの件もユンジェの知るところとなりユンジェから冷たくされるユラ。パク刑事は中華料理店での賭博を間一髪かわしましたね。時折「鬼のパンツ~」がどうのこうのってあの歌はなんだろう(?_?)一方ヨナの息子のテヤン。ユラの策略で、ある夫婦に育てさせてますね。生活費等はユラが出してるようですが、相当裕福ですね。テレビの通販番組の宣伝対決でユラに邪魔されながらも勝ったヨナ。ユラの行いに呆れるガンウクとユンジェ。
身近に双子ちゃんいる?▼本日限定!ブログスタンプ身近に双子?じゅんじゅん、腐タゴだけど(≧▽≦)←腐った双子じぇんじぇんという姉と、立派に腐れてまーす♪ということで、腐タゴでハマったこの動画をプレゼントはあ・・・ユンジェ最高(≧▽≦)
若くしてユノを授かった両親、同時不景気のどん底だった韓国に仕事は無く、知り合いに仕事を求めていた。無学だった父は勧められるがままに、香港での事業で人生の逆転を図った。そしてユノが生まれてすぐ両親は仕事を求めて香港へ移住した。だがそれは当時流行った詐欺であり、事業は上手くいかず借金だけが増えていった。借金で首が回らなくたった時、アルファのユノを養子に欲しいという話が舞い込んだ。ユノの為にもその方がいいだろうと考えた両親だったが、結果的にユノを手放して大金を得た。5歳で跡継ぎ
地中海の輝きに包まれたフランス屈指のリゾート地ニース。コート・ダジュールの青が空と海を溶かし、石畳の街並みに歴史と芸術が息づく。海岸沿いのプロムナード・デ・ザングレでは、潮風が心をほどき、夕暮れには街全体が金色に染まる。優雅で穏やかな時間が流れる場所…ユノはここニースを旅先に選んだ。ユノは海岸線を見渡せる高級別荘を借り、しばらく二人きりで過ごすことにした。二人が来る前に、部屋の清掃やベッドメイキング、買い出しなどを業者に頼んでいたので問題はなかった。大きな窓を開けると、爽やか
ジェジュンが目を覚ますと、そこは自分の寝室だった。「目覚めましたか?気分は?」見知らぬ男に声をかけられ、思わずつぶやいた。「……死…ねなかったんだ…」「えぇ。傷も塞がっていますし、命にも問題ありませんよ」女性のようにきれいな顔をした男は、薄く笑うと点滴のチェックをした。「あれ…あなたは…」「あぁ申し遅れました。私はキムヒチョルといいます」「やっぱり…キムヒチョル博士ですか?何故こんな所に?」医者を志すものなら、キムヒチョルを知らぬ者はいない程の有名人。
現在BSイレブンで放送中の「福寿草」ですが、第25話まで見ました。ヨナの妊娠が発覚しましたね。ユンジェとの子ですね。ヨナの妊娠が発覚したとたん、同じ部屋のボス格の受刑者が優しくなりましたね。その前に受刑者仲間のヨンスンが仮退院して、ヨナの脱獄を手伝ってました。ヨナはユンジェとユラの結婚披露宴に行ってユラに詰め寄りました。この後ヨナとユラはもつれて屋上から落下しましたが、お互い驚異的なタフネス振りでほとんど無傷でしたね。あれはスーパースタントマンもビックリですね(~_~;)ユ
ユノは部屋から出たが、ジェジュンの事が心配でドアの前から動けなかった。しばらくしてドアが開き、ジェジュンがよろよろと出てきた。「ジェジュン、大丈夫か?」「…シャワー浴びる…」「うん!行こう!支えるよ」ユノに支えてもらいながらバスルームにたどり着く。グッと体を押され、ユノはバスルームから出された。ユノはその間に、着替えを用意した。シャワーを終えたジェジュンは、ソファに座ってユノが用意した水を飲んだ。少しほっとしたユノに、ジェジュンが呟くように言った。「家に、帰り
目の前に立ったユノの手を握り、お腹にポスンと頭を付けた。「ジェジュン先生…?」ユノが反対の手で、ジェジュンの髪を優しく撫でる。何も言わないジェジュンの髪を、ユノは撫で続けた。俺は…いつまで兄に搾取され続けるのだろう…。どうせお金は帰ってこない、だが大金を巻き上げられた事はどうでもよかった。23年も前の子供時代の事なのに、ジェジュンの体から恐怖が抜けない。笑いながら自分を闇の中に閉じ込めた兄の狂気が、今でも恐ろしく何もできなくなってしまう。ユノはジェジュンの横に座り
ユノに出て行ってもらおうと決めたジェジュンだが、朝早くからジェジュンの為に朝食を用意するユノに、なかなか言い出せないでいた。「ジェジュン先生、今日はトマトサンドにしました。トマトにはリコピンが含まれていて抗酸化作用があります」ニコニコと笑うユノに、それでも言わなければと、ジェジュンは口を開いた。「ユノさん、あなたエニグマだと仰いましたね。確かエニグマは、アルファもマーキングできると…。本当ですか」「本当です。でも心配しないで下さい。俺は了承もなしに、マーキングするほど下劣な人
家に帰ると、ユノがパタパタとスリッパを鳴らして駆け寄って来た。キッチンからいい匂いがして、夕食を用意していたんだと分かる。「ジェジュン先生、お帰りなさい。ごはんは食べました?」「いえ、結構です。話が聞きたかっただけなので」「そう、ですか…」シュン…と俯いたユノだったが、用意してあったコーヒーを入れた。「ジェジュン先生、ウソをついて本当にごめんなさい。なんでも聞いてください。ちゃんと答えます」「…では単刀直入に。何故あんな噓をついたんですか?俺が騙されて面白かったですか?
現在BS11で放送してる「福寿草」ですが、第19話まで見ました。ユラは自分の罪をなすりつけてヨナが実刑喰らっちゃいましたね。しかも判決下したのはユラの父親のインシク判事。最初は自首を勧めてたのにユラに懇願されて娘可愛さに寝返りましたね。義理の娘より実の娘か。気持ちは分かりますが、判事としてあるまじき行為ですね。何も知らないユラのばあさんも言いたい放題ですね(~_~;)ユンジェもヨナを信じてやることも出来なくてなんだかなあって感じです。あとユンジェの義理の兄のガンウク。産業スパイの
皆さま、あけましておめでとうございます。昨年もたくさんの方にお越しいただき、とても感謝しています♡本年もよろしくお願い申し上げます<(__)>皆さまはどんなお正月をお過ごしかしら?どこかに旅行?JXファンミに?それとも寝正月?(これはワタシw)ゆっくりと楽しいお正月をお過ごしください♡さて、2020年1月8日から始まりましたこのブログ、7年目に入りますね~。早いですねぇ。あっという間です。少しのお休み期間はあっても、ずっと続けてこられたのはひとえに、皆様が応
会議を終えたジェジュンは、窓から見える晴れ渡る空を見て、今日のランチは外で食べようか、などと考えていた。近くのカフェに行こうと病院を出る。気持ちのいい風が吹き、う~んと背伸びをした時、後ろから声をかけられた。「ジェジュン先生!お昼ですか?」「ユノさん!近くのカフェでも行こうかと…。一緒に行きませんか?」「えぇ!行きましょう」二人並んで、いい天気ですねぇ、などとにこやかに話していた時。道を走っていたバイクの音が大きくなった気がした。振り向くと運転を誤ったバイクがこっちに突っ
チャンミンは、病院の廊下を歩きながら、頭をかしげていた。昨日…たしかジェジュンがラットになって危ないから、慌てて自分の部屋に連れ帰ったはず。だが、そこからの記憶がない。気が付いたら、一人部屋で倒れていた。今日は、ジェジュンも元気に会議に出席しているようだし…ラットが治まったから自分で帰ったのか?ユノの強いフェロモンで、チャンミンは、記憶の一部を無くしていた。「チャンミン、どうしたの?」廊下で、たくさんの本を持ったジュンスに声をかけられた。「いえ、何でもありません。あぁ
黒を基調としたシックなチャンミンの部屋。チャンミンは自分のベッドルームへ運び、ジェジュンをそっとベッドに寝かせた。「オメガのフェロモン耐性剤を飲んでなかったんですか?」「…ラット期に発熱したから…一旦、薬を止めてたんだ…」「そう、ですか…」ラット期特有の強い性欲は抑えられたが、まだ頭がぼんやりして、体も火照っている。「ふっ…うぅン…」熱いのか服を引っ張りながら、悶えるように体をくねらせるジェジュン。とろんと蕩けた顔をして、チャンミンがどんな風に自分を見つめているか
キャストイ・ユリ...ソル・ヨナ役ヒョン・ウソン...ハン・ユンジェ役2013年の作品で今BS11で再放送してますね。このドラマは個人的には私が見た現代韓国ドラマでトップクラスに面白かったですね。何回見ても面白い。このドラマの後に「復讐ドラマの女王」と呼ばれたイ・ユリが主演で最初はやられ役でしたね。イ・ユリ扮するヨナが親の再婚で妹になったユラに色々とされるんですね。ユラが好きなユンジェがヨナの恋人だと知って嫉妬の炎が燃えるユラ。ある日ヨナを追って
ユノの手首に縛られた跡を見つけたジェジュンは、息をのんでユノの背中を見た。まさか…ユノさん、オメガであることを理由に、何かひどい事をさせられたんじゃ…。オメガは、アルファの支配的フェロモンに決して抗えない。言いなりになって足を開き、自分の意思とは関係なく、結局快感を享受する悲しい生き物。それを利用し、力でオメガを蹂躙するアルファのなんと多い事か…。ジェジュンはそう言った行為を一番軽蔑していた。ジェジュンの逞しい妄想が頭の中を駆け巡り、ゾワッと寒気がした。そう考えると、さっき
チャンミンは、ある財界のパーティーに出席していた。周りを見渡せば、有名な大企業の社長や幹部、投資家や有名人が集う、華やかなパーティーだった。すると前から人懐っこそうな、爽やかなイケメンが歩いてきた。「やぁどうも―シムチャンミン本部長。初めましてパクユチョンでぇす」ユチョンの軽い挨拶に面食らったが、相手は韓国随一のパク財閥の御曹司。チャンミンは丁寧にお辞儀をした。「初めましてシムチャンミンです。自己紹介しなくても、財界人であなたを知らない人はいませんよ」「そぉ?ま、俺達歳
ジェジュンはベッドの中でも、ユノの事ばかり考えていた。そうだ!ユノさんをデートに誘おう!理由はいつもご飯を作ってくれるお礼に!うん!スマートだ!どこに行こうかな…ユノさん忙しそうだし、せっかくの休みに疲れさせたくはないな…。俺だったら海に行って、しばらく波の音を聞いたら癒されそうだけど、ユノさんはどうだろう。こんなデートは退屈だろうか、ユノさんは何が好きなんだろうか。ジェジュンは今まで誰かをデートに誘ったことはなく、いつも誘われてついていくだけ。だからデートプランも考えた事は無い
福寿草ヨナ(イ・ユリ)は母の再婚によりユラ(ユン・アジョン)と姉妹になる。ヨナは大学時代からユンジェ(ヒョン・ウソン)と交際していたが、ユンジェが『ジェイ化粧品』の社長だとは知らずにその会社への入社が決まる。一方、ユラは誰からも愛されるヨナに嫉妬心を抱いていた。ユラも幼い頃から家族ぐるみのつき合いであったユンジェを一途に愛していたが、ユンジェの恋人がヨナであることを知り、嫉妬心は次第に憎しみへと変わっていく。ヨナが入社すると、ユラはヨナに産業スパイの罪を着せ会社を追い出そうとする。苦境に立た
バタバタとチャンミンが廊下を走っていた。心臓外科に行くと、ジェジュンはまだ手術中だという。チャンミンは、ジェジュンの部屋に入って待つことにした。朝の会議終了後、ユノから信じられない言葉を聞いた。「今、ジェジュン先生の家に居候中なんです」「…は?」まさか…ジェジュンが他人と同居するなんて!今まで何度もジェジュンの家に行ったが、決して私がジェジュンの家に泊まる事は無かった。何故なら、ジェジュンは他人が家にいると眠れないから。それなのになぜ…?なぜ他人の、しかもオメガのチ