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「プロポーズもしてないなんて最低だな。紳士の風上にも置けないぜ」「ぐぬぬ」しばらくユノをからかって遊んでいると、キムジェジュンがやってきた。キムジェジュンの事は知っていたが会うのは初めて。ゆったりとした白いニットを着て笑顔で挨拶をする彼を見て、俺は珍しく言葉に詰まった。俺の知り合いは世界中のセレブ、彼らはみな洗練された美しさを保つ事に躍起になり、そのために使う金を惜しまない。だが俺の目の前にいるキムジェジュンは、何の飾り気もないのにその輝きはレベルが違った。透き通るような白い肌
ここはヨーロッパにある小さなリゾート島。ある高級ホテルで、俺はユノを待っていた。久しぶりに二人きりの時間を過ごすために。白い石造りの建物に続くバルコニーは、地中海の光を受けて淡く輝いている。手すり越しには、深いコバルトブルーの海がゆるやかに広がり、潮風が肌をひんやり撫でる。気温は25度前後、暑すぎず心地よい初夏の空気。高級ホテル特有の静けさが漂い、ふかふかのデイベッドに身を預けるだけで、時間がゆっくり溶けていくようだ。そろそろ着くころだと、広いロビーに降りる。ソファに座り