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少し前の記事で、注入治療でご高名な岩城佳津美先生(いわきクリニックIC院長)が講師をされた、「こめかみのヒアルロン酸注入」をテーマにしたセミナーに参加したことをご紹介しました(記事は⇒こちらです)。大変勉強になり、さっそくその後の診療に活かしています。今回は、その「こめかみのヒアルロン酸注入」のモニター症例をご紹介します。さっそくですが、「注入前」と「注入直後」の状態をご覧ください。(今回なぜ「直後」の写真なのかについては後述します。)注入したヒアルロン酸は合計3
(前回からのつづき)みかこクリニックに新しく導入したフォトナの新しいハンドピース『Tランナー』。その凄さをお話する前に、マシンによる『たるみ治療』の最近のトレンドについてお話しておきたいと思います。たるみに対するマシンでの治療と言えば『HIFU』(ハイフ)が有名です。「たるみと言えばHIFU」と言われるほど有名なマシンになりました。ところが、一部の患者様で「HIFUが効かない」という声が聞かれるようになりました。私自身もたるみに対しHIFUの『ウルセラ』を受けた経験があり、その
昨日のブログで、オンラインで参加した「カスタマイズ治療研究会」のテーマが『難治性肝斑』だったことをご紹介しましたので、今日は、当院における『難治性肝斑』のモニター患者様のご紹介をしようと思います。ご紹介する患者様は、横浜のKOClinicに見学にお邪魔した際に、これまでの治療経過をスライドにまとめて、黄先生にも相談させていただいたほど、私が難しいと感じている患者様です。ご紹介する患者様は、私の前職時代にも美肌治療で通院してくださっていた患者様です。その頃にも軽度の肝斑がありまし
(つづき)前回のブログで、『口角ボトックス』がマリオネットラインに有効ということをご紹介しましたが、口角ボトックスは別名『スマイルボトックス』とも言われていて、口角がぐいーんと上がりやすくなることが主な効果でもあります。ビフォーの写真を撮り忘れて恐縮なのですが、「口角ボトックス」の注射後は、こんな感じで上がります。でも、表情筋評論家の西田美穂先生(BTC院長)によると、口角を上げるのは、ボトックスの力ではなく、あくまで『あなた』なんだそう。その美穂ちゃんのオモロイ記事
今日は『シミ取り治療』の患者様のご紹介です。元々、ご家族の方が患者様としてみかこクリニックに通院されていたのですが、その患者様からお母様に勧めてくださって、お母様もご来院になりました。大切なご家族、特にお母様をご紹介していただけるということは、私としても本当に嬉しいことです。カウンセリングで、肌診断画像装置『VISIA』での撮影を行って状態を拝見すると、角質肥厚のあるシミが目立ちました。このように角質が厚い場合には、まず『Qスイッチレーザー』でのシミ治療をお勧めするのですが、「回
先日から『シルファームX』についてご紹介しています。今日は『シルファームX』の毛穴に対する効果についてご紹介したいと思います。みかこクリニックに『シルファームX』を導入したきっかけとして、「肝斑」への治療に魅力を感じたからという話は前回お伝えしました。それとは別に、毛穴やシワ、たるみに対する効果もあることも事前に聞いていましたが、正直なところ、それほど期待はしていませんでした。ところが、現在まだスタッフで治療の経過を見ているところではあるのですが、嬉しい誤算で、期待以上の効果
みかこクリニックで頻度の高い『小陰唇縮小術』。院長の私が女性の形成外科専門医ということで、ご相談に来られる患者様の期待値が高いことをひしひしと感じていますが、そのご期待にこたえられるように、仕上げりの綺麗さへのこだわりも含めて、手術にはいくつもの工夫をしています。『小陰唇縮小術』の症例写真をこのブログでもご紹介するようになってから、大変ありがたいことに、たくさんのモニター患者様に手術を受けていただいています。今日は、そんな貴重なモニター患者様の手術中の写真をご紹介させていただきながら
年末にはダウンタイムのある施術をお休み前に行いたいという患者様が多く、普段よりも沢山の注入治療を行いました。このブログで12月中旬にご紹介したヒアルロン酸『ボライト』の施術も、年末に早速数名の患者様が受けてくださいました。注入剤には製品ごとに特長があり、目的によって注入剤を使い分けるのですが、ダウンタイムという観点で言うと、『ボライト』の施術よりもダウンタイムが軽く、週末などにも気軽に受けていただける肌の若返り治療が『プロファイロ』です。仕事の都合などでダウンタイムが取れない方や、自然
前回は、フォトナのたるみ治療について、宮田先生のセミナーのお話を書きました。宮田先生のクリニックでも人気が高まりつつあるというフォトナによる「たるみ治療」。宮田先生は、エルビウムヤグレーザーの『SMOOTHSKIN』という照射方法を、全自動で安全に効率的に行ってくれるロボティックというシステムを導入されているので、照射時間が非常に短くて高い効果が出せているそうです。宮田先生は、このロボティックを用いた皮膚側への照射である『SMOOTHSKIN』と、口腔内からの照射で
陥没乳頭の治療と言うと、まずはやはり「手術」が思い浮かぶと思います。ですが、実際には、手術に至らなくてもすむように、感染予防・陥没矯正というプロセスが大変重要になってきます。このことは、女性の間でもあまり知られていないため、すべての女性の方(特に女の子のいる母親の方)に知っていただきたいと思い、以前、「陥没乳頭の治療」と題したブログ記事を連載しました。連載をまとめた記事⇒こちらです。その連載の中で、陥没乳頭の「矯正器具」について書きました。最近、陥没乳頭の矯正器
先日、いつも通ってくださっている患者様から「フェイスラインのたるみが気になる。もうちょっと良くならないかなぁ。」とのご相談をいただきましたので、『ボトックス』による施術をご提案し、施術していただきました。2週間ほどたって、別の施術でお越しになった際に、「フェイスラインの変化にびっくりした!感動した!」とおっしゃっていただきました。その患者様に行ったのは、オトガイ(アゴ)と口角、そして「ネフェルティティリフト」と呼ばれる広頚筋へのボトックス注射でした。これらの部位へのボトックスによってフ
強力な磁力で強制的に骨盤底筋群を鍛えることで、「尿漏れ」や「膣の引き締め」に効果を発揮する『スターフォーマー・プロ』。先日、『スターフォーマー・プロ』で通院中の患者様が、「便漏れが改善した」とおっしゃられていたとスタッフ経由でお聞きしました。その患者様は美肌治療やたるみ治療でも定期的に通ってくださっている患者様でしたので、次の診察の時まで待てばよかったのですが、「便漏れが改善した」というご感想について、もっと早くもっと詳しくお尋ねしたいという衝動を抑えきれず、私からスターフォーマー
たびたびご紹介している人気の施術『プロファイロ』。今回はそのプロファイロで効果を実感されている患者様のご紹介です。ご紹介する患者様は、私の前職時代から長くお付き合いのある患者様です。初回施術から1年6か月の間に、プロファイロを合計6回行っていただきました。5回目と6回目の施術の際には、ボリュームロスが気になってきていた「こめかみ」にも注入を行い、6回目には「額」にも注入を行いました。額には1/2シリンジに相当する1㏄を使用しました。先日、6回目の施術から1か月後に来院さ
患者様から「乾燥がひどい、保湿しても保湿しても乾燥する」というご相談をよくいただきます。そんな時、保湿剤のご提案をすると同時に、必ずお伝えすることが、「外からの保湿も重要ですが、中からの改善も必要ですよ、栄養が改善のカギですよ。」ということです。皮膚科医や形成外科医にとって保湿が重要であることには異論がないと思いますが、私自身はこの『保湿』というのがとても難しいものだと考えています。私も経験があるのですが、自分に合う保湿剤を延々と探し続けるという状況になるのはとてもつらいことです。今回
目の下の老化についてのご相談は本当に多くいただきます。加齢の状態によっては手術や注入治療をお勧めする場合もありますが、今回は「老化した目元の皮膚の若返り」に限ってお話ししたいと思います。皮膚の老化によって目の下に小じわができている場合、その改善はとても難しいと感じます。どうしたら目元の皮膚を若返らせることができるか、私も色々な治療法を試してきました。その手段を大きく分けると、①熱による皮膚の若返り、②注入による皮膚の若返りの2種類になると思います。①の熱による目元の皮膚の若
今回も「シミ治療」でご来院くださった患者様をご紹介します。カウンセリングでお顔を拝見すると、下のお写真のように、とても肝斑が目立つ状態でした。そこで、シミ治療に先立って、まずは肝斑の治療を開始することにしました。行った治療は、肝斑に対する内服(トランサミン+ハイチオール)と『シスペラ』の使用開始。そして、『シルファーム』の肝斑・赤みモードを2週おきに2回受けていただきました。↓『シルファームX』まだ治療の途中ですが、治療前と初回治療から1か月後の経過をご覧ください
このブログで度々その良さをご紹介している二重『ビーズ法』。ずっとアイプチを使用されてきた方が『ビーズ法』を受けられましたので、その施術の経過をご紹介したいと思います。『ビーズ法』は埋没法に比べて取れにくいことがメリットですが、逆に言うと、埋没法のように糸を取り除けば元に戻るわけではありません。修正も可能ですが、埋没法よりも修正しにくいため、希望する仕上がりの形態が固まっている方に向いています。例えば、「長期にわたってアイプチを行われていた方」や「埋没法が取れてしまった方」などにはとて
レーザーによる『小陰唇のホワイトニング』。実際の施術の写真をご紹介するようになってから、モニターになってくださる患者様が増えてきました。大変ありがたいことだと思っています。そこで今回は『小陰唇のホワイトニング』のモニター症例の写真(2例目)をご紹介したいと思います。今回の患者様は、小陰唇がもともと小さいので、黒ずんでいる部分を切除すると小陰唇がほとんど無くなってしまう可能性があります。このように小陰唇が小さい患者様は、フォトナのエルビウムヤグレーザーによるホワイトニングがとてもよい適
今回は、下腹部の瘢痕の治療についてご紹介します。下腹部、特に恥骨のあたりは、肥厚性瘢痕やケロイドの好発部位です。帝王切開や婦人科での開腹手術後に、手術の傷が肥厚性瘢痕やケロイドの状態になり、形成外科を受診される患者さんは少なくありません。短い治療期間で、かゆみなどの症状をとるだけでなく、見た目も改善させたい場合には、『瘢痕形成術』または『瘢痕形成術+電子線照射』がお勧めです。しかし、「もう一度、切るのは絶対にイヤ!」と言われることも少なくありません。その場合の治療は、保存
たるみの改善を希望される患者様から、「なんで、こちらにはHIFUがないんですか?」というご質問をよく頂きます。美容医療の世界におけるHIFUの人気はすさまじく、「たるみ治療と言えばHIFU!HIFUと言えばたるみ治療!」というぐらい人気です。なのに、なぜ、みかこクリニックではHIFUを採用しなかったのか。もちろん、その判断の裏には、私なりの経験と考えがあります。今日はそのことをご紹介したいと思います。まず前提として、私がHIFUは効かないと思っているわけではない
今回は、肌質改善を目的にヒアルロン酸『ボライト』3本を使用したモニター患者様の症例をご紹介します。『ボライト』は「架橋ヒアルロン酸」でありながら、ボリュームを出す目的ではなく、肌質改善を目的としたヒアルロン酸です。特に、保水性・弾力性などの皮膚状態の改善と小じわの改善を目的としています。ボライトの特徴は1回の施術でその肌質改善効果が最大9か月と長く持続することです。これは架橋ヒアルロン酸だからこその特徴です。今回の患者様は、「額、こめかみ、頬の乾燥がひどく、いつも粉をふいて
先日、佐藤ももこ先生のリップのヒアルロン酸注入のセミナーに参加したことをご紹介しました(記事は⇒こちら)。せっかく色々と学んだので、リップのヒアルロン酸注入についてもっと患者様に知っていただきたいなと思っていたところ、過去にリップに関する記事をいくつか書きかけてそのままになっていたことを思い出しました。以下はそれらの記事をまとめたものです。先日の美容外科学会で(といっても、この記事の原稿を書いた2022年の話です(その時の学会に関するブログ記事は⇒こちらです))、久しぶりに再会した
先日から『スネコス1200』と『ゴウリ』の半顔テストを行っていることをご紹介しています(前回の記事は⇒こちらです)。初回の施術から約1ヶ月が経過しましたので、経過報告です。(注入直後)スネコス1200は初回に1/3バイアル注入し、1週間後に2/3バイアル追加注入しました。これは、通常の施術で1回に片側に1/2バイアル、両側で1バイアル使用するとした場合の2回分の注入を行ったことになります。ゴウリは初回に0.5㏄注入し、翌日に0.5㏄追加注入しました。こちらも1回に両側で1㏄
先日、スタッフにモニターになってもらって、『プロファイロ』と『スネコス』の併用での施術を行いました。長期的な結果はまだ出ていないので、ややフライング気味ではありますが、ここまでの途中経過をご紹介したいと思います。下の写真をご覧ください。まずプロファイロを注入し、その2日後にスネコスを目の周りにのみ注入しました。一番右の写真は、スネコスの注入から10日後の状態です。表情が異なるのですが、それでも顔全体のハリが大幅にアップしているのがお分かりいただけると思います。顔全体のハリ感は
今回は、「額」と「こめかみ」にヒアルロン酸注入を行ったモニター患者様のご紹介です。「額とこめかみの骨が浮き出て輪郭が見えているのを改善したい」というご希望でした。拝見すると、こめかみの凹みと眉の上の凹みが目立っていましたので、額にはボリフト2本を骨膜上に注入し、こめかみにはボリューマ2本とボリフト2本の合計4本を注入しました。詳しい注入方法については、先日のブログで詳しくご紹介しましたので⇒コチラをご覧ください。では、モニター患者様をご覧ください。注入前と注入後2週間目
「手の年齢は隠せない」こんな言葉を聞いたことがある方、多いと思います。顔や首の次に気になる部位が、この「手」ではないでしょうか。手のシミを気になされている方はとても多いと思いますが、ご相談の件数で言えば、顔のシミほどは多くありません。とは言え、私の前職場である木沢記念病院の時代から考えてみると、それなりの数の治療を行ってきました。にもかかわらず、ネット上でも意外なことに、手の甲のシミ取り治療に関する情報をあまり見かけることがありません。そこで、私の過去の経験も踏まえて、手の甲のシミ
新年度がスタートしましたね。お正月よりもむしろ気持ちが引き締まる気がしています。みかこクリニックでは本日が新年度の仕事始めとなっています。また気持ちを新たに頑張っていきたいと思いますので、今年度もよろしくお願い申し上げます。さて、新年度早々またまた私事で恐縮ですが、我が家の7歳児も無事?2年生になることにできそうで、毎日春休みを満喫しています。ですが、年明けから年度末にかけては体調不良がつづき、学校をお休みばかりしてしまいました。溶連菌感染に始まり、アデノウィルス、インフルエ
ヒアルロン酸注入による全顔の若返りを行った患者様のご紹介です。ヒアルロン酸をお顔全体にバランスよく注入して、総合的な若返りを図る施術方法があります。ヒアルロン酸メーカーのアラガン社が『TotalFacialTreatment』として提唱している手法です。今回ご紹介する患者様は、アラガン社が提唱する手法と同じ注入方法で、ガルデルマ社のヒアルロン酸7本(レスチレンリフト5本、レスチレン2本)を、2回に分けて注入しました(1回目4本、2回目3本)。患者様が気にされていた部位は
常に関心の高さを感じる『たるみ治療』。みかこクリニックでは、たるみ治療の主力として複合レーザー『フォトナ』での施術を行っていますが、そこに新たにHIFU『リフテラV』が加わり、3か月が経過しました。早くも『リフテラV』を希望される患者様も増えつつあり、ご好評をいただいていると感じます。みかこクリニックでのHIFU『リフテラV』の施術の特徴は、必ず『フォトナ』との組み合わせで施術を行っていることです。一例を挙げますと、複合レーザー『フォトナ』のNd-Yagレーザーである『PIAN
今回は『小陰唇縮小術』の症例写真をご紹介します。前回の記事で詳しくお知らせしましたように(⇒こちらです)、『小陰唇縮小術』の症例写真はこのアメブロでは掲載できないため、症例写真は私の個人サイトに掲載しています。デリケートな部分の写真ですのでボカシは入れてありますが、手術経過がお分かりいただけるようにしていますので、小陰唇縮小の手術を検討されている方にはぜひ参考にしていただければと思います。さて、今回ご紹介するのは「小陰唇の大きさに左右差がある症例」です。手術前の状態の