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先日の土曜日は、今年はじめての嵐山福田美術館へ「東山魁夷と風景画の旅日本から世界へ」展を見て来ました。今回の展覧会、展示会場では終始どこかでおしゃべりの声が聞こえていて、落ち着けなくて・・・(~_~;)これまでは混雑していても、あまりこんな事はなく、客層が違うせいでしょうかね。あと、この美術館でも紙の作品リストがなくなり、QRコードを読み込んで見る方式に変わっていたりして(゚o゚;なんか、戸惑う事が多かったですが(・・;さて、展覧会の内容ですが、タイトルにあるとおり「東山魁夷」展
☆破天荒な画家の方も多かった昭和の時代、全国の画商さんに、誠実なお人柄も含めて『ありがたい』と深く深く感謝された画家の方がいました。それが、白尾健一(しらおけんいち)画伯です。☆静かな湖畔に、樹木が寄り添う風景、赤い屋根の家、白樺、深い森・・・皆が頭に思い描くわかりやすい『絵』の構図。淡く、時に深いグリーンの色、路、空・・・(画伯の絵のある空間は、この絶妙な遠近法の効果で、奥行きが出て、実際の広さより、とっても広く感じられます。)誰もが真似できそうで、実際には、誰にも描けない、上質な風景
アートクラス、まだ続けています。と、言っても秋学期は緊急帰国やらあいつぐ怪我やらで出席できたのは数回。冬学期も一時帰国を4週間もしたのでたくさん欠席してしまった。気がつけば、あと4回しかないじゃないの。と、いうわけでロンドンに戻ってきて、まだ2日目ですが今日のアートレッスンに、行かなくちゃ。行ってみたら懐かしい笑顔にたくさん会えて、楽しい会話もたくさんできてなんてハッピーな時間!そして、やっぱり絵を描くのはすごく楽しい〜今日のテーマは「みどりの景色」
2024年7月18日(木)トプカプ宮殿ハレム内を見学中。ハレムとは「禁じられた」という意味があります。スルタン以外の男性が立ち入りを禁じられた場所、ということですね。黄金の道と呼ばれる通路。床には滑り止めの小石の埋め込まれています。ここを通って、スルタンが寵姫たちの部屋へ通ったんですね。青いタイルの部屋が続きます。黒人宦官の人形↑初期は白人だったそうですが、男性器の切除手術は命を伴うものだったらしく(死亡率は5割とか)、スーダンやエチオピアから黒人宦官
『いつも描きすぎて濁っちゃうんです!』という訴えをよく聞く。対策として、なぜ濁るのかをよく考えることはもちろんだが、私は、『いつ濁るのか』を考えれば答えが出るような気がする。私は画塾やカルチャー教室で何千の皆さんの制作の一部始終を見させてもらって思うことは、『どんな描き方の方でも全行程の80%くらいまでの進捗で濁る人はまずいない!』ということ。それは、何を意味するか。。。きっと最後の行程で何をやったかを考えれば“きれいなまま”
ずーーーーーーっと引きこもった休日を過ごしていましたが、ついに外に出る事になりました!安野光雅〜旅と空想の風景〜大丸京都店にある大丸ミュージアムで素敵な展覧会が始まりました大丸さんありがとうございます我が家にあった絵本の中で、特に好きだったのが安野光雅さんの『旅の絵本』でした。旅人が色々な町を巡る絵本で、文字は一切ありません。馬に乗った青い服の人が旅人です。緻密に描き込まれた街並みがとても綺麗さらに面白ポイントも沢山あって見つけるの
昨日は影の”形”について書きましたので、今日は影(陰)の“色”について書いておこうと思います。「白の影はグレーじゃない!」と訴え続けてきたせいか、当塾でペインズグレイやインディゴを“影(陰)色”として使う人を見かけなくなりました。影(陰)やバックは、さまざまに変化するところ、変化させることができるところですから、ここで遊ばない手はないですよね。影(陰)色を、ペインズグレイやインディゴ、もちろんほかのどんな色でも“決めつけ”て、何も見ない、考えないというのが一番いけないと思
滋賀県在住の風景画家滋賀県在住の風景画家、ブラウン・ウィリアムズさん。愛知県の足助町を訪れた際の、ブラウン・ウィリアムズさん恥ずかしながら、最近まで彼の存在を知りませんでした。知ることになったきっかけは、京都在住のハーブ研究家ベニシア・スタンリー・スミスさんの「猫のしっぽ、カエルの手」という動画。その一連の動画の中に、ベニシアさんの住む、京都・大原を訪ねるシーンがあり、ブラウン・ウィリアムズさんを知ることとなったのです。ペルー生まれのアメリカ人画家、ブラウ
春の絵画展への出品作近所の河の夕暮れ風景P6号ちょっと加筆手前には秋の草が繁茂してました明るめカラーで描いておいて乾いたら夕暮れ時の感じに合わせてグレージングをして完成となりますグリーン調にするかブルー調にするかはたまた、、、、気分次第かなアタシは、自由奔放に描くことが好き!!
しばしば、「初心者には(失敗しても修正可能な)消せる紙の方が良い」という声を聞くが、本当?消せる紙(修正可能)というのは、おおむねウッドパルプ系(以下、パルプ系)の紙のことを言っているのだと思う。値段も手ごろで、画材屋さんなら何かしらのパルプ系水彩紙は置いているので手に入りやすいという意味では“初心者向け”というのもうなづける。一方で、コットンパルプ系(以下、コットン系)は高価だし、絵具の浸透もスムーズなので乾くと洗い流すことは難しくなる。つまり、修正できない紙ということ。画材屋さんも
2025年3月横浜ビジネスパークにてのスケッチ会に参加。といっても、そこはどこ?と言う方も多いでしょうね。私も今回初めて知りました。当然絵を描くのも初めてです。横浜から相鉄線に乗って三つ目の天王町駅で降りて徒歩3~4分位にある野村不動産が開発した複合施設です。オフィスビル群の中心にあるサークル状の建物の光りと影が面白かったのでここを描くことにしました。MUSEACRYBROCKF6/ペン画・透明水彩それにしても、「影」だらけ、、、ですね。も
※多忙の為、いいね返し・訪問・コメントお休みしています。ごめんなさい日曜日、支部展最終日。皆さん力作揃い。画像ではわかりにくいんだけど、みんな40・50号の大きなサイズ。迫力あるなあ。お目目つぶしな私の作品汗もっと精進しなければ…午後から受付をしたのですが、寒さのせいもあり入場者数は少な目でした。でも他の方たちとも沢山話せたし、楽しい一日でした。日曜に買い物に行けなかったし
旅先でサラサラ~っとスケッチしたり、おうち時間に絵を描いたりは憧れるけど、残念ながらそういう趣味はなくインドネシアモチーフのクロスステッチも売ってますが、目も見えないのでやらないしバティックも額に入れるほどの作品は作らなかったし(目も見えないからあきらめた)何か...額にいれて飾りたいような作品とかなかったので、機会がなかったフレームオーダージャカルタ離脱してBogorへ『延泊したホテルPullmanHotelCiawi❪2❫』ジャカルタからしばらくの間逃げましたInstag
寒かった冬も少しずつ春の兆しを感じられるようになり今日は少し暖かく感じました。日中はジャケットなしで歩けるくらいでした。小腹が空いたときに最近大豆を炒ったものを食べるので朝ご飯を作る前に大豆を炒っておりました。硬いまま炒っていたのですが調べると、一晩水につけてからとありそうしたのですが・・・・。そのまま炒った方が味わいがあるな~。塩を一振り、とあったけれど、そこに塩分を加えたくないので結局そのまま炒った方が私好みかもしれないな・・・・・。と、色々思いつつ大豆とにらめ
2025年2月広尾の有栖川庭園にてのスケッチ会に参加。ここは何度かスケッチに来たことがあるので、今回は公園ではなく周辺の街並を描いてみようと集合時間の少し前に着いて周辺をロケハンしよう考えていたのですが、結局、時間ギリギリになってしまったので、定番の石橋をこれまで描いていないアングルて描きました。WaterfordBF6/透明水彩描いていると、突然リスを発見!ほら、橋の右側、木と木の間!しかも数匹、輪を描くように走り回っています。あっ!リスが!輪
ダイソーの大人の塗り絵より、『ローテンブルク』を塗り始めました。実は7月に【色作りか難しい】と言う記事をあげた際、『今、とある塗り絵の色作りをしていて…』と言う記事を書いたのですが、(色作りシート)この際、左側の建物だけ塗ったのですが、8月の締め切りには間に合わないだろうし、他にもやってみたい技法書があったりもして、すっかり放置しておりました。絵の良い点は、放置していても、またそこから始められるのは良いですよね。ってな訳で、ローテンブルクの塗り絵、再開です!ダイソーの大人の塗り絵、
前回の①の続き。茂みの所に濃淡を入れていきます。短い線を集めていくような感じ、との事ですが、うーん、なんか変。次に茂みの色を濃くしていきます。上から青を乗せ、緑にしていきます。影にも黒を入れます。そうすると影らしくなり、周りとの明るさの違いがハッキリします。最後に紫陽花とスズメ、背景の壁などを塗ります。細かい所を微調整して完成です。いや、完成と言うか、今回はギブアップ!と言う感じ。どうも始めから上手く行っていない感じがして、途中からは、ほぼ投げやりな感じになってしまいました。(
今日は「自分と向き合う」という、よく耳にするテーマについて、少し違った角度からお話ししたいと思います。私たちの中の「点」から「風景」へ多くの人は自分自身を「私はこういう人間だ」と一点に固定して考えがちです。「私は几帳面な人間」「私は優柔不断な人間」など、自分にラベルを貼ってしまうことはありませんか?しかし、実際の私たちの内側には、広大な「風景」が広がっています。晴れた草原のような穏やかな部分もあれば、荒々し
★【感動とやすらぎ】木村新風景画展★2023年3月22日(水)〜4月2日(日)午前10時〜午後6時30分会期中無休入場無料会期中作家在廊(画像は作品の一部です。)★ギャラリー銀座03−3541−6655(画廊事務所)東京都中央区銀座2−13−12(風通しの良い1階ギャラリーは、車椅子ベビーカーでもお入りいただけます。)新型コロナウィルス感染症の対応について★歌舞伎座・木挽町広場・奥エスカレーターより地上へ。右・京橋方向へ
年に4回のペースでやっている広尾アートアカデミーの一日ワークショップを行った。テーマは、①新緑の森(10:00~13:00)と②煌めく海(14:00~17:00)の二講座。①新緑の森ファーストウォッシュは、鮮やかな黄緑を下地として敷いておく。乾いたら次に暗いところ(中間トーン)を入れていく。この時明るい幹は塗り残しながら…。細部、暗部を入れて完成。"ForestBathing"51cm×36cm
最近、“見たまま描いてちゃダメでしょ。”ということが多くなってきた。以前は、「まずは見たまま」と言っていたかもしれない。でも、自分で描いていて“見ていること”と“描いていること”の間にかなりの誤差があることを体感するようになって、無責任に言ってはいけないと思うようになってきた。“見ていること”が目から脳に行って何かの化学反応があって、別なものに増殖したり変異したり分裂したりする感覚が日ごとに強くなっている今日この頃。『オレが見ているものはみんなの見ているも
昨日の午後のデモンストレーションコースではパリ・モンマルトルの絵の仕上げの時間が足りず、完成までお見せできなかったので、追加説明をさせていただこうと思う。昨日の時間内では影を落として全体の光を現すところで時間となってしまった。しかし、そのままでは今一つディテイルの密度が足りず締まらない。講習後、ある技法を使って10分ほどで手前の影の中の石畳を描いたので、簡単に説明しておく。《技法解説》影を先に描き入れ、完全に乾いた絵の具の上から石(ブロック)の形に水を
おはようございます。マダムひとみです。今日2月23日は天皇誕生日です。お誕生日おめでとうございます!!昨日は主人と京都へ行ってきました。梅田から阪急電車に乗りました。目的地は嵐山です。桂で乗り換えしました。福田美術館に行きたくなったのです。なぜから東山魁夷の展示があるからです。昔から東山魁夷が好きでした。2021年4月に神戸市立博物館で東山魁夷の特別展「唐招提寺御影堂障壁画展」がありそれにも行きました。嵐山はご無沙汰の地です。渡月橋です↓
2025年2月三ノ輪橋にてのスケッチ会に参加。これまでとうって変わってまるで初夏のような陽気。さぞかし参加者が多いかと思いきや意外と少数。メンバーの大多数は東京の西部に住んでいるので東部はやはり遠いと敬遠されたのでしょうか。今日はさくらトラムを描くことは決めてきたので後はアングル探し。カスタニェット風にと逆光の場所をチョイス。電車のボディ色はいろんな色があってどれにするか迷ったのですが、逆光で全体が暗く仕上げるので少しでも明るめになるよう黄色にしました。Wat
展覧会コーディネーターオーストリア国家公認観光通訳ガイド幸子さんのツアーでベルヴェデーレ宮殿上宮美術館で絵画鑑賞しました。ビーダーマイヤー様式の絵画。ビーダーマイヤーは、19世紀前半にオーストリアを中心に流行した市民主導の様式です。当時の市民の生活がうかがい知れます。シューベルトもサロンで友人たちのために自身のドイツ歌曲を披露していたそうです。教科書で観たことのあるナポレオンの絵。かなり高さがありました(2メートルほど?)アンピール様式の絵画。
曽根天満宮にて高齢者大学写真クラブのメジロ撮影会がありました。昨日、姫路市美術展にご一緒した方も参加と聞いて、チョットだけ覗いてみました。大好きな枝垂れ梅が咲いていて嬉しくなりました白梅は今が見頃、ちょうどいい咲きっぷりですこっちの白梅もいい顔して咲いていました。梅林のなかは、いい香りマスクをしていても香りを感じます肝心のメジロは、私の腕前では撮れませんもっぱら被写体は、人物に変更!
レオナルドの「岩窟の聖母」,この作品もロンドンのナショナルギャラリーで見たし,パリのルーブルにもほぼ同じ構図の絵があり,それも見たことがある。今年の1月に代官山で見た「夢の実現」展でも復元したものを見たが,オリジナルとさほど変わっていなかったような気がする。しかしいずれの場合でもあまり強い印象がないのだが……。TheVirginoftheRocks',LeonardodaVinciabout1491/2-9and1506-8,189.5x120cmCopyri
埼玉から一般道で日光方面行くにはR122で足尾町を通り日足トンネル抜けて行くのが1番良いコースと皆さんご存知のことと思います。足尾町に入ると左手に見えて来るのか通洞大橋で有る。残雪が残り、冷えた空気ピーンと張り詰めたこの一瞬シャッターを切るiPhone16のスマホカメラ中々使い慣れないが、何とか撮れましたね残雪と赤い通洞大橋そして青い空と白い雲素晴らしい国日本🇯🇵この国に生まれたこと神に感謝ですしかし、暖かくなったりまた寒くなったりで体調維持するのか高齢になると
いつもご覧いただきありがとうございます東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーにあるイタリアンのレストラン、リストランテ・ディ・カナレットの店内に飾られたカナレット(Canaletto)ことジョヴァンニ・アントニオ・カナール(GiovanniAntonioCanal,1697-1768)の絵画の観覧記録の第三弾です。これまでに紹介した絵画については、コチラの過去記事もご覧いただけると嬉しいです『TDS:カナレットは近代のブロマイド製造業者!先進的な絵画技法は
2025年2月最近、メンバーになられた方からこれまでスケッチに行ったことが無い新鮮なスケッチスポットが二カ所紹介され、そのうちのひとつが前回の清澄長屋、もう一つが三ノ輪橋という都電(現在はさくらトラムという愛称がついてます)の東の終着駅です。終着駅と聞いて奥村チヨを即座に連想したあなた、私同様完全なシニア世代ですね(笑)当然、さくらトラムを描くつもりでしたが、その方から周辺の写真が送られてきたので観てみたら、1枚目に三ノ輪・大関横丁周辺の写真があって、これがまさにA.カスタニェ