ブログ記事2,315件
現在の天皇家は「北朝」の子孫です。なのになぜ、「南朝が正統」とされているのか?足利義満が「南朝を正統と認めます」という政治的決着で南北朝を合一したから、です。そんな馬鹿な、南北朝は「北朝勝利」で終わったから、南朝の子孫は消えて、北朝の子孫が今の天皇に至るのではないのか?実質的にはそうでも、形式的には、南北朝の分裂は「南朝正統」で決着したんです。「南北朝の戦い」というのは、実は「源平合戦」と同じくらい、誤解を招く表現です。南北朝時代を「南朝と北朝が戦った時代」と考え「北朝の勝利で終結し
前回のブログ『番外編じいちゃん(父)と子猫のにゃん♡』https://ameblo.jp/hirom0211/entry-12353525839.htmlより続きます。前々回『②球磨郡久米郷と物部氏(前回のまとめ)』の中でhttps://ameblo.jp/hirom0211/entry-12349977888.html『「久米物部」と「久米族」の調査の流れの一つとして球磨郡久米郷と伊予橘氏(橘氏であり越智氏であり物部氏の系でもあり紀氏の系でもある)の(p_-)その後
遂に逃げ若は南北朝時代に突入!…これまで散々「南北朝を舞台にした漫画!」「南北朝鬼ごっこ」と謳っていたものの実は、まだ南北朝時代では無かったという矛盾。今回の湊川の合戦とその結果としての大楠公・楠木正成の死によって遂に世は南北朝時代に突入したのでした。三国志でいえば、ここまでは後漢末期の群雄割拠時代とよく似ています。三国志も「曹魏・孫呉・蜀漢」という三つの国が成立した時期よりもむしろ後漢王朝が実質的に形骸化した後の群雄割拠の時代から語られます。それはまさにこの時期をキチンと押さえておかない
京都府綾部市にある安国寺に行ってきました。993年に創建され後に足利尊氏によって尊崇を受けるようになった大変由緒あるお寺です。足利尊氏が生まれた時に産湯に使った水を汲んだ井戸や足利尊氏のお墓があります。それともうひとつ、ここはアニメ・一休さんに出てくるお寺のモデルになったお寺です。とても静かな環境にありました。境内横に無料の駐車場があります。ここ、地域の紅葉の名所でもあり、ということは、きっと新緑もキレイなはず、と今の時期に行ってみることにしたのです。境内はまさに輝く新緑に包まれて
今回の話のメイン感想はやはりこの人と言ってもいいでしょう。第1回人気投票で3位を獲得した皇子武将・護良親王初登場時から松井センセイも凄い感情移入している様子が絵越しからもヒシヒシと伝わってきました。鎌倉幕府倒幕においても彼もまた不可欠な武将として活躍した存在。にもかかわらず、南北朝時代の絶対的主人公・南北朝のラスボス足利尊氏によってその存在は霞んだものとなってしまい、おまけに本作では誰よりもラスボスが「人間にあらざる存在」であることを誰よりも看破しながら、尊氏の前に惨敗して、失脚…今回彼は
『逃げ上手の若君』は歴史を題材にした作品としてはそれこそ下手な大河ドラマ顔負けの高クオリティ歴史漫画といってもいいのですが、同時に「物語」として見た場合には構造的に大きな問題を抱えています。それは…南北朝のラスボス・足利尊氏が登場すると途端に主人公である北条時行くんの影が薄くなる試みに今までの過去回の感想記事を振り返ってみるとラスボスの尊氏が登場した回では殆どの文量を我ながら費やしているのですね。これはもう時行くんよりもラスボスの方がキャラとしては凄まじく確立している…というか松井センセイの
極楽征夷大将軍Amazon(アマゾン)本の概要第169回直木三十五賞受賞作やる気なし使命感なし執着なしなぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなどなかったのだ
皆さまわしのブログにアクセスしてくれてありがとうございます。そして、『フォロー』や『いいね』をしてくれる心優しき方々、本当にありがとうございます。本日は、雪組の朝美絢さん主演の『ほんもの魔法使』の初日じゃな。無事に初日が迎えることが出来てなによりじゃあ縣さん演じるモプシーもスチールで観る限り可愛らしい感じじゃあな。観劇される方々は感染対策と会話は控えて是非とも楽しんでのぉー。さて、本日は昨日書こうと思っていた月組公演の『桜嵐記』の登場人物である高師直について書きた
なんか凄いお留守になってしまいました…申し訳ございません。『鎌倉殿の13人』『逃げ若』『ノイエ銀英伝』と溜りに溜まった宿題がようやくひと段落しそうなのでようやくの『ナポレオン』再開となりました。本当、遅れた分を取り返さないといけないな…さて今回はあれですよ、やはりこの方の大活躍ぶり敗戦国のくせに戦勝国に要求突き付ける外務大臣タレイランの大活躍なんだか戦に負けたくせに論功行賞を行う某征夷大将軍とクリソツすぎて非常に痛快痛快。もちろんこんな芸当ができるのはよほど「空気の読めない愚
南北朝のラスボス、圧倒的絶望感で降臨!!今回の絶望的なまでの展開、これまで見てきた読者もまた時行くんと同様に絶望するしかありません。何しろあと一歩まで迫りかけたラスボスとの対決は一気にひっくり返され、更に最強の味方か敵になり代わってしまうという最悪の展開。そして遂に「その時」が迫りつつあります。これまで一心同体で進んできた保護者である頼重さんとの別れ…残念ながら南北朝のラスボス・足利尊氏は余りにも人間離れした存在だったで勝つことが出来なかった。南北朝のラスボス「ちょっと我が本気出すと真の
2月の京都と言えば梅は今年はすごく遅いし、椿をGoogleるとヒットした等持院https://toujiin.jp/臨済宗天龍寺派等持院京都府京都市北区にある臨済宗天龍寺派の寺院。山号は萬年山。足利氏の菩提寺であり、足利尊氏の墓所としても知られる。toujiin.jp京福電鉄北野線に乗ると一駅目なので、十分歩ける距離。出町柳から203のバスに乗り白梅から歩きました〜洛星中学校などがあり辺りは観光地っぽくないのが凄くいい外国人も全くいないしスーツケースのガラガラ
京都マムです。NHK「究極ガイド2時間でまわる嵐山」のメモです。嵐山へお越しの際はご参考になさってください。スタート地点は嵐電の嵐山駅。朝8時からまわるのがおすすめ。↓地図はこちらからゲットできますhttps://www.nhk.or.jp/program/2hguide/arashiyama.pdfエリア1必見箇所は8カ所。No.1天龍寺参道天龍寺は嵐山エリア唯一の世界遺産。およそ700年前、室町幕府初代将軍の足利尊氏の命によって建立。
遂に逃げ若のアニメキービジュアルが公開!!それと共に主要キャスト全員の声が公開されました。それぞれの第一声を聞いた時の印象。TVアニメ『逃げ上手の若君』第1弾PV#逃げ上手の若君#CloverWorks#逃げ若「勝つまで逃げよ」幼き少年少女たちが挑むのは――天下を取り戻す鬼ごっこ!TVアニメ『逃げ上手の若君』2024年放送!◆スタッフ原作:#松井優征(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)監督:山﨑雄太シリーズ構成:冨田頼子キャラクターデザイン・総作画監督:...www.yo
1月1日、嵐山にある「天龍寺」へ行きました。臨済宗天龍寺派の大本山のお寺です。足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために創建したお寺です。室町時代には京都五山の第一位となっています。堂内参拝受付がある「庫裏」。大きな屋根と、白と黒のコントラストが特徴的です。庫裏の玄関正面に大きな「達磨図」の衝立があります。禅宗の開祖・達磨大師の姿を描いたものです。「大方丈」からの「曹源池庭園」の眺め。池泉回遊式庭園で、創建当初の姿を残しているそう
今回は大楠公・楠木正成の「凄み」が十二分に発揮された回でした。思えば、楠木正成と言えば戦前の皇国史観で散々にその本質を歪められた一面がありました。「忠臣」という側面ばかりが強調され、その戦術家としての見事な軍略の天才ぶりが伝わらない。今回はフィクションも交えながら、その軍神の凄まじさ、そして新たな一面に着目した彼の凄みが十二分に発揮されています。やはりこれは南北朝のラスボス足利尊氏を倒せるのは大楠公のみという当時の人の考えを体現しているのでしょう。実際、本作を見たら、「彼なら倒せる!」と思
山寺の僧は御所様から褒美をもらって帰るが、御舎弟の家では、水無瀬さまが少々ご不満?この物語は一応、今回で終わります。最初はこちらです。まとめはこちら。足利家の執事(54百鬼夜行の巻)です。
遂に強大なる南北朝のラスボス足利尊氏が立ち上がる!!いやもう分かっていることなんだけどね…ラスボスの腹黒い弟直義を敗北に追い込んでも次に来るのはラスボスの出馬…そしてその結果どうなるかも。時行くんに有力な味方が増える一方で、南北朝のラスボスが遂に動き出したことで歴史は大きく展開していきます。このラスボスの出馬こそが当人の意志とは裏腹に色々な意味で時行くんだけでなく、当時の人々の運命を大きく変えることになります。それはまさに荒波のごとし。そして翻弄される最初の相手となった時行くんたちは…それでは
直義が一度失脚してからの足利幕府の政治は、私ら後世の人間から見てもあきれるくらい政治の主導権が入れ替わり、訳が分かりません。足利直義はどうも生真面目な性格で、軍事には強いが女性関係等にだらしない高師直とは水と油のような関係だったようで、義詮の補佐役とはいえ、直義が政治に関わるとどうしても師直派とぶつかってしまう。不穏なムードが漂う中、1350年、直義の養子直冬(実は尊氏の子)が中国地方で挙兵、尊氏と師直が制圧に向かっ
娘が今、どハマりしている漫画「逃げ上手の若君」ある日、鎌倉に行ってみたいと言い始め、調べると丁度、「逃げ若」とコラボをしているではないですか!11月22日からの一ヶ月、コラボ期間で、コラボホテルもありました。アクスタや、グッズがつくにしても、この値段…と思うくらいかなり高いホテル。にも関わらず、もう、予約がいっぱいで、ひと部屋しかない程…。予約取れる日と、私が休める日がこの日しかないので、学校は「ラーケーション」を使ってお休みです。私、旅慣れていないので、ホテル予約するのも
平安時代に源氏のカリスマ八幡太郎源義家が書いたと言われる置き文。そこには、『7代後の子孫に生まれかわり、天下を取る。』と書いてあり、嫡流の足利家に伝わる義家の『遺書』です。義家から、7代目の子孫にあたるのが足利『家時』でした。鎌倉幕府の執権は9代貞時で北条氏全盛期でしたので、とても天下を狙える状態になく、家時は思い悩み、「自らの命を縮める代わりに、3代の内に天下を狙う。」と言って自害しました。この置き文の存在は近年、疑問視されています。足利家の嫡男のみがこの遺言を目にしたと伝
天龍寺(てんりゅうじ)は暦応二年(1339年)に、吉野で亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔うために、足利尊氏が夢窓国師を開山として創建された寺院で、康永二年(1343年)には七堂伽藍が整った。夢窓国師の門流は隆盛し、天龍寺は京都五山第一位の寺格を誇った。この地は、壇林皇后(嵯峨天皇の后)が開創した壇林寺のあったところで、後に、後嵯峨上皇の仙洞御所・亀山殿が営まれた。創建以来、延文元年(1356年)をはじめ、8回の大火に見舞われ、現在の堂宇の多くは、明治期に再建されたものである。夢窓国師による曹源池
皆様、ご機嫌YOです!足利尊氏。皆様ご存じの室町幕府の初代将軍にてウヨ共には大逆人扱いされている御仁であります。ちなみに鶴ヶ魂的には後醍醐への「反乱」をどうこういう気はありません。後醍醐は背かれるべくして背かれた、と思ってますので(ちなみに後醍醐については、湊川へ向かう寸前の楠木正成にも手紙で上記と同様の指摘をされています。それへの後醍醐の反応は不明)。そんな彼ですが、最近の多くの歴史ファンから指摘され、僕も大いに同意している一つのポイントがあります。それは後で触れます。勿論尊氏
群馬県太田市の生品(いくしな)神社にお参りしました。この辺りは、かつては新田荘と呼ばれ、生品神社は新田義貞が後醍醐天皇の綸旨を受け、鎌倉幕府打倒の旗揚げを行った神社として有名です。新田氏初代の新田義重は、祖父が八幡太郎・源義家で父親は源義国です。義重は義国の長男なのですが、どうも義国は次男の義康を可愛がっていたようで、義康に本貫地である足利荘を与え足利氏の祖とし、一方、義重には新田荘を分け与えました。新田荘は夏は雷を伴った集中豪雨が多くあり、冬は空っ風で気候が厳しく、荒れた土地だったそう
これも続けて読んでみました。題名から僕が好きな室町時代の足利氏についてだろうな~とは思っていましたが、その華やかな題名とは対照的に、もう末期も末期終わりかけの頃の話です。司馬さんには珍しく戯曲(演劇の台本)の形式で書かれています。数人の登場人物の会話です。で、時折振り付けなんかも書いてあります。依頼によって書かれたものであり、実際昔俳優を使った演劇が講演されたようです。登場人物としては、足利義政とその妻日野富子、義政の弟義視、遊女嬉野、残忍な足軽大将その他数名です。時代としては応仁の乱
さていよいよ『逃げ若』オリジナルフィクションでの主人公時行くんがラスボス尊氏暗殺に乗り出したのですが、結果はもうネタバレになってしまいますが予想通りの大惨敗に終わります。まあもちろん史実を知る者でなくてもあの圧倒的過ぎるラスボスに勝てる気がしないのは当然の事。松井センセイは過去作品でも主人公が一度ラスボスと対決して大惨敗させているので、センセイ流の作品モチーフです。問題はここから時行くんがどう成長していくのかが楽しみであるのですから。そんなわけで筋書きそのものは今更ネタバレもクソもないのです
・本郷氏は東大の史料編纂所の教授。よくテレビでお目にかかる。(奥さんの本郷恵子さんも日本中世史の研究者で、今は、史料編纂所の所長さんのはず。)本郷さん、普段は研究一筋だが、ある年(2022)に、教養部の学生に「日本史」を講義した時のノートを基に新書に仕立てたもの。それらの学生に、「暗記もので無い歴史」、「歴史を考える」知的訓練を提供してみようという試みで語られている。結構、面白い。・以下、目次から、おもしろそうな項目を拾って、ならべておこう。・*「あらためて問う、鎌倉幕府の成立は何年
今回はアニメオリジナル要素は殆ど無く、概ね原作要素を忠実に描いていました。その分、感想について何を書こうかと悩んでいて、なかなか書こうかと悩んでいたのですが…とりあえず小笠原貞宗(CV青山譲)をキャスティングしたのは神采配。アニメ・洋画吹替でも時に悪役の常連を務め、時にはイケボで渋い人間まで様々なバイプレーヤーの役割を担う青山さん。小笠原貞宗という逃げ若では時行くんに立ちはだかる強大なる敵(第1部で時行くんの逃げ上手能力を破ったのは小笠原貞宗だけ)にして、師匠としてランバ・ラルポジションを担
さて第1部が終わっての来る第2部となる今回の話。出だしがどうなるか気になっていたのですが…ちょっと待ってぇぇぇ!!!今回、完全に逃げ若版『太平記』になっているんですけど!?完全に南北朝のラスボス足利尊氏が主役になっているんですけど!?主人公の時行くんが完全に不在なんですけど!?いやむしろ大歓迎なのが困っちゃった所(苦笑)今回の舞台となる1336年はまさに日本史上でもこれほど凄まじいジェットコースターのような勝者が入れ替わる凄まじい逆転!逆転!逆転!はそうはない。そして何よりも南北朝最
かつて「足利尊氏」といえば↑の騎馬武者像で、いかにも勇敢な武将のイメージもっとも歴史上の人物の像というのは非常に難しいもので、今まで「○○と言えばこの肖像!」と言っていたのが崩れつつあります。そんな中、まさにタイムリーなネタとして登場したのが↓コチラ足利尊氏の顔論争、ようやく終止符か|歴史が好き.com目次1足利尊氏の新たな肖像画発見2発見の根拠は3これまでの尊氏像との比較4みんなの反応5足利尊氏新肖像画についてのTwitter調査(2017年10月30日追記)足利尊
今回はストーリー面では大きなアレンジは無く、概ね原作に忠実に描写されていました。その代わり…原作漫画よりも遥かにぶっ飛んだ映像表現に思わず息を呑んでしまったギャグパロディも、お色気シーン(爆)も、そして残酷描写もアニメ版の方が遥かにパワーアップしている…いや、普通大体、残酷描写の出てくる作品って、原作漫画よりもアニメの方がマイルドな描写に抑えるのが普通じゃないですか。『犬夜叉』だって、あの『ジョジョ』でさえ原作者先生が織りなす残酷な絵面がアニメではかなり抑えた描写になっていることが多い。