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米澤穂信さんの作品は3作目になります。「インシテミル」はデスゲームで、「折れた竜骨」は魔法と推理の本格ミステリーでした。それぞれ違った面白さがあり、両作品とも印象に残るものでした。そしてこの儚い羊たちの祝宴も予備知識ゼロで楽しみにして読み始めました。読み終わってみて・・噛めば噛むほど味が出ると言うか、後半になってだんだんペースがつかめてきて面白くなっていきました。短編の5編がそれぞれ独立したストーリーでしたが、「バベルの会」という読書会が共通となっていたため、これがど
こんにちは!整理収納アドバイザー七尾亜紀子です。「忙しいママ」の毎日がもっとラクに、もっと楽しくなるための収納・家事・インテリアのアイデアを発信しています。★LIFEWITHという整理収納サービスを主宰しています。ホームページはこちら整理収納コンサルティングの詳細・お申込みはこちら★初めましての方は、自己紹介がわりにこちらの記事をどうぞ♪★Youtubeチャンネル更新中!YouTube「七尾亜紀子の整理収納レッスン」はこちら今日は4年ぶ
最近、図書館本だけでなくテニスの振替レッスンもたまってきて…3月に入って慌てています。2コマ連続で受けたり、別の日に行ったり。先日、週末クラスに参加したら男性がいっぱいで、ハードだった~。でも久しぶりのガンガンモード、楽しかったです😊読書もガンガンいきまーす!大好きな南アルプス山岳救助隊シリーズ。やっと回ってきました😊作品紹介・あらすじより抜粋南アルプス・北岳で発見された記憶喪失の男性。被害者が両眼を刺し貫かれた連続殺人事件。山岳救助隊員&救
久しぶりの綾辻行人さんの作品です。まだ未読が6作品もある「館シリーズ」からなぜ「時計館の殺人」を購入したのかは定かではありませんがしばらく本棚に眠っていたので、気合を入れて600ページを超える大作を読んでみようと気になり読み始めました。読み始めから続きが気になる展開で、私にしては珍しく一気に読むことができました。ただ全体の印象は序盤から終盤にかけて、「かなり横溝チック」という印象がぬぐえませんでした。過去の館の周辺にまつわる連続死や、その後の館周辺で巻き起こる幽霊騒動などはど
毎週日曜日更新の書評コラム「千波留の本棚」第514回は今村翔吾さんの『じんかん』をご紹介しました。PickItemじんかん[今村翔吾]楽天市場2,090円${EVENT_LABEL_01_TEXT}じんかん【電子書籍】[今村翔吾]楽天市場1,980円${EVENT_LABEL_01_TEXT}読み終わった時、これまで「悪人」だと思っていた松永弾正が、全く違う人物に見えてきます。詳しくは本文をお読みくださ
今週は仕事が辛く感じました。やっぱり鼻が詰まっていてなんとなくボーッとしてしまうからかな?集中できないと、ミスしそうで怖いです。気をつけよう~。作品紹介・あらすじ薬剤師の毒島さんは、薬にまつわる不思議な出来事をまるで名探偵かのように鮮やかに解決する。アルコール依存症の男性が急に「酒がまずくなった」と言い出したのはなぜ?赤ん坊のための様々な薬を、あまりにも頻繁に薬局に取りに来る若い母親。彼女の真の目的は?いつものように鮮やかな推理を見せる毒島さんだったが、しか
バーンブレイバーーーーン!なんか噂になってるから…、アマプラで観たら。テーマソングが頭の中から離れないんだ。イサミィ!これはロボットBLなの?勇気も爆発するけど、脳も爆発中だ。さっさと書類書かないとあかんのに、いい齢して何を観てるんじゃ、アタイはっ!ミステリ作家青柳碧人さんの怪談ショートショート。こわさ控えめ。『怪談青柳屋敷』読みました。怪談青柳屋敷(双葉文庫)Amazon(アマゾン)出典:h
読書ブロ友さんのレビューで予約しました~。あまり知られていないのか、すぐに来ました😊ラッキー!以下、感想です。殺人事件の容疑者小野宮楠生は、逮捕後に「誰を殺そうと俺の自由だろ」とコメント、送検される時は満面の笑みでピースサインをし、世間から「クズ男」と呼ばれた。楠生は何故殺したのか、本当に殺したのか、その背景に何があるのか。その切ない真実が、この作品の核なのだと思う…楠生のこれまでの人生、つらすぎる…ここからは、ブラックまるる( ̄▽ ̄)楠生に金を
文庫版を書店の棚で見かけてから、気になっていた作品。いつの間にか棚から中央の平台へ売り場が移っていて、売れ筋作品でしょうか。ようやく読めました。二木先生|ブックライブどうしたら普通に見えるんだろう。どうしたら普通に話せるんだろう――。いつもまわりから「変」と言われ続けてきた高校生の田井中は、自分を異星人のように感じていた。友だちが欲しいなんて贅沢なことは言わない。クラスのなかで普通に息さえできたなら。...booklive.jpずいぶんと拗らせた人ばかりが登場する物語。でも実際の世
※※※※※※※※※※※※変更点(3/6)4いろいろ思うところはあったが楽しめた作品に居酒屋「一服亭」の四季東川篤哉を追加しました。※※※※※※※※※※※4いろいろ思うところはあったが楽しめた作品子どもの王様(殊能将之)【2023.11(310)】嫉妬事件(乾くるみ)【2018.3(77)】未完成(古処誠二)【2024.2(322)】こめぐら(倉知淳)【2020.4(177)】セカンド・ラブ(乾くるみ)【2019.3(128)】ドリルホー
皆さんこんばんは。恒例の夜中の本紹介。「キャバレー」ビートたけし久々にたけしの本を読んでみた。学生の頃は毎週たけしのオールナイトニッポンを聞いて育った私。ある意味神でした。現在は芸人というより映画監督。なので正直芸人としては、もう終わった人だと思ってます。又吉が芥川賞を受賞した事が悔しかったのか、それから急激に小説を何作も出してます。さほど興味は湧かなかったけど、今作は自叙伝的作品だったので読んでみた次第。さてどうでしょうか?
前川ほまれさんは1986年宮崎県生まれ。看護師として働くかたわら小説を書き始め、2017年に本作でポプラ社小説新人賞を受賞して作家デビューしました。”死の後始末”を行う特殊清掃や遺品整理業を描いた小説としては、さだまさしさんの「アントキノイノチ」が心に沁みる傑作でしたが、さて本作はどうでしょう。気ままなフリーター生活を送る浅井航は、ひょんなことから飲み屋で知り合った笹川啓介の会社「デッドモーニング」で働くことになる。そこは、孤立死や自殺など、わけありの死に方をした人たちの部屋を片
※※この本を読んで一言※※毎年恒例!夏に読むホラー作品!!純粋なホラーな感じではないため怖くはなかったですが、いつも読むミステリーとはテイストが違うため、新鮮な気持ちで読めました。※※※※※※※※※※※※※※※毎年夏の恒例としてホラー作品を読むので、インターネットでホラー作品を検索して、今年は芦花公園さんの「異端の祝祭」を読むことにしました。読み始めて、最初は妖怪や霊的な怪異モノだと思いましたが、読み終わるとホラーモノとは違う方向性でした。大雑把に言うと、イジメ、異常
※※この本を読んで一言※※澤村伊智さんと言えば怪異モノ!しかしこれは・・何と言えばいいのやら(汗)。ありがちなようで、それでいて珍しい作品な気がします。※※※※※※※※※※※※※※※(注意:この「予言の島」が未読で、そのうち読もうと思っている方は、この感想を今は読まない方がいいと思います。この感想を先に読んだら、この作品の良さが半減しますから(笑)。)私はまだこのブログを書く前に「ぼぎわんが、来る」と「ずうのめ人形」を読んでいたのですが、正直今となっては内容はほぼ覚
皆さんこんばんは。本日は東京からのお客さんとお初の客さんとの楽しい一夜でした。恒例の夜中の本紹介。「新小岩パラダイス」真鯛健太少し前の作品ですが、面白そうなんで読んでみました。さてどうでしょうか?主人公は派遣社員として働く25歳の青年。働いていた会社の倒産をいきなり告げられ、その翌日には同棲していた彼女になけなしの貯金まで持ち逃げされます。失意から自殺しかけたところを巨漢のオカマのに助けられます。彼女に連れていかれた東京の下町・新小岩の
こんばんはすっかり、秋っぽくなってきましたね。今日がサツマイモの日・・・って、違和感のない季節ですよね(笑)さて、最近、また、少しずつですが、本を読み始めました。で、読み終わったのが「食堂のおばちゃん」。佃島でお姑さんとお嫁さん、実の親子のような二人が営んでいる食堂が舞台です。そこに来るお客さんとのお話。で、食堂なので、特別な感じのお料理ではなく、お家で食べるようなお料理らしい・・・おいしそうなお料理が一杯出てきます。出てくる人がいい人ばかりで・・・あと3冊シリーズであるよ
無機物になりたい。何ものにも関わらず、ただそこに存在し、いつしか風化して、人の心にも残らない。そういう無機物になりたい。っていうか、それ、生まれ変わりの範疇に入れてええのん?いじめとかマスコミの攻撃とかSNSアタックとか、メンタルズタボロにされてても「今すぐ地球が滅びてしまえばいいのに」って思わんのがえらいわ。えらいのか?『棘の家』読みました。棘の家(角川書店単行本)Amazon(アマゾン)
○○○○○○○○○○○○この「ダブル・ジョーカー」の感想には、前作「ジョーカー・ゲーム」のネタバレが多分に含まれています。「ジョーカー・ゲーム」の未読の方は、お読みになってからまたお立ち寄りいただいてからの方が、この感想をより楽しむことができると思います。○○○○○○○○○○○○このたび柳広司さんの「ジョーカー・ゲーム」の続編「ダブル・ジョーカー」を読むことになりました。読むきっかけは読書の先輩がこのシリーズを好きだということでした。私も「ジョーカー・ゲーム」はスタイリッシュなス
※※※※※※※※※※※※変更点(3/12)秋月涼介に月長石の魔犬を追加しました。※※※※※※※※※※※【あ】愛川晶ヘルたんヘルパー探偵誕生相沢沙呼medium霊媒探偵城塚翡翠青柳碧人赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。むかしむかしあるところに、死体がありました。赤川次郎マリオネットの罠アガサ・クリスティーアクロイド殺し(羽田詩津子訳)そして誰もいなくなった(清水俊二訳)秋保水菓コンビニなしでは生きられない秋月涼介月長石の魔犬
不安ダイエット。不安が募ると食欲減退、水くらいしか受け付けなくなり、ダイエット!しかし、不安が限界値を越えると、今度は反動で喰っちゃうのでリバウンド。食あたりダイエット。上はマーライオン、下は壊れた蛇口。トイレにこもって、「食べなきゃよかった」反省してももう遅い。もっとまともなん無いんかい!と言うか、挑んだわけちゃうやん。あの人にとっては良い人でも、あの人にとっては悪魔。「人の意見は当てにならぬ」そ
『ON』におけるあの猟奇事件が別サイドから描かれているということで、それだけで実に興味惹かれるものがあります。事件が起きてからの展開のみのらず、描かれているのは寧ろ半分以上があの事件が起きるまでの仕儀であり、全編通して『ON』とはまた違った雰囲気があります。無愧たる咎者たちに、己の所業を身をもって知らしめ、制裁を加える。恐悸や悔恨や昏沈が綯い交ぜになり、そして最後は哀切が極まるストーリーであったと思います。『ON』と『OFF』それぞれ単体でも面白いですが、両方合わせてひとつのストーリーのよう
こんばんは晴れてたみぬ☆地方☀ただ今1泊の旅行中雪見風呂最高だったー詳細はまた後ほど♪(いつ?)それでは本日は読書記録〜✍📕↓↓ー望月の烏ー著)阿部智里若き金烏の新たな后選びに波乱の予感――。絶対権力者・博陸侯の後ろ盾のもとで、新たに異世界〈山内〉を統べる金烏代となった凪彦。その后選びのため、南北東西の大貴族の家から選ばれた、四人の姫君たちが、宮中での〈登殿の儀〉へと臨む。しかし下級官吏として働く、絶世の美姫の存在が周囲を――。〈八咫烏シリーズ〉最新刊出た
初めてのBook倶楽部投稿なので、正直ご紹介したい本はたくさんあるのだが、今日はこちらをご紹介します。『ぼくモグラキツネ馬』著チャーリー・マッケンジー訳川村元気ぼくモグラキツネ馬|チャーリー・マッケジー,川村元気|本|通販|Amazon絵本と言うには美しい一冊だ。「ぼく」と動物たちの会話形式の絵本なのでそこそこな厚みでもあっという間に読めてしまう。読む度に自分への浸透の深さ、響く箇所が違うという不思議なストーリー。そして何度でも戻ってきたく
こんにちは!先日、アウトプット大全をオーディブルで聞いて良かったので同じくオーディブルで聞いてみました。感想は、やっぱり聞いて良かった〜。です。まず、樺沢紫苑さんの本はこの2冊しか聴いていませんが全般に樺沢さんの優しさが滲み出ているんです。この「ビジネス書を読みながら,心がスーー〜っと癒されていく」という効果を得られるのは樺沢さんのワードパワーではないかなと思います。第1章インプットの基本法則第2章READ読む第3章LISTE
2024年5冊目3月15日『満月珈琲店の星詠み〜本当の願いごと〜』望月麻衣満月珈琲店の星詠みの続編。続編とは言え、こんなに繋がっているとは思わなかった。とても面白かったー!あらすじ満月珈琲店の三毛猫のマスターと星遣いの店員は、極上のメニューと占星術で、迷える人の心に寄りそう。結婚と仕事の間で揺れる聡美、父の死後、明るい良い子を演じてきた小雪、横暴な父のため家族がバラバラになった純子。彼女たちが自分の本当の願いに気が付いたとき――。美しいイラストに着想を得た心温まる書き下ろし小説。
えっ!もう3月じゃん!…と言うわけで、もたもたしてたら次の払い込みが来るので、医療保険の解約手続きをしました。善は急げですよ。思い立ったが吉日ですよ。旨い物は宵に食えですよ。せなあかんなーと思いながら機を逸した昨年。今年は忘れず出来そうです。書類届いたら記入して送り返すこと~。(重要)14歳のおこちゃま向け?14歳のみがターゲット?図書館のティーンズコーナーに置かれてた本を、作家さんの名前で借りてきました。『ジャンル特
こんばんは!新年も明けて数日経ちましたがまずはご挨拶皆様、今年もよろしくお願い致しますお正月休みはしたいと思っていた読書にどっぷり浸っておりました年末に言っていたとおり今年のブログは読んだ本のご紹介と感想から始めたいと思います秋に読んだ本から書こうかと思いましたがお正月に読んだ本の感動が冷めないうちにまずこちらから水車小屋のネネ津村記久子2024年1月6日読了かなり長くなってしまったのでご
ドロステ効果⁈^^ゴーティエ・バティステッラ田中裕子訳十台ほどのテーブルと陶器の皿壁の黒板に書かれた「シェ・イヴォンヌ何でもおいしい」祖母イヴォンヌのレストランの始まりは僕ポール・ルノワールの料理人のはじまりだったという第一章続く第二章Netflixのドキュメンタリー取材を受ける62歳の天才料理人ポール・ルノワール五年連続三つ星獲得のレストラン「レ・プロメス」のシェフやスタッフたちそして第三章では立てかけてあった猟銃が倒れそれをひ拾い上げるポール第四章ポールの死を公
本でしょ?と言うくらい本好きなのに、眼の手術後は本、読んだらあかんねんて。当たり前やん。本もスマホもテレビもダメなんじゃって。どうやって時間をつぶせばいいんだ。今から、悩ましい。妄想か、妄想で凌ぐしかないのか?本日ご紹介する本は2023年度の横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作のこちら!『をんごく』読みました。をんごく(角川書店単行本)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_T
貸してもらって読んだ本です。すごくサクサク読めます。ふだんあまり読書しない中高生向けの作品と思います。ラスト(オチ)はどうなるんだろうと楽しみに読んだら・・こうきたか(笑)謎なんてあったもんじゃない!読者にブン投げる姿勢はある意味すがすがしいです。ラストで優奈が「ここからが本当の戦いなのかもしれない」と思っていましたが、ぜひその戦いを続編でやってほしいです。なんたってこの物語のラストまでくるのに7人の命を犠牲にして、すでに何をしてでも生き残る覚悟ができている者ばかりで、しかも今度の