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千家十職の楽家は御ちゃわん屋と言われます暖簾もそのようになっています代がかわるときに暖簾も新しくされるそうです先日の直入さんの講演で楽茶碗はお茶を点てるためのお茶碗で唯一無二の茶碗だとお話しされましたお濃茶を練っても茶碗の中が汚れないともお濃茶を練るのに最高のお茶碗そのために作られたお茶碗だそうですそこまで言われると練ってみたいですよね東美で見た様々な楽茶碗じっくり見ると黒の中にもいろいろと景色があり古い楽ほど黒が赤っぽいなかなか奥が深いです
表千家不審菴のページ見ると利休が愛したといわれる菜の花などがあります。菜の花は利休忌など利休居士へのお供えばかりでなく、たとえば享保19年2月12日の如心斎の茶事には、宗旦二重に花なたね(菜種)とあります。菜の花は、茶の花とは如何なるものであるかを見直す一例としても大切な花であります。書かれていました我が家でのお教室でも菜の花を入れて利休居士の軸を掛けました利休居士立像その上には七言絶句の漢詩和敬根元清寂親風花雪月感精神利休居士喫茶道処
出雲文化伝承館の早春の茶会の表千家席に行ってきました。表千家の席は道具も素晴らしく、設えも美しく思いました。そしてお菓子は春らしい華やかなお菓子でした。
表千家の略点前は戦後即中斎宗匠が定められたものです。表千家では正式にお茶をお客に差し上げることを重んじ茶道の正統を伝えたいと思うのでお盆点ては決めていなかった。戦火で家が焼けた蔵が焼けた道具が焼けた、一般のお宅に炉を切ることも少なくなったのでお盆点ての点前を定め、略点前と名付けました。「水屋からの点て出しよりはいいでしょう」とおっしゃってます。(即中茶記)先日「自宅では薬缶で稽古してます」という方がいらしたので、それではと数年ぶりに略点前のお稽古をいたしました。柄杓のあるな
雨に降られた日曜日は着物を着てお茶会へ天気予報ではかなり激しく降る予報でしたが午後からは小康状態で着物も濡れずに済みました和敬会というお茶会は毎年春と秋に高知県の各流派が持ち回りで席主となりカルポートで行う茶会ですカルポート9階に茶室が2部屋あります一部屋20畳位あるでしょうか?かなり広いです昨日は表千家、石州流、立礼席表千家不白の3つの流派がお席を持たれました堅苦しいお茶会ではなく着るもの種類は自由、昨日は色留袖、訪問着、小紋、紬系、お洋服、色々いら
いつも読んで頂き、ありがとうございます。先日の研究会の記録です。Nさんの薄茶点前は井上博道記念館で行われる「ひな祭り茶会」に向けてのものでしたので、記念館に合わせて、四畳半に座りました。やはり四畳半ですと、亭主と客が近い上に、炉を避けて動く事を意識しないといけません。知らない方に、近くでお点前を見られていることに慣れるまで、場数が要ります。かといって、「おしまい」や「拝見」のあいさつが無くても、亭主のペースで進めていかないといけませんし、難しい。本日24
福岡県北九州市テーブルスタイルお抹茶教室KAZITUの疋田(ひきた)博子です・初めての方へ・講座案内・生徒様の声・テーブル茶道講師養成講座・お申込みお問合せ・最新の募集状況練り切り教室のブログは下記へ福岡県・北九州市季節を遊ぶ和菓子教室「KAZITU」(ameblo.jp)大徳寺で行われる利休の月命日の法要は茶道三千家が交代で、毎月28日に執り行われています
本日乙亥で旧暦の炉開きの日です我が家では昨日念願の「炉開きの茶事」を行うことができました以下会記を載せておきます会記炉開き正午の茶事令和五年十一月十二日(日曜日)正客Kさん次客Tさん詰めTさん〈待合〉「龍」古川泰龍書汲出(梅肉)萩煙草盆手付き瓢透し・人生の灯火マッチ・青竹灰吹キリムトルコ〈濃茶〉軸「開門待佳賓」堀内宗完宗匠筆花入竹の寸切り「五節(ごぶじ)」花季のもの(コスモス・草
3月になりました2月に行った初釜お楽しみ会の御礼状が届きました生徒さんには勉強のために感想などを書いてお礼のお手紙を送ってくださいと宿題をだしましためんどくさい事ですがお茶はそこまで含めてのものと知っていただきたいと思っています皆さん封書で時節を考えた切手を選んで貼ってくださっていました中には巻紙に書いてくださった方もいらっしゃいましたなれない言葉使いのなかにご自身で感じたことを書いてくださっていてとても嬉しく拝読しました
「感謝しかない日本イベントinスペイン」バレンシアから車で50分。古いお城のあるクジェラの日本祭り「ひな祭り」お茶を点てさせていただきました。主催者のミキータさんから紹介して頂いた後少し英語で喋ってみると意外と皆さん英語を理解しているようでちょっとびっくり。それでも、お子さんやご高齢の方がいらっしゃったので、バレンシア着物のクラブのメンバーが質問等をスペイン語に翻訳してくれて、ほんとに助かりました。始まる前に、表千家の教授の真貝教授に色々水屋の作業を見せて頂いたり、私のミスを
水戸でお稽古今月は、水戸は1回しかお稽古がありませんでした。私を含めてみんな多忙な人ばかり。お一人は中国出張中でお休み、お一人は闘病中で9ヶ月ぶりの参加。でも、みんなで一碗を囲んで近況報告したりするのがホッコリできる時間ですよね。尋牛斎筆短冊『春光生福澤』ちょっと遅いかな?と思いながらこの短冊にしました。竹一重切花入に日向ミズキ、出雲大社薮ツバキ溜塗の丸卓に染付水指今日は釜の蓋を共蓋に替えました。初炭、台飾り、仕組み点、続き薄、薄茶のお稽古こうして変わらぬ日常が続いて
私の受験国語を選択し、ともに受験に向けて学んでくれた卒業生夏期講習などの休憩時間にお抹茶を振る舞った際茶道に興味をもってくださったこともあり卒業を祝い「卒業茶会」にご招待しました蹲を使う体験からしていただきたくて準備迎え花前日師匠稽古にて生徒が我が家に来てくれますと報告すると実際に自分たちでもお抹茶を点てる体験をさせてあげれば?とご提案くださいましたそしてお花もたくさん持たせてくださいました
⭕️近頃は、新暦の11月の最初の亥の日に炉を開ける稽古場ばかりですが、未だ“暑い”です!風情も何もあったもんじゃあ有りません。。教室の経営ばかり優先するからそう言う事になるんです。。。⭕️宗心宗匠曰く「名残の茶を十分に永く引っ張っておいて、寒くなってはじめて炉を切るという味わいを楽しむ」、、、という言葉の重みを考えたいと思いますね。
先日から報告しているNHK「日本庭園」DVD版の中に、一般的には拝観できない珍しい庭園が収録れていた。上京区小川通寺之内通上るは茶道の聖地である。表千家は千利休を祖とする茶道の流派「三千家」の一つである。千利休には2人の息子がいたが、このうち嫡男の千道安は先妻との子供で、利休死後の1594年に堺千家と言う流派を創設。しかし道安には後継ぎがなく、1607年に彼が死去した事で堺千家は断絶。もう一人の千少庵は利休の後妻の連れ子で、後に利休の娘と結婚して彼の婿養子となる。この少庵の
梅のつぼみもだいぶ膨らんできましたね。今日も東京は日中、比較的暖かく過ごしやすい1日でした。ところで、好文棚(こうぶんだな)というお棚があります。表千家12代家元惺斎好。上の方の抜けている模様が「好文」なのです。梅の花に似ていませんか?梅の別名には好文木(こうぶんぼく)という言葉があり、それにちなんだお棚なんです。こちらに似ているお棚に11代家元碌々斎の好みで、木屋町棚(きやまちだな)があります。上の部分が引き出しになっていて、茶器などを入れますがその引き出しの奥が香狭透
いつも読んで頂き、ありがとうございます。昨日のお稽古はたくさんの方が来られていたので、全員がお点前のお稽古に当たる通常のやり方はできず、数茶を稽古して下さいました。数茶は七代如心斎宗匠が、弟でもある裏千家八代一灯、江戸千家開祖川上不白、と共に制定した「七事式」のひとつで、皆で薄茶を頂きます。薄茶を頂く順番を決めるために、十種香札を使うのですが、その札の名前(桐や萩等)を知らなければ、できませんので、皆で名前を確認した後、折据(おりすえ)に入れていきます。この時に絵柄を
虎渓三笑とは、廬山に住む慧遠法師を陶淵明と陸修静が訪れた帰り、慧遠法師が二人を送る途中、話に夢中になって超えないことにしていた虎渓を過ぎてしまい三人で大笑いしたという故事である。儒仏道の三教一体を表す故事で、慧遠法師が仏教、陶淵明は儒教、陸修静が道教を表す。慧遠(えおん)法師→仏教334-416中国,東晋(とうしん)の仏僧。浄土宗の祖師と称され,〈蘆山(ろさん)の慧遠〉といわれる。俗姓賈(か)氏。道安(どうあん)について仏道に入り,無量寿仏像を礼拝し,観想念仏を修し,白蓮(びゃく
いつも読んで頂き、ありがとうございます。10月28日、大徳寺月釜。着物でお出かけにぴったりの季節。京都へお出かけの方もたくさん。元々は私も10月の大徳寺月釜へ伺う予定でした。色々あって、入院中ですが💦、お茶を楽しみにお出かけの方に少しでも情報を提供しますね。10月28日大徳寺聚光院では、千利休居士の命日法要が執り行われます。当番は表千家です。法要に参席されたい方は、黄色と白の水引がついた封筒に会費(金額が不確定です。ご存知の方教えて下さい。)を入れてお
5月後半は運びの点前をしています。掛物は「清寂心茶味甘」堀内不仙斎筆で短冊の軸装。花入時代箙、香合出雲大社鰹木古材。雲龍釜、釣瓶水指の取り合わせで掻立鐶の扱い(釜)釣瓶水指の蓋の扱い広間、風炉、薄茶、運びの場合の中仕舞い以上3つのポイントをおさらいです。今回盛りだくさんだね水指が四方(四角)だから釜の敷板は丸です。雲龍釜の蓋の摘みはちょっと変わってますね。こういうのを掻立鐶(かきたてかん)といいます。突起を伏せて置いて点前スタートです。鉄釜共蓋は
どんなお抹茶を選べばいいですか?とよくご質問があります。プライベートで、はたまたお茶会にお稽古、お茶事…使うところは様々です。本来は味はもちろん趣向に合わせ、亭主が選びます。このお茶ならこういうお菓子が合うかな?この趣向ならこの銘が良いかしら?・・・などなど考えてお出しします。今回はざっくりお稽古や普段使い、お茶会に・・・と分けて主なものをリストアップしてみました。通販で購入可能か、東京都内で入手できるもの。お家元のお好みは私の所属流派である、表千家です。表千家があ
ポイントのみ55年2月号にもありますので念の為『s55/2目次茶道講座紹鴎棚薄茶』紹鴎棚薄茶要点のみ宗心宗匠が「紹鴎棚は薄茶点前の時、少し込み入った手順があります。」ameblo.jp
「この世の全ては、陰と陽のバランスによって成り立っており、そのどちらの気が強過ぎても弱過ぎても、乱れが生じる」という陰陽の考え方と「自然界に存在する全ては、木・火・土・金・水の元素に由来する」という五行の概念が、中国には古くからあって、5〜6世紀ごろに日本に伝来して浸透しました。この影響は、今日でも日本文化の随所に見出すことができます。お茶でも、折に触れて陰陽五行との関連性を示しながら指導する流派もあるようですが、私が表千家を学んできた過程で、こと
福岡県北九州市テーブルスタイルお抹茶教室KAZITUの疋田(ひきた)博子です・初めての方へ・講座案内・生徒様の声・テーブル茶道講師養成講座・お申込みお問合せ・最新の募集状況練り切り教室のブログは下記へ福岡県・北九州市季節を遊ぶ和菓子教室「KAZITU」(ameblo.jp)お炭のつぎ方を楽しく学ぶのによい廻り炭。友人たちとの月一のお稽古会は今月は廻り炭から
おはようございます。先日、今日のお土産にと贈り物が届きました。京都柳桜園茶舗京仕込み高級かりがね本店限定手炒り焙煎焙じ茶数年前にも同じ方から頂戴し、楽しみながらいただきました。柳桜園茶舗は、表千家や裏千家などの三千家のお好みの抹茶も作られており、私の先生も好んでこちらのお茶をご用意くださいます。お茶名は?祥雲の昔でございます。お詰めは?柳桜園でございます。稽古の濃茶席では、このような亭主と正客のやり取りが毎回、行われます。(時として、お抹茶の種類が変わること
2024/03/12旧暦二月三日お招きいただいてお出かけ茶会です@東山荘上巳の節供のしつらえで掛物は愛岡本太郎筆他にしつらえの画像はありません花入竹一重切置仰止斎在判銘命婦香合羽觴羽觴は曲水の宴で使う盃台立礼卓忠三郎の富士釜台湾土産の見立て水指蓋に宗完在判風炉先はお雛さまのお道具から欄干をお借りしましたまず庵主の「節供と茶の湯」のお話を1時間ほど楽しく(だったと思います)聞いていただいてその後薄茶一服差し上げますお雛さ
卒業茶会のつづき師匠に今回の話をしましたら懐石で使う折敷に茶碗と茶筅をのせてシャカシャカと点てさせてあげたら?とのご提案をいただきました思ってもみませんでしたが生徒さんたちに「点ててみたい?」とお聞きすると「せっかくなのでやってみたい!」との声多数ではではと準備しました3組用意し点てる人と飲む人が向かい合って体験していただくことにしましたせっかくなので見立てのお道具で準備
おはようございます。3月もあとわずか。ここ何年かで、一番桜の開花が遅く、待ち遠しさは増幅します。六角堂のしだれ桜過年のものです桜桜、いつ咲くのでしょうか。と、この桜の名前、どうして桜というのでしょうか。【桜の名前の由来】桜の名前の由来は、諸説ありますが、これといった決定的ではありません。そのいくつかの説をご紹介します。①「木花開耶姫」説堂本印象作木花開耶姫大古事記展より古事記や日本書紀に登場する神話の美しい娘「木花開耶姫(このはなさくやびめ)」の「さくや」が「桜」に転
想橘庵茶華道教室ですいつもご訪問有難う御座います表千家のお免許の中に、〈唐物〉があります。唐物には、真の点前行の点前草の点前が有ります今回は、真の点前と草の点前のお稽古をしました。お免許状を頂いた方のみが密室にて、師匠より、口頭にて伝授致しますそれゆえに、厳粛なもので有りますなぜ、口頭なのか?なぜ、密室なのか?なぜ、許された者だけのお稽古なのか?それは、受けた者でないと計り知れない感覚が有ります。その空間を感じ取って、お稽古に精進して下さい。
いつも読んで頂き、ありがとうございます。毎月、表千家ホームページの中の内弟子「玄関」の一年を楽しみに読んでいますが、その中に円融会という会の事が書かれていました。明治の火事の後、千家の復興を願って、作られた円融社が元になっており、相伝なども稽古なさる会、とありました。薄茶しか稽古しない三八稽古でも、誰でも入れるものではないそうですのに、どんな方々がおられるのでしょう。残念ながら、その閉じた空気が、敷居を高くしていると、少し考えてしまったのでした。青いあ
そろそろ新入学の季節ですね。学校には皆が揃って入学するのが決まりですが、お茶の世界は随時入学可能、お茶をしようと思い立った時が新入学ぴかぴかの一年生です。一年生をむかえる先生の側、先輩の立場の方にお読みいただきたいと思います。紅雲庵にはいくつかのお流の体験稽古をなさった方やしばらく稽古に通ったけれど足が遠のいた方、そういう新規まき直し一年生もたくさんいらっしゃいますので、そういう方々から教えていただいた事々です。せっかく一年生をむかえてもこういう事してたら辞めちゃ