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TV(ムービープラス)録画していた映画「愛の亡霊」(1978年大島渚監督1時間45分)を見た。大島渚監督(1932〜2013)の愛の三部作(「愛のコリーダ」「愛の亡霊」「マックス,モン・アムール」)の第二作である。どうもこの三部作はエログロが強烈で鑑賞を避けていた映画だ。「愛のコリーダ」がウケたので、大島渚は本作を撮ったのだろうが、カンヌ映画祭監督賞を獲ってしまった。吉行和子、藤竜也、田村高廣というトリオは意外な取り合わせ。当時42歳の吉行和子(1935〜)は、周囲から「40歳過ぎてハー
『化身』1986年日本《スタッフ&キャスト》監督東陽一原作渡辺淳一脚本那須真知子撮影川上皓市音楽加古隆出演黒木瞳/藤竜也/阿木燿子/淡島千景/三田佳子/青田浩子/梅宮辰夫《解説》男が始める、女が終わらせる中年文芸評論家の愛人となったヒロインが、男との付き合いによって徐々に変身を遂げ、さらには自立へと目覚めていく過程を描いた作品宝
2019年5月10日公開作品(104分)(G)ストーリー3人の子どもが巣立ち、人生の晩年を夫婦ふたりと猫一匹で暮らしている勝と有喜子。勝は無口で頑固、家では何にもしないという絵にかいたような昭和の男。そんな勝の世話を焼く有喜子の話し相手は猫のチビだ。ある日有喜子は、娘に「お父さんと別れようと思ってる」と告げる。驚き、その真相を探ろうと子供たちは大騒ぎ。そんな時、有喜子の心の拠り所だった猫のチビが姿を消してしまい……。出演倍賞千恵子、藤竜也、市川実日子監督小林聖太郎助演俳優星由里
ユッコがデビューした頃に受けたインタビューでは、父親について以下のように語っている。・厳しいところもあるけど子供の自主性を尊重する人。・仕事が忙しく帰宅も毎日遅かったので、家では顔を合わせたことがほとんどない。・大きくなるまで(自分が夜更かしをするようになるまで)父親と話したことがほとんど無い。・芸能界に進むことについては、父親と直接話し合っていない。・いつも母親を通して、父親に自分の気持ちを伝えてもらっていた。ちなみに、ユッコの母親は専業主婦。一度働きに出たことがあるらしいが、
可愛い猫が見たいそんな目的で観た映画でしたが…予告編5/10(金)公開『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』ショート予告編結婚して50年。これからも一緒にいるために。今始まる夫婦の感動ラブストーリー「泣ける!」「こんな夫婦になれたら」と話題を呼んだ西炯子の人気漫画を映画化!亭主関白な夫に心から尽くしながら、自分は本当に夫から愛されているのだろうかという寂しさを長年抱えてきた妻・有喜子を演じるのは倍賞千恵子。そんな妻に対しては無口で...youtu.be熟年夫婦の危機からのま
2020年5月10日自分の年齢に合わせ、その時その時を、美しく生きるというのは、至難の業であります。2021年3月23日に再掲させて頂いて、こちらも、現在、多くアクセス頂いている記事。お亡くなりになられた方もいらして、感無量ですが、出来るだけ2023年のお写真を探して、より一層かっこよくなられてらっしゃるお姿、探してみたいと思います☆いやあ、皆さんお若いっ!!!VOGUEの記事からの特集で、男優さんも、というご意見を頂き、停滞していたみどり、そうよね~!と力を頂きま
このところの当ブログで、『悪魔のようなあいつ』を取り上げています。昨日の当ブログ「『悪魔のようなあいつ』はジュリーのヌードが多かった印象」でも書きましたが、毎回のようにジュリーが上半身、裸になり男の艶っぽい毒気を発散していました。それだけでなく、このドラマでは女優陣もかなり脱いでいて話題になりました。篠ヒロコさんがジュリーとかなり大胆なベッドシーンがあり、お尻近くまで背中を全開していましたし、安田道代(現・大楠道代)さんがバスト・トップまで出していたのをハッキリと覚えています。(←当時、ビデ
かつて、この映画を論じようとするとき、かならず取りざたされてきたのが、出征兵士の行軍シーンだったようである。二・二六事件が勃発し、日中戦争の戦端が開かれる昭和11年、エーテルのように世情の大気に充満していた暗鬱に目もくれず、阿部定は、情人である東京・中野の鰻屋「吉田屋」の主人、石田吉蔵とのまぐわいに、ひたすら溺れていた。エンドレスの情交が重ねられていた待合からふらりと外に出た吉蔵も、戦時下前夜の東京で、冷然と軍靴を踏みならす兵団に出くわすと、ニヒルな眼差しを横目に投げただけで無表情