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12日、新国立劇場でバレエ「ジゼル」を見てきました。病気で1年近く休養していたプリンシパル米沢唯さんの主役復帰公演(主役でない公演には昨年秋から出演していた/それもとても好演だった)で、以前にも増して素晴らしい踊りを見ることができました。ジゼルのヴァリエーションは、米沢さんがローザンヌ国際バレエコンクール・ファイナリストとして踊ったもので、その意味でも感慨深く、「こんなふうに復帰できて本当に良かった」と少し涙が出ました。踊りが素晴らしかったうえに復帰公演とあって(それに、アルブレヒトも
私が病院で研修担当していた時、研修医オリエンテーションでいろいろな現場体験をしてもらっていましたが、そこでの雑談で看護師から「医者ってだんだん偉そうになるんだよね」と言われたと研修医が報告してくれました。「研修医って、どうして2年目になると態度が悪くなるの」と、職員食堂でたまたま同席した旧知の看護師長が私に尋ねました。(〈2023.2.12「ふつうの暮らしの世界」の記憶から学びほぐす〉にも書きました。)誰もがそのようになるということは、医師の育つ土壌が悪いということです1)。
インターン制度撤廃を求めることに端を発した1960年代後半の医学部闘争では、「(封建的な)医局講座制解体」「(若手医師を搾取し縛り付ける)博士号ボイコット」を掲げ、次第に医療の在り方そのものを問うようになりました。それは医学教育が実学教育で、卒後の仕事と直結した教育だからという側面は間違いなくあるのですが、他の学部でも闘争の中で自分の生き方の足元を見つめ直そうとした人たちはたくさんいました。大学の現状に失望して/自分の人生を見つめ直して、中退する人もたくさんいました(医学部ではほとんどいま
人と人とがつきあう時、お互いが影響しあいます。患者さんを客体/観察対象として見れば、患者さんはそのことを感じ取り、それに応じた心の態勢/態度/対応を取ることになります。気持ちも、それに応じたものになります。好意を抱いて接すれば、相手の「姿」は違って見えてきます。その好意を感じた人の態度も違ってきます。付き合いの中で、日々お互いの心が動き/変わり、態度/対応が変わります。病気の場合、症状の変化、検査値の変化、親しい人との関わりなどが複合的に心を動かします。患者さんの
もともと同調圧力が強いと言われるお国柄です1)。学生たちは、表面的な「仲良さ」を一番大切にしているのではないかと感じることはあります。(〈2025.12.27「文化が違えば、心も違う?」〉にも書きました。)研修医採用試験のグループディスカッションでは、「この課題文の言うところには問題があると思います」とまず言う学生が多かった(そう感じられるような問題を出していましたから当然です)。けれど、ディスカッションの際には、他の学生の意見によってその主張はぐらつきます。よく言えば、自分の意見
ある訪問クリニックの医師(37歳)がツィートした「重度の障害を持って生まれた子の安楽死が認められる社会である方が良い」という投稿が波紋を広げているというニュースがありました。(まいどなニュース2025.5.13)「『産んだのだから死ぬまで責任を持てよ』と両親に責任を負わせ続ける社会は、余りにも当事者達に無慈悲過ぎる」「両親が育てるのだと決めたら全力応援するのは前提で。両親の人権も大事」として親を障害児育児の負担から解放するために安楽死が認められるべきと言っているとのことです。
初めて非常勤の当直をする先生へ当直室にシャワーやトイレがついている病院とシャワーやトイレは共同のところがあります。タオルとスクラブ(当直着)は大抵貸してくれます。最近は院内wifiがある所が殆どです。食事は微妙な所が多いので、初回は様子見ますが(当直室に冷蔵庫があるかどうかも分からないので)2回目からはコンビニで買っていくことが多いです。【出勤時に確認すること】食事のとり方当直日誌シャワー→当直室にシャワーがなかったら、確認する。wifi【外科当直持ち物】スマ
『患者と目を合わせない医者たち』という本が最近出版されました(里見清一著新潮新書2025)。この人の論調には私は少しなじめないものがあるのですが、今回はこの表題から考えたことについて。「患者と目を合わせない」「患者の方を見ない」医者のことは、私が医者になったころからずっと言われてきました。長い間「カルテばかり見て/カルテ記入ばかりして」、そして最近はコンピュータの画面ばかり見て/入力ばかりして、と言われます。限られた時間なので、書くこと/入力することにせいいっぱいだということ
患者さんとのつきあいは、こちらの「思い込み」(こんな人じゃないのかな、こんなことを考えているのじゃないのかな)から始まります。「先入観を持たずに」などというのは、無理だし、遠回りです。(先入観については〈2022.9.20「先入観を持たずに患者さんと接する??」〉〈2023..2.28「共感する能力は育てることができるか」?(7)〉〈2023.8.13「バイアスとつきあう」〉などに書きました。)その上で、付き合いだしてみて、「なんかへんだな」「あれっ、ちょっと違うな」「なんか、わか
でも、最近また人を型別にわける講義を、ある研修会で聞きました。A達成支配型:行動的、押しが強い、決断力がある、言い方がストレート対応:くどくど話さない、単刀直入、質問より情報提供、コントロールしようとしない、裁量権を与えるB論理追求型:客観的、ねばりづよい、慎重派、分析が得意、計画性を好む、言い方が正確対応:急に大きな変化を強いない、データで示す、専門性を評価する、根拠とリスクを示す、任せるC審美創造型:創造的、アイデア豊富、明朗、順応性がある、変化を好む、
気管支の分岐【医学生レベルで覚える】右→10区域左→8区域(1+2、7がない(心臓の分))【研修医レベルで覚える】右主気管支1上葉支S1、S2、S32中間気管支幹2-1中葉支S4、S52-2S62-3底幹支S7、S8、S9、S10左主気管支1上葉支1-1上区支S1+2、S31-2舌区支S4、S52下葉支2-1S62-2底幹支S8、S9、S10気管支鏡検査では①∵右上をS1として時計回りにS2、S3②2-Xの