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大倉集古館で開催されている「浮世絵の別嬪さん」展へ行ってきました。肉筆浮世絵のなかでも、美人画に焦点をあてた展覧会です。浮世絵には詳しくないのですが、着物は大好き💕着物の柄や色に、ときめきます。仕草や手の動きまでが美しく、全ての女性が本当に別嬪さん❣️そうそう、「別嬪」の漢字、今回書けるようになりました。この年齢にして初めて書いた漢字です。今まで、書いたことがなかったなぁと思い練習しました(^。^)美術館に行って、一つお利口さんになりました(^。^)大倉集古館初めて訪れまし
いつもは浮世絵ばかりですが、今回はミュシャの作品です。アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、19世紀末から20世紀初頭にかけて芸術運動として開花したアール・ヌーヴォーを代表する画家です。独自のアール・ヌーヴォー様式の優美な女性を表現した数多くのポスターや挿絵を制作しました。後になってミュシャの作品でポスターの最高傑作といわれる「ジョブ」は歌麿の描いた美人画からインスピレーションをうけて描いたのを知りました。浮世絵がアール・ヌーヴ
芥川龍之介「あばばばば」主人公・保吉が通勤途中に寄るタバコ屋に店の主人の新妻とみられる女性が登場します。それを保吉はそれも当世のお嬢さんではない。五六年来迹(あと)を絶った硯友社趣味(けんゆうしゃしゅみ)の娘である。と、描写しています。「あばばばば」は大正12年の作品ですが舞台は芥川が横須賀に勤務し出した、大正5年ごろ、と思われます。五六年来迹を絶った、というのは明治から大正に変わった頃、になるわけですね。さて、
三代豊国百人一首絵抄参議雅経三代目歌川豊国のシリーズ物である百人一首絵抄の中の参議雅経(さんぎまさつね)になります。落款には国貞改二代豊国画とありますが、実際には三代豊国のことです。初代豊国の元には大勢の門人がいましたが、中でも国貞は実力、人気共に一番でした。しかし初代豊国は門人の豊重を養子にしていた為に、豊重が二代目を襲名しましたが、この時も歌川一門の中では何かと物議を呼んだようです。その後、豊重は19年
今日は人魚を題材にした江戸時代の本を見つけたので、その内容の下らなさが、ばかばかしくて面白かったので紹介することにしました。1791年に発行された「箱入娘面屋人魚」(はこいりむすめめんやにんぎょう)山東京伝(さんとうきょうでん)の黄表紙です。山東京伝は画号を北尾政演(きたおまさのぶ)という浮世絵師でもあります。黄表紙とは成人向けの絵本で、当時の流行などをパロディーにしていて分かりにくいのですが、挿絵だけ見ていても十分に「何だコレ~」と吹き出してしまいます。絵を
開幕前からSNSで大きな話題だった“大吉原展”に行ってきました。(詳しく知りたい方は、「ネット見ろ!」です。)余談ですが。僕の記憶が確かなら、当初のポスターは、ショッキングピンクがビジュアルカラーだったような・・・??今のポスターは、まるで炎上でもして、灰になってしまったかのような色合いです。ついでに言えば、当初の展覧会タイトルは、“大吉原展江戸アメイヂング”だったような・・・??サブタイトルは焼失してしまったのでしょうか。まさに、アメイヂングです。・
今日もやっぱり少しだけ不調。「終わらない夢」をリアタイで聴いて、やっと本を売る準備(40冊位)。ゆうパック集荷申し込み。イラスト下塗り。違和感のある所を修正したり、描き慣れない花を描くのに苦労する(でも雑)。買い物に行くので夕方やっと外に出た。空気が爽やかだった。庭の花。40年間殆ど甘いものを食べなかった女性が、肌老化がない、虫歯にもならないしお金の節約にもなるという記事を読んで真似してみようかと思ったけど、買い物に行ったらやはりスイーツ買い込んでしまった
今日は「藤岡屋日記」の内容について少し書いていきますが、まず恒例の作品紹介から。唄野桃翠(バイノトウスイ)の作品で、糸巻をしている二美人を描いています。作者については良くは分からないのですが、団扇やカレンダーなどで作品が良く使われているようです。とても気品のある女性を描いていて、私が言うのもおこがましいですが、これ程に上手い人なのにウィキペディアにも載っていないのは不思議です。この作品は工芸画の掛け
平福穂海「小野小町図」大振りの作品で、畳一畳ほどの大きさの美人画になります。作者については詳細不明になりますが、ヤフオクに出品された時に武村文海の弟子と説明されていたので、秋田の人なのかもしれません。江戸の浮世絵美人とは違う、はんなり(華やかでありながら気取りがなく上品さと気品を兼ね備えてるさま)した様は、男ならやはり見惚れてしまいます。武村文海は寛政9年~文久3年(1797~1863
この肉筆浮世絵もオークションで手に入れた物ですが、出品時の作者名は、穂積堂香牛という浮世絵師という事でした。聞いたことのない名前でしたが、調べてみると浮世絵文献資料館の浮世絵師総覧に、僅かですが記載がありました。穂積堯珍(ほづみぎょうちん)穂積堯珍号香牛遊女壱人立奥村風[署名]「穂積香牛筆」[印章]「刻字未詳」「穂積堯珍之印」(二顆ともに朱文方印)ウィキペディアには穂積堂青牛(ほづみどうせい
ゆうこさんが買ってくれたくるみっこ、切り落とし^^こんにちは福島県福島市「タイ古式マッサージmoami」です。(コース&プライスはこちら→♪)きょうは、福島県立美術館へ(・_・)))))>~今回の企画展は、美人画。企画展-福島県立美術館ホームページ福島県立美術館ホームページです。各種事業についてご案内いたします。art-mu
広重東海道五十三次桑名宿歌川広重の東海道五十三次と言えば、広重の代表作であり出世作でもある浮世絵風景画の傑作と言っても良い連作です。切手の図案にも多数採用されていて、あまりにも有名な浮世絵です。それが近年(28年程前)新たに司馬江漢の肉筆画帳が発見されたのですが、内容が広重の東海道五十三次の内容と殆ど同じだったから当時は大変話題になりました。司馬江漢は広重よりも半世紀も前に生まれた人ですから、これが本物ならば広重は江漢の絵を写した事にな
河鍋暁斎地獄太夫図河鍋暁斎の「地獄太夫図」ですが、何とも変わった絵です。豪華絢爛な着物をまとった遊女の横で、骸骨が踊り、三味線を弾いています。しかもドクロの上で踊っているのは一休禅師です。狂画を得意とした明治の浮世絵師である暁斎の代表作とも言える作品です。同じような作品が複数存在する事でも知られています。(真贋含めて)地獄太夫の美人画という物は浮世絵を趣味にしていれば、時々見る機会があったので知っていましたが、実
ご訪問ありがとうございます。今回はピグパーティーのもようがえです。子供の頃、祖父に連れられて(今思えば奈良の松柏美術館?)で拝見して以来、上村松園の美人画はとても好きで、展覧会があれば見に行っていたのですが、ピグパーティーでこういうもようがえをするようになり、なんとなく浮かぶのは松園の女性たち(*´ω`*)今までもイメージの近いものはあったのですが夏に作った「両国花火」のこの女性これは「待月」からイメージを借用したもの(^_^;)花火なので見上げていますが、少し乗り出した格好と
3月の夫婦二人旅。1泊目は、ANAインターコンチと迷って、結局、アマネリゾート・ガハマテラスに宿泊することにしました。決定的な理由があったのですが、それはのちほど。本日宿泊するのは、2019年のリニューアルオープンの際に建てられた、ガハマテラスタワー。10階の最上階にある特別室を予約しました。ここに至る導線が素晴らしかったです。暖炉のあるロビーから一度外に出るのですがこんなアプローチを通って、タワー棟に入ります。目の前には素敵なお庭。そしてアプローチの途中少し行ったところの左手にはこれ
ニューヨークでは今日から学校が始まり、本格的に全員が仕事に復帰する日です。朝、パークアベニュからけたたましいホイッスルの音が聞こえてきます。何年ぶりでしょう。これは住人たちが出勤する際なかなかタクシーが捕まらないのでドアマンたちがホイッスルを鳴らして運転手さんの注意を促しているのです。早い話がドアマンのタクシー争奪戦です。昨日はレイバーデーの祭日最終日で、ハイウエイも空の便も帰宅する人のラッシュで大混雑だったようです。
美術館に行き始めた頃は、その空間の心地良さと好奇心もあって西洋画なども観覧した。勉強不足で絵画の観方も多少頭に入れたけれど最終的には、「心地良く感じるもの」を選択…日本画や浮世絵に辿り着いた。欧州の伝統的な文化に憧れはあるけれど、肌馴染みに若干の違和感がある。憧れ的な意味では観るけれど、心から受け入れているかと言われれば定かではない。そう考えるとフィギュアスケートもワタシ的には「肌馴染みのないスポーツ」で遠い異国をみているような感覚かもしれない…日本画の色合いや浮世絵の風俗画に心地良
第1会場の嵯峨嵐山文華館のあとは第2会場の福田美術館へ君があまりにも綺麗すぎて~福田コレクションの美人画~「東の清方、西の松園」と称され、お互いを認めあっていた近代を代表する美人画家、上村松園と鏑木清方を中心に、近代日本の美人画を紹介します上村松園「花のさかづき」おお、なんかミュシャ的な構図上村松園「美人観月」月は描かれてないけど、蚊帳を持ってふと見上げた様子に、月を見てるんだろうなーと連想できるのが面白い菊池契月「浦島」アール・ヌーヴォー風の浦島太郎乙姫らに歓待される浦島
こんばんは!GW合間の出勤、いつにもまして使い物にならないアラカンでしたま、明日が終わればまた連休♫ガンバロ。中々進まない奈良旅日記ですが、お付き合い頂けましたらウレシイです。さて、穴場の庭園で利き酒の酔いを冷まして、その後は、初めましての福智院さんへ。地名、バス停の名前としては知ってたけど初訪問。どうしようかな〜と思いつつ、お花がキレイで吸い寄せられました。雨で新緑が美しい。八重桜もしっとり。山吹も、青空にこそ映えると思ってたけど、雨でも良き!こちら御本尊は、地蔵菩薩坐像
いつも拝見しているグルメブログ、魅力的スイーツがたくさん登場するのだけれど、その方が特にご執心と思われるケーキ、ず〜っと食べてみたくて!が、縁のない日本橋でのお取扱いということで、憧れるのみで時が経過してしまいましたが、、、いきなり!数日内にどーしても!日本橋に行きたい用事ができたこの週末、ついにHIBIKAさん初訪問!春のケーキたち並ぶケースの煌きに、迷っちゃったけれど、初志貫徹の2種ゲット。さくらんぼさくらんぼの軸模したチョコからして!クッとカカオ感、まろやかさ、時間経過とともに
今日は春画について話そうかと思います。普段はヤフオクで手に入れた肉筆浮世絵(無名な作品が多く、大したものでは無いのですが)を中心に、浮世絵全般を書いているのですが、今まで一度も春画についてはふれてきませんでした。なぜなら、やはり露骨過ぎて、あまり堂々と人目にさらす物ではないと感じているからです。しかし昭和の浮世絵雑誌などを見てみると、春画が良く特集されていて目玉記事になっていることからも、浮世絵愛好家=春画好きの人が多いのは事実なのでしょう。浮世絵と春画は切
さて、お雛様を見てお腹いっぱいになった私。。。また螺鈿のエレベーターで下に戻りました。チケット売り場の行列はさらに伸びてホテル側まで!中にはオンラインチケットを持っているのにスマホを手に行列に並び、係に誘導されてる律儀な人もいました入口左手が百段階段、右手がホテル側で豪華「一億円トイレ」はホテルの1階にあります。「日本珍スポット100景」のブロガーさんの記事をお借りします。トイレはもともと旧館にあったのですが、1991年に移築の上、改良を加えてさらにゴージャ
こんにちはおばあさんは、体調を維持するだけで精いっぱいで、もう5月。毎日が、ご飯を食べるだけで過ぎていってます。でも、暑くてもお散歩するのは楽しい。思わず足をとめて、見ていたくなるお花がいっぱい数年前植えたジャスミンも満開山椒も、セージもとっても元気塗り絵はちょこっと。「花の色鉛筆ワークブック河合ひとみ著」からの塗り絵大人のぬりえ竹久夢二の美人画編№2湖畔鮮緑よりの一部こ
引きこもりのゴールデンウィーク。ベランダに出て外の空気吸ってます。まつ毛や鼻の穴を描く時は緊張します。制作に集中していると、息止まってる時があります😅ゆっくりできるのは、湯船に浸かってる時ぐらいです。「今福優子色鉛筆画展」会期:6/5(水)〜6/11(火)10:00〜18:30会場:伊勢丹立川店8階アートギャラリー※全日在廊いたします
古代より紫は最高の色として称賛されてきました。その理由として、紫色が最も手に入りにくい色だったからです。聖徳太子は律令制度の冠位十二階を確立する際、冠や衣の色を位によって定め、紫を最高位の色としました。平安時代の王朝貴族たちにとって、紫は特別な意味を持っていたようです。高貴さ、気品、優雅、なまめかしさ、懐かしさ等、憧れの色として尊重されていました。枕草子や源氏物語などに紫の用例が多く描かれています。染色としての紫は、紫草の根によって染められましたが、大変な手間がかかり高価だったため、
日本橋高島屋で開催しておりました(5月6日まで)「文化勲章三代の系譜上村松園・松篁・淳之」展へ行ってまいりました期間が短かったので、何とか間に合ってよかった〜上村家三代の作品50余点を展示祖母である松園、息子の松篁孫の淳之それぞれ文化勲章を受賞されております。松園が描く美人画がとても好きで、京都の出身らしく、華やかなお着物、ややふっくらとしたお顔、気品のあるしぐさや表情、曲線美などどれもうっとりするくらい美しかったです。息子の松篁の作品は、花や植物鳥などの作品
昨日はゴールデンウィーク最終日。テレビの宣伝でみた、大吉原展をみに上野の芸大美術館まで行ってきた。言わずと知れた、大遊郭の吉原は1618年に日本橋人形町に作られ、1647年に浅草に移転したそうだ。(今はその跡地は日本最大のソープランド街として知られているとのこと)数千人の遊女が常駐し、出入り口は一つ。外側をお歯黒溝(おはぐろどぶ)という堀に囲まれていた。前借金(将来支払われる賃金で返済する約束で使用者から借り入れる金銭)に縛られて遊女になる女性が多くいた。その生活は厳しいものだ
やっぱ「凛」とした雰囲気の女性は「よく見えるな」とあらためて感じる仮面なんだがね・・・たとえ仮面でも切れ長の目鼻立ち、線が細い顔のこのテの女性はクールビューティー&イイオンナに見えてしまうオレは昔から鶴田一郎氏の描く女性が好きで一時期はカレンダーも買いましたマジンガーZをさやかの姿で弾く手袋してだからな「デビルマン」をデビルマンレディの姿で弾くこりゃ需要あるわな・・・裸よりエロい・・・
『広重ぶるう』(梶よう子著/新潮社刊)をお迎えしました帯、カバー付き表紙はこちらです帯を外すとこうなります帯背の言葉が、こちらです「この男の青が浮世絵を変えた!」帯裏の言葉が、こちらです日本の美を発見した名所絵で歴史に名を残す、浮世絵師の生涯!「おれは絵師として半チクものかもしれない。でもこの青を使った秘策があるんだ」武家に生まれた歌川広重は浮世絵師を志す。しかし、彼が描く美人画は「色気がない」、役者
紙本に描かれた肉筆浮世絵になります。印章はあるのですが、作者不明です。この作品と同じ印章の美人画をもう一点持っているのですが、特徴のある描き方なので、いつかは作者を特定出来る時が来ると思っています。分かったらまた報告しますので、お待ちください。湯上りの美人が浴衣を羽織った所で、まだ帯を締めていません。季節は夏なのでしょうか、胸元が大きくはだけています。足も露出させていますが、このような浮世