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術後経過観察CTの1回目。やっと手術が終わって、ほっとしたと思ったのに、もう術後の定期検診が始まる今回は全身CT。抗がん剤や放射線の治療が終わってまだほんの数ヶ月。ここで再発、転移がみられたら病勢が強いということだし、そんなことはないって思いたい。じゃあ術後半年目くらいから始めてもいいんじゃないか・・って思ったりもしてたんだけど、そういうわけにもいかないらしいもしも術前最後のCTをとった後に、転移があった場合、手術したばっかりだからね、大丈夫だよね、なんて安心している間に大きくなってし
悪性軟部腫瘍を調べまくって、他のがんに比べて決して高いとは言えない5年生存率をみて、「なんでよりによってこんな希少がん・・」と不安になることばっかり繰り返していたけれど、だんだん「じゃあ、どうやったらこの7割チームにはいれるのか」を考えるようになった。5年生存率が98%のがんでも2%の人は再発、転移してしまう。逆に再発や転移率が高くても、しない人は一定数いる。じゃあ何をしていたらいいのか、何をしてはだめなのか。そんなことを考え始めていろいろ調べていると・・スピリチュアルな感じのサイト
がんになると、絶対に目にする、耳にはいってくるこの「5年生存率」「10年生存率」というワード。がんと診断されたばかりの頃、悪性軟部腫瘍の生存率についても調べまくっていた私に、「そんなの調べない方がいい。病気じゃない人だって、事故にあったり突然なくなったりするんだから、そんなに変わらないよ」とオットに何度か言われた。『がんセンター初診の日Round6』診察室に入ると、先生が「まめママさん!転移は今の所どこにも見当たりませんでした。いけます!治療頑張りましょう」よかった、よかったー
昨日、日にちを間違って二つ投稿してしまったようです。すみません術後3ヶ月。少しずつ歩ける距離や、できることが増えてきていたものの・・いつまでも痛い足。このジンジン、ピリピリする神経痛を今までそんなに経験したことがなかったので、この「痛いのがデフォルト」な状態に・・なかなか自分が納得できない痛いのをなんとかして取り除きたい、押さえ込みたいなんて思うものの、ロキソニンやカロナールなんかではちょっと抑えきれないし、湿布も違う神経痛を抑える薬やビタミン補充なんかも・・効果はなさそうだし、これ以上薬
病理検査結果説明の日、傷口を覆っていた防水テープを剥がして、傷口をチェックすることに。うまくくっついていたら、このままドレッシング剤とかいう保護剤とかもとれて、お風呂にもつかっていいですよと早くない?一番最初、まだ悪性ではないと思っていた時。脂肪腫だとして、摘出するならやっぱり傷口をきれいに縫ってほしいと思って、形成外科を受診した。『脂肪腫って何科でみてもらうか問題』これはもしかしたら、まずいことなのかもしれないなるべく早く受診した方がいい。小さいものなら、その場ですぐにとってもらえ
まずは産婦人科に行って、プラセンタ治療を受けたいことを話して、同意書にサイン。簡単な説明を再度受けて、いざ、注射へこの注射は皮下注射なので、お腹か腕に注射することが一般的。まずはお腹に注射してもらうことにたっぷりお肉のついたお腹の皮膚をつまんで、注入すること5秒くらい。あっという間に終わった。注射が終わった後、ちょっと注射部分にしこりがある状態が数日続くし、注射の部位が青タンになってて、その数が数日ごとに増えていくので、ちょっとバイオレンスなお腹に見えるのが難点だけど、今のとこ
「あれ?まめママさん、こんなところにしこりがあるよ」2023年10月。よく行く接骨院の先生にそう言われた。先生に指摘されたのは、右足の膝裏から太ももにかけてのあたり。うつ伏せに寝てるときに指摘されたものの・・・まったく自覚症状なしもうアラフィフになって、ボディケアなんてまーったくやってなかったし、浮腫んだ足を揉むことはあっても、太ももなんてお風呂で洗うくらい。先生に言われた場所を触ってみたら、確かに太ももの奥にある・・かも?でも自分ではあまりわからなかった。いつからあったのか
術後2ヶ月頃のパーソナルトレーニングの時、拘縮が気になってきていることを聞いてみた。普通に力を抜いている時はたぷんたぷんと柔らかいおばちゃんの足だけど、ストレッチをしたり、ひざの曲げ伸ばしの運動をすると・・がっつり固い。伸びないし、曲がらない放射線治療を終えてから3ヶ月弱。拘縮が起こると言われている時期でもあったし、こういうもんなんだろうなと予想はしていたんだけど、これをこのまま放置していると固まっちゃうんだろうなとはわかっているんだけど、接骨院とかで揉みほぐしてもらったほうがいいのか、マッ
2時間毎の巡視を完全に起きた状態で待ち構えてしまうくらい眠れなかった夜。朝、目がばっきばきの状態で退院準備をしていると、主治医の先生が登場。「ほんまに退院できたねえー。入学式でれるやん!すごいわ。ほんまにようがんばったね」と。ここまで早く退院できた理由は、抗がん剤と放射線治療がうまく効いていて、腫瘍に栄養や血液を送っていた管がずいぶん寸断されていたので、出血量、術後の滲出液も少なかったし、術野が確保されていたので、手術もやりやすく、手術時間も短かったこと。一箇所部分的に硬くなっていた箇所
断端陰性。まずは大きな関門をクリア次は摘出した細胞の状態。抗がん剤や放射線を使っても、まだどれだけのがん細胞が生き残っていたのか。「摘出した細胞の中に、まだ生きている細胞はありました。その割合は・・・えーっと、ああ・・・書いてないですね」え?書いてない?何そのパターンっ「その割合は書いてないですが、円形細胞は見られなかったとのことなので、これ以上の抗がん剤や、放射線などの追加治療は必要ないと思っています」『治療方針を決めるその②』粘液型脂肪肉腫の人でも、抗がん剤をする
生検手術の後も、放射線治療の時も、皮膚のケアに使っていたのは、ヒルドイドローション。病院から処方してもらうのが足りなくなったら、これを使ってました。【第2類医薬品】ヒルマイルドローション(120g×2セット)楽天市場とにかく保湿。なんならこの時期、顔よりも先に足のクリーム塗ってたかももともと、ケロイドになりやすいタイプで、傷の治りも遅いタイプ。これは、気合いを入れてケアしていかねばっ最近は傷の上に早くからテープを貼ることで、傷口が治っていく過程で盛り上がって瘢痕化して、み
入学式から少しして、いよいよ今日は病理検査結果説明の日。もう、この日がくるのがブルーでブルーで。おかわり抗がん剤になったらどうしよう断端陽性だったら?がん細胞が生き残りすぎてたら?『ケモラジの効果判定と今後の予定その①』放射線科の診察の後は、いよいよ整形外科。まずは採血、検尿の結果から。検尿の結果な異常なし。特に気になる炎症反応などもなかった寝てることが多かったりするのも原因…ameblo.jp『ケモラジの効果判定と今後の予定その②』もしも摘出されたがん細胞の「元気がよすぎた
今からおよそ10年前。私は「粘液型脂肪肉腫」というがんを患い、治療を受けました。今でこそ、ネットで検索すれば情報がある程度ヒットするようになりましたが、当時は本当に情報が少なく、私にとっては「未知のがん」という印象でした。最初の異変は、「足にしこりのようなものがある」と感じたこと。痛みはなく、なんとなく違和感がある程度。正直なところ、「脂肪が固まったのかな?」「水でも溜まってるのかも」なんて、かなり軽い気持ちで病院を受診しました。今になって思えば、「そんなわけあるか!」と思うんですが
術後1年が経ちました。「ようやく」という気持ちと、「あっという間の」という気持ちが入り混じってます。先日、術後1年の検査結果を聞きに大阪国際がんセンターへ行ってきました。今回は首から下のCT。造影剤にアレルギーがあるので、造影剤なしのCTです。ちょうど世間を賑わせた、コンピューターシステムダウンの後だったので、ちゃんと間に合うか心配でしたが、先生はぐったりされてましたが、診察してもらえました。結果は無事にクリア転移、再発の兆候はなく、ガンカンジャー2年生に進級となりました去年
治療が始まる前に、美容室に行ってお手入れしやすいようにしてもらっておいた。もともと白髪が多くなってきていたんだけど、治療を始めてからさらに増えたように思う。『美容師さんに相談したこと』アピアランスケアのことを聞いてから、色々と自分でも脱毛についてや、脱毛後のケアについて調べてみたんだけど、やっぱり餅は餅屋。いつもお世話になっているヘアサロン…ameblo.jp前回、美容師さんに相談した時は抗がん剤で脱毛した場合のケアだった。今回、3クールの抗がん剤を終えても、脱毛はなかったものの・・
抗がん剤治療後のガンカンジャーって臓器提供できるか問題にぶち当たって、その治療を始めることにためらいがでた。これは、主治医の先生にも聞いておきたいと思ったので、定期検診の時に聞いてみた。脂質代謝、糖代謝への改善を目的に、婦人科系のがんのリスクが少しあるホルモン療法ではなく、プラセンタ療法を考えていることについては、「うーん、ごめん、正直その分野僕は全然わからない。でも、まめママさんのがんはホルモンに影響を受けるタイプのものではないので、ホルモン補充療法を選んでも問題はないと思うよ。プラ
人生で一番辛かった誕生日の翌日、中学生からの幼馴染が東京から帰省してくるというので、ランチの約束をしていた。朝起きた時に、顔は泣き腫らしてぱんぱん、ここ数日の不眠で、顔色はチーク入れても回復しない状態だったけど、遠くに住んでてなかなか会えない友達。会っておきたいと思った。いつもなら、ずーっとおしゃべりしている私が、あまりしゃべらないご飯もあまりすすまない「何かあった?」と聞かれても、どう話していいのか、自分でもわからなかった。がんの治療に入ると、きっと髪の毛が抜けて、痩せて、見た
新しい治療といっても、がんの治療ではありません。すっかりお姐さんになっている体に少しでも効果がでれば・・という治療です。『リアルタイム:お姐さんになって思うこと』去年のちょうど今頃から治療が始まり、抗がん剤、放射線、手術を終え、今は3ヶ月毎の経過観察期間にはいっています。きつい抗がん剤をやった後なので、毎回採血でチェッ…ameblo.jp抗がん剤によって、生理が終了。更年期入口あたりをちょろちょろしてたまめママ、いきなり更年期後半戦へとワープしたことになる食事に気をつけて、毎日リ
まず、聞きたかったのは玄米食。これはほんとに基本中のキなんじゃないかというくらい、がんの人は玄米食だ!というのを見た糖代謝がおちてきた私にとっても、向いているのではと思ったんだけど、栄養士さんからは「玄米食も確かによい点はあるのですが、がんに効くというものではありません」と玄米食に関しては、「がんは糖を餌にして増殖する」という情報から、糖質制限したり、ケト食や玄米食が取り上げられているんだと思うんだけど、もしそれが本当に効果がでるのなら、病院食で白米なんてださないですよ。玄米に切り替え
抗がん剤が始まってからも、特に体調の変化もなく、お昼ご飯も完食いいぞ、ホヤ貝。この調子だなんて思いながらも、突然何か発作が起きても怖いので大人しくベッドで過ごす。しばらくすると、第2回の放射線治療によばれたので、地下の放射線科に点滴の機械ごと降りて行って、昨日と同じように治療を受けた。ただ、昨日と違うのは点滴がくっついているので、それが倒れたりしないようにいろいろとセッティングに時間がかかったくらい。治療が終わったら、またカラカラと機械を引っ張って戻ってきた。晩御飯も完食。でも、点
車に乗ってから、しばらく走ると市内はもうクリスマス一色で、イルミネーションがきらきらしてて。一年で私が一番好きなこのシーズン。いつもなら年末の予定を考えてわくわくしてるのに、何も考えられないやっぱりがんだったこと。足は残せる。それは間違いなく朗報だった。でも、粘液型脂肪肉腫。しかも高悪性度の可能性が高いこと。その場合の5年生存率は?さっきの看護師さんが言ってたみたいに、「できる治療がなくなること」の意味がどんどん押し寄せてきて、また涙がぽろぽろとでてきたオットは運転しながら、「大
生検入院前にネイルをとった。もともとネイルが好きで、職業柄派手なものはできないけど、自分でもジェルネイルをしてたり、ここ数年はお気に入りのネイルサロンでケアしてもらっていた。指先がきれいだと、単純だけどテンションが上がっただけど、治療に入ったらネイルはできない。MRIなどの検査の時にも支障が出ると言われているし、なにより生検手術は全身麻酔。指先に機器をとりつける必要もあるから、絶対にオフしてきてねと言われていた。最後のネイルは、一番好きなベーシックなフレンチネイルにした。それを入院の
寝不足のまんまで迎えた翌朝。朝食が運ばれてきて、これがもしかしたら吐き気なく食べられる最後の食事かも、しっかり食べなきゃいけないと妙な気合いとテンションで完食した後、ストレッチを少しして、籠城用にと下のコンビニ行ってお水とかヨーグルトとかを買っておいた。今日はシャワー入れないんだな・・と思ってたら、看護師さんから「シャワー、今あいてたら浴びても大丈夫ですよ。髪の毛まで洗わなかったらすぐでしょ?」と言ってもらえたので、急いでクイックシャワーを。これでずいぶんさっぱりポートの周りには、保護剤をぬ
これはもしかしたら、まずいことなのかもしれないなるべく早く受診した方がいい。小さいものなら、その場ですぐにとってもらえることもあるみたいだけど、大きさが大きいと・・・手術と書いてあるものが多い内視鏡という選択肢は見かけなかった。ガチの手術え?手術?←ここでもう思考停止この頃、私は病院に事務方として勤めていたので、自分の病院で相談してみようと思っていた。調べてみると、脂肪腫は整形外科、皮膚科、形成外科で診てもらえるらしい。それなりに大きなものを摘出するとなると、ある程度切るんだ
先生から手渡された分厚いコピー用紙の束には、治験の説明が記載されていた。治験といっても、一般的に想像されるような新薬とかではなく、治療のやり方についてのデータ集めらしい。高悪性の軟部腫瘍に対して、今まではAI療法といわれる「アドリアマイシン+イフォスファミド」という抗がん剤の組み合わせで、術前3クール投与摘出手術術後に追加抗がん剤2クール投与というのが標準治療とされていたんだけど、もともと抗がん剤が効きにくいとされている肉腫しかも、このAI療法に使われる抗がん剤は心毒性といって心臓への
検索しまくって、形成外科の予約日までにもうぐったりなメンタル。週末にずっと「もしかしたら・・」とか「ほら、ちゃんと見てよ」と散々オットに言ってたもんだから、オットからは「頼むから早くみてもらってきてくれ」と言われる始末もともと心配性な私。今までも、耳鳴りがする→年齢的に突発性難聴かも?と慌てて耳鼻科にいって、ただの加齢性の耳鳴りと診断されたり、胸部の違和感、頻脈、脈が飛んでる?不整脈?→心筋梗塞かもっとホルター心電図の検査してもらったのに、不整脈まさかの1発だったことも(ほとんど
悪性軟部腫瘍だと知って、色々と調べていた時、このがんは肺に転移することが多いとわかった。粘液型脂肪肉腫だと確定した時に、先生からは肺の他に、後腹膜、肝臓、骨にも飛びやすいので注意が必要とも聞いた。『がんセンター初診の日Round6』診察室に入ると、先生が「まめママさん!転移は今の所どこにも見当たりませんでした。いけます!治療頑張りましょう」よかった、よかったー予定通り、来週生検して、…ameblo.jp悪性軟部腫瘍は希少がんで、10万人に3人以下のがん。抗がん剤の種類も、
本来なら、ヨンデリスの投与が終わったら退院でよかったんだけど、初回投与ということもあり、少し長めに入院していた私。24時間の投与が終わって、その翌日あたりから徐々にむずむず足の症状はなくなってきたものの、それに比例するようにだるさや吐き気が出てき始めていた。食欲はまーったく出ず、朝食についてきていたリンゴジュースをのむのが精一杯。全く手がつけられなかったお膳をみた看護師さんが、食事を「麺食」に変えてみたら?とアドバイスしてくれたので、麺食に変えてみたけど・・まったくダメ。普段からお出汁
手術室の前でオットにスマホなどの貴重品を預けて、いよいよ手術室へ。朝一番の手術とあって、オペ室前の廊下には人が・・いっぱいテレビなんかだと、ストレッチャーで運ばれていく感じだけど、歩ける人はみんな歩いて入場。リストバンドと口頭で名前を確認されたら、病棟の看護師さんから、オペ室の看護師さんに引き継がれて、いざ、手術室へ。先生と助手の先生がいて、「おはようございます。よく眠れましたか?今日は頑張りましょうね」と先生お願いします。といって先生と助手の先生に握手してもらった。私の手は緊張し
その後、もう一度看護師さんがきてくれて、トイレまで行けたらおしっこの管抜けますよーってことで、歩行器の準備をしてもらってる時に、主治医の先生登場。「どう?昨日めっちゃ手術うまくいったよ!」と嬉しいお言葉「出血量も少ないし、ドレーンの量も少ないから、もう今ドレーン抜いちゃう?」と驚愕のオファーっえ?手術翌日ですよ?え?抜いて大丈夫なの?行き場をなくした体液とか、血液が中でちゃぽんちゃぽんにならない?とびっくり顔の私。「だいぶがん細胞の勢いがなくなってたから、手術の時の出血量も少なく