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長野の大信州酒造が年に一回、都内でお酒の会「手いっぱいの会」を開いていますが、それに参加してきました。9種類の美酒が楽しめましたが、そのうちのいくつかを報告します。1本目はこれです。「大信州(だいしんしゅう)雪に松」。大信州のお酒の会には随分と参加していますが、「手いっぱいの会」の時の乾杯酒は同じ名前の「手いっぱい」が使われます。今回も配った資料にはその通りのことが書かれていたのですが、司会を務めた田中隆一社長の息子の田中健一さんがいきなり、「今回は趣向を変えて、9種類
池尻大橋の居酒屋「ししくら」さんにお邪魔しました。この店は2時間飲み放題が3850円なのですが、その値段以上のラインナップを誇ります。普段は酒販店には並ばない入手困難酒がたくさんあるので、今回はそれらの酒に限ってご紹介します。1本目はこれです。「十四代(じゅうよんだい)龍の落とし子純米大吟醸」。山形県村山市の高木酒造さんが醸しているお酒です。高木酒造は先代社長が新しい酒米開発に熱心で、独自に3つの米を酒造好適米として登録しています。それが「酒未来」「羽州誉」「龍の落と
あけましておめでとうございます。今年も毎日、日本酒三昧の日々を過ごす予定ですが、正月三が日はやはり、とっておきのお酒を飲みたく、日本酒冷蔵庫に眠っているお酒をいただくことにしました。最後の4本目はこれです。「獺祭(だっさい)純米大吟醸磨き二割三分」山口県岩国市の獺祭さんが醸しているお酒です。獺祭(山口県岩国市)の桜井博志会長が、新刊「獺祭経営は八転び八起き」を発刊しました。獺祭に関連する書籍はこれまでも次のような出版がされています。2014年1
長野県松川村に2024年暮れにすい星のように登場した甍酒蔵。その1造り目の酒をまとめて取り寄せ、飲み比べをしました。2本目はこれです。「甍(いらか)白真摯敬愛無濾過生原酒」。甍酒蔵の醸造責任者の田中勝巳さんの新しい酒蔵でのこだわりの酒造りについて紹介しています。洗米に続いて、こだわりのポイントは蒸しです。田中さんは米に蒸気がまんべんなく行き渡るように、大信州酒造時代はすべての米の蒸し米に抜掛け(ぬけがきorぬけがけ)を採用していました。(*中央会の日本語用語集に
自宅の晩酌に長野県上田市の若林醸造さんが醸したお酒をまとめて取り寄せて、飲み比べをしました。1本目はこれです。「つきよしの空純米吟醸美山錦」。若林醸造の創業は1896(明治29)年。高度成長期には700石ほどを造っていましたが、1970年代前半に自醸はほとんど止めて桶買いに。近年は日本酒よりも、甘酒と地元産の果物を使ったジュースの販売が好調で、軸足はこちらに移っていました。蔵元の次女だった若林真実氏も蔵を継ぐために2013年に帰蔵した際は甘酒とジュース販売の拡販が
神田の新興居酒屋「居酒屋ちぇけ」さんにお邪魔しました。学生サークル時代から日本酒をこよなく愛する豊田千木良さんが2023年に開いた「居酒屋ちぇけ」は豊田さんの興味の赴くままに多彩な日本酒を仕入れており、新しい酒を見つけるには格好の居酒屋です。今夜も、“ニューフェース”のお酒を何本かいただいたので、ご報告します。2本目は、1本目と同じ静岡県御殿場市の御殿場石川酒造さんが醸しているお酒です。「榮(さかえ)純米吟醸」。昨年(2024)年暮れから造りが始まったばかりの御殿場
2024年1月の能登半島地震は半島にあった多くの酒蔵の建物を全壊ないしは半壊に追い込み、酒造りの続行を困難にさせました。そんな彼らを地元・石川県の蔵だけでなく、県外の有志も支援の手を差し伸べ、「能登の酒を止めるな」運動を展開して1年余り。酒蔵たちのお酒を応援するイベントがあり、それぞれの酒蔵のお酒の出来をチェックしてきましたので、ご報告します。2本目はこれです。「大江山(おおえやま)GO純米大吟醸」。石川県能登町の松波酒造さんが、小松市の加越さんの設備を借りて醸したお酒で
長野県松川村に2024年暮れにすい星のように登場した甍酒蔵。その1造り目の酒をまとめて取り寄せ、飲み比べをしました。最後の3本目はこれです。「甍(いらか)銀紅無濾過生原酒」。甍酒蔵の醸造責任者の田中勝巳さんの新しい酒蔵でのこだわりの酒造りについて紹介しています。洗米と蒸し以外について、ご紹介します。出来上がった酒にかすかに木の香りが付くのは望ましいと考える田中さんが新設した麹室はすべて杉製です。箱などの道具も木製を使っています。ただし、仕込みタンクに木桶を使う
自宅の晩酌にお酒を選びました。これです。「白龍然(はくりゅうぜん)純米吟醸」。福井県永平寺町のシンフォニー吉田酒造さんが醸しているお酒です。シンフォニー吉田酒造は、香港でアパレルブランドなどの販売を手がけるシンフォニーホールディングスが日本酒をアジアで一気に拡販するために吉田酒造と共同出資して2022年に設立した会社です。出資比率はシンフォニーが51%を保有して主導権を握るものの、醸造については全面的に吉田酒造に任せ、造った酒の大半を輸出する計画で2023年暮れから醸造を開
大阪府交野市の大門酒造さんが醸しているお酒をまとめて取り寄せて、飲み比べをしました。2本目はこれです。「大門(だいもん)静香(しずか)純米吟醸」。大門酒造の顧問で、元蔵元の大門康剛氏は英語が堪能ということもあり、2000年以前から対米輸出に力を入れてきました。京都府の木下酒造(京丹後市)の杜氏に2007BY就任した英国人のフィリップ・ハーパー氏の最初の修行先は大門酒造ですし、国際的な日本酒の伝道師として知られているジョン・ゴントナー氏とも彼が英語教師として来日した1990年初
1年ぶりに海外旅行に行ってきました。成田発の往復JALのビジネスクラス利用でした。成田のサクララウンジで出発前のひととき、2種類の日本酒をいただいた後、機内に乗り込みました。食事は水平飛行に移ってから開始です。日本を離れるのですから、機内でいただくのは酒だけでなく、食事も「日本」を選びます。この日は銀座の超高級日本料理店「蓮三四七」の店主、三科純氏が監修した和食をいただきました。それに合わせて頼んだ1本目の日本酒はこれです。「雨後の月(うごのつき)純米大吟醸別誂」
門前仲町の「煙」さんに休日の昼下がりにお邪魔し、自由に飲み放題でいろいろなお酒をじっくりと楽しみましたので、そのお酒を報告します。4本目はこれです。「天美(てんび)特別純米」。山口県下関市の長州酒造さんが醸しているお酒です。天美を短期間に有名で人気の地酒に仕立て上げた立役者だった杜氏の藤岡美樹さんは、2023年暮れに電撃的に蔵を辞めてしまいました。多くの人たちが驚きをもってそのニュースを聞いたのですが、その後、藤岡さんはどうするのだろうという声も大きかったのです。当初
自宅に福島県本宮市の大天狗酒造さんのお酒をまとめて購入し、飲み比べをしました。3本目はこれです。「卯酒(うさけ)雪うさぎ純米吟醸無濾過生酒」。最低限の設備導入で自醸を再開した大天狗酒造ですが、再開して10年以上経過しても、いまなお、変則的な酒造りをしています。その極めつきが、お米の蒸しを外部委託していることです。蒸す前日の作業は蔵で行っており、午後に10㌔単位で手洗い(給食などに使われる洗米機使用)します。翌朝になると、蔵から2,3分の距離にある麹屋(甘酒向けなど)に
自宅の晩酌にお酒を選びました。これです。「越乃寒梅(こしのかんばい)Lagoon(ラグーン)純米吟醸」。新潟市の石本酒造さんが醸しているお酒です。この銘柄のお酒は2022年3月に新発売されました。しかし、この発売のタイミングがなんとも微妙でした。新潟市の今代司酒造の社長をしていた田中洋介さんが、クラフトサケの将来性にほれ込んで蔵を離れて、市内の福島潟に面した場所に「ラグーンブルワリー」を建てて、醸造を始めたのが2021年12月。発売が2022年4月でした。田中
自宅に晩酌にお酒を選びました。これです。「百楽門(ひゃくらくもん)華(はな)純米吟醸生酒奈良の芍薬華酵母」。奈良県御所市の葛城酒造さんが醸しているお酒です。毎年5月ごろに白や赤の花をつける芍薬の花から酵母を選抜する試みに奈良県産業振興総合センターが2022年春に着手。県内各地の芍薬の花を集めて調べたところ、醸造適性のある酵母をいくつか発見しました。なかでも、御所市にある、さんろく自然塾うめだファームの芍薬の花から選抜した酵母が最も酒造りに適していることが判明します。
自宅の晩酌にお酒を選びました。これです。「清泉川(きよいずみがわ)澄澪華(すみればな)純米吟醸白麹仕込」。山形県酒田市のオードヴィ庄内さんが醸しているお酒です。オードヴィ庄内の現蔵元は佐藤晴之さん、そして息子で東京農大を卒業した佐藤宅真さんが杜氏役を担っています。宅真さんは、蔵のウエブサイトに杜氏ブログというコラムを持っていて、発信は決して多くないものの、骨太の記事を書いています。印象的だったのが、昨年(2024)10月に出したコラムでの「仮想自治体庄内藩」の立ち上げ
九州の名湯、別府温泉に行ってきました。泊まったのは、源泉の素晴らしさで名を轟かす「山荘神和苑」でした。夕食をいただき、その際に「日本酒をいただきたい」と言うと、「一合瓶で大分のお酒をいろいろと取り揃えております」との返事でした。そこで、普段、あまり飲む機会のない大分の地酒三昧で過ごすことにしました。1本目にいただいたのはこれです。「薫長(くんちょう)純米吟醸」。大分県日田市のクンチョウ酒造さんが醸しているお酒です。クンチョウ酒造の歴史は1745年に福岡県久留米市に
新潟県新発田市にある超人気鮨屋「登喜和鮨」さんにお邪魔しました。創作性の高い鮨が次々と出てきますが、お酒の品ぞろえもすごいのです。よほど自信があるのか、「日本酒をいただきたい」と言うと、「こちらで順番にお出しします」と言われてしまいました。やむを得ず、お任せしました。4本目に登場したのがこれです。「新政(あらまさ)ラピス別誂2021」。秋田市の新政酒造さんが醸しているお酒です。このお酒は2021BYのお酒です。新政酒造が3年も蔵で寝かせていたのか?と思わず勘ぐ
自宅の晩酌にお酒を選びました。これです。「AKABU(アカブ)SEA(シー)純米」。岩手県盛岡市の赤武酒造さんが醸しているお酒です。AKABUのお酒はラベルの変化が激しく起きています。それまではラベル中央に武将の兜が大きく描かれていたのですが、最近は角の部分だけになり、その下にAKABUの字が置かれ、さらに、その下にサブタイトルをつけるようになってきています。サブタイトルは当初は季節を感じさせる「SAKURA」とか「SNOW」などが付いていましたが、最近ではこの「
自宅の晩酌にお酒を選びました。これです。「山に雲がゴオウゴオウ純米大吟醸」。高知県いの町の川澤酒造さんが醸しているお酒です。川澤酒造は2024年に高知の19番目の酒蔵として誕生したばかりのニューフェースです。2021年に廃業した山梨・腕相撲酒造の免許を、高知・亀泉酒造の社長だった川澤亨氏が取得。川澤酒造を設立して、免許の移転を申請し、2024年6月に認可を受け、2024年10月から醸造を始めています。この話を聞いた時は、「亀泉酒造の蔵元がなぜ、新たに別の酒蔵を
近年、飲み放題設定のある銘酒居酒屋で飲める日本酒のレベルが急ピッチで上昇しています。どのぐらい飲み放題ができるお酒の質が上がっているかを、いろいろな店を巡り、散発的にご報告していきます。第75弾は小伝馬町の「カミヤ酒場」さんです。カミヤ酒場の飲み放題は自分でお酒を冷蔵ケースまで行って選ぶスタイルですが、瓶は自分の席まで持ってきて、ラベルを見ながら飲むことができます。お酒は約80種類の日本酒が2時間飲み放題で料理7品ついて5600円と割安です。プレミアムとか3時間とかのコース