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自宅の晩酌に新潟市の越後鶴亀さんが醸す「越弌(こしいち)」シリーズのお酒を3本取り寄せて飲み比べをしました。最後の3本目はこれです。「越弌(こしいち)純米吟醸Episode4.5DomaineKimoto」。3本目も横田伸幸杜氏の思いを込めた説明書きがありますので、ご紹介します。***************杜氏自ら地元西蒲区で栽培した五百万石100%使用したドメーヌタイプの生酛純米吟醸酒。最もバランスの良い中取り酒を無濾過で瓶詰瓶火入れ、一般的な熟成生酛と
自宅の晩酌に青森県弘前市の六花酒造さんのお酒をまとめて取り寄せて、飲み比べをしました。2本目はこれです。「杜來(とらい)純米吟醸ピンクTRY醸造秋田酒こまち」。六花酒造が「じょっぱり」を看板商品にして、普通酒&本醸造酒主体の大造りの蔵と決別し、小仕込みで純米酒以上だけを造る蔵へと変身を話したお話は、先日、空太郎がSAKEStreetに記事を書きましたので、是非、お読み下さい。ここではそこに書き切れなかったお話を紹介します。新しい蔵に移って、小仕込みになったことも酒質
池尻大橋の居酒屋「ししくら」さんにお邪魔しました。この店は2時間飲み放題が3850円なのですが、その値段以上のラインナップを誇ります。普段は酒販店には並ばない入手困難酒がたくさんあるので、今回はそれらの酒に限ってご紹介します。1本目はこれです。「十四代(じゅうよんだい)龍の落とし子純米大吟醸」。山形県村山市の高木酒造さんが醸しているお酒です。高木酒造は先代社長が新しい酒米開発に熱心で、独自に3つの米を酒造好適米として登録しています。それが「酒未来」「羽州誉」「龍の落と
自宅の晩酌にお酒を選びました。これです。「紫宙(しそら)ハートラベル純米吟醸生酒」。岩手県紫波町の紫波酒造店さんが醸しているお酒です。このお酒は裏ラベルでいろいろ語っていますので、まずはご紹介します。************いつも妻から「話す声が小さくて聞こえない」と言われる私。それでも彼女を引き留めたいと、出会ってすぐに初めて行ったカラオケで、「愛を取り戻せ!」と某アニメ主題歌をシャウトして歌い、今があります。ゆく年くる年。家族や友達、知っている人も知らない人も
自宅に福島県本宮市の大天狗酒造さんのお酒をまとめて購入し、飲み比べをしました。最後の4本目はこれです。「なないろ純米吟醸」。見学して驚きの連続だった大天狗酒造ですが、びっくりすることがまだありました。酒母造りに要する日数がたったの二日なのでした。これは大天狗酒造が編み出した技ではなく、福島県ハイテクプラザの指導員のアドバイスで導入した手法です。自身の蔵で酵母を大量培養するのではなく、ハイテクプラザで必要な量の酵母を培養したのを仕入れ、それを二日間で整えて、仕込みに投入す
山形県鶴岡市の冨士酒造さんが醸しているお酒をまとめて取り寄せて、飲み比べをしました。最後の3本目はこれです。「栄光冨士(えいこうふじ)MAGMA(マグマ)純米大吟醸無濾過生原酒」。販売は取引先に任せて、冨士酒造は酒造りに専念しているわけですが、ここにも他の蔵とは違うこだわりがあります。一番のポイントは麹造りになるべく人手をかけないことです。すなわち、麹の汚染の原因は人なのだから、なるべく人の手が触れない、人が室に入らない麹造りを目標に据えています。このため、種切りは全量
荒木町の居酒屋純ちゃんにお邪魔しました。いつものように25種類のお酒を堪能しましたが、そのうちのもう1本をご紹介します。これです。「花陽浴(はなあび)純米大吟醸八反錦無濾過生原酒」。埼玉県羽生市の南陽醸造さんが醸しているお酒です。花陽浴は人気沸騰して、特約店の酒棚から姿を消して久しいですが、蔵は相変わらず、頑張って、蔵での直販を続けています。発売日は決まっておらず、蔵のインスタグラムで大抵は前日に「明日、発売です」と発信するだけなのですが、それでも、翌日は早朝から大行
輸出を主眼に多くのラグジュアリー日本酒が登場していますが、また、新たなお酒がリリースされました。「和圖(WAZU、わず)」という銘柄名でのお酒です。発売に先だって、お酒をテイスティングできる会が開かれ、じっくりと利くことができたので、それらをご紹介します。2本目はこれです。「和圖(わず)歩(あゆむ)無濾過生原酒」。秋田県横手市の日の丸醸造さんが醸しているお酒です。すでに出尽くした感のあるラグジュアリー日本酒分野に遅れての参入ゆえに、違うウリが必要です。そこで、土屋延大さ
山形県米沢市の大平温泉という宿屋に泊まりました。経営者がお酒好きらしく、素敵な日本酒の品揃えでした。そんな中、まずは4合瓶の「雅山流」を飲んだ後、連れと二人では足りず、もう1本は300mlを頼んだのがこれです。「東光(とうこう)超辛口純米吟醸」。山形県米沢市の小嶋総本店さんが醸しているお酒です。宿のお酒は入ってすぐの右手の冷蔵庫にあって、なかにいろいろな日本酒が入っているのをじろじろ見ていたら、宿のご主人が寄ってきて、しばし、日本酒談義をしました。米沢のお酒はひと通り飲
1年ぶりに海外旅行に行ってきました。成田発の往復JALのビジネスクラス利用でした。成田のサクララウンジで出発前のひととき、2種類の日本酒をいただいた後、機内に乗り込みました。食事は水平飛行に移ってから開始です。日本を離れるのですから、機内でいただくのは酒だけでなく、食事も「日本」を選びます。この日は銀座の超高級日本料理店「蓮三四七」の店主、三科純氏が監修した和食をいただきました。それに合わせて頼んだ1本目の日本酒はこれです。「雨後の月(うごのつき)純米大吟醸別誂」
福井県永平寺町に最近できた高級リゾート「歓宿縁(かんしゅくえん)ESHIKOTO」に泊まってきました。夕食時に黒龍酒造のお酒を二種類、いただきました。2本目はこれです。「えしこと(ESHIKOTO)特別純米五百万石」。ここで宿泊するのは独立して点在するロッジです。客室棟は3タイプに分かれており、定員は1~4人で、すべて半露天風呂を備えています。JOU3棟は最も九頭竜川に近く、目の前が水田の洋モダンの客室棟で広さは103㎡。その後ろの一段高い場所に位置するRYU
船橋の銘酒居酒屋「ナイン」さんにお邪魔しました。今夜も2時間、好き放題に日本酒をいただきましたが、いくつかご報告をします。1本目はこれです。「つきよしの華純米吟醸無濾過生原酒」。長野県上田市の若林醸造さんが醸しているお酒です。若林醸造は昨年(2024)、蔵の歴史上、初めて、全国新酒鑑評会で金賞を獲得するという快挙を果たしました。そして、なんと今年も金賞に輝き、2年連続を果たしました。しかも、昨年は兵庫県産の山田錦だったのですが、今年は長野県産の山田錦に切り替えたの
自宅の晩酌にお酒を選びました。これです。「来福(らいふく)オオクワガタ純米吟醸」。茨城県筑西市の来福酒造さんが醸しているお酒です。このお酒は日本酒ユーチューバーのとみーママと来福酒造の蔵元、藤村俊文さんが、オオクワガタを巡って意気投合し、純米吟醸酒1本の企画をとみーママに委ねたお酒です。2021年に限定販売されましたが、評判が良かったのか、あるいは目標の販売数に達したからか、翌年以降もコンスタントに造られてきて、4年目の2024年からは、四合瓶だけでなく、一升瓶も加わって
自宅の晩酌にお酒を選びました。これです。「火遁の術(かとんのじゅつ)スモーク日本酒」。長野県塩尻市の和饗酒造さんが醸しているお酒です。このお酒はスペックは純米酒ですが、留め仕込みの掛米を醪に投入する前に燻して、スモーキーな香りを日本酒に纏わせようと杜氏の森川貴之さんが挑戦した新しいお酒です。森川さんのお話です。**************スモークサーモンを作るのに使うスモーク液を入れれば燻製臭は得られるが、清酒ではなくなる。搾ったお酒を燻製香のする樽に貯蔵しても香
自宅の晩酌にお酒を選びました。これです。「越乃寒梅(こしのかんばい)Lagoon(ラグーン)純米吟醸」。新潟市の石本酒造さんが醸しているお酒です。この銘柄のお酒は2022年3月に新発売されました。しかし、この発売のタイミングがなんとも微妙でした。新潟市の今代司酒造の社長をしていた田中洋介さんが、クラフトサケの将来性にほれ込んで蔵を離れて、市内の福島潟に面した場所に「ラグーンブルワリー」を建てて、醸造を始めたのが2021年12月。発売が2022年4月でした。田中
自宅の晩酌に福井県永平寺町の吉田酒造さんのお酒をまとめて取り寄せて、飲み比べをしました。2本目はこれです。「永平寺白龍(えいへいじはくりゅう)水てきてき無濾過生原酒」。父上の様態悪化もあって、母、吉田由香里さんから、「大学を卒業したら、すぐに帰ってきて、蔵を手伝ってほしい」と頼まれ、2015年4月に蔵に帰ってきた次女の真子さんは、当初は、蔵の仕事全般を手伝うつもりでした。2015BYは12月に父が亡くなられたものの、出稼ぎ杜氏が来ていて乗り切りました。翌2016年
神田の新興居酒屋「居酒屋ちぇけ」さんにお邪魔しました。学生サークル時代から日本酒をこよなく愛する豊田千木良さんが2023年に開いた「居酒屋ちぇけ」は豊田さんの興味の赴くままに多彩な日本酒を仕入れており、新しい酒を見つけるには格好の居酒屋です。今夜も、“ニューフェース”のお酒を何本かいただいたので、ご報告します。4本目はこれです。「多島海(たとうみ)生原酒」。山口県周南市の中島屋酒造場さんが醸しているお酒です。豊田さんに「新しく入ったニューフェースを出して」と行った
新潟県新発田市にある超人気鮨屋「登喜和鮨」さんにお邪魔しました。創作性の高い鮨が次々と出てきますが、お酒の品ぞろえもすごいのです。よほど自信があるのか、「日本酒をいただきたい」と言うと、「こちらで順番にお出しします」と言われてしまいました。やむを得ず、お任せしました。4本目に登場したのがこれです。「新政(あらまさ)ラピス別誂2021」。秋田市の新政酒造さんが醸しているお酒です。このお酒は2021BYのお酒です。新政酒造が3年も蔵で寝かせていたのか?と思わず勘ぐ
岐阜県高山市の平田酒造場さんのお酒をまとめて取り寄せて、飲み比べをしました。1本目はこれです。「飛騨の華(ひだのはな)純米吟醸しぼりたて生酒」。1895年に高山で創業した平田酒造場は長年、地元の高山市民と高山にやってくる観光客向けに「多賀山」「酔翁」などのお酒を細々と販売してきましたが、創業家の平田家に後継者がおらず、事業を引き継ぐ先を探していたところ、名乗りを上げたのが、三重県伊勢市でいろいろな事業を展開している上島憲氏でした。上島氏は外資系企業との繋がりもあって、伊勢市
自宅の晩酌にお酒を選びました。これです。「春鶯囀(しゅんのうてん)特別純米辛口」。山梨県富士川町の萬屋醸造店さんが醸しているお酒です。1790年創業の歴史のある萬屋醸造店ですが、経営不振などもあって、2017年に創業家が撤退し、穀物食品大手のはくばく(山梨県中央市)の子会社になりました。しかし、その後も造りの体制も変わらず、商品ラインナップも進化がないままでした。これではオーナーチェンジした意味がないなあ、と空太郎は感じていたのですが、2020BYから杜氏が社員蔵人の芦
自宅の晩酌に福井県永平寺町の吉田酒造さんのお酒をまとめて取り寄せて、飲み比べをしました。最後の6本目はこれです。「白龍(はくりゅう)禅」。6本目も5本目と同じ、シンフォニー吉田酒造が醸したお酒です。さて、2023年12月にピッカピカの新工場が完成し、酒造りを始めたシンフォニー吉田酒造でしたが、いきなり、苦難に直面しました。好景気に沸き、日本酒の消費量が急激に伸びていた中国がリセッションに入り、日本酒の需要が反転、落ち込みを見せたのです。日本酒造組合中央会による
自宅の晩酌に佐賀県鹿島市の瀬頭酒造さんのお酒を2本選びました。2本目はこれです。「東長(あずまちょう)ムツゴロウみらくる純米無濾過」さて、新しい銘柄を立て、酒質にも変化が見られる瀬頭酒造ですが、情報発信が少なく、変革を進めていることのアピールが不足しています。飲み手だけでなく、酒販店にも変化の動きが届いておらず、蔵のウエブサイトにある取扱店情報でも、おひざ元の九州には50店舗近くあるものの、中国は1店、四国ゼロ、近畿14店、中部18店、関東7店、北海道・東北5店という状態
自宅の晩酌に、お酒を選びました。これです。「天下錦(てんかにしき)純米吟醸鈴鹿仕込」。三重県名張市の福持酒造場さんが醸しているお酒です。このお酒は曰く付きのお酒になります。福持酒造場の蔵元杜氏の羽根清治郎さんは、2024年1月末に蔵の事故で外傷性急性硬膜外血腫と火傷を負い、入院してしまいました。幸い、手術も成功し、2月末に退院されました。しかし、造りは期間途中で終わり、お酒の在庫も少なく、2025BYの本格醸造まで売る物がない事態に直面しました。苦境を見て、
自宅の晩酌に新潟市の越後鶴亀さんが醸す「越弌(こしいち)」シリーズのお酒を3本取り寄せて飲み比べをしました。1本目はこれです。「越弌(こしいち)純米吟醸」。越後鶴亀は2010年に民事再生法の適用を申請して破たんしましたが、その後、都内の酒類卸の佐々木が事業承継者として名乗りを上げ、酒造りは途絶えずに、現在に至っています。承継後はあまり酒造りに変化はなかったのですが、2014年に横田伸幸さんが杜氏になってからじわりと酒質が進化してきました。さらに、横田さんは「売るための酒でな