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(『新・人間革命』第9巻より編集)134〈光彩〉32また、一九三六年、つまり、革命から一九年後にソ連を訪れた、フランスの作家アンドレ・ジッドは、ソ連の民衆ほど、深く強くヒューマニズムの感情を感じさせる民衆はいないと述べる一方、次のように警告している。「あれだけの努力を尽くし、あれだけの年月を経たからには、彼ら民衆も少しは頭をもたげてきたことだろう、とわれわれは期待していたーだが、彼らの頭はいまだ嘗(か)
これまで志位和夫氏は、青本、赤本と呼ばれるQ&A形式の2冊の本を出版してきた。一冊目は『Q&A共産主義と自由「資本論」を導きに』だ。これは、共産主義には自由がないという主張に反論することが主な目的の本だった。内容を簡潔に言うと自由がないと言われているが、人間の自由は「搾取からの自由」である。資本主義ではその自由が奪われているのだということを展開した本だった。二冊目は、『Q&Aいま『資本論』がおもしろいマルクスとともに現代と未来を科学する』だ。一冊目で「搾取」の問題を取