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新しい着床モデルが示す生殖医療の未来着床は、胚が子宮にくっつく単純な現象ではありません。胚と子宮内膜が相互に影響し合いながら進む、極めて複雑な過程です。しかしこの過程は人体の中で起こるため、これまで直接観察したり操作したりすることがほとんどできませんでした。本論文は、その限界を突破するために開発されてきた「着床の新しい実験モデル」を総括した最新のミニレビューです。胚モデルと子宮モデルの進歩論文前半では、胚側のモデルとして「ブラストイド」と呼ばれる幹細胞由来の胚様構造が紹介されています。Fi
生殖医療解説シリーズのまとめサイトです。定期的に追加あるいは細分類しています。論文紹介というよりも、皆様の診療の指針や解説になるような内容を心がけておりますので、最新記事を常にという方には物足りないかも知れませんが、基本的にはリプロダクションクリニックの標準方針に則ったことを書いておりますので、リプロのやり方を知りたい方にとっても参考になると思います。最近更新が滞りがちですが、迷う局面で重要な内容はほぼ網羅されていますので、ぜひご一読ください。☆が多いものがおすすめの記事となります。
若年乳がん患者にとって、治療後に子どもを持てるかどうかは非常に重要な問題です。現在のガイドラインでは、妊娠を希望する可能性があるすべての若年がん患者に対し、治療前に妊孕性温存を提案することが推奨されています。しかし、実際に妊孕性温存がどの程度利用され、その後どのように妊娠・出産に至っているのかについての長期データは限られていました。本研究は、この点を明らかにした前向きコホート研究です。研究デザインと対象本研究は、米国およびカナダ13施設で行われているYoungWomen’sBreast
リプロダクションクリニック東京公式ブログをご覧いただきましてありがとうございます。当院へまだ通院されていない方もおられると思いますので、メール等でよくご質問いただく内容についてQ&A形式で回答します。①ネットでご予約いただけます当院は予約しやすいように、ネット予約が可能です(もちろんお電話でもご予約可能です)。ご夫婦でゆっくりご相談の上、ご都合のよいところでご来院ください。②すぐにご予約いただけますご予約は、男性・女性とも、まずお電話いただきご予約の日程をご相談いただきます
💭新鮮胚移植のとき、「黄体ホルモン(P4)」ってなに?体外受精の治療を受けると、採卵の少し前に「血中プロゲステロン(P4)」を測ることがあります。これは、卵胞の成熟や子宮内膜の準備が進みすぎていないかを確認するための検査です。もしこのホルモンが早めに上昇していると、胚の発育と子宮のタイミングがずれて(=着床のタイミングが合わず)、妊娠しにくくなる可能性があることが知られています。🔬研究の背景:「数日分の平均を取ればもっと正確なのでは?」アメリカの2つの大規模生殖医療センター(U.
こんにちは、愛群生殖医療センターです先週末、日本・千葉県にあるGenomeClinic(ゲノムクリニック)の病院長であり、医師・博士でもある曽根原弘樹先生が、当院にご訪問くださいました中央左側:曽根原先生中央右側:翁医師PGT-Aを中心とした学術交流を行いました当院では、IVF(体外受精)や卵子提供治療を受けられる国内外の患者様の約80~90%の方がPGT-A検査を実施されています。PGT-Aは、体外受精で胚盤胞まで育った胚を染色体レベルで評価し、正常胚