ブログ記事2,005件
こんにちは台湾・愛群生殖医療センターですこのたび、卵子提供治療をご検討中の方へ向けた、無料オンライン説明会を開催いたします。💬「海外での治療は少し不安…」💬「卵子提供について、まずは正しい情報を知りたい」💬「自分に合った治療法なのか相談してみたい」そのようなお気持ちをお持ちの方に向けて、ご自宅から気軽にご参加いただけるオンライン説明会です。カメラオフ・顔出し不要ですので、どうぞリラックスしてご参加ください📅オンライン説明会概要日時:2026年6月27日(土
この論文が伝えている最も重要なメッセージは、体外受精は「人の技術」から「システム化された医療」へと移行しつつあるという点です。すべてが自動化されるわけではありませんが、精度の高い操作と再現性のある環境を作ることで、より安定した結果が期待されます。
体外受精はこれまで、医師や培養士の高度な技術に支えられて発展してきました。しかし本論文は、その流れを大きく変える可能性を持つ「マイクロ流体技術」に注目したレビューです。まず冒頭の図では、体外受精の一連の流れにおいて、どの段階にこの技術が応用されているかが示されています。精子選別、受精、胚培養、凍結保存といったすべてのプロセスに小型デバイスが組み込まれる未来像が描かれており、従来の培養皿中心の操作から大きく変わろうとしていることが分かります。特に進んでいるのが精子選別です。Table1では、多
卵子がなくても、将来は妊娠の道が開けるかもしれません赤ちゃんを望んでいても、「卵子が作れない」「早発卵巣不全といわれた」「がん治療の影響で妊娠が難しいかもしれない」。こうした悩みを抱える方は少なくありません。現在の生殖医療は大きく進歩していますが、ご自身の遺伝子を受け継ぐ子どもを望んでも、卵子そのものがない場合には、選択肢がまだ限られているのが現実です。そんな中、とても興味深い研究が報告されました。それは、子宮内膜の細胞や骨髄由来の細胞を使って、“卵子のように働く細胞”をつくれる可能性を示
私は二人の子どもを体外受精により授かりました。前回書いた内容に引き続いてではありますが、凍結した受精卵を廃棄する書類にサインした話になります。受精卵を廃棄する選択をした私たち夫婦は、婦人科へ連絡しました。繋いでいただいたスタッフさんからは『受精卵の更新ですね!』と言われたので言い辛い気持ちではあったのですが、廃棄することをお伝えしました。電話で伝えるだけでも、やはり揺れる気持ちはありました。数日後に婦人科から、凍結胚廃棄同意書が送られてきました。夫婦それぞれの名前を書き、もう一つ、受精卵を
ロサンゼルスも春らしい気候となり、日本ではゴールデンウィークを迎えています。この時期はオンライン面談が増え、特に今年は「卵子提供」という選択肢を検討される方、また卵子提供によって生まれたお子様への告知に関するご相談が増加している印象があります。生殖医療における意思決定は、医学的側面だけでなく、心理的・社会的側面も含めた包括的な支援が重要であると、改めて感じています。さて、少し個人的な取り組みですが、この春から水耕栽培を始めました。アボカド、パセリ、バジルな
生殖医療専門医の両角和人先生が、とても興味深い研究を紹介されていました。代理出産を経験した女性が、20年後も良好な心理的健康と生活の質を保っているという内容です。読んでいて、胸が軽くなりました。私はキーウで10年以上、日本人ご夫婦の代理出産をサポートしてきました。その中で、代理母さんたちのことが気になることは、正直、今でもあります。無事に出産を終えた後、彼女たちはどう生きているのか。後悔はないのか。この研究が示すように、多くの代理母さんが肯定的な経験として振り返り、依頼家族との関係も自分
こんにちは愛群生殖医療センターです今回はよくいただくご質問、「PGT-Aで正常胚と判定された胚でも、妊娠後の出生前検査は必要ですか?」について、当院の副院長であり遺伝医学の専門医である呉劭穎医師の記事内容をもとに、わかりやすく解説いたします■結論PGT-Aで正常胚でも、出生前検査は必要です。■PGT-Aの正確性はどれくらい?PGT-Aは非常に精度の高い検査で約95〜98%以上の正確性と報告されていますただし、どんな検査でも100%ではあり
近年、生殖医療においてミトコンドリア治療が大きな注目を集めています。不妊の改善やミトコンドリア病の予防を目的として、核移植やミトコンドリア補充といった新しい技術が臨床に導入されつつあります。本論文は、これらの技術の有効性だけでなく、その背後にある本質的な問題点に警鐘を鳴らした重要なレビューです。まず本論文の全体像を理解する上で重要なのが、Figure1に示されている「genomicbalance」という概念です。この図では、核DNAとミトコンドリアDNAが相互に影響し合いながら細胞機能を維持
近年、生殖医療において「マイクロバイオーム」という概念が急速に重要視されるようになっています。本論文は、その全体像を非常にシンプルかつ本質的にまとめた総説であり、現在の到達点と課題を明確に示しています。まずこの論文の出発点として重要なのは、「生殖器は単純な環境ではない」という認識の変化です。これまで女性の生殖器は比較的無菌に近い環境と考えられてきましたが、現在では腟を中心に、動的に変化する細菌環境が存在し、それが妊娠や流産、早産にまで関与していることが分かってきています。さらに本文では、これま
こんにちは愛群生殖医療センターです最近、「PGT-M」に関するお問い合わせを多くいただいております。そこで今回は、PGT-Mとはどのような検査なのか、わかりやすくご紹介いたします■PGT-MとはPGT-Mとは、単一遺伝子の異常に基づく重篤な遺伝性疾患を対象とした着床前遺伝子診断ですこれまで、遺伝性疾患の可能性がある場合には、妊娠後に絨毛検査や羊水検査といった侵襲的検査を行い、胎児の遺伝子を調べる必要がありました。しかしその結果、胎児に疾患が見つかった場合には、中絶と
【松本玲央奈理事長が生殖看護関東地区実践セミナーに登壇しました】生殖医療の最前線で活躍する看護職の方々を前に当院の松本玲央奈理事長が登壇しました。これからの不妊治療のあり方について熱のこもった講演を行いました。土日も診療中!松本レディースIVFクリニック東京都豊島区東池袋1-13-6ロクマルゲートIKEBUKURO5F・6F※池袋東口35番出口から徒歩1分電話03-5958-5633初診のご予約はこちらから豊島区池袋の不妊治療専門なら松本レディース
近年、代理出産の利用が世界的に増加する中で、新たな問題として「同時代理出産(concurrentgestationalsurrogacy)」が議論されています。本論文は、一人の依頼者が複数の代理母に同時に妊娠を依頼するという行為が倫理的に許されるのかについて、賛成・反対の両側面から議論した極めて示唆に富む論文です。まず論文の構成として特徴的なのは、いわゆる「FertileBattle」と呼ばれる形式で、同一テーマに対して肯定派と否定派がそれぞれの立場から論じている点です。1ページ目の冒
―生殖医療の本質を理解するための基礎研究―本論文は、生殖医療の根幹を形作ってきた基礎研究の流れを、一つの研究の軌跡としてまとめた総説です。現在我々が日常診療で当たり前のように扱っている卵巣周期や卵胞発育、さらには卵子の質という概念が、どのように明らかになってきたのかを深く理解できる内容となっています。まず、論文冒頭の図では、inhibinの発見から始まり、卵胞培養、zincsparkの発見、オンコファティリティの確立に至るまでの研究の流れが示されています。生殖医療の進歩は個々の技術の積み重
凍結胚は「戻ったかどうか」がすべてではない―再膨張と収縮が示す本当の胚の力凍結融解胚移植は現在の生殖医療において標準的な治療となっていますが、融解後の胚をどのように評価するべきかについては、まだ十分に体系化されていません。本論文は、融解後の胚盤胞が示す「再膨張」と「収縮」という動きに着目し、それが妊娠率や出生率とどのように関係するかを詳細に解析した非常に重要な研究ですまず基本的な前提として、Figure1(641ページ)では、胚盤胞の内部に存在する細胞間の構造が示されており、これらの
近年、体外受精の分野でもAIの活用が急速に進んでいます。卵子や胚の画像を解析し、受精率や胚盤胞到達、さらには着床の可能性まで予測する技術が開発され、客観的で標準化された評価が期待されています。しかし本論文は、その進歩の裏にある重要な問題点を指摘しています。それは「卵子を独立したデータとして扱ってよいのか」という点です。体外受精では、複数の卵子は同一患者から採取されます。そのため、年齢や卵巣予備能、刺激方法、遺伝的背景などを共有しており、それぞれの卵子の結果は互いに強く関連しています。つまり卵
体外受精(ART)は不妊治療において欠かせない技術となりましたが、その長期的な影響についてはまだ十分に解明されていません。本論文は、ARTによって生まれた女児における将来的な子宮内膜症および子宮腺筋症のリスクについて、大規模なデータを用いて検討した非常に重要な研究ですまず研究のスケールを理解するために、1ページ目の概要を見ると、対象は約45万人という非常に大規模なコホートであり、ノルウェーの国家レジストリを用いた解析が行われています。この規模の研究は、生殖医療領域では極めて信頼性の高いエビデ
近年、生殖医療の目的は単なる「不妊の治療」から、「家族を持つことの支援」へと大きく変化しています。その中で今回紹介する米国の裁判は、この流れを象徴する非常に重要な出来事と言えます。問題となったのは、保険会社が定義する「不妊」の考え方でした。異性カップルの場合、一定期間避妊せずに性交しても妊娠しなければ不妊と認定され、治療が保険適用となります。一方で、同性カップルやトランスジェンダーの方は、同じ条件では不妊と認められず、人工授精を複数回行って初めて治療対象とされていました。つまり、同じ「子
こんにちは愛群生殖医療センターです最近、こんなことはありませんか?「寝る前に少しだけスマホを見ようと思ったら、気づいたら1時間…」「なんとなく寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」実はこうしたちょっとした睡眠の乱れが、妊活に影響していることも少なくありません妊活というと、お薬や治療に意識が向きがちですが、日々の睡眠も、とても大切な土台のひとつです。また、メラトニン分泌ピーク時間に就寝しているかどうかも大きなポイントとなります■睡眠不足は妊娠に影響する
受精卵の遺伝子調べる「着床前検査」増える申請、遺伝性がんにも以上の報道が出ました。記事の内容です。(原文のまま)重い遺伝性疾患を子どもに受け継がせないための技術として、受精卵の遺伝子を調べる「着床前検査(PGT―M)」がある。2022年に審査の基準が一部緩和され、申請件数が増えている。PGT―Mは、体外受精後の受精卵を数日培養した「胚(はい)」から一部の細胞を取り出し、その遺伝情報を調べる検査だ。遺伝性疾患を受け継がない胚を子宮に移植する。この技術は胚を選ぶため倫理的
同様にICSIについても重要な指摘があります。男性因子がない症例においてICSIを使用しても出生率の改善は乏しく、結果として費用対効果は低いと結論づけられています。これは現在の臨床現場においてICSIが広く使われている状況に対する強い問題提起と言えます。一方で、IVFそのものについては、自然経過や人工授精と比較すると確かに効果は高いものの、その分コストも高く、わずかな妊娠率の差に対して数万ドル単位の追加費用が発生することが示されています。つまり、生殖医療は本質的に「高コストで小さな効果差を積み
本日は、生殖医療における非常に重要なテーマである「費用対効果」についてまとめられたシステマティックレビューをご紹介します。本論文は、高所得国におけるART(生殖補助医療)の経済評価を体系的に整理したものであり、現在行われている多くの治療が本当に“価値のある医療”なのかを問い直す内容となっています。まず、この研究の全体像を理解するために、論文のFigure1(4ページ)をご覧いただくと、約500本以上の文献から最終的に40本の経済評価研究が抽出されていることが分かります。この時点で、現在のA
近年、体外受精における着床前遺伝学的検査は日常診療の一部となり、PGT-AやPGT-Mは多くの症例で実施されています。通常は胚盤胞期に栄養外胚葉生検を行い、検体を固定後、遺伝子検査施設へ輸送して解析する流れとなります。一般的には、検体は5〜7日以内に検査施設へ到着することが推奨されていますが、この期間設定には実は十分な科学的根拠があるとは言えません。近年は生殖医療のグローバル化が進み、国境を越えた検体輸送は珍しくなくなっています。しかし、通関や規制、物流の問題により輸送遅延が生じることも少なく
こんにちは愛群生殖医療センターです今回は、「自己卵でのIVF(体外受精)を続けているけど、卵子提供も視野に入れるタイミングって?」というテーマでお話します✨実は、前回の卵子提供オンライン説明会でも多くの方から同じご質問をいただきました💡やはり、先の見えない不妊治療を続けていると、誰しも考えるテーマだと思いますので、医療的に実際どうなのか?詳しくご説明して参ります。🥚卵子提供ってどんな治療?卵子提供では、ドナーさんの卵子で作った胚を移植します。そのため、自分で卵を採る
松林秀彦先生貴院で治療していただき、おかげさまで45歳で無事出産することができました。本当にありがとうございました。目の前にいる子どもたちを見ていると今でも夢のようで、子どもたちが今こうしてここにいるなんてなんだか魔法みたいだ…と感じてしまうことがありますが、松林先生のブログを拝読していると、決して魔法などではなく、松林先生をはじめ生殖医療に携わっておられる方々の、日々のたゆまぬ努力の結晶なのだと改めて認識させられます。松林先生のブログをきっかけに貴院にめぐりつくことができ、かけがえのない
表参道RejuvaMedicalClinicこんにちは!ナースNKです新しい季節の始まりとともに、肌やお身体のお悩みを見直したくなるこの時期レジュバでは4月も、それぞれの専門分野で高い技術と実績を持つ医師が出勤いたします月曜・火曜・隔週土曜は、形成外科専門医の住永りかこ先生繊細で美しい仕上がりに定評のある外科手術に加え、唇ヒアルロン酸も人気です火曜・水曜・金曜は、注入治療を得意とする恩地菊乃先生自然で上品な変化を大切にした施術で、多くのご指名をいただいていますさらに、特定日には
こんにちは愛群生殖医療センターです3月20日(金)日本時間10:30~開催いたしました愛群生殖医療センター「卵子提供オンライン説明会」へご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました連休の初日というお忙しい中、またさまざまなお気持ちを抱えながらご参加くださったこと、心より感謝申し上げます。今回の説明会には、日本で不妊治療に取り組まれている方や、卵子提供について考え始めたばかりの方、情報収集中の方、日本以外の海外からご参加の方など、幅広い皆さまにご参加いただきました。