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<過去問類似FA501B-5、FA401B-5など>(1)与えられたグラフより、理想矩形フィルタ(α=0)の場合最小帯域幅はfT=0.5であることが分かります。従ってf=0.5/T=1/(2T)ですね。ついでにα=0.5のロールオフフィルタの場合は最小帯域幅はfT=0.75(f=0.75/T=1.5/(2T)=(1+α)/(2T))、α=1のフィルタならfT=1(f=1/T=2/(2T)=(1+α)/(2T))となります。くれぐれも注意したいのはこれらはデジタル・ベースバンド信号の最
A-7過去問あり令和3年1月期(2回目)A-7とほぼ同じ問題ですね。(1)(f0/2)±fIF(2)2f0±fIF(3)f0±(fIF/2)周波数混合器の非直線性により混合器で2f0と2fSPが発生し、混合されてfIFに変換されるので上図のようになる。A-8新問?(減衰器の入った回路の雑音指数は初めてのような気がします)減衰器Aが入っていますが、減衰器も増幅器同様に雑音指数FA、利得GAを求めることで多段接続の増幅器の雑音指数を求めることができます(雑音指
A-9新問おや、1アマからの逆輸入か?と思わせるようなリチウムイオン電池についての設問です(問題は異なりますが令和3年4月期1アマ工学A-18に出題あり)。これも知識がなければ考えても解ける問題ではないので分からなければ放置でよいでしょう。1○正しい表現です。2×リチウムイオン電池に用いる定電流・定電圧充電(CCCV充電)は放電状態から充電する場合、当初電圧は低いため定電流充電となり、次第に充電量が増加してセル電圧が4.2Vに達すると定電圧充電となり4.2Vを超えないよう電
A-17過去問あり(平成31年1月期A-17)A-18過去問あり(令和1年7月期A-18に類似問題)間違いは「4」で、「実時間サンプリングで発生するエイリアシングは等価時間サンプリングでは発生しない」が正しい。A-19過去問あり(平成30年7月期A-19)π型は平成2年11月期A-19で出題されていますね。『FA211A-19抵抗減衰器の問題』与えられた条件より回路図は以下のよう書き換えることができます。ここで計算を簡単にするために右端の合成抵抗をRとして求めてみまし
<過去問あり>令和2年11月期2回目FA212A-16にほぼ同じ問題、令和元年7月期FA107B-2に類似問題がありますが、今回は選択肢の内容が変更されています。1正しい2正しい3誤り前半部分は正しいが、全雑音電力はk(To+Te)Bgが正しいので選択肢が誤り。4正しい(FA212A-16ではこの選択肢がF=Te/Toで誤りとなっている)5正しい1の選択肢について補足しておきます。動作雑音温度指数Fopとは受信機の雑音(等価雑音温度Te)だけではなく、アン
B-1過去問同じFA212B-2BPSK復調器の基準搬送波再生回路についての問題ですね。ア1以下の(三角関数)倍角の公式を用いて計算します。題意よりeiを二乗するとその出力eoはである。イ8問題に与えられたei(①式)中においてs(t)=0/1であるからπs(t)=0/πでありeiの位相は「π[rad]変化」します。さらに上式においてはデジタル信号がs(t)=0/1と変化すると2πs(t)=0/2πとなりeo(eiの二乗)の位相の変化は2πであり同相になることが
A-17過去問あり令和3年1月期(1回目)A-17と数値違いでほぼ同じですね。A2S/AmaA/2=Sよりma=2S/AB50%搬送波振幅Aに対して側波帯振幅Sは-12dB(1/4)であるからA=4Sとなり、上式よりma=2S/A=2S/4S=0.5A-18過去問あり令和2年11月期(1回目)A-17と同じです。A疑似ランダムB同一のC受信パルス列A-19過去問あり令和3年1月期(2回目)B-4に類似問題、平成31年1月期A
<新問>文字がびっしり詰まった見たことのない新問を最初に持って来られては、ボクシングで言えばさあ試合開始だと相手に近づいたところでいきなりフルカウンターのストレートを喰らうようなものでダメージは大きいですね。はっきり言って、この問題は見た瞬間にタオルを投げるのが精神衛生上望ましい気がします(笑)。1〇CSMA/CAはキャリアセンス(搬送波(電波)が送信されているかどうかを感知する)を行い無線チャンネルが使われている(ビジー:busy)か使われていないか(アイドル:idol)を確認
A-5類似過去問有り令和2年11月期(2回目)A-7にほぼ同じ問題があります。以下ご参照下さい。『FA212A-7(令和2年11月期2回目無線工学A)』過去問ではひずみ率=m/4で解けた問題ですが、これは計算ができなければ解けない問題ですね。早速計算します。で、最後の項はcos2ωtを含み「搬送波の第2…ameblo.jp上式の第1項は直流成分、第2項が信号波成分(sinpt)、第3項が信号波の第2高調波(cos2pt)になるので信号波成分の大きさkA^2m信号波の第
A-6過去問(令和3年1月期(2)A-6)解説はこちらをご覧下さいませ。『一陸技令和3年1月期1/21(2回目)無線工学AA-6/15/16解説速報』【A-6】これも同期検波の原理については良く出題されるところですが、このような出題は初めてですね。ただ、数学的に考えていけば同期検波の知識がなくても解ける問題…ameblo.jpA-7過去問(令和3年1月期(1)A-6)A-8過去問(令和1年7月期A-9)A-9過去問類似(平成28年7月期A-11、平成24年
A-7新問振幅変調(A3E)波を二乗検波器に入力したときに得られる信号波成分についての問題ですね。これまではひずみ率m/4だけ暗記していれば良かったのですが、今回はきちんと計算しなければ正解が得られません・・・とほほ。苦手な人はこの問題は捨てても良いかもしれませんが、計算さえできれば答えが分かるのでこれを機に三角関数の計算を練習されては如何でしょうか(笑)。解説は以下のブログをご参照下さい。『FA212A-7(令和2年11月期2回目無線工学A)』過去問ではひずみ率=m/4で解
A-6新問デジタル変調のC/N対BER特性の問題です。解説は以下のブログをご参照下さい。『FA212A-6(令和2年11月期2回目無線工学A)訂正追補版』2021.12.23追補初回の解答に不備がありました。BPSKのグラフ曲線が不正確で、その後の計算も誤っていましたので訂正をします。(ご指摘いただいたKジロ…ameblo.jp
<過去問>令和3年1月期1回目FA301B-3にほぼ同じ問題、令和4年1月期2回目FA402A-13に類似問題が出ています。ア〇正しいイ〇正しいウ〇正しいエ×発生頻度の低い現象は捉えられないオ×2値符号のアイパターンである
<過去問数値違い>令和3年1月期1回目FA301A-12に数値違いが出題されています(他にもあり)。ドプラレーダーによる移動体の速度測定は公式を暗記すると楽ですね。移動体の速度v(移動体〜レーダー方向)、レーダー電波の波長λ、ドプラ周波数(偏移)fdとするとここで実際の移動方向の速度をVとするとまた波長λはであるからこれらを代入して
A-7過去問類似FA501A-7類似の過去問はこちらです(FA501A-7)。『FA501無線工学A(1回目)A-7解説』<過去問数値違い>令和4年1月期2回目FA402A-7の数値違いです。問題に与えられた数字を与えられた数式に代入して計算するだけですが周波数の単位がHzと…ameblo.jpこれも地道に解いていきましょう。今回も最大周波数偏位fdが与えられていませんが、これは変調指数m=fd/fpから求めることができますね。従ってI[dB]は与式より
A-2新問BPSKと16QAMにおけるC/Nについて計算する問題です。新問ですが令和元年7月期FA107A-3で出された16QAMの平均電力を求める問題を思い出せば解答の糸口になったと思います(後述)。題意より各信号点は等確率で発生するので、BPSKと16QAMのC/Nの比較にはそれぞれの信号平均電力を用いることができる。①BPSKの平均電力BPSKにおいては信号間距離をdとすると各信号点における(搬送波)信号電力は(d/2√2)^2=d^2/8であり、これが2点あって2倍、
<過去問数値違い・・・1アマレベル>令和3年1月期1回目FA301A-8と数値違いの、1アマの試験と見間違えるようなほっとする一問です。受信周波数fr=2800[kHz]で、題意より局発周波数Loは受信周波数より低いのでLo=2800-455=2345[kHz]となります。受信周波数はこの上側になるので、影像周波数は下側に存在し2345-455=1890[kHz]ですね。
<過去問改変>令和3年1月期FA301A-16に類似問題がありますが、今回はより深くに踏み込んだ内容になっていますね。『一陸技令和3年1月期1/19(1回目)無線工学A解説速報その1』こぢょこぢょ@JJ4KMEさんのtwitterに書かれているご自身のサイト経由で問題をダウンロードできたので、早速解説してみました。http://jj4kme…ameblo.jp(3)【ア】Tの期間におけるエネルギーは、Tはシンボル長[s]=1シンボルの長さなので1シンボルのビット数nに
<新問>私が今解いている試験問題は電験三種「機械」の問題か?と一瞬焦りました。「無線工学の基礎」ではデバイスとしての問題は出題されていますが、今回のような整流回路の問題が「無線工学A」で出題されるのは初めてですね(サイリスタの基本動作を知っていれば簡単です)。【FK107B-3】サイリスタはゲート電流が流れるとONになり、アノード電流が0になるとOFFになるスイッチング素子ですから、本題のサイリスタにおいては位相角αになるとゲート信号によりゲート電流が流れONになり、交流入力電圧が0
<過去問同じFA401B-3>ア1(Si/Ni)/(So/No)=(Si/So)(No/Ni)=(1/G)(No/Ni)=No/(NiG)イ10bウ2Noエ82No(3dBの減衰器を通して(2)と同じ出力・・・受信機出力はNoの2倍である)オ9No/G
日本無線協会より問題と正解が発表になりましたので、早速解説を作成しました。ご参照下されば幸いです。A-1新問OFDMに関する問題で一部は既出の内容ですが全く新しい内容も含まれるため、手強い内容となっています。では順に見ていきましょう。1○シンボルマッパという聞き慣れぬ用語が出て焦りますが(笑)、要は入力信号をQPSKや16QAM、64QAMなどの複素(IQ)平面のシンボルに変換するということで、これは正しい表現ですね。2○この(シンボル)データを「直並列変換してから逆離
A-17類似過去問ありFA407A-13FA407A-13に類似過去問があり、与えられた変数の値は全く同じでした。『FA407無線工学A(1回目)A-13/14解説』A-13新問内容としてはdB計算に始まりdB計算に終わる問題なのですが、フリスの伝達公式の導出を含んだ若干無線工学B的なところがありますね。それでは解いて…ameblo.jpまず、EIRPは送信アンテナの絶対利得Gt、送信電力Pt、給電線損失Lc、ポインティング損失Lpとするととなります。問題文中で送
B-1過去問同じ平成24年FA401B-5ひずみに関する比較的易しい問題です。ア×相互変調積は奇数次は妨害となるが、偶数次は問題にならない(混変調は強い信号強度を有する妨害周波数波が振幅変調波である場合にその変調成分で希望周波数波が変調されてしまうことをいう)。『相互変調について』相互変調についての解説はオリックス・レンテック株式会社のサイトに詳しく載っていますが、これを簡単にまとめてみました。http://www.orixrentec…ameblo.jpイ×振
<新問>これは見た目に敬遠したくなる新問ですね。数学的にSRAKEを求めれば選択肢を3・4・5のいずれかまでは絞れますが、RAKE合成後のSNRがどうなるか・・・そんなの知りません(悲)。でも、諦めるのは早すぎます。実は消去法で答えが分かるんです(笑)。(2)まずSRAKEから求めます。n番目のチャンネル係数hn=a+jbとするとhn*=a-jb(共役)となるのでとなることがわかります。これを用いるとと計算できます。次にSNRRAKEについて考えてみます。参考文献によると
1回目に引き続き2回目の試験の解説も行ってみたいと思います。A-1過去問(平成26年1月期A-1(モード3)、令和1年7月期A-1(モード2))たまにはこういう基本的な問題も解いてみましょうか・・・Aサンプリング周波数512/63[MHz]ということは、ある1つのサンプリング点を処理するのに1/{(512/63)×10^6}[秒]かかるということになります。1つのデータに対してサンプリング点は8192個なので、全ての点のサンプリングを完了し(1つの)シンボルに変換するにはかかり
<過去問同じFA407A-18類似FA301A-18など>A2Δf相互変調が生じやすいのはΔfと2Δfの2波である。B無変調C以上1.78[mV]以上の強い妨害波が入力しても、受信機の復調出力(雑音)抑圧が20dB(以下)であればよい。補追:FA301A-18では別の窓空き問題が出題されているので、ついでに見ておこう。A断(OFF)B2ΔfC以上
<新問>(モード3における)ISDR-Tの分散パイロット信号についての設問ですが、内容は違うもののFA408A-1でも出題されていました。このときの「SPは周波数方向は12キャリアに1回(一つ)、時間方向は4シンボルに1回挿入されている」という知識がないと解けない問題です。(1)この設問は記述を理解するのが難しいかもしれません。「(SPが)周波数方向・時間方向全体で【A】シンボルに1個挿入されている」という表現ですが、「【A】シンボルに対して1シンボル分の割合で挿入されている
<新傾向・・・過去問類似あり>令和4年1月期2回目FA402B-4、令和3年1月期2回目FA302A-19に類似問題があります。(1)eo/eiが周波数に関係なく一定値をとる場合、周波数特性が平坦となりeiと相似な方形波がeoに出力される。プローブ入力側のRとCTの並列のインピーダンスをXp、プローブ出力側とオシロスコープ内部のC、R1とC1の並列インピーダンスをXoとするととなるから、ei/eoはである。ここで周波数ωに関係なくeo/eiが一定値となるとき(kは実数)となるから
この問題を見てから寝ても覚めても「なぜ3キャリア間隔(周波数)のSPが「C」[μs](時間)の範囲の等化になるのか」が頭から離れませんでしたが、昨日の夜にふとOFDMではキャリア間隔Δf=1/有効シンボル長(時間)*という基本的な式を突然思い出しまして、周波数をそれに相当する時間に変換できることが分かって、それであっという間に謎が解けました。*過去問で「有効シンボル長が1008[μs]でΔf=1/(1008×10^-6)=(125/126)×10^6」ってキャリア間隔を計算させる問題ありま
<過去問類似FA402A-12>令和4年1月期の2回目FA402A-12で初めて出題されたトレリス線図を用いたビタビ復号の問題ですが、今回は「入力(系列)」を求める問題となっています。それでは受信系列をトレリス線図(状態数2[0,1])に上書きしてみます。シフトレジスタの初期状態は”0”なので、題意の受信系列が入力されたときトレリス図は上図のようになります。このうち青矢印が経路として不連続(一筆書きできない)になっているので、これらを連続するように書き換えます。①青矢印が間違い