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A-3過去問数値違いFA007A-4有効シンボル(期間)長が4[μs]で、この先頭にガードインターバル1[μs]が付いて1シンボル分の符号(5[μs])となります(ガードインターバル比=ガードインターバル長/有効シンボル長=1/4)。この後に誤り訂正符号が付加されて1つの符号となり符号化率が5/6なので、符号化率=シンボル長/全符号長=5/6となり誤り訂正符号の長さは1[μs]になります。従って、1シンボル分を送るのに要する時間は全てあわせて6[μs]となります。64QAMで変調してい
<ほぼ新問>スミス・チャートは令和3年7月期2回目FA308A-18で初出されましたが、今回は内容的には令和4年12月期1アマ無線工学に近いインピーダンスの整合問題です。本問はLCR直列回路のためのスミス・チャートとLCR並列回路のためのアドミタンス・チャートを合わせたイミタンス・チャート(インピーダンスImpedance+アドミタンスAdmittance・・・イミタンスImittance)の使い方が問われますが、イミタンス・チャートおよびアドミタンス・チャートについては後日改めて解説を
A-18過去問ほぼ同じ令和元年FA107A-19周波数計(周波数カウンタ)に関する頻出の問題です。1〇直接カウント方式ではゲート時間の逆数が周波数分解能となる。ゲート時間が0.1[s]のとき1/0.1=10[Hz]が最小計測単位となるので、±1カウント誤差は10[Hz]の桁に生じる。2〇下図のようにゲート信号との位相が異なるとカウント数が±1カウント異なる現象が生じる。詳細は以下のサイトをご参照下さい。ユニバーサルカウンターの構造や仕様の見方ユニバーサルカウンター
<過去問数値違いFA401A-8FA301A-7など>頻出問題ですが問われる答えの単位が[W]であったり[dB]であったり、与えられるパラメーターが真数であったり[dB]であったりと、敵も手を替え品を替えという錯乱戦を展開してきています(笑)。慌てず落ち着いて対応しましょう。皆さんは入力端換算の雑音電力Nout→in=kTBFとすぐに分かると思いますが、取り敢えず雑音指数Fを用いて計算式から求めてみましょう。Sin/Nin:入力信号のS/N、Sout/Nout:出力信号のS/N
A-4新問PSK(PhaseShiftKeying:位相偏移変調)の新問です。問題文をみると難問のようですが、これもゆっくり考えていきましょう。(1)いきなり聞き慣れない「包絡線振幅」という用語が出てきます。まずAM(振幅変調)の場合の包絡線を思い出して下さい。このコバルトブルーの線が包絡線で、信号波の振幅の形をしています。一方でPSKの場合の包絡線は上図のように直線が包絡線振幅となり、(搬送波の振幅をAとすると)A[V]の直流と同等と考えられます。すなわち包絡線振幅を考えれば信号
A-17過去問あり令和3年1月期(1回目)A-17と数値違いでほぼ同じですね。A2S/AmaA/2=Sよりma=2S/AB50%搬送波振幅Aに対して側波帯振幅Sは-12dB(1/4)であるからA=4Sとなり、上式よりma=2S/A=2S/4S=0.5A-18過去問あり令和2年11月期(1回目)A-17と同じです。A疑似ランダムB同一のC受信パルス列A-19過去問あり令和3年1月期(2回目)B-4に類似問題、平成31年1月期A
A-15新問類似FA507A-15、FA401A-12トレリス線図を用いたビタビ復号法の動作についての問題です。過去問ではシンプルなトレリス線図が出されていましたが、今回は見ただけでやる気をなくすような複雑な線図です。でも地道にやるしかないんです。さあ、頑張ろう(笑)。(2)で与えられた受信符号系列「00100010001111」を出力するであろう経路をトレリス線図に書き込んでみましょう(ここでは連続しなくても、対応する経路が2つあっても構いません)。この経路(青
<新問>私の記憶が確かならば、OPQSKの動作原理を回路構成を提示して掘り下げた問題は初めてだと思います。こういう攻めの姿勢をみると「日無恐るべし」と感じずにはいられませんね(笑)。まず、この回路構成から出力されるOQPSK信号S(t)を求めてみます。I軸信号aI(t)(=±1)は搬送波(A/√2)cos(ωct+π/4)と乗算され、Q軸信号aQ(t)(=±1)は搬送波(A/√2)sin(ωct+π/4)と乗算されたのちにこれら2つの信号は加算されて出力S(t)となります。従ってと表す
A-4過去問数値違いFA501A-4など昔はベッセル関数の2乗値の表から側波帯の次数を求めるだけでよかったんですが、令和3年1月期のFA302A-1からは占有周波数帯幅も合わせて求めなくてはならない問題に変わってしまいましたね(笑)。それではまず側波帯の次数から考えていきましょう。変調指数m=最大周波数偏移/信号周波数=45[kHz]/15[kHz]=3ですから表のJn^2(3)の列を見ていきます。次数(n)の下から順に加算して0.99(99%)を超えるnを求めるとn=4であるこ
A-1新問類似FA607A-5SFNを用いた場合の回り込みの影響に関する問題で、直前回のFA607A5で出題された問題の解答に酷似した選択肢があることに気がつけば少しは気が楽になったかもしれませんが、内容的には新問と考えて良いと思います。単なる暗記+勘に頼れば選択肢は絞れるかもしれませんが、正解にたどり着くかは不確実です。ここでは数学の力で解きますが、実際の試験では一旦保留にして次の問題に進むのが吉でしょう(笑)。A題意よりであるからである。B周波数特性A(f)
『FA607無線工学AA-1解説』A-1過去問同じFA407A-1FA407A-1と同じ問題です。以下の解説をご参照下さい。『FA407無線工学A(1回目)A-1解説』A-1新問…ameblo.jp『FA607無線工学AA-2解説』A-2過去問数値違いFA407A-4頻出の総合恋率を求める問題です。ポイントは11[dB]をいかに真数に変換するか、ですね。過去問FA407A-4…ameblo.jp『FA607無線工学AA-3解説』A-3
このビタビ復号法についてもう少し簡単に考えてみよう。ビタビ復号法では受信した符号系列をトレリス線図に書き込み、経路が連続するよう(一筆書きできるよう)に訂正を行ったときに「最も少ない訂正で済む経路が正しい符号である可能性が高い」と推測するのである。以下、本問における受信符号「01010001」について考えてみる。題意より符号器に符号を入力する前のシフトレジスタの値は”0”である。ここに受信符号を書き込むと上図のようになり、1番目と2番目、2番目と3番目で経路が途絶していることが
A-8新傾向類似FA507A-7などFM受信機のスレッショルドレベルの計算問題で、類似の過去問はありますが今回は与えられた条件が微妙に異なっています。過去問では「搬送波実効値Ec、雑音電圧実効値ENとするとEc/EN=4/√2」とされていましたが、今回は「雑音尖頭電圧が実効値の4倍」とだけ書かれています。落ち着いて考えると同じことを言っているのですが、見たことのない問題で焦ってしまった方も多いのではないでしょうか。それでは解いていきましょう。雑音尖頭電圧ENp、実効電圧
『FA701一陸技工学AA-1』A-1新問類似FA607A-5SFNを用いた場合の回り込みの影響に関する問題で、直前回のFA607A5で出題された問題の解答に酷似した選択肢があること…ameblo.jp『FA701一陸技工学AA-2』A-2過去問数値違いFA501A-4など頻出の、OFDMにおける伝送速度(ビットレート)の最大値を求める問題です。変調方式が64QAMなので1シン…ameblo.jp『FA701一陸技工学AA-3』A-3過去問
A-2過去問数値違いFA501A-4など頻出の、OFDMにおける伝送速度(ビットレート)の最大値を求める問題です。変調方式が64QAMなので1シンボル6ビットの情報量となり、有効シンボル長が4[μs]でガードインターバル比が1/4であることからガードインターバル長は1[μs]となるので、シンボル長は4+1=5[μs]になります。誤り訂正の符号化率=シンボル長/全符号長=2/3なので、全符号長=5×(3/2)=7.5[μs]・・・7.5×10^-6[s]と計算できます。従って
A-20新問これは方向性結合器の新問に見えますが、中身は開放電圧と終端電圧の考え方が問われる問題です。(1)4分岐(ポート)の方向性結合器は端子cには端子aに入力した信号に比例した出力が得られ、同様に端子dには端子bからの入力に比例した出力が得られます。問題文の接続では端子cには進行波電圧・電力、端子dには反射波電圧・電力が出力されます。(2)題意より進行波電圧ef[dBμV]を端子cより開放電圧として測定した場合の測定値Eo[dBμV]はEo=ef−k[dBμV](減衰量の「大
A-14過去問数値違いFA507A-13衛星通信システムのダウンリンクにおける回路設計の問題で、前回令和5年7月期FA507A-13で初出でした。『FA507一陸技無線工学(1回目)A-13』<新問>これは衛星通信システムの回路設計を知らないと解けない問題だと思います。私も全く歯が立ちませんでした。詳しい解説は電子情報通信学会「知識ベース」5群-…ameblo.jp等価等方輻射電力(EIRP:EquivalentIsotropicallyRadiatedPowe