ブログ記事350件
日本で中国語を勉強したことのある方や、中国で中国語を学んだ方は、接続詞&前置詞「和」の発音は「hé」だと習われたはず。これが台湾で「hàn」と発音されていることに気づいている方は案外少ないかもしれない。私が知ったのは20年ほど前、今も仲良しの台湾朋友Bちゃんが話す中国語を聞いたときだった。そのときは台湾のことについてホント何にも知らないときだったから、かなり驚いた。「チョチョちょっと待って、今『はん』って言った?」という感じ・・・。もちろん、台湾でも「hé」という人はいる(実は中国でも「hàn
※2020年の記事に加筆しました。台湾と中国の「中国語」の違い、文法編です。これはあくまで両者の違いやコトバの多様性を楽しむための企画。どちらが正しいとか正しくないとか、いいとか悪いとか、そういうことではないので宜しくお願いしますです♡台湾華語独特の文法的特徴について書いた記事、整理してみました。中国の普通話の教科書的な表現ではまず見られないものばかり。台湾華語についても教科書には載っていない表現も多いですが、巷ではフツーに使われています。例外もありますが、やはり、台湾語の影響が大きいですね。
Liziさんの記事を読んだあと、台湾映画『對面的女孩殺過來(ロマンス狂想曲)』を見に行ったら主人公の阿正が、「我有説嗎?有嗎?」(オレそんなこと言った?そう?)というのを聞いて台湾華語の2大スターの一つ“有”について、もう一度整理してみようと思い、昔の記事を整理してまとめてみる。1)助動詞化した有あれは11年前。台湾のことを今ほど知らなかったとき。ある会合で台湾からの客人に“我記得,你去年有来,她也有来。”(「あなた去年も来てたでしょ。彼女もね。」)と言われてハッとした。台湾では“
★台湾華語学習者の方には本当に百害あって一利なしの記事です。上からで本当に申し訳ないのですが、専門家の方のみの閲覧をお願いします、すみません!よろしくお願いいたします。中国の普通話の教科書的表現ではまず見られない「給」の使い方が台湾華語(台湾国語)にはあります。これはほぼ台湾語の影響とみて間違いないと思われます。但しこれらの台湾華語独特の使い方は、こんなふうに使いましょう、という規範的なものではなく、いわゆる「台湾国語」(台湾語の影響を強く受けた華語)に見られる現象としての表現です。今は
※2020年6月の記事に加筆しました。台湾華語の発音に関しての3大特徴(中国の普通話との違い)は1、軽声が少ない。2、捲舌音が少ない。3、アル化語が少ない。ということだろう(ピッチの幅が狭く且つ第3声が低め。という特徴もある)。ま、2と3は「舌を巻かない」という点で共通しているので、大きく分けると「軽声が少ない」ことと「舌を巻かない」こと、となる。これは、日本や中国で中国語を勉強した人が台湾に行ったり台湾のドラマを見たり台湾の人と話したりするとすぐに気づく大きな違いであ
➀です。2020年7月更新。語句の詳しい意味などはそれぞれのリンク先過去記事を見てくださいね。②(新しいもの)③(最新)もあります!!こちらの➀も時々情報をアップデートしています。伯伯(pek-pek)➡おじさん阿母(a-bú)➡お母さん卡哇伊(かわいい)➡かわいい啊哪達(アナタ)➡ダーリンアタマコンクリ➡頭が固いアタマショート➡頭がおかしくなる〜很大(~hěndà)➡めちゃめちゃ〜する寒蟬效應(hánchánxiàoyìng)➡萎縮効果荷包(hébāo)➡
台湾華語の文法部門の2大スターが「有」(助動詞化した“有”/“有”と“要”で習慣と近い未来の動作を区別する)と、この「會」。「會」も「有」同様、やっぱり台湾語の影響がとっても大きい。ので、ぜひ台湾語の記事、助動詞「會」の方も合わせて読んでいただければ。と思います。まず、1)形容詞に「會」がつくパターン。まさに台湾語の文法そのままである。「寒いですか?」は、普通話の教科書的な言い方だとフツーに「你冷嗎?」でいいはず。しかし台湾華語だとどうしても「會」がついてしまい、你會冷嗎?(寒いですか?
②です。2020年4月に更新しています。語句の詳しい意味などはそれぞれのリンク先過去記事を見てくださいね。➀(以前のもの)、③(最新のもの)もあります!!①も時々情報をアップデートしています。台湾のスラング。ドラマや映画でバンバン出てくるがフツーの辞書では解決しない言葉の数々。その多くが実は台湾語の語彙で、台湾語でそのまま読んだり、或いは台湾語なのに漢字を中国語の発音で読んだり、或いは、台湾語の音に近い中国語の漢字を当てていたり…。今まで書いた記事を整理して集めてみました。どれもたまりが
台湾語を書くときはどうするか。辞書やフレーズ集がなければ難しいが、それらを活用すると何とかそれらしいものが書ける。単語はまず『東方台湾語辞典』の巻末にある「日本語索引」で調べる。それでわからなければ、華語からひける台湾教育部のオンライン辞書『台灣閩南語常用詞辭典』で調べる。基本的な文法構造はやはり華語に近いので、語順などはそれに従うとそれらしくはなる。ただしこのブログでも書いてきたように(→台湾語の文法①補語、③比較など)、あくまでも同じなのは「基本」の構造であって、実際にはけっこう違うとこ
今日は注音符号の話をちょこっと。→この記事のあと、「これであなたも10日間で注音符号が読めるようになる!」シリーズでもう少し詳しく説明したので、よかったらそちらも見てね。①単母音/②二重母音/③三重母音/④鼻母音/⑤子音(前半)/⑥子音(後半)/⑦最終回(声調記号など)/⑧番外編(zhi、chi、shi、ri、zi、ci、siとㄓㄔㄕㄖㄗㄘㄙ)番外編(日本語の「え」の音)⑨わたしはどうやって10日間で注音符号をマスターしたか注音符号というのは、ボポモフォ、ㄅㄆㄇㄈ・・・つまり、台湾における
台湾の中国語(台湾華語)と中国の中国語(普通話)、基本的には同じだが実際には随分違う。目に見える(?)漢字(繁体字/簡体字)、音標(注音符号/漢語ピンイン)の違い以外にも、語彙や文法、発音にもけっこう違いがある。※本当に申し訳ないのですが、中国語初学者の方が読まれると混乱なさると思うので読まれないほうがいいかと思います。中国語上級者の方みの閲覧をお願いいたします。上からで本当にすみません💦『台湾華語発音の特徴今までの記事を集めてみた』➀台湾と中国、漢字の読み方の違い(規範)『
2015年8月の記事の改訂版です。台湾華語独特の語彙、ナンバーワンは何と言っても台湾語由来のことば。その次が日本語由来のもの。でも英語由来の語彙もある。中国語は英語系外来語も漢字になることも多いから、わかりにくいこともあるが、次のことばは漢字からも意味がぐぐっと迫ってくるね。霸凌(bàlíng)⇨いじめ英語のbullyingからきているらしい。日本語にすると、パワハラとかアカハラとかそういう言葉に近い場合もある。例えば“軍中霸凌”とか、“職場霸凌”とか。でも一番多いのはやはり“学園霸
太扯、太扯了、太扯了吧……応用形もいろいろ。日本語訳は文脈にもよるし、「んなバカな!?」とか「ヤバくね!?」とか「なんじゃこりゃあ!?」とか色々考えてみたけど、やっぱりこれが一番シックリでオールマイティ。扯(ㄔㄜˇ/chě)ありえねー「扯」のもともとの意味は「引っ張る」とか「引き裂く」とか。辞書を引くとくだらん話をするデタラメを言うとかの意味もある。「ありえねー」の定着度はかなり高く、昨日もりんごニュースで見た。扯!台企銀行員挪用客戶資金2千萬(ありえねー!台企銀行の行員
中国語の「隨便(suíbiàn)」は、便(利)に随す(したがう)という動詞+目的語構造の離合詞なので、普通話の教科書的には後ろに目的語はとれません。だから「あなたの好きにして」、シチュエーションや言い方によっては「勝手にしろ」、と言いたいときには「隨你的便」と言うのが辞書的な言い方。でも台湾では実に高い確率で「隨便你」が聞かれます。この、離合詞が離れない使い方も台湾独特で、「回去日本」については以前書いています。『台湾華語1)文法篇⑬方向補語の使い方“回去台湾”』方向補語の“來”と“
台湾で見聞きする中国語で、辞書を引いても解決しない語は、かなりの確率で台湾語からの音訳である。下の写真、自由時報の記事タイトルも、台湾語がわからないと何のこっちゃという感じ。そう、この「促咪(cūmī)」。「面白い」という意味なのだが、台湾語の「趣味(tshù-bī)面白い」の音訳。台湾語の「b」はマ行とバ行の中間くらいの音なのでほぼ同じような音になる。促咪(cūmī)面白い上記タイトルの訳(byたまり)は、LINE最新版リリース。トークルームでの写真の機能が大幅リニューアル、やり取
台湾で正式に採用されている音標システムは注音符号なので、台湾でのローマ字の扱いは日本での扱いとほぼ同じ。基本的に漢字や注音符号を読めない外国人のために、地名や氏名を表すときに使う。日々使用するわけではないし、学校でそれほど一生懸命教わるわけではないので、はっきり言うとかなり適当である。いろいろな表記法が混在している。日本もヘボン式とか何式とかいろいろあって決まりはよくわからないのが現状。「しゃしゅしょ」の書き方とか、伸ばす音とか、学校で習う表記法もコロコロ変わる。時代によって人によって「しゃ」
民国時代、国共内戦の時代から共産党は労働者つまり一般庶民もわかる使える「国語」をめざし、国民党は中華の伝統を頑なに守り保守的な「国語」のままであろうとしていた。国民党の保守性を象徴するのが、漢字(繁体字)と文言文(古文)へのこだわり。例えば一度は「注音字母」という名前で発表されたものを、1930年に「注音符号」という名前に変えたのは国民党。つまり「注音」はあくまでも「符号」であって「文字」ではない、ただの補助記号に過ぎないと言いたかったのだ。漢字こそが、中華民国の「国語」における唯一無二の
クリスマス3連休、すがすがしいほど何の予定もないわたくし、家でのんびーりブログ書いてます♡クリスマスイブには愛する人に「ありがとう」と伝えたい。そんなあなたにお届けする本日の一言↓金多蝦(jīnduōxiā/じんどーしあ)本当にありがとう♡なぜ金のたくさんのエビが、ありがとうという意味になるのか。それはお約束、台湾語の音訳だから。でございます。真多謝(chintosiā/じんどーしあ)本当にありがとう♡例文は五月天の♬金多蝦で。
台湾語のあいづち。微妙なニュアンスの違いがよくわからず、なかなか使いこなせない。特にこの諾!hiò!/ひょ(うん、そう)吓仔!hē-á/へあ(へえ)と辞書には書いてあるのだが、先生が教えてくれた意味は逆のような感じで。それもあって、いっつもどっちかわからなくてうまく使えない。以前鬼コーチに聞いてみたら、コーチは「へあ」は使うけど「ひょ」はあまり使わないと言ってた。で、二人の意見やいろんな人の台湾語の会話を盗み聞きして私が独自に出した結論、それは、台湾語の「吓仔!(hē-
声調グループとは何か台湾語は、一定の文法的ルールに則り本調を保つ(変調しない)語以外は原則として声調が全て変化する。何声が何声に変化するのかという問題は比較的シンプル。1声→7声、2声→1声、3声→2声、4声→8声、5声→3声/7声(地域によって違う)、7声→3声、8声→4声に変化する、と決まっているからである。ただし、どのようなルールで本来の声調を保つ語が決まるのか、ということに関してはまだはっきりしないことも多いようで、日本で販売されているほとんどの入門テキストや辞書では詳しく触れ
按呢喔(án-neo/あんねお)➡そっか、そうなんだ台湾語だがほぼ台湾華語化しており、台湾ではごく普通に使われる。↓は『獅子王強大』第1集。このように字幕は"這樣喔"になっていることも多い。
中国では普通话、台湾では國語とか台灣華語と呼ばれる標準中国語(Mandarin)。普通話と台湾華語では、使う文字や言い回しが異なり、訛りを除去しても標準的な発音自体が結構違います。前置きが長くてすみません少年隊『PLAYZONE2000THEMEPARK』のニッキのソロ曲「巨龍的誕生」(作詞・作曲:LittleVoice;編曲:HΛL2000)の中国語部分は、実はバリバリの台湾華語です。歌詞カードも中国の简体字(simplifiedChinesecharacters)では