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台湾で正式に採用されている音標システムは注音符号なので、台湾でのローマ字の扱いは日本での扱いとほぼ同じ。基本的に漢字や注音符号を読めない外国人のために、地名や氏名を表すときに使う。日々使用するわけではないし、学校でそれほど一生懸命教わるわけではないので、はっきり言うとかなり適当である。いろいろな表記法が混在している。日本もヘボン式とか何式とかいろいろあって決まりはよくわからないのが現状。「しゃしゅしょ」の書き方とか、伸ばす音とか、学校で習う表記法もコロコロ変わる。時代によって人によって「しゃ」
台湾華語の文法部門の2大スターが「有」(助動詞化した“有”/“有”と“要”で習慣と近い未来の動作を区別する)と、この「會」。「會」も「有」同様、やっぱり台湾語の影響がとっても大きい。ので、ぜひ台湾語の記事、助動詞「會」の方も合わせて読んでいただければ。と思います。まず、1)形容詞に「會」がつくパターン。まさに台湾語の文法そのままである。「寒いですか?」は、普通話の教科書的な言い方だとフツーに「你冷嗎?」でいいはず。しかし台湾華語だとどうしても「會」がついてしまい、你會冷嗎?(寒いですか?
これもズバリ台湾語。でもよく聞くフレーズだね。「〜」のところには基本、形容詞や感情動詞を入れる。例えばめちゃめちゃ腹が立ったときは、氣甲欲死(khìkahbehsí/きーがっべしー)死ぬほどアッタマきたぜ!!中国語で言うと氣得要死(qìdeyàosǐ)で、構造はほぼ一緒、程度補語の構文である。でも台湾老師によると、やはり上品な女子はあまり使わない方がいいらしい。でも使うな。と言われると使ってしまいたくなる。というかこの台湾語の表現、発音がけっこう簡単なので、私の数
➀です。2020年7月更新。語句の詳しい意味などはそれぞれのリンク先過去記事を見てくださいね。②(新しいもの)③(最新)もあります!!こちらの➀も時々情報をアップデートしています。伯伯(pek-pek)➡おじさん阿母(a-bú)➡お母さん卡哇伊(かわいい)➡かわいい啊哪達(アナタ)➡ダーリンアタマコンクリ➡頭が固いアタマショート➡頭がおかしくなる〜很大(~hěndà)➡めちゃめちゃ〜する寒蟬效應(hánchánxiàoyìng)➡萎縮効果荷包(hébāo)➡
台湾の中国語(台湾華語)と中国の中国語(普通話)、基本的には同じだが実際には随分違う。目に見える(?)漢字(繁体字/簡体字)、音標(注音符号/漢語ピンイン)の違い以外にも、語彙や文法、発音にもけっこう違いがある。※本当に申し訳ないのですが、中国語初学者の方が読まれると混乱なさると思うので読まれないほうがいいかと思います。中国語上級者の方みの閲覧をお願いいたします。上からで本当にすみません💦『台湾華語発音の特徴今までの記事を集めてみた』➀台湾と中国、漢字の読み方の違い(規範)『
台湾の辞書にも載ってない「梗」のこの意味。もともとは中国の漫才、相聲の用語で、本来の字は「哏(gén)」だと言われている。「哏(gén)」を辞書でひくと、面白い、滑稽な、等と書かれているので、まあ納得。梗(gěng)ギャグ、ネタ↓は台湾ドラマ『我的男孩』第1集。ベロベロに酔っ払った羅小菲が安慶輝に「あんたのおじさんのネタはねえ」。中国語字幕は「哏」となっているが、新聞等では「梗」もよく見る。↓は、ちょっと古いが2017の自由時報電子版。ピコ太郎が新ネタ出してきた、というニュース。
日本で中国語を勉強したことのある方や、中国で中国語を学んだ方は、接続詞&前置詞「和」の発音は「hé」だと習われたはず。これが台湾で「hàn」と発音されていることに気づいている方は案外少ないかもしれない。私が知ったのは20年ほど前、今も仲良しの台湾朋友Bちゃんが話す中国語を聞いたときだった。そのときは台湾のことについてホント何にも知らないときだったから、かなり驚いた。「チョチョちょっと待って、今『はん』って言った?」という感じ・・・。もちろん、台湾でも「hé」という人はいる(実は中国でも「hàn
民国時代、国共内戦の時代から共産党は労働者つまり一般庶民もわかる使える「国語」をめざし、国民党は中華の伝統を頑なに守り保守的な「国語」のままであろうとしていた。国民党の保守性を象徴するのが、漢字(繁体字)と文言文(古文)へのこだわり。例えば一度は「注音字母」という名前で発表されたものを、1930年に「注音符号」という名前に変えたのは国民党。つまり「注音」はあくまでも「符号」であって「文字」ではない、ただの補助記号に過ぎないと言いたかったのだ。漢字こそが、中華民国の「国語」における唯一無二の
太扯、太扯了、太扯了吧……応用形もいろいろ。日本語訳は文脈にもよるし、「んなバカな!?」とか「ヤバくね!?」とか「なんじゃこりゃあ!?」とか色々考えてみたけど、やっぱりこれが一番シックリでオールマイティ。扯(ㄔㄜˇ/chě)ありえねー「扯」のもともとの意味は「引っ張る」とか「引き裂く」とか。辞書を引くとくだらん話をするデタラメを言うとかの意味もある。「ありえねー」の定着度はかなり高く、昨日もりんごニュースで見た。扯!台企銀行員挪用客戶資金2千萬(ありえねー!台企銀行の行員
と言っても言葉の歴史です。手書きノートシリーズのために(まだやるか!?)昔のノートパラパラしてたら、おお!となった「便當」の歴史…。台湾華語の「便當(biàndāng)」は日本語の「弁当(べんとう)」からきている、というのはよく知られていますね。でも現在の「便當」に至るまでの歴史はあまり知られていないかも。曹銘宗著『台灣國語』によると、元々台湾(台湾語)では「飯包(pn̄g-pau)」と言っていたそう。「便」の字には「便飯(piān-pn̄g)」や「便菜(piān-chhài)」の使い
按呢喔(án-neo/あんねお)➡そっか、そうなんだ台湾語だがほぼ台湾華語化しており、台湾ではごく普通に使われる。↓は『獅子王強大』第1集。このように字幕は"這樣喔"になっていることも多い。