ブログ記事6,526件
池井戸潤さんの『かばん屋の相続』のレビューになります。こちらは全6篇からなる短篇小説。銀行マンたちによるさまざまな困難と葛藤が描かれています。内容紹介今回は6篇の中から4篇をピックアップしてレビューしていきます。それでは各あらすじと解説をどうぞ!十年目のクリスマス十年前に火災事故で倒産した神室電気の社長を百貨店で見かけた銀行員の永島慎司。彼はかつて永島が担当していた取引先の社長だった。今頃は生活に困っているはずだと思っていたが、手には高級ブランド店の紙袋を提げ、愛車と思わ
昨日より少しひんやりしてる東京。軽くなったとはいえ咳は出るし夕方になると微熱が出るしまだまだ回復には時間がかかりそうです。なので、家でゆっくり録画鑑賞中WOWOW2014年全5話連続ドラマW『株価暴落』脚本吉本昌弘さん原作池井戸潤著「株価暴落」文藝春秋刊監督鈴木浩介さん音楽村松崇継さん出演∶織田裕二さん、高嶋政伸さん、瀬戸康史さん、川島海荷さん、平山浩行さん、竜雷太さん、鶴田真由さん、板尾創路さん、石黒賢さん、石橋凌さんほかえーーーっ!あなたが仕掛けてたのーー
2025/1/8(水)❄️⚠️池井戸潤さんの『俺たちの箱根駅伝』の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意下さい⚠️今回めちゃくちゃ長いです。いっぱい語ります。積もったなぁ。寒かった!!路面状態が悪かったので、いつもの通勤路を変更して融雪の効いた安全な方へ。遠回りになる上に車にエンジンかけたり除雪したりしなければなのでやはり早起きできるようにならねば。今日から自分の担当作物の収穫が始まりました!!忙しくなりますが、それでも収穫の喜びはなにものにも変え難いものですね。初めての収穫
池井戸潤さんの『俺たちの箱根駅伝』上下巻のレビューになります。超泣けるのでハンカチのご用意を。さっそくですが、以下にあらすじと解説をどうぞ!あらすじ明誠学院大学4年の青葉隼斗は、予選突破確実と言われていたレースで、主将でありながらも足を引っ張り、箱根への切符を逃してしまう。しかし、隼斗は予選会を通過できなかった大学の選手から、成績順に各一名ずつが参加できる「関東学生連合チーム」のメンバーに選ばれ、自分だけが箱根を走れることに。さらに監督の諸矢からは今大会をもって辞任すること、新監督
人気作家・池井戸潤のエンタメ小説を9冊一気読み。どれもおもしろいお話でした。下町ロケット(1)研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には
ハヤブサ消防団、はじめて読みましたが、みずみずしい。そして池井戸さんの小説ってこんなに面白かったんだっけと嬉しい誤算がありました。とにかくうまいのです。短い小説なのに、印象に残るシーンが沢山あって、話の展開が、「さすが売れっ子作家」と思えます。そして、主人公の行動ややりとりひとつでキャラがどんどん立体化され、まるで生きて、隣にいるよう。これはたぶん才能。小説家でも、こういう技を持っている人といない人がいますが、池井戸さんは一人の人物を描くにあたり多方面からライトを浴びせて