この作家、久しぶり。まあ政治の世界が舞台なので、お得意の社会派なのかもしれないけど、笑いを取りにきたか。現職なりたての総理大臣が突然、落ちこぼれ大学生の息子と中身が入れ替わってしまう。うわー、普通男女間かつ同年齢間というのがお約束なんだけど。答弁で漢字は読めないわ、入社試験で面接相手に一席ぶったりと、そりゃそうだよななんて納得しちゃうことばかり。でも流石なのは、そういった笑えるエピソードが実は政治家として本当に大切なことは何なのかを少しずつ思いだしていくプロセスになってること。同時に社会にはびこ