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池井戸潤さんの『かばん屋の相続』のレビューになります。こちらは全6篇からなる短篇小説。銀行マンたちによるさまざまな困難と葛藤が描かれています。内容紹介今回は6篇の中から4篇をピックアップしてレビューしていきます。それでは各あらすじと解説をどうぞ!十年目のクリスマス十年前に火災事故で倒産した神室電気の社長を百貨店で見かけた銀行員の永島慎司。彼はかつて永島が担当していた取引先の社長だった。今頃は生活に困っているはずだと思っていたが、手には高級ブランド店の紙袋を提げ、愛車と思わ
池井戸潤さんの『俺たちの箱根駅伝』上下巻のレビューになります。超泣けるのでハンカチのご用意を。さっそくですが、以下にあらすじと解説をどうぞ!あらすじ明誠学院大学4年の青葉隼斗は、予選突破確実と言われていたレースで、主将でありながらも足を引っ張り、箱根への切符を逃してしまう。しかし、隼斗は予選会を通過できなかった大学の選手から、成績順に各一名ずつが参加できる「関東学生連合チーム」のメンバーに選ばれ、自分だけが箱根を走れることに。さらに監督の諸矢からは今大会をもって辞任すること、新監督
俺たちの箱根駅伝登場人物紹介池井戸潤さんは、実際に箱根を走る選手の名前の傾向をリサーチし、2000年前後の名付けランキングも参加にして、登場人物の名前を決めたそうです。この細部への徹底したこだわりから与えられた名前。だから読んでいると「ノンフィクション?」「本当にいるんじゃない?」と思う名前ばかりで、どんどん物語に引き込まれます。明誠学院大学監督:甲斐真人前監督:諸矢久繁4年:青葉隼斗4年:前
CSのWOWOWプラスで、繰り返し再放送されている『下町ロケット』BSのWOWOWでは、三上博史さん主演で、第1部だけ、ドラマ化されました。それなのに、阿部寛さん主演のTBSテレビ制作のドラマを繰り返し再放送しているのは、気になりますが、ファンとしては、嬉しい限りです。第2シリーズは、TBSテレビで放送されたままをCMをカットして放送しているのに対し、第1シリーズは、全話を3回に分けて、編集して放送しています。
池井戸潤さんのいつもの作風とはちょっと違うようなタイムスリップ的ダークミステリー。とにかく、昭和39年頃の、主人公の父親の同僚たちのダークな仕事の描写が気味悪くて仕方ありませんでした。池井戸さんでこれは予測していなかったので衝撃も大きかったです。父親の奮闘ぶりは、いいところもありましたが、全体としては暗くて合理的でないので誰にも感情移入しづらいのでした。主人公も痛快な感じがなく、いろいろ調べるところは面白かったですがそれでなぜ元妻を助けようとするのかとか納得がいかない行動が多かっ
2025/1/8(水)❄️⚠️池井戸潤さんの『俺たちの箱根駅伝』の重大なネタバレを含みます。未読の方はご注意下さい⚠️今回めちゃくちゃ長いです。いっぱい語ります。積もったなぁ。寒かった!!路面状態が悪かったので、いつもの通勤路を変更して融雪の効いた安全な方へ。遠回りになる上に車にエンジンかけたり除雪したりしなければなのでやはり早起きできるようにならねば。今日から自分の担当作物の収穫が始まりました!!忙しくなりますが、それでも収穫の喜びはなにものにも変え難いものですね。初めての収穫