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2026.4.22一日一季語ネモフィラは急ごしらへの丘にある板倉ケンタ第一句集『一花一虫』。跋・佐藤郁良、帯・櫂未知子、解説・村上鞆彦。「群青」・「南風」会員。「若書きの句集でありながら、全く浮ついたところがないのは、ケンタ君自身が自分の目で見たものを書き留めてきた蓄積だからであろう。」佐藤郁良氏の跋より例年4月~GWごろにかけて満開期を迎えるネモフィラ。“青いじゅうたん”が織りなす絶景は、国営ひたち海浜公園や国営昭和記念公園など、特に、国営ひたち海浜公園は、約
昨日(2日)の朝日小学生新聞、「はじめて俳句五・七・五」に、ことのは学舎の生徒の作品が入選していた。晴天にマフラーいらん外あそび4年中村健吾選者の塩見恵介氏はこのように評している。「いらん」は「不要」ということだね。ちょっとそっけない言葉だけど、それだけ遊びに夢中になれる冬晴れのうれしさを感じるよ。今回の句は、今までの3作より健吾くんらしい。健吾くんは、体も大きくスポーツが得意な、ガキ大将タイプの少年である。以前の句の「しずかに読書」や「午
2026.4.21一日一季語春の暮(はるのくれ)【春―時候―三春】家路とは歩きゆく道春の暮片山由美子第25回俳句四季大賞句集『水柿(みずがき)』(ふらんす堂)自選12句より「香雨」創刊以来六年間の作品を収める第七句集。最も大切なのは俳句の格調ということだと思っています。それを今後も作句の指針にしていくつもりです。(あとがき)⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】春の夕(はるのゆう《はるのゆふ》)春夕べ(はるゆうべ《はるゆ
神戸港春…早春のみなと神戸やセニョリータ春めくや着岸船の転舵渦春風やみなと神戸のど真ん中春月や神戸が沖の波まろし春暁や出航船の捨汽笛春動く豪華客船出航す取り舵の次は面舵春港洋館の窓より見ゆる春港みなと異人館春潮の香りほのかに寄港船燕来る直線多き人口島北は山南は海や燕来る春は曙みなとに響く長汽笛春の昼波静か
2025.05.08一日一季語薄暑(はくしょ《はくしよ》)【夏―時候―初夏】鯛捌く包丁に射す薄暑光森田純一郎角川俳句2025年5月号作品12句鯛捌く森田純一郎鯛は、一説によると、日本各地にある縄文時代頃の遺跡からもその骨が見つかっていることから、日本人が食用として親しんできた最古の魚。「古事記」「日本書紀」「万葉集」など名だたる日本の歴史書物に名前が載っている鯛は、日本において古来から重用されてきた。そんな鯛を捌くには、先ず、尾から頭に向けて包丁の背をすべ
2026.4.19一日一季語花水木(はなみずき《はなみづき》)【春―植物―晩春】花水木泣くときもある笑ひ皺髙田祥聖第43回兜太現代俳句新人賞ゐしころ50句より1912年、日米友好の印としてアメリカ合衆国にソメイヨシノの苗木を寄贈した返礼として、北米原産であるハナミズキの苗木が日本に贈られた。この中の原木1本は、百年越えたた今でも東京都立園芸高校に生き続けている。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】アメリカ花水木(あめりか
2025.06.28一日一季語萍(うきくさ)【夏―植物―三夏】萍の動くことなく増えてをり山口昭男角川俳句2025年7月号作品21句コントラバスより和歌の世界では萍を、「憂き」「浮く」に掛ける。わびぬれば身を浮草の根を絶えてさそふ水あらばいなむとぞ思ふ小野小町川の流れに身をまかすしかない浮き草に自分を喩えている歌。「浮き」と「憂き」がかかっており、この世ではなく自らを「憂き」と捉えているところがとても小町らしい。小町と同じく六歌仙の文屋康秀
2025.04.30一日一季語暮の春(くれのはる)【春―時候―晩春】さまざまの情のもつれ暮の春高浜虚子晩春のこと。これを普及させたのは、かの高浜虚子だという。春の暮は「暮春」のことをいひ、秋の暮は「秋の夕」のことをいふとの説がある。古人の作には其意のものがあるかも知れぬ、併し今は春の暮・秋の暮共に夕方の義であると定めて置く。春の夕。春夕(『新歳時記』虚子編三省堂1934年(昭和9年)11月15日刊)*2025.4.27青淵文庫青淵文庫(せいえんぶん
2025.05.22一日一季語酢漿の花(かたばみのはな)【夏―植物―三夏】かたばみの花の先には牛丼屋坪内稔典角川俳句令和七年五月号作品21句西郷どんと牛丼と掲載句夏めいて西郷どんと牛丼となどもある。牛丼といえば、牛肉のしっかりしたうまみ、たまねぎの甘みに、しょうゆや砂糖の甘辛さを加えた濃厚な味わいが魅力。全国チェーン店では、吉野家(第1位)すき家(第2位)松屋(第3位)が御三家であろう。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。
俳句作メモ33吟行と嘱目1.吟行とは吟行とは、もともと「詩歌を口ずさみながら歩くこと」を指していた。それが、現代では、和歌や俳句の題材を求めて、名所・旧跡などに出かけることを意味するようになった。ただ、俳句に絞って考えれば、名所・旧跡に限らず、近辺を散策しながら草花の変化を見て回るのも吟行に含めて良いだろう。そう考えれば、吟行は大きく3つに分けることができるのではないかと思う。*以下の分類はあくまでも私見に基づくもので、一般的に認められているものではない。念のため。
2026.4.12一日一季語春日傘(はるひがさ)【春―生活―晩春】いつまでも春の日傘に追ひつけず庄田ひろふみ角川俳句2026年4月号第49回俳人協会新人賞受賞作聖河受賞第一作雪解より今日11日本州で今年初の30℃超最高気温25℃以上の夏日は150地点以上東日本から西日本の太平洋側を中心に気温が上昇。静岡市では最高気温が30℃を超え、本州で今年初めての真夏日となった。最高気温25℃以上の夏日地点は今年最多の150地点以上。東京都心は最高気温27.3℃で今
2025.05.23一日一季語桐の花(きりのはな)【夏―植物―初夏】桐の花共に見ているだけとする岡田耕治私は先日(5月21日)、埼玉県の秩父市へ車で向かった。先月までは紫色の花は、山藤であったが、この日は、桐の花が盛ん。しかし、車を駐めることができないなど、近くで見ることはできず、写真も撮れなかった。今回初めて気づいたのは、花札。あのデザインの絵。何が書かれていたのかやっとわかった。*この図柄、鳳凰だったのか~⇒画像をクリックするとブログ記事が読めま
令和八年2026丙午卯月先勝、乙丑ウルトラパワー大幸運!おはようございます。今日も素晴らしい一日になりますようにあきらめたり、投げ出すのは簡単。でも、簡単な人生しか生きないようなヤツは、簡単な結果しか得られない。だから今、頑張れないヤツは、先々頑張れるワケがない。≪宇梶剛士≫#ウルトラパワー大幸運#今日も素晴らしい一日になりますように#朝#わそうび#礼法#礼儀作法#年中行事#歳時記#晴海の母
2025.04.29一日一季語春深し(はるふかし)【春―時候―晩春】バス停の列のゆるみや春深し小川虹子2025年多摩のあけぼの会報NO157掲載某メーカーの、バス停のシェルターのホームページ雨や雪、強い日差しを防ぐ通路シェルターはバス停から駅前広場、商業施設、集合住宅等の通路用途等さまざまなシーンでお役に立ちます。バス停留所にはバス停シェルターで快適な待合空間を提供します。開放感のあるポリカーボネート屋根タイプのバス停シェルターです。パブリックユースにふさわ
2025.04.23一日一季語霾(つちふる)【春―天文―三春】黄砂降り貝塚にある猿の骨松野苑子「貝塚」からは食料の残骸だけではなく、人骨・装身具なども出土している。ゴミ溜めというよりも、なんらかの精神的な意味のある場所だったのかもしれない。貝塚は縄文時代の様子を知るための貴重な遺跡大森(おおもり)貝塚の「貝層剝離断面標本」(東京都品川区)。貝塚の発見者・モース博士が詳細な発掘場所を書かなかったため、品川区と大田区の2カ所に「石碑」がある。その後の調査により、初発掘は
2026.3.1一日一季語蜃気楼(しんきろう)【春―生活―晩春】酔鯨を抱へ海市の見える位置渡邉美保香天2026年2月号通巻82号祝第1回酒俳句大賞受賞酔鯨は、20年以上続く『酒場放浪記』の吉田類氏の故郷高知県のお酒。「酒場という聖地へ酒を求め、肴を求めさまよう・・」いつものナレーションが、哀愁あふれるテーマ曲と共に流れると、そこはもう、大人の世界。蜃気楼を見ようと、酔鯨を呷る。やってみたい。浮島、蓬莱山、海市、山市、蜃市、貝櫓、喜見城、善見城などとさまざまに
2026.2.6一日一季語ヒヤシンス【春―植物―初春】ヒヤシンス昼のさみしくない孤独瀬戸優理子第62回現代俳句全国大会池田澄子特選句ヒヤシンスの名は、ギリシャ神話の美青年ヒュアキントスに由来する。同性愛者であった彼は、愛する医学の神アポロン(彼は両性愛者であった)と一緒に円盤投げに興じていた(古代ギリシャでは同性愛は普通に行われ、むしろ美徳とされていた)。しかし、その楽しそうな様子を見ていた西風の神ゼピュロス(彼もヒュアキントスを愛していた)は、やきもちを焼いて、意地
2026.3.11一日一季語東日本大震災の日【春―行事―仲春】三・一一転がりたがる万年筆安倍克詠現代俳句2026年3月号風を詠む秀句を探る小松崎黎子感銘の一句三・一一の東日本大震災は、この三月で十五年を迎えた。だんだんと記憶は薄れていくが、その日が近づいてくると、平成二十三年当日の映像が甦ってくる。「転がりたがる」の措辞で揺れを感じ、三・一一にひきもどされる。*鑑賞文一部引用⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】東日本大震災忌、三
2025.10.09一日一季語鯊(はぜ)【秋―動物―三秋】飛鯊の額に余る目玉かな渡部有紀子ハゼの仲間は非常に種類が多く、現在では魚類の8%、およそ2,200種が確認されている。そのなかで、日本人にとってもっとも親しみのある種が、本種のマハゼ。東京湾では昔から江戸前の魚としてポピュラーだが、水質が悪化した昭和40年代には一時期、その数を減らした。現在では数が増えたとはいえ、干潟の消失などにより、かつての状態とはほど遠いといわれる。真鯊は二〇センチ前後で、体は上下にやや扁平、
2025.08.06一日一季語原爆の日(げんばくのひ)【夏(秋)―行事―晩夏(初秋)】広島や卵食ふ時口ひらく西東三鬼角川俳句2025年8月号特集昭和100年戦後80年時代を詠んだ句・体現する句戦争はいかに詠まれたか田島和生原爆投下の広島。顔も失せたような人が白い茹で卵を食う。その時、位口が開く。リアルな表現で、怖い。―戦後八十年。原爆で今も苦しむ人がいることを忘れてはならない。*2025.4.27北区北トピアにて⇒画像をクリック
2025.07.1一日一季語山開(やまびらき)【夏―行事―晩夏】山開き神酒「富士山」のひとしづく百合山羽公霊峰富士山の名を冠する地酒静岡県/牧野酒造牧野酒造は100年以上に渡り、石川県の能登杜氏組合から杜氏を招き、日本の文化である酒造りの伝統を絶やさぬ酒造りを行っています。蔵風景は富士宮市景観賞最優秀賞に輝きました。蔵は富士宮市景観重要建造物にも指定されております。純米吟醸富士山富士山伏流水仕込みのまろやかな軟水で醸した富士山純米吟醸。この酒であろうか。味わって
5月5日は「端午の節供」。古代中国から伝わったこの行事の起源は、菖蒲と蓬の香りで邪気を祓う行事だったとか…昔は、宮中を中心として行われていたこの行事もやがて、庶民にも広まり、長い年月を経て、邪気を祓う菖蒲と尚武(武事、軍事を重んずること)が、同じ「しょうぶ」という読み方から武家の行事の要素が入り、兜や鯉のぼりを飾り、男児の無事の成長を願う行事になったそうな…先日の室礼のお稽古からのご報告でございます。〜端午の節供〜盆果
4月30日のブログで、自分図書館で見つけた丸山真男の『日本の思想』のことを書いた。最後のページの右上の隅に鉛筆で「80」と書かれている、いつどこで買った分からない古本である。昔の古本屋は、値段をこのように表示していた。最近、そういう古本屋を見かけなくなった。教室に話をしに来た大学生に、これ何かわかる?、と鉛筆書きの「80」を見せてみたところ、案の定、それ何ですか?、という返事が返ってきた。古本屋と言えば、ブックオフしか知らない世代である。昔ながらの古本屋は、絶滅危惧種で
櫻撫子好みの作品を描かれている川岸富士男先生から「椿梅桜・春の花展」のご案内状を頂戴致しましたので、早速、お伺いしてまいりました。〜「椿梅桜・春の花展」川岸富士男〜この可愛らしいお雛様を拝見したくて、お伺いしたんですよ❣️〜三春のお雛様〜このお雛様は、川岸先生が昔、福島県の三春で購入されたお雛様で、福島県の郷土玩具の起き上がり小法師のお雛様バージョンみたいですよ💓特別のご配慮で写真を撮らせて頂き、ブログでご紹介するお許しを得ましたので素敵
お陰様で、七歳と三歳の孫娘の七五三を迎えることができました。今日まで無事に育った感謝とこれからの孫たちの健やかな成長を願い、七五三の日に神社⛩️にお参りして参りました。〜水引細工の鶴の髪飾り〜孫たちのママ(お嫁さん)のリクエストで、七歳の孫の髪飾りには、昔、私が作成した鶴の水引細工を使ってもらいました💕〜室礼でも使った花簪〜そして、三歳の孫の花簪は、私が室礼で使う為に持っていた花簪を…お嫁さんの発案に感謝です💓〜花簪と水
ご訪問ありがとうございます。うつし世に喜びだけを花蘇枋26年4月15日(木)(画像はお借りしました)(うつしよによろこびだけをはなずおう)【自解】花蘇芳(はなずおう/はなずはう)が晩春の季語です。子季語に蘇芳の花があります。「うつし世」は、「この世」「人の世」「現世」のことです。東欧や中東で戦争している国々に届けたい・・・江戸時代に中国から渡来したマメ科の落葉低木。二~四メートルの木の枝に、葉に先立って蝶型の小さな花をびっしりつける。
2026.4.11一日一季語野遊(のあそび)【春―生活―晩春】時計見る係となりて野に遊ぶ遠藤容代角川俳句2026年4月号第49回俳人協会新人賞受賞作明日の鞄受賞第一作国旗揺れより引用校外学習で自由行動の時間であろうか。学校の教育として、子どもたちに養いたい力は、責任感と学級への貢献感。例えば、次のような係活動が考えられる。①号令係・・・授業の最初と最後に号令をかける。②いただきます係・・・給食を食べる時「いただきます」を言う。③ごちそうさま
今日はきれいな朝です。新緑がきらきらし、花もいっぱい。気温も爽快です。で、このような五月を季語では「聖五月」と呼んでいますが、ボクはこの季語になじめません。『角川俳句大歳時記・夏』は「カトリックでは五月を聖母マリアの月、聖母月とする考え方がある」と書いてこの季語の根拠にしています。ボクはカトリック教徒ではないし、この語の「聖」という形容が気にくわないです。ボクが担当している新聞や雑誌の俳壇にこの季語の句が投句されると躊躇なく没にします。「なべての蕾、花とひらく/いと麗(うる)はしき五月の頃
ご訪問ありがとうございます。木苺をかばんいっぱい下校径26年4月19日(日)(画像はお借りしました)(きいちごをかばんいっぱいげこうみち)【自解】木苺(きいちご)が初夏の季語です。バラ科の落葉小低木で広く山野に自生する。晩春に白い花をつけ、初夏、黄金色や暗紅色の粒状の実をたわわにつける。日本の木苺には複数種存在し、身近な野山で見られる木苺の仲間としては、モミジイチゴ、クサイチゴ、ナワシロイチゴ、カジイチゴなどである。いずれも食用となり、生食やジャム