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2026.9.12一日一季語猪(いのしし《ゐのしし》)【秋―動物―晩秋】猪の赫き眼の生け捕らる後藤信雄鹿は草のたくさんある夏から晩秋に開けて、秋脂の乗った個体が肉を獲るにはよい。猟犬を使い銃を使う猟もあるが、肉の質を考えると、生け捕りがよい。山の中におり銃や罠で捕獲すると、多くの場合その場で屠殺、放血してから、処理施設への運搬になるが、多くの場合時間経過により、肉の新鮮さが低下する。罠による捕獲のあと個体を生け捕りにして施設まで持ち帰り、処理施設での解体であれば、新
2026.2.12一日一季語春炬燵(はるごたつ)【春―生活―三春】野良猫の流儀忘れて春炬燵酒井春棋句具俳句八句より炬燵や火燵は宛字で、「火榻子(かとうし)」の唐宋音に由来するという説が有力である。「榻(しじ)」というのは牛車の乗り降りの際に使う踏み台のことで、その形が炬燵櫓(こたつやぐら)に似ていることからの命名だという(「子」は椅子などと同じく道具や物の名につく接尾語)。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】春の炬燵(はるの
カールさんとティーナさんの古民家村だより2026めぐる物語カールさんは新たに築300年の寺を住宅に再生するプロジェクトに着手する。新潟の“奇跡の集落”、四季の自然に抱かれた暮らし。6年にわたるシリーズしめくくりの物語。カールさんとティーナさんの古民家村だより新潟の“奇跡の集落”の暮らしを描く、映像の歳時記新潟の限界集落の空き家を次々に美しくよみがえらせてきた、ドイツ人建築デザイナーのカール・ベンクスさんと、料理やガーデニングが得意なアルゼンチン人の妻ティ
今日は世田谷区用賀の「EPC句会」。早速、北海道で作った句を出したがなかなか好評だった。ところで、北海道では「馬」をよく見かけた。そこで「馬肥ゆる秋」という季語で句を作ろうと思ったが、なかなか出来なかった。〈馬肥ゆる〉秋になると馬は豊かに肥え、毛並もつやつやと美しさを加える。ー「季寄せ」(角川春樹事務所)ーこの「馬肥ゆる」は漢詩から来ている言葉らしい。『秋高馬肥』作・杜審言北地寒応苦南庭戍未帰辺声乱羌笛朔气卷戎衣雨雪関山暗風霜草木稀胡兵戦欲
2026.6.8一日一季語河鹿(かじか)【夏―動物―三夏】河鹿鳴く砂金沈んでいるらしく近恵鷗座2026.6招待席砂金日本では古代から砂金が採取され、現在も北海道や東北、山梨、静岡などで体験や採取が可能。砂金(さきん)は、川砂の中に自然に含まれる微細な金の粒や小片で、金鉱脈が風化や川の侵食によって砕かれ、比重の重さで川底や川岸に堆積したもの。自然界の砂金は純金100%ではなく、通常90〜98%の金に銀や銅が混ざっています。形状は粒状から粉状までさまざまで、
2026.8.29一日一季語桔梗(ききょう《ききやう》)【秋―植物―初秋】きちかうの色を深むることもなく三村純也角川俳句2026年9月号巻頭作品50句京・近江祇園四句より桔梗の開花時期は六月中旬の梅雨頃から始まり、夏を通じて初秋の九月頃までである。つぼみが徐々に緑から青紫にかわり裂けて星型の花を咲かせる。つぼみが風船のような形状であるため"balloonflower"という英名を持つ。花言葉には、桔梗が恋人のために一生涯、ただただ待ち続けた若い娘であ
2025.09.23一日一季語秋の潮(あきのしお《あきのしほ》)【秋―地理―三秋】秋の潮眼差しにこゑよみがへり井上康明月刊―俳句界2025年10月号俳句界NOW自選30句より世界三大潮流の一つに数えられる鳴門海峡の渦潮。潮の流れは時速20kmにもなり、大小無数の渦が巻く。大きなものとなれば直径30mにも達する渦潮も。特に「秋の大潮」には、潮の干満差が大きくなることで、潮の流れが速くなり、大きな渦を発生させやすくなる。この句では、人気の無くなった海。じっと見
明日、9月9日は五節供の一つ、「重陽の節供」でございます。別名「菊の節供」とも呼ばれ、中国の故事「菊慈童」の伝説から菊の花には、延命長寿、不老長寿の力があるとされ、菊の花に長寿や不老を願う行事が古来より行われてきました。先日の重陽の節供の室礼のお稽古からのご紹介。〜重陽の節供の室礼〜盆果菊の花(黄、白、赤)、「菊の花包み」の折形菊花せんべい(落雁諸江屋)、菊もなか(亀屋良長)茱萸袋、ナス、菊酒盛り器長板、花器
今年の仲秋の名月は、明日10月6日(月)。仲秋の名月とは、旧暦の8月15日の十五夜(満月)を愛でる行事。古に中国から伝わったこの観月の行事も長い年月を経て、日本では秋の収穫を感謝する収穫祭と結びつきました。仲秋の名月は、別名「芋名月」とも。稲作が行われる前の日本では、里芋が主食だったとか…先日の室礼のお稽古からのご報告でございます。〜お月見(仲秋の名月)の室礼〜盆果月読命の神札、ススキ、ナス、かぼちゃ、梨(有りの実)、里芋、月見団子
2025.12.16一日一季語冬の蝶(ふゆのちょう《ふゆのてふ》)【冬―動物―三冬】凍蝶を片見のやうに連れ歩く辻村麻乃寒さが強まるにつれて飛ぶ力を失い、じっと動かなくなる蝶。現実的に、冬を越す蝶は一部存在し、成虫で冬を越すものもいる。地球温暖化の影響で、サナギで越冬する蝶が成虫のままで冬を越す個体もあるかも。俳句で言う「冬の蝶」は温暖化とは全然関係なく、どうかした拍子で寒くなって来たのに生き永らえている蝶をいう。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。
2025.09.28一日一季語はららご【秋―生活―仲秋】はららごの女の指をこぼれけり黒田杏子鮞、鯡=はららごは、「散(はらら)子」の意。魚類の産卵前の卵塊。また,それを塩漬けにした食品。特に,鮭さけについていう。腹子はらこ。薄皮が付いたままの腹子(はらこ)。「はららご」はいくらの古語で、いくらと筋子は、卵巣膜に包まれたままか、一粒ずつほぐしたかの違い。筋子は水に浸しながらほぐす。40度のぬるま湯、塩分濃度0.5%程度の塩水が理想的。筋子の膜の切れ目から指を入れ、卵
2025.11.17一日一季語熊(くま)【冬―動物―三冬】熊という闇が真昼を歩みおり月野ぽぽな平NO252025年2月掲載句クマに関する各種情報・取組(環境省)クマ被害対策パッケージクマ被害対策等に関する関係閣僚会議決定令和7年11月14日本年はクマによる死者数が過去最多を更新している。クマ本来の生息域である森林に近い環境だけでなく、多くの地域でクマが人里に侵入し、人身被害が増大・多様化・広域化しており、国民の安全・安心を脅かす深刻な事態となって
2026.8.10一日一季語秋草(あきくさ)【秋―植物―三秋】秋の草牛のかたちの影を曳く高畠葉子アリ第2号焦点距離より秋の草は、日本の自然の中で秋の風情を感じる花や草を指す。秋に咲く花は、野草の花、ガーデニングで活躍する花、球根、花木に分けて紹介され、秋の風情を感じる。秋の草は、日本の山野に自生するものが多く、秋の七草としても知られている。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【子季語】秋の草(あきのくさ)色草(いろくさ)千草(ちぐさ
2026.8.16一日一季語花野(はなの)【秋―植物―三秋】三段の重箱ひらく花野かな金子敦角川俳句結社歳時記出航重箱料理の三段重箱は、伝統的な日本の料理の詰め方に由来し、料理の美しさと栄養バランスを考慮した形で作られている。三段重箱は、おせち料理や運動会、花見、ピクニックなど、様々な場面で使用されることが多く、家族の集まりや特別なイベントにぴったり。わいわいと賑やかに花野の景が見えてきます。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【子季語】花野原、
2026.5.8一日一季語蛇衣を脱ぐ(へびきぬをぬぐ)【夏―動物―初夏】蛇衣を脱ぎ少年を裏がへす小西瞬夏小西瞬夏第三句集『けむりの木』「蛇の衣を脱ぐ」は、蛇が脱皮することを指し、自然のサイクルや成長の象徴。この句では少年を裏返すという倒置法が効果的に使われているように感じた。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【子季語】蛇の衣(へびのきぬ)、蛇の脱け殻(へびのぬけがら)、蛇の殻(へびのから)、蛇の蛻(へびのもぬけ)、蛇皮を脱ぐ(へびか
2026.9.10一日一季語星草(ほしくさ)【秋―植物―初秋】星草をサイコキネシス的逢瀬野口る理「サイコキネシス」とは「念力」のこと、及びそれを元としたエスパーの代表的な技。意思の力だけで物体を動かす能力のこと。「念動力(ねんどうりょく)」「観念動力(かんねんどうりょく)」とも言う。英語の略称を使いPK(ピーケー)と呼ぶこともある。*6個の雄しべが星形に開く。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【子季語】穀精草(こくせいさう)たいこ(
2026.9.3一日一季語羊雲(ひつじぐも)【秋―天文―三秋】肩凝りや羽根の生えたる羊雲五島高資第5句集。星辰(セイシン)発行:角川文化振興財団ひつじの群れに似ている。うろこ雲より一つひとつのかたまりが大きい羊の群れのように見える雲。高積雲(こうせきうん)。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【子季語】ひつじぐも【季語の説明】羊雲は、秋の空に見られる高積雲の一種で、羊が群れているように見えることからこの名前が付けられた。
2025.10.30一日一季語紅葉鮒(もみじぶな《もみぢぶな》)【秋―動物―晩秋】信長の焼かれし色かも紅葉鮒上野一孝角川俳句2025年11月号作品12句パーキンソン病紅葉鮒(もみじぶな)は琵琶湖で獲れる鮒で、秋から冬にかけてひれが赤くなる特徴がある。美味しい時期の鮒を使った鮒鮓にも用いられる。信長は琵琶湖を戦略的に活用し、天下統一に向けて利用した。琵琶湖を制することで、京都・北陸・東海方面への物流をコントロールし、迅速な軍勢移動や補給路の確保、防衛戦略とし
2026.5.31一日一季語櫃まぶし(ひつままぶし)ふたりとも名古屋が好きで櫃まぶし三高邦子愛の句会作品集愛鍵よりうなぎの美味しい食べ方として有名な「うな重」と「ひつまぶし」。「ひつまぶし」は1987年に商標登録されている。しかし、現在うなぎ料理の名「ひつまぶし」は一般的な名称となっている。蒲焼にしたウナギの身を切り分けた上で、お櫃などに入れたご飯に乗せ(まぶし)たものを、食べる側が茶碗などに取り分けて食べるのが基本的なスタイルであり、これが料理名の由来
いつもお立ち寄りくださりありがとうございます😊1月26日(月曜日)今日の名言一度でもあきらめてしまうと、それがくせになる。マイケル・ジョーダン(アメリカ、バスケットボール選手)アメリカ合衆国の元プロバスケットボール選手で実業家NBA公式サイトでは「史上最高のバスケットボール選手」と述べられ「バスケットボールの神様」とも評されています🧐1980年代と1990年代にNBAの世界的ブームを牽引した人物だそうです☺️ウィキペディアよりマンガでわかるマイケル・ジョ
2026.9.8一日一季語鵙(もず)【秋―動物―三秋】どの世にも先行く人や鵙高音辻村麻乃篠2026年VOL215よりモズの高鳴きとしてよく知られている鳴き声は、秋から冬にかけてそこで生活するなわ張りを主張するためのもの。先行く人とは、人の先を行く、考えなど斬新なアイデア思った人か。研究または技術あるいは芸術の新しいラインの開拓をしている人か。*葛飾北斎「鵙翠雀虎耳草蛇苺」すみだ北斎美術館蔵⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。
2025.11.16一日一季語梟(ふくろう《ふくろふ》)【冬―動物―三冬】風尖る梟は絶望しない神野紗希「ホッホー」と鳴く夜の森の賢者。ギリシャ神話で知性・学問・芸術・戦術などを司る女神アテナが従者として肩に乗せているところから、「森の賢者」と称されている。夜の狩人の異名があり、夜ふけに音もなく飛んで小さな哺乳類をとらえる。祖先は、恐竜をはじめとする動植物が最も繁栄、多様化した白亜紀(約1億年前)に、激しい生存競争のなか夜の世界へと移り住むようになったといわれている。
2026.2.8一日一季語春の風邪(はるのかぜ)【春―生活―三春】鳥籠の鳥の腹みる春の風邪谷さやんWEP俳句年鑑2026年自選7句より冬の終わりから春先にかけては、日中の気温は高めなのに夕方から急激に冷え込んだり、また日によって暖かい日と寒い日が交互に続いたりするため、気温の変化に適応できず体調を崩しやすい。現在、インフルエンザ、新型コロナウイルス、更に「百日咳」などの感染症に警戒が必要インフルエンザ(異例の早さで流行中)特徴:38℃以上の突然の高熱、関
2026.8.30一日一季語芋虫(いもむし)【秋―動物―三秋】芋虫のひんやり詰まる命かな渡辺智恵現代俳句2026年9月号「風を詠む」特選句仲寒蟬選チョウやガを含むチョウ目の昆虫は「完全変態」という生態を持っており、卵→幼虫→蛹(さなぎ)→成虫へと姿を変えていく。イモムシのほとんどが草食で、イモムシの種類によって食べる植物が異なる。例えばアゲハチョウの幼虫であればミカン科の植物、キアゲハの幼虫であればセリ科の植物など。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます
2026.6.16一日一季語葛切(くずきり)【夏―生活―三夏】葛切に京極の夜を思ひ出づ能村登四郎葛切はかつて「水繊(煎)/水仙」(すいせん)と呼ばれていたが、これはもともと黄色と白の二色を交えて作られていたことによる。今でも葛粽を「水仙粽」と呼んだりするのは、そのため。京極(きょうごく)は、平安京における東西の果てである。東京極大路-東の果て⇒寺町通西京極大路-西の果て、現存しない。JR嵯峨野線花園駅と阪急京都線西京極駅を南北に結んだ線。⇒画像を