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2026.4.26一日一季語楤の芽(たらのめ)【春―植物―仲春】隠れ棲むごとくにたらの芽を摘みぬ落合水尾角川俳句2026年5月号作品8句ふるさとの野楤の芽の旬は、一般的には3月頃から4月初旬。天然の楤の芽は、桜の咲く頃と同時に出始めると言われている。また、栽培物の楤の芽は、2~3月になるとスーパーに並び始め、12月頃から4月頃まで旬の時期が長い。楤の芽は、葉が開く前のこんもりとした新芽が好まれ、あまりに小さいと風味が少ない。また、伸び過ぎて葉が開いてしまったものは
2026.4.25一日一季語蛇苺(へびいちご)【夏―植物―三夏】蛇苺見つけてほしいように其処池田澄子角川俳句2026年5月号巻頭作品50句日本国内ではどこの地域でも見かけるポピュラーな植物。黄色く直径1.5cmほどの大きさの可愛い花は4~6月ごろ開花。花期を終えるとぷっくりと丸い赤い実をつける。あっという間に地を履い広がっていくため、あぜ道や野原などに自生していることが多い。この句では、赤い実をつけて、早くみつけてと叫んでいるかのように思える。⇒画像をク
インスタでフォローさせて頂いているパッチワークキルト作家の藤元永美子先生の作品展に行ってまいりました。インスタで拝見して、一目惚れした和テイストのパッチワークキルト。初めて、実物を拝見することができました〜💓美しい古布を贅沢に使った年中行事や歳時記をテーマにした作品や、更紗をつかったエキゾチックな作品、どのくらいの時間を費やして作られたのだろうかと、考えてしまうような大作…お針仕事が苦手な私は、ただただ感激するばかりでございました〜💦藤元先生の作品
今日はきれいな朝です。新緑がきらきらし、花もいっぱい。気温も爽快です。で、このような五月を季語では「聖五月」と呼んでいますが、ボクはこの季語になじめません。『角川俳句大歳時記・夏』は「カトリックでは五月を聖母マリアの月、聖母月とする考え方がある」と書いてこの季語の根拠にしています。ボクはカトリック教徒ではないし、この語の「聖」という形容が気にくわないです。ボクが担当している新聞や雑誌の俳壇にこの季語の句が投句されると躊躇なく没にします。「なべての蕾、花とひらく/いと麗(うる)はしき五月の頃
2026.4.24一日一季語薺の花(なずなのはな《なづなのはな》)【春―植物―三春】駆けだせば三味線草があちこちに大木あまり第60回蛇笏賞受賞大木あまり句集『山猫座』ぺんぺん草と呼ばれる由来は、はっきりとは分かっていませんが諸説が2つあります。1つ目は、ナズナの実が三味線のばちに似ている形だからです。また2つ目は、ナズナの特徴でもあるように植物から「ぺんぺん」という音がなるからです。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】花薺(はなな
2025.10.07一日一季語鷹渡る(たかわたる)【秋―動物―三秋】天穹に潮の光鷹渡る安倍真理子角川俳句2014年11月号角川俳句賞の60年歴代受賞者作品集より上昇気流を利用して渡るタカは河岸段丘(多摩川など)上空で高度を上げるために旋回します。多いときは100羽以上の大きなタカ柱を観察することができます。この時季、多くの野鳥が支部フィールドを通過して行きます。研究部では毎年タカの渡りの調査を9月下旬から10月上旬にかけて実施しています。サシバやハチクマな
神戸港春…早春のみなと神戸やセニョリータ春めくや着岸船の転舵渦春風やみなと神戸のど真ん中春月や神戸が沖の波まろし春暁や出航船の捨汽笛春動く豪華客船出航す取り舵の次は面舵春港洋館の窓より見ゆる春港みなと異人館春潮の香りほのかに寄港船燕来る直線多き人口島北は山南は海や燕来る春は曙みなとに響く長汽笛春の昼波静か
2026.4.11一日一季語野遊(のあそび)【春―生活―晩春】時計見る係となりて野に遊ぶ遠藤容代角川俳句2026年4月号第49回俳人協会新人賞受賞作明日の鞄受賞第一作国旗揺れより引用校外学習で自由行動の時間であろうか。学校の教育として、子どもたちに養いたい力は、責任感と学級への貢献感。例えば、次のような係活動が考えられる。①号令係・・・授業の最初と最後に号令をかける。②いただきます係・・・給食を食べる時「いただきます」を言う。③ごちそうさま
尾池和夫の記録(444)新氷室歳時記の完成氷室俳句会同人会の企画で『新氷室歳時記』を編集して完成しました。まず季語をしっかり選びました。例句は氷室俳句会の会員の句としました。例句のない季語も掲載してこれからの作句の目標としました。索引を現代仮名遣いで付けました。俳句の歳時記として活用していただきたいと存じます。
2026.4.13一日一季語片栗の花(かたくりのはな)【春―植物―初春】かたかごの花は女神の涙とも宮谷昌代角川俳句2026年4月号作品12句より古名をかたかごという『万葉集』では「もののふのやそをとめらが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花大伴家持」と詠まれている。冬の厳しい寒さが和らぎ、木々が芽吹く直前の早春、日本の林床を淡い紫色で染める花。それが「カタクリ(片栗)」です。その可憐な姿から「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」と称され、多くの登山客や写真愛好家
2025.06.25一日一季語涼し(すずし)【夏―時候―三夏】涼しくて赤子の眼よく動く黛まどか月刊―俳句界7月号句集「北落師門」を読む甲斐睦朗汗まみれの日々から涼しくなると、乳児も周りに興味がわいてあちこちを視るようになる。泳者も乳児の表情に目が吸い寄せられる。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】朝涼(あさすず)夕涼(ゆうすず《ゆふすず》)晩涼(ばんりょう《ばんりやう》)夜涼(やりょう《やりやう》)涼風(りょうふう《
4月30日のブログで、自分図書館で見つけた丸山真男の『日本の思想』のことを書いた。最後のページの右上の隅に鉛筆で「80」と書かれている、いつどこで買った分からない古本である。昔の古本屋は、値段をこのように表示していた。最近、そういう古本屋を見かけなくなった。教室に話をしに来た大学生に、これ何かわかる?、と鉛筆書きの「80」を見せてみたところ、案の定、それ何ですか?、という返事が返ってきた。古本屋と言えば、ブックオフしか知らない世代である。昔ながらの古本屋は、絶滅危惧種で
小正月生まれの私の誕生祝いで、久しぶりに大好きな赤坂菊乃井へ🥢2月(如月)にお伺いするのは初めて。初午・立春にちなんだ如月のお膳や器をちょっとだけご紹介致しましょう。〜椿のお迎え花〜如月のお迎え花は、藪椿。中へ入れば、「おいでやす」のご挨拶が、席に通されるまで続きます。気分は、もう京都💕〜お祝いのおもてなし〜私の誕生日祝いと、主人があらかじめ伝えておいてくれたので、お店からの心尽くしの一品は、お赤飯と紅白なます。〜猪口〜素敵な器
『朝東風は白青色で』先日の25日で約9年勤めさせてもらった会社を退職しました。9年っていうと生まれてから算数の九九を覚えるくらいの年数かぁ…としみじみ思ったり、自分はこの仕事でな…ameblo.jpこの投稿から10年経ったら、当時と今の暮らしの変化を見つめてみたいと思っていた素敵な人と知り合って結婚するなんて10年前は想像してなかったな親になるなんて想像してなかったな10年前だったら寝てた時間帯に起きてジョギングしているそんな生活は想像してなかったな運
2025.07.09一日一季語ががんぼ【夏―動物―三夏】がゞんぼの踊るかたちに果てゝをり杉山久子「々」「〃」「ゝ」「ゞ」などの記号の名称くり返し符号踊り字送り字重ね字畳字くり返し符号:同じ文字を重ねて書く場合に、後の字の代わりに用いる符号。一般におどり字(踊り字)と総称され、送り字・畳字(ジョウジ)・重ね字とも呼ばれる。「々(同の字点)」漢字一字の繰り返し。「〃(ノの字点・ノノ点)」主に帳簿や表などで日付け・語句などの繰り返し。「ゝ・ゞ(一の字点・一つ点)」か
2025.7.26一日一季語夏の果(なつのはて)【夏―時候―晩夏】谷底にはふりしものや夏の果井上弘美「はふり」には、罪やけがれを放(は)ふり、清めるという意味がある。「葬」と書いて「はふり」と読む。古代には「祝」と書いても「はふり(ほうり)」と読み、いわゆる神主全般のことを指し、神社に従事する集団を「祝部(はふりべ)」といった。語源は諸説あり、「羽振り」、すなわち、状装とは違う衣を羽織って神に仕えることで、葬儀もまた、意味は同じ。古代より、人は命が尽きれば、肉体は土に
2025.06.12一日一季語苔の花(こけのはな)【夏―植物―仲夏】岩辷る銀の水苔の花東小薗美千子角川俳句2025年6月号結社歳時記未黒野特に春から初夏にかけて胞子をまく種類は特徴的な胞子体を観察できるので、絶好の“コケの”花見シーズン。人気なのはタマゴケ。名前の「タマ」の由来は、球形の蒴。未熟な蒴は青りんごのようなとても可愛らしい姿で、英名では“AppleMoss”と呼ばれる。しかし、だんだん胞子が成熟するにつれて、青りんごから目玉の親父のような姿に
2025.06.13一日一季語水遊(みずあそび《みづあそび》)【夏―生活―三夏】叱らるるそばから撃てる水鉄砲黛まどか句集北落師門第8句集『北落師門』2022年7月31日刊行文學の森俳句総合誌「俳句界」に2年間連載した父・黛執との「親子響詠」より著者の句を多数収録。この句、腕白さがよく出ている。サザエさんならかつお。ドラえもんならジャイアンのような逞しさ。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】水鉄砲(みずでっぽう《みづで
2025.06.29一日一季語穴子(あなご)【夏―時候―初夏】穴子裂く目打ち一本残りをり広渡敬雄角川俳句2025年7月号作品12句阿弓流為よりアナゴを捌く際には目打ちをしてから捌く。長いアナゴだとまな板の長さが足りず尻尾の方まで捌けないなど問題が起こる。魚種捌きの難易度特徴骨切りの必要特殊な処理穴子やや難しい柔らかく小骨があるが比較的処理しやすい基本不要頭を固定して捌くウナギ難しい骨が太く、活
2025.07.3一日一季語麦飯(むぎめし)【夏―生活―初夏】麦飯や拭ひて卓に水のすぢ若林哲哉2023年、第14回北斗賞第1句集漱口発行:文學の森麦飯は米飯とは異なる独特の香りと、やや固めで粘りけの少ない食感をもつ。白米と同じ量で1.5倍ほどに炊き上がるため、大麦は米不足の今、かさ増しにも役立つ。麦は炊き上げるのに米よりも多くの水が必要なため、麦の量が増えるにしたがって米のみの場合よりも水を多めにする必要がある。私は、某チェーン店の牛タン定食、麦飯、とろ
2025.08.18一日一季語秋風(あきかぜ)【秋―天文―三秋】猫の尾に色なき風の絡まりぬ金子敦「色なき」とは華やかな色のないことで、秋に白色(無色)を配する中国の考え方に基づく。秋の風のこと。「色なき」とは、花やかな色や、艶のないこと。天と地の間に流れる精気、木・火・土・金・水の陰陽五行説になぞらえると、秋は「金」、その配色は「白」、これを下敷きに秋の風を「色なき風」と歌った。猫とスイーツ俳句が得意な作者。猫の尾のしなやかに月打ちにけりなどの句もある。*
2026.3.19一日一季語百千鳥(ももちどり)【春―動物―三春】百千鳥身の九竅(きゅうけう)のゆるびたる角谷昌子角川俳句2026年3月号作品16句より九竅(きゅうきょう)とは、人体にある9つの穴(目2、耳2、鼻2、口1、尿道1、肛門1)の総称です。中医学や仏教において、外界と体内をつなぐ感覚・生命活動の出入り口として重要視され、「百骸九竅(骨と九つの穴=身体全体)」などの表現で使われる。春になって様々に囀る鳥たち、身体の穴という穴がゆるぶ。季節感がある。⇒画
2026.2.12一日一季語春炬燵(はるごたつ)【春―生活―三春】野良猫の流儀忘れて春炬燵酒井春棋句具俳句八句より炬燵や火燵は宛字で、「火榻子(かとうし)」の唐宋音に由来するという説が有力である。「榻(しじ)」というのは牛車の乗り降りの際に使う踏み台のことで、その形が炬燵櫓(こたつやぐら)に似ていることからの命名だという(「子」は椅子などと同じく道具や物の名につく接尾語)。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】春の炬燵(はるの
2025.06.01一日一季語灼く(やく)【夏―時候―晩夏】ナミブ砂漠にて食糧の山羊と共寝の熱砂かな中村和弘第二十五回現代俳句大賞受賞「宿題の一句より」昭和初期の新興俳句時代に、誓子や秋桜子などによってはじめられた比較的新しい季語。灼くの傍題季語の熱砂。「砂灼ける」「風灼ける」などとも使う。前書きのナミブ砂漠は、アフリカ南西部ナミビア。ナミブ砂漠とカラハリ砂漠に代表される乾燥した地が広がる国。国名の由来は”何もない土地”。*ネットより引用」⇒画像をク
世界でたったひとつの旅をプロデュース、女性の心に寄り添う旅、京都癒しの旅の下戸眞由美(おりとまゆみ)・安藤加恵(あんどうかえ)です。京都癒しの旅で一番リクエストいただくのはオーダーメイド旅ですが、歳時記を楽しみたい、旅仲間との出会いも楽しみという方はぜひ、2026年の企画をご覧ください。これからも随時更新していきます。初めて京都癒しの旅にご参加くださる方に。旅をお楽しみにいただくために、お読みください。京都を感じていただきたい、ゆっくりお過ごしいただきたい。女性同士で共感し、明
2025.06.27一日一季語蛭(ひる)【夏―動物―三夏】痛痒の極みは快楽蛭療治西村和子角川俳句2025年7月号巻頭作品50句みづからをより平安時代の貴族社会においては、「医療」だけではなく「呪術」も治療手段とされていた。医療は「医師(くすし)」と呼ばれる治療者が、薬物のほか針や灸、場合によっては、蛭食治療などを用いて病人に対応していた。蛭食治療とは、蛭(ヒル)に腫物などの悪血を吸わせる施術法のこと。平安時代の公卿、藤原実資の日記『小右記』にも「蛭喰」の文字が
2026.4.12一日一季語春日傘(はるひがさ)【春―生活―晩春】いつまでも春の日傘に追ひつけず庄田ひろふみ角川俳句2026年4月号第49回俳人協会新人賞受賞作聖河受賞第一作雪解より今日11日本州で今年初の30℃超最高気温25℃以上の夏日は150地点以上東日本から西日本の太平洋側を中心に気温が上昇。静岡市では最高気温が30℃を超え、本州で今年初めての真夏日となった。最高気温25℃以上の夏日地点は今年最多の150地点以上。東京都心は最高気温27.3℃で今
2025.07.1一日一季語山開(やまびらき)【夏―行事―晩夏】山開き神酒「富士山」のひとしづく百合山羽公霊峰富士山の名を冠する地酒静岡県/牧野酒造牧野酒造は100年以上に渡り、石川県の能登杜氏組合から杜氏を招き、日本の文化である酒造りの伝統を絶やさぬ酒造りを行っています。蔵風景は富士宮市景観賞最優秀賞に輝きました。蔵は富士宮市景観重要建造物にも指定されております。純米吟醸富士山富士山伏流水仕込みのまろやかな軟水で醸した富士山純米吟醸。この酒であろうか。味わって
4月14日火曜日自転車屋の生き物歳時記植物編ノゲシ先日の石井ダムトレッキングでタンポポによく似た花が何箇所も咲いているのを見かけた。丈が高いのと葉っぱの形がタンポポとは違うので調べてみるとノゲシと言う植物だった。ノゲシ(野芥子、学名:Sonchusoleraceus)とは、キク科ノゲシ属の植物の一種。別名ハルノノゲシ、ケシアザミ、チチグサ、ウマアザミ。和名に「ケシ」が付くが、ケシ(ケシ科)と葉が似ているだけで分類上は全く別系統である。中国植物名は、
本日3月3日は、ひな祭🎎今では、女の子の健やかな成長を願う行事となっておりますが…その起源は、大陸から伝わった「上巳の節供」。3月の最初の巳の日(上巳)に野山に出て、若草を踏み(踏青)、水浴びをして身を清め、桃酒を飲んで、邪気を祓う行事だったとか…先月の室礼三千、山本三千子先生のお宅での室礼のお稽古でございます。〜ひな祭りの室礼〜盆果雛の色紙(須田日美)炒り米、手毬、流し雛盛り器長板、色紙掛け今回は、室礼研究会同期のみ