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2026.5.4一日一季語芥菜(からしな)【春―植物―初春】芥菜やリゾートといふ名が残り板倉ケンタ芥子菜はアブラナ科の野菜。葉と茎を食用にする。日本では「芥子菜」または「芥菜」と呼ばれ、英語圏ではmustardgreensとして紹介されることがある。辛味と香りのバランスが魅力で、葉は丸みを帯びた形をしており、茎も食べられる。昨今の温暖化で、雪不足で閉鎖されていくスキー場、リゾート地を考えてしまった。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【子季
GWいかがお過ごしでしょうか?すがすがしい5月に、大型連休があるのは嬉しいですね!5月は、明るい季節の印象です。新緑は輝き、花は美しく咲き、青い空に鯉のぼりが風にはためく。けれど古来5月は「悪月」と呼ばれてきた月でもあります。梅雨の前の蒸し暑さ、毒虫や蛇の目覚め、疫病の流行。陽が長く強くなるほどに、目に見えない何かも活発になるそういう季節として受け取られていました。菖蒲の葉は、剣のかたちをしています。先が細くとがり、まっすぐに天へ向かって伸びる。ここで少し、植物
2026.5.2一日一季語八十八夜(はちじゅうはちや《はちじふはちや》)【春―時候―晩春】逢ひにゆく八十八夜の雨の坂藤田湘子立春から数えて、88日目が八十八夜。2026年の立春は、2月4日。そこから88日数えた5月2日の土曜日が八十八夜となる。八十八夜には、種まきや田植え、お茶を摘むなど、春の農作物の作業が行われる時期で、農業をする人にとって大切な日新茶が八十八夜の頃に摘まれるわけは、ちょうどこの時期に新芽が柔らかく育ち、うまみ成分を多く含む最良の状態になるから⇒
一昨日のブログで端午の節句の前にひょうたん薬玉を吊るすといいと書きましたhttps://ameblo.jp/kobe-olive/entry-12964769851.html『端午の節句前にひょうたん薬玉の歴史』今日から5月。もうすぐ5月5日の端午の節句です。毒月毒日、悪月悪日ともいわれ、ムカデ、サソリ、蜘蛛、ガマ、蛇などの五毒、虫が出始める時期。川が氾濫し、虫がでて…ameblo.jp6世紀の中国の風俗誌、荆楚岁时记(荊楚歳時記ケイソサイジキ)に端午の節句の過ごし方が書かれてい
2025.12.04一日一季語冬の山(ふゆのやま)【冬―地理―三冬】枯山の山ごと傾ぎて日の当たる辻村麻乃冬山は夏山とは全く異なる表情を見せる。雪化粧をした雄大な景色、凛とした空気、静寂の世界。山の木々が枯れ果て雪で埋もれ、寂しく見える。「枯山」と「冬の山」は、どちらも冬の山を指す言葉だが、微妙な違いがある。「枯山」は、草木が枯れ果てた山を指し、特に冬の間、草木が枯れ尽くして雪で埋もれることで、山の美しさが格別に感じられる。一方で、「冬の山」は、冬の山全体を指し、特に冬の
2025.06.12一日一季語苔の花(こけのはな)【夏―植物―仲夏】岩辷る銀の水苔の花東小薗美千子角川俳句2025年6月号結社歳時記未黒野特に春から初夏にかけて胞子をまく種類は特徴的な胞子体を観察できるので、絶好の“コケの”花見シーズン。人気なのはタマゴケ。名前の「タマ」の由来は、球形の蒴。未熟な蒴は青りんごのようなとても可愛らしい姿で、英名では“AppleMoss”と呼ばれる。しかし、だんだん胞子が成熟するにつれて、青りんごから目玉の親父のような姿に
2026.5.3一日一季語帚木(ははきぎ)【夏―植物―三春】帚木の一花一中余さず濡れ板倉ケンタ田中裕明賞(ふらんす堂主催)第17回田中裕明賞は板倉ケンタ句集『一花一虫』に決定佐藤郁良、関悦史、高田正子、高柳克弘(敬称略・50音順)⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【子季語】箒木(ははきぎ)はうきぎ箒草(ははきぐさ)はうきぐさ【季語の説明】アカザ科の一年草。高さ約1メートル。多数枝分かれし,狭披針形の葉を密に互生。夏,葉腋
2025.06.14一日一季語虎魚(おこぜ)【夏―動物―三夏】添削句鬼虎魚煮るや鍋蓋鳴りにけり大島好美四季別俳句添削教室宮津昭彦・山田弘子より引用原句鬼虎魚鍋蓋鳴らし憤慨す作者は、おそらく魚好きなのでしょう。ぐつぐつと煮えR鍋のそばに付いているのかもしれません。(中略)そのさまを作者は、鍋の中の鬼虎魚が憤慨している、と見たのです。鬼虎魚の風貌から「憤慨」という言葉を得たのでしょうが、結果として一句を面白くさせ過ぎました。語りすぎたともいえるのです。
2025.05.08一日一季語薄暑(はくしょ《はくしよ》)【夏―時候―初夏】鯛捌く包丁に射す薄暑光森田純一郎角川俳句2025年5月号作品12句鯛捌く森田純一郎鯛は、一説によると、日本各地にある縄文時代頃の遺跡からもその骨が見つかっていることから、日本人が食用として親しんできた最古の魚。「古事記」「日本書紀」「万葉集」など名だたる日本の歴史書物に名前が載っている鯛は、日本において古来から重用されてきた。そんな鯛を捌くには、先ず、尾から頭に向けて包丁の背をすべ
マイクロエースの1/32昭和の思いで風物詩シリーズから空地を購入しました。有井製作所から昭和の時代に販売されていた昭和の歳時記シリーズの庭先と、、焼いも屋をまとめたような構成のキットになっています。有井製作所時代からの金型は古いのでパーツはバリまみれで、、フィギュアなども昔のプラモデルらしいユルい感じの再現になっています。前回の街角同様にデカールでは無く紙を切って貼るスタイルで、、説明書と一緒に入っている塗装指示と各解説も昭和っぽくて泣かせます。ベースには鉄道模型様の茶色のパウ
弥生【二十四二十四節気】「春分(しゅんぶん)」《次候》【七十二候】・雀始巣(すずめはじめてすくう)3月20日から3月25日・桜始開(さくらはじめてひらく)3月26日から3月30日・雷乃発生(かみなりすなわちこえをはっす)3月31日から4月4日弥生(やよい)暖かな陽気にすべての草木がいよいよ茂るという意味の「弥生(いやおい)」がつまって「弥生(やよい)」になったとされています。雷乃発生(かみなりすなわ
2025.06.17一日一季語下がり花(さがりばな)【夏―植物―初夏】喪の家の咲き継ぐちからさがり花上地安智月刊―俳句界2025年6月号俳句界NOW自選30句サガリバナ科の常緑高木。旧大陸の熱帯・亜熱帯の海岸などに生える。日本では奄美大島以南の南西諸島に自生。高さ10メートルに達し、大きな楕円形の葉を互生。夏に長さ数十センチメートルの長い花穂を垂らして、多数の長い雄しべが目立つ淡紅色か白色の花を多数つける。(広辞苑第七版)サガリバナは、夜の花です。しかも、一
2025.09.22一日一季語月夜茸(つきよたけ)【秋―植物―三秋】寄り道の石段半ば月夜茸松本薬夏月刊―俳句界2025年10月号松本薬夏。俳誌「撥条」代表、ゆうぎり句会主催。俳人協会会員。和名の由来は、ヒダが闇の中ではうっすらと緑色に発光することから名付けられている。江戸時代に坂本浩然によって提唱された名。シイタケやムキタケ、ヒラタケなどと誤認されやすく、誤食した場合には下痢や嘔吐といった中毒症状から、死亡例も報告されている。茸は、よほど専門知識がないと、その辺に
2025.09.30一日一季語蚯蚓鳴く(みみずなく)【秋―動物―三秋】歌女鳴くや「地球の果て」といふ酒場中村和弘角川俳句2025年10月号巻頭作品50句より秋の夜、どこからともなく聞こえてくるジ丨という音。その昔、蛇は歌が上手だったが、目が見えなかった。蛇に歌を習いに行った蚯蚓が、目と歌を交換したという。柳田国男によって紹介された説話が季語となった。ところで、「螻蛄鳴く」という「秋」の季語もある。これはまさに螻蛄が鳴くのを指した季語。*長谷川等伯松林図
2025.07.13一日一季語舟虫(ふなむし)【夏―動物―三夏】船虫をぞぞぞ生み出す捨てバイク佐山哲朗主に海岸の波打ち際や、湿った岩場、木の下、漂流物の下などに生息している。大きさはだいたい5センチほどで、7対の足に長い触角、身体は光沢を帯びた見た目。特徴をまとめてみるとゴキブリに似ている。英語では、「wharfroach(ふ頭のゴキブリ)」と呼ばれるが、別種の生き物。このバイクは、いったい、どんな場所に捨てられたのでしょう。⇒画像をクリックするとブログ記事が
2026.4.25一日一季語蛇苺(へびいちご)【夏―植物―三夏】蛇苺見つけてほしいように其処池田澄子角川俳句2026年5月号巻頭作品50句日本国内ではどこの地域でも見かけるポピュラーな植物。黄色く直径1.5cmほどの大きさの可愛い花は4~6月ごろ開花。花期を終えるとぷっくりと丸い赤い実をつける。あっという間に地を履い広がっていくため、あぜ道や野原などに自生していることが多い。この句では、赤い実をつけて、早くみつけてと叫んでいるかのように思える。⇒画像をク
2025.07.11一日一季語盛夏(せいか)【夏―時候―晩夏】伏見には千の鳥居や夏旺ん牧内登志雄篠2025VOL.213ご恵贈いただき、ありがとうございます。最高気温が30℃以上の日は真夏日、35℃以上の日は猛暑日と気象用語ではしている。2024年は猛暑日と真夏日をあわせると、年間90日に上っており、ほぼ3か月間30℃以上の日が発生している。危険な暑さ、千の鳥居の朱色が想像でき響きあう。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】夏旺ん
2026.2.22一日一季語猫の子(ねこのこ)【春―動物―晩春】命名の由来聞きつつ抱く子猫金子敦子子子子子子子子子子子子(ねこのここねこししのここじし)は、日本の言葉遊びである。「猫の子仔猫、獅子の子仔獅子」と読む。この問題を考案したのは嵯峨天皇、解いたのは小野篁であると伝えられている「子」という漢字には、「ね」(訓読み、十二支から)、「こ」(訓読み)、「し」(音読み、呉音及び漢音)、「じ」(「し」の変化形)の4通りの読み方がある。このため、このような読み方が可能と
今日(18日)の朝日小学生新聞1面は、「豆本手のひらの上の宇宙だね」という記事であった。手のひらサイズの小さな本、「豆本」が人気だという。豆本人気の火付け役は、ポプラ社である。子どもたちに人気の「かいけつゾロリ」シリーズの1作目から10作目を、縦約5㎝、横約4cmのミニ本にして去年12月に全国のコンビニエンスストアで先行販売したところ、約1か月で千店舗以上で売り切れたという。現在はポプラ社の公式サイトで買うことができ、今後は書店でも販売予定である。カバーから中のページ
2025.10.19一日一季語秋興(しゆうきよう)【秋―生活―三秋】秋興や咲き乱るるといふことも片山由美子秋の趣を興じ楽しむこと。秋にも、多くの花が咲く。しかし、多くは草花で、そのために「花野」という季語は、秋に咲く野草や野花が広がる野原を指し、秋の風物詩のひとつ。秋の七草、ススキ、オミナエシ、ハギ、キキョウなどが咲き、草花が豊かに彩られる風景。この句では、そんな秋興の中、何を観たのか。日本最大級の群生地、巾着田の、500万本の曼珠沙華が咲き乱れた景かもしれない。
布引ハーブ園春…囀の交叉点めく風の丘春陽に神戸が沖の光りをり夏…風薫れみなと神戸の風が丘西洋の香り豊かにラベンダーラベンダー畑を抜けて君来たる笑みこぼる君がそばにやラベンダーハーブ摘む君が残り香癒しの香園楽しハーブ百花の咲きほこり安けしや胸にしみ入るハーブの香カモミール摘みて飲みほす
2025.05.22一日一季語酢漿の花(かたばみのはな)【夏―植物―三夏】かたばみの花の先には牛丼屋坪内稔典角川俳句令和七年五月号作品21句西郷どんと牛丼と掲載句夏めいて西郷どんと牛丼となどもある。牛丼といえば、牛肉のしっかりしたうまみ、たまねぎの甘みに、しょうゆや砂糖の甘辛さを加えた濃厚な味わいが魅力。全国チェーン店では、吉野家(第1位)すき家(第2位)松屋(第3位)が御三家であろう。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。
2026.5.1一日一季語春深し(はるふかし)【春―時候―晩春】長靴に残る本名春深む北大路翼角川俳句2026年5月号「給食のおばさん」刊行記念作品10句をばさん回顧より給食、長靴でググってみた。飲食店で働く人にとって欠かせないコックシューズ(厨房シューズ)、衛生長靴、ホールスタッフ用のサービス靴などとある。耐滑性は、一般衛生長に比べ2倍以上のグリップ効果。ブロック意匠エッジが接地面とソールの間の水・油膜層を破断・排除し引っ掻き摩擦力を高めているなど、機能性も
2025.06.29一日一季語穴子(あなご)【夏―時候―初夏】穴子裂く目打ち一本残りをり広渡敬雄角川俳句2025年7月号作品12句阿弓流為よりアナゴを捌く際には目打ちをしてから捌く。長いアナゴだとまな板の長さが足りず尻尾の方まで捌けないなど問題が起こる。魚種捌きの難易度特徴骨切りの必要特殊な処理穴子やや難しい柔らかく小骨があるが比較的処理しやすい基本不要頭を固定して捌くウナギ難しい骨が太く、活
2026.4.29一日一季語水菜(みずな《みづな》)【春―植物―初春】雨の日は空耳ばかり水菜切る小田島渚現代俳句2026年5・6月合併号カルシウムを豊富に含む代表的な食品といえば牛乳。牛乳におけるカルシウムの含有量は100gあたり110mgなため、水菜は牛乳よりも100mgも多くカルシウムを含んでいる。さらに、同じ緑黄色野菜で比較すると、ほうれん草のカルシウム含有量が100gあたり49mgであるのに対して、水菜は約4.3倍におよびます。水菜はカルシウムがしっかり摂れる栄
2025.06.21一日一季語鮎(あゆ)【夏―動物―三夏】鮎好きの箸も割らいでかぶりつく小川軽舟月刊俳句界2025年7月号特集60代俳人鮎の塩焼きは塩の振り方などで美味しさが増す。鮎の塩焼きは本来串を刺して、炭火で焼く「串打ち」。これは口の方を下にした串を立てて焼くことで川魚特ならではの水分の多さを軽減する。魚の口から水分が徐々に出てくるので最適。小さめの鮎の塩焼きなら頭から、大きくなると、骨が硬くなって口に残るので、頭を取って、身の部分は骨ごとかぶりつく。箸な
(神奈川県横須賀市)綾取や十指の記憶きらめける(あやとりやじゅっしのきおくきらめける)津川絵理子句集『はじまりの樹』より。季語は「綾取」で「冬」。作者は「南風」前主宰。昨日は荻窪の句会だったが、「綾取」の句が出て、綾取は冬の季語ですから…。と言ったら、みんなに「えっ?」という顔をされた。たしかに手元の歳時記で「綾取」を調べてみると、確かに載っていない。他の人も調べていたが、歳時記に「綾取」が載っているのはなかったようだ。しかし、この句の季語
2026.2.21一日一季語春眠(しゅんみん《しゆんみん》)【春―生活―三春】腐葉土のもふもふもふと春眠しなつはづき月刊ー俳句界2026年2月号作品10句より腐葉土は、枯れ葉や落ち葉などの有機物が時間とともに分解され、土のようになったものを指します。堆肥の一種であり、「改良用土」や「補助用土」とも呼ばれている。水はけと水持ち(必要な水分の保持)をよくし、栄養分を増やすので、植物や作物を育てる際に土づくりの手助けをしてくれる。⇒画像をクリックするとブログ記事が読
日曜日は、朝日俳壇である。今日の俳壇でわたしの目にとまったのは、かとうゆみさんのこの句である。高山れおな氏選第5席である。めまといが私の涙まっている(成田市かとうゆみ)浅学にしてわたしは、「めまとい」を知らなかった。「私の涙まっている」というのだから、たぶん「目纏い」だろうと考えたが、それがどんなものなのか、見当がつかなかった。すぐに歳時記で調べてみた。講談社の『日本大歳時記』と、角川文庫の『俳句歳時記』には、「蠛蠓(まくなぎ)」の項に載ってい
春の光が少しずつ深まると春日大社の境内では、藤の花房が静かにしだれ過ぎゆく春の名残を、紫の香りのようにたゆたわせます。春の盛りを越え、季節が初夏へと向かいはじめるころに咲く藤は桜のように咲き誇る花ではなく枝先からひとふさ、またひとふさと紫の花をつけながら風に揺れ、静かに神域の空気を変えていく花です。藤の花には華やかさだけではない品のある気配があります。春日大社の藤は、その神域を象徴する花のひとつです。春日大社の社紋は「下り藤」です。藤は春日