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2026.4.27一日一季語春惜しむ(はるおしむ《はるをしむ》)【春―時候―晩春】惜春の黒目定まり犬張子近恵角川俳句2026年5月号作品12句永久歯より「犬張子(いぬはりこ)」と呼ばれるその人形は、お宮参りの際に厄除けや健康のお守りに使われてきた伝統工芸品。お宮参りはもちろん、安産祈願のお守りとして使われる。狛犬が原型とされていることから、邪霊や魔除け、厄除けの効能もあると伝えられている。春惜しむと同様の季語に「暮の春」がある。こちらは、春も終わりということ
2026.4.28一日一季語若緑(わかみどり)【春―植物―晩春】一天ははるけき遠さ松の芯宇多喜代子現代俳句2026年5・6月合併号列島春秋5月より『俳句』2024年7月号に、以下の句があった。大空の一志となりし松の芯宇多喜代子松の芯は、若緑の子季語。松の新芽のこと。晩春の頃、松は、枝先に蠟燭のような新芽を幾本も直立させる。「若緑」「緑立つ」とも。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【子季語】若松(わかまつ)緑立つ(みどりた
2025.04.30一日一季語暮の春(くれのはる)【春―時候―晩春】さまざまの情のもつれ暮の春高浜虚子晩春のこと。これを普及させたのは、かの高浜虚子だという。春の暮は「暮春」のことをいひ、秋の暮は「秋の夕」のことをいふとの説がある。古人の作には其意のものがあるかも知れぬ、併し今は春の暮・秋の暮共に夕方の義であると定めて置く。春の夕。春夕(『新歳時記』虚子編三省堂1934年(昭和9年)11月15日刊)*2025.4.27青淵文庫青淵文庫(せいえんぶん
2025.07.6一日一季語斑猫(はんみょう《はんめう》)【夏―動物―三夏】斑猫の歩に砂粒の転がれる若林哲哉若林哲哉第一句集『漱口』山地の林道や、沢沿いの湿った地面などで見られる。暗がりよりも日の当たる地面に出てくる。肉食で、大顎を使って昆虫類を捕らえて食べる。幼虫も大顎を持ち、地面に縦穴を掘ってひそみ、通りかかったアリなどの昆虫を引きずり込んで食べる。色鮮やかなので目に付きやすい。この句では、そんな斑猫をよく観察しているように思う。⇒画像をクリックするとブログ
世界でたったひとつの旅をプロデュース、女性の心に寄り添う旅、京都癒しの旅の下戸眞由美(おりとまゆみ)・安藤加恵(あんどうかえ)です。京都癒しの旅で一番リクエストいただくのはオーダーメイド旅ですが、歳時記を楽しみたい、旅仲間との出会いも楽しみという方はぜひ、2026年の企画をご覧ください。これからも随時更新していきます。初めて京都癒しの旅にご参加くださる方に。旅をお楽しみにいただくために、お読みください。京都を感じていただきたい、ゆっくりお過ごしいただきたい。女性同士で共感し、明
2025.09.16一日一季語牛膝(いのこずち、ゐのこづち)【秋―植物―三秋】ゐのこづち不忍口で待つてゐる彌榮浩樹イノコズチの種子は、動物や衣服に引っ付くことから、「ひっつきむし」として厄介なことで知られている。たくさんの種類があり、ヒカゲイノコヅチは日のあまり当たらない林内や竹やぶに多く生息している。上野駅の中2階にある不忍口は、京成上野駅やアメ横商店街に最も近い改札口。小さく目立ちにくい改札口なので、中央改札での人込みを避けたい人は不忍改札から出るのがおすすめ。日陰
2025.06.16一日一季語鱧(はも)【夏―動物―三夏】こぐらがる鱧をほどきて糶り始む三村純也角川俳句六月号第59回蛇笏賞受賞作「高天」五十句抄より鱧は京都の夏の味覚の代表。祇園祭の頃に最も需要が伸びるという。梅雨時の雨とともに、天然の鱧はどんどんおいしくなるのだとか。この句の、こぐらがるは、糸などがからまって解けなくなる。もつれる。こんがらかる。であろう。天然の鱧。釣り上げたばかりで糸の絡みを解いて、これから競りにかけようとしている場面か。⇒画像をクリ
今日はお昼あたりから再び冷え込むようになり、夕方近くになってとうとう雪がチラつき始めて今晩あたり積もらなければと思っているところです。さて、以前にも紹介したように、今月は急遽この日曜日(2月1日)に地区(片地山)の自治会総会が開催されるということで、自治会回覧と市広報誌が回ってきたところですが、今日はいつもの月末に農事組合回覧がJA広報誌と一緒に回ってきたのですが、いつもの資材斡旋では珍しく野菜の苗づくりに優れモノで欠かせないタキイ種苗の「タキイの種まき培土」の斡旋がありしばらく見入って
インスタでフォローさせて頂いているパッチワークキルト作家の藤元永美子先生の作品展に行ってまいりました。インスタで拝見して、一目惚れした和テイストのパッチワークキルト。初めて、実物を拝見することができました〜💓美しい古布を贅沢に使った年中行事や歳時記をテーマにした作品や、更紗をつかったエキゾチックな作品、どのくらいの時間を費やして作られたのだろうかと、考えてしまうような大作…お針仕事が苦手な私は、ただただ感激するばかりでございました〜💦藤元先生の作品
4月30日のブログで、自分図書館で見つけた丸山真男の『日本の思想』のことを書いた。最後のページの右上の隅に鉛筆で「80」と書かれている、いつどこで買った分からない古本である。昔の古本屋は、値段をこのように表示していた。最近、そういう古本屋を見かけなくなった。教室に話をしに来た大学生に、これ何かわかる?、と鉛筆書きの「80」を見せてみたところ、案の定、それ何ですか?、という返事が返ってきた。古本屋と言えば、ブックオフしか知らない世代である。昔ながらの古本屋は、絶滅危惧種で
2025.06.05一日一季語海亀(うみがめ)【夏―動物―三夏】海亀の旅のをはりは遠い国今井杏太郎海亀と人間の関わりは古くからみられ、童話中にも『浦島太郎』の説話があるように馴染み深い生き物。卵は貴重なたんぱく源であり、長寿や安産に良いと考えられ、食用・販売目的などの採取が行われた。タイマイの甲の鱗板を加工した鼈甲は正倉院宝物などにもみられ宝飾用や工芸品の素材として珍重されている。(ウィキペディア引用)*フリー画像引用⇒画像をクリックするとブログ記事が読めま
2026.4.4一日一季語夏蜜柑(なつみかん)【春―植物―晩春】そのことはきのうのように夏みかん坪内稔典第26回現代俳句大賞自選三十句より名前に「夏」とついているが、夏みかんの食べごろは春から初夏にかけて。秋ごろに実るが、その時点では酸味が強いため、冬を越してから収穫されたり、収穫後にしばらく置くことで、食べやすい味わいになる。しっかりとした酸味とほろ苦さが感じられる、さっぱりとした味わいが特徴。現代俳句2026年4月号には、QRコードから、佐藤日和太氏の鑑
2026.4.12一日一季語春日傘(はるひがさ)【春―生活―晩春】いつまでも春の日傘に追ひつけず庄田ひろふみ角川俳句2026年4月号第49回俳人協会新人賞受賞作聖河受賞第一作雪解より今日11日本州で今年初の30℃超最高気温25℃以上の夏日は150地点以上東日本から西日本の太平洋側を中心に気温が上昇。静岡市では最高気温が30℃を超え、本州で今年初めての真夏日となった。最高気温25℃以上の夏日地点は今年最多の150地点以上。東京都心は最高気温27.3℃で今
2026.4.21一日一季語春の暮(はるのくれ)【春―時候―三春】家路とは歩きゆく道春の暮片山由美子第25回俳句四季大賞句集『水柿(みずがき)』(ふらんす堂)自選12句より「香雨」創刊以来六年間の作品を収める第七句集。最も大切なのは俳句の格調ということだと思っています。それを今後も作句の指針にしていくつもりです。(あとがき)⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】春の夕(はるのゆう《はるのゆふ》)春夕べ(はるゆうべ《はるゆ
2025.06.25一日一季語涼し(すずし)【夏―時候―三夏】涼しくて赤子の眼よく動く黛まどか月刊―俳句界7月号句集「北落師門」を読む甲斐睦朗汗まみれの日々から涼しくなると、乳児も周りに興味がわいてあちこちを視るようになる。泳者も乳児の表情に目が吸い寄せられる。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【傍題季語】朝涼(あさすず)夕涼(ゆうすず《ゆふすず》)晩涼(ばんりょう《ばんりやう》)夜涼(やりょう《やりやう》)涼風(りょうふう《
5月5日は「端午の節供」。古代中国から伝わったこの行事の起源は、菖蒲と蓬の香りで邪気を祓う行事だったとか…昔は、宮中を中心として行われていたこの行事もやがて、庶民にも広まり、長い年月を経て、邪気を祓う菖蒲と尚武(武事、軍事を重んずること)が、同じ「しょうぶ」という読み方から武家の行事の要素が入り、兜や鯉のぼりを飾り、男児の無事の成長を願う行事になったそうな…先日の室礼のお稽古からのご報告でございます。〜端午の節供〜盆果
「山笑ふ」という季語がある。講談社『カラー図説日本大歳時記』は出典として、中国宋代のころの禅宗の画家郭煕の「春山淡冶にして笑ふが如く」(尾形仂説)を挙げている。同書は、「褐色の産毛に蔽われたような早春の山々の木々が、次第に潤みを帯び、春の日に照らされて山そのものが笑みを浮べているようだという」と解説している。例句として、筆取りてむかへば山の笑ひけり蓼太福来たる門や野山の笑ひ顔一茶故郷やどちらを見ても山笑ふ正岡子規などが挙げられている。暖か
ご訪問ありがとうございます。木苺をかばんいっぱい下校径26年4月19日(日)(画像はお借りしました)(きいちごをかばんいっぱいげこうみち)【自解】木苺(きいちご)が初夏の季語です。バラ科の落葉小低木で広く山野に自生する。晩春に白い花をつけ、初夏、黄金色や暗紅色の粒状の実をたわわにつける。日本の木苺には複数種存在し、身近な野山で見られる木苺の仲間としては、モミジイチゴ、クサイチゴ、ナワシロイチゴ、カジイチゴなどである。いずれも食用となり、生食やジャム
「色のイメージに意味があるのか」色彩の勉強を始めたころ、多くの色彩関係の本を読みました。その中に1993年3月15日第1刷の「色の彩時記~目で遊ぶ日本の色(朝日新聞社・発行)がありました。編集後記には「四季の自然の彩りには“色の息遣い”があることに感動を覚える」と書かれています。この本から学んだことも多くありましたが、その中に「色のイメージと意味」として、どんな意味なのか紹介する近江源太郎・著のページでした。まず色の王者は「赤」からと始まります。「
先日の小津文化教室での折形講座からのご報告です。七夕に因んで、七夕の解説とともに「色紙包み」と「短冊包み」をご紹介致しました。〜「色紙包み」と「短冊包み」〜左短冊包み、右色紙包み今では、短冊も色紙も馴染みのない方が多いとは思いますが…昔は、和歌を短冊に書いたり、色紙に絵を描いたりして、季節の歳時を楽しんだものと聞いております。そして、そのような楽しみ方をするために、真っさらな短冊や色紙を贈りあったとか…もちろん、書画を嗜む方々は、ご自分の作品などを
2025.06.27一日一季語蛭(ひる)【夏―動物―三夏】痛痒の極みは快楽蛭療治西村和子角川俳句2025年7月号巻頭作品50句みづからをより平安時代の貴族社会においては、「医療」だけではなく「呪術」も治療手段とされていた。医療は「医師(くすし)」と呼ばれる治療者が、薬物のほか針や灸、場合によっては、蛭食治療などを用いて病人に対応していた。蛭食治療とは、蛭(ヒル)に腫物などの悪血を吸わせる施術法のこと。平安時代の公卿、藤原実資の日記『小右記』にも「蛭喰」の文字が
2025.08.19一日一季語俳句甲子園(はいくこうしえん)【夏―行事】俳句甲子園とは「俳句甲子園」全国高等学校俳句選手権大会とは、高校生5人1組をチームとして、創作した俳句の作品評価ならびに鑑賞力(お互いの句に対して議論を行う)を競う大会です。「俳句甲子園」は予選と全国大会があり、全国大会は毎年8月に愛媛県松山市で開催されています。⇒画像をクリックするとブログ記事が読めます。【季語の説明】「夏井いつきの一句一遊」というラジオ番組では、『俳句甲子園』を
2026.4.25一日一季語蛇苺(へびいちご)【夏―植物―三夏】蛇苺見つけてほしいように其処池田澄子角川俳句2026年5月号巻頭作品50句日本国内ではどこの地域でも見かけるポピュラーな植物。黄色く直径1.5cmほどの大きさの可愛い花は4~6月ごろ開花。花期を終えるとぷっくりと丸い赤い実をつける。あっという間に地を履い広がっていくため、あぜ道や野原などに自生していることが多い。この句では、赤い実をつけて、早くみつけてと叫んでいるかのように思える。⇒画像をク
2025.06.09一日一季語虎が雨(とらがあめ)【夏―天文―仲夏】虚ろなる埴輪の眼窩虎が雨辻村麻乃「篠」(すず)主宰結社「篠」のスローガンは「伝統に新しい光と風を」新しい風に相応しく、SNSでの発言も多く、自己紹介に、ハードロック、メタルが好きな俳人ボーカリストとある。6月9日=ロックの日にピッタリ。旧暦5月28日は、今年は6月23日である。このころは梅雨の眞っ最中で、雷を伴った大雨が降りやすい。洪水や土砂災害に最も注意を要する時期である。高温多湿の季節で、細菌や
本日3月3日は、ひな祭🎎今では、女の子の健やかな成長を願う行事となっておりますが…その起源は、大陸から伝わった「上巳の節供」。3月の最初の巳の日(上巳)に野山に出て、若草を踏み(踏青)、水浴びをして身を清め、桃酒を飲んで、邪気を祓う行事だったとか…先月の室礼三千、山本三千子先生のお宅での室礼のお稽古でございます。〜ひな祭りの室礼〜盆果雛の色紙(須田日美)炒り米、手毬、流し雛盛り器長板、色紙掛け今回は、室礼研究会同期のみ