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「美味かった—。さすが雅紀だな。」「そんなことないけど、ありがとう。」正月2日の夕方、雅紀がうちに来た。いつものリュックと風呂敷づつみをもって。「お正月なのに押しかけちゃってごめんね。松本さんに迷惑かけてないかなぁ。」「松本はトウマ先生と泊まりで出かけてるから。雅紀が来ること見越してるんだよ。」「ならいいけど。」テーブルの上に風呂敷を広げ、中から3段重ねの重箱を取り出した。「大西くんと大橋くんと僕とで考えて作ったお節だよ。学校の課題で出たのをひと工夫したんだ。」重箱にきれいに詰
side…M自分で言うのもナンだけど。翔ちゃんはボクのことが大好きだ。それはボクに注がれるまなざしや言葉や態度に溢れていて、いつもボクを幸福感で包み込んでくれる。もちろんボクだって翔ちゃんが大好きだし、世界で一番大切な人だと胸を張って言える。そんなボクらのお互いを想う気持ちは、同じくらいの重さで程よくバランスを保っている、と思っていた。週明けの気だるい昼下がり。土曜にあったクリスマスイベントの報告会がようやく終わり、ひと息つこうと会議室の窓から外を見下ろすと。クリスマスムード一色