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東京春祭プッチーニ・シリーズvol.5《ラ・ボエーム》(演奏会形式/字幕付)(14日公演)を東京文化会館大ホールにて。指揮:ピエール・ジョルジョ・モランディロドルフォ(テノール):ステファン・ポップミミ(ソプラノ):セレーネ・ザネッティマルチェッロ(バリトン):マルコ・カリアムゼッタ(ソプラノ):マリアム・バッティステッリショナール(バリトン):リヴュー・ホレンダーコッリーネ(バス):ボグダン・タロシュべノア(バス・バリトン):畠山茂アルチンドロ(バリトン):イオアン
(4月11日・東京文化会館大ホール)歌手陣が声を全開。これぞイタリアオペラ。ロドルフォのステファン・ポップ(テノール)は力余って怒鳴るように過剰だが、これくらい派手に歌ってくれるとすっきりとはする。ミミのセレーネ・ザネッティ(ソプラノ)は艷やかで豊かな声。しっとりとした柔らかさも備えており、最大限の声でも余裕があり、安心して聴くことができる。マルチェッロのマルコ・カリア(バリトン)も小柄ながら身体全体を使って骨太のバリトンを聴かせた。ショナールのリヴュー・ホレンダー(バリトン)、コッリーネ
今日から個人的には「秋の海外オーケストラ来日シリーズ」の始まりで、これから1ヶ月半の間で合計15公演の海外オケを東京で鑑賞する予定です(イスラエル・フィルが来日できると良いですが、かなり厳しそうです)。昨日の東響定期とは異なり、どの公演も有名曲ばかり取り上げていて、例外はベルリン・フィルのレーガーとベルクくらいでしょうか。その初日がパーヴォ指揮・トーンハレ管で、スタートに相応しく、先週までの韓国ツアーではスタンディング・オベーションだったそうで、かなり期待できます。1曲目のベートーヴェンから「
(3月2日・ミューザ川崎シンフォニーホール)ミューザ川崎へ来たのは今年初めて。東京交響楽団が新国立劇場の《エウゲニー・オネーギン》でピットに入るなど、ミューザでの公演が少なかったためだと思う。ホール関係者のみなさんに「本年もよろしくお願いいたします」と3ヶ月遅れで年頭のあいさつを交わした。アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督に2023/24シーズンから就任するピエール・ブリューズは明解極まる指揮で素晴らしかった。多分東響初登場。プログラム全体の構成と演奏も最後に向かって徐
3日間で4公演、いろいろ波乱でしたが大喝采で幕を閉じました。「シンフォニー・イン・C」はニューヨーク・シティ・バレエのパリ公演の映像ができて、いつでも見られるようにはなったのですが、舞台で見るのは格別で、4公演全部通って悔いなしでした。アンサンブルの面白さは映像だと味わいにくいです。1楽章の2人プラス8人の女性ダンサーたちの振付は大好きでしたが、2楽章もソリスト、コリフェ、アンサンブルが複雑にからんで素晴らしかったです。ですが、コリフェのペアが作った腕の輪の中に、リフトされたソリスト
12月のノット東響のRS《ばらの騎士》(演奏会形式)。元帥夫人を歌うのは、ミア・パーション(MiahPersson)。1969年5月27日スウェーデン出身、来月の誕生日で55歳。パーションを最後に聴いたのは、2018年12月ノット東響のモツ《フィガロ》(演奏会形式)。パーションは伯爵夫人役で出演。あれからもう5年以上経つのか。2020年4月の新国《チェーザレ》にもクレオパトラ役で出演する予定でしたが、コロナで中止。動画はパーションが歌うRS《4つ
今日から4月、新年度入り。先月はオケの首席の退団が重なり、話題になりました。出る人もいれば、新しく入る人もいます。年度が改まり、新入団情報が気になる頃。注目は、定年以外で退団した首席の移籍先。東響は早速、楽団員の情報を更新。楽団員|東京交響楽団TOKYOSYMPHONYORCHESTRA日本のみならず、米国・イギリス・中国・フランス・ロシア等、国際色豊かなメンバー。tokyosymphony.jpシティを退団した竹山愛さん(!)が、Fl首席とし
チャイコフスキー「エウゲニ・オネーギン」を新国立劇場オペラパレスにて(2月3日千秋楽)。【演出】ドミトリー・ベルトマン【指揮】ヴァレンティン・ウリューピン【合唱指揮】冨平恭平【合唱】新国立劇場合唱団【管弦楽】東京交響楽団【タチヤーナ】エカテリーナ・シウリーナ【オネーギン】ユーリ・ユルチュク【レンスキー】ヴィクトル・アンティペンコ【オリガ】アンナ・ゴリャチョーワ【グレーミン公爵】アレクサンドル・ツィムバリュク【ラーリナ】郷家暁子【フィリッピエヴナ】橋爪ゆか【ザレツキ
3月は異動の季節。東響の水谷コンマスが今月末で退団することは発表済み。明日がラストステージ。首席Obの荒木さんの退団も、正式に発表されました。噂では聞いてましたから、この件で驚きはありません。吃驚したのは、荒木さん以外に、大野さん(首席Hr)、ハミル(首席Hr)、景山さん(首席Hp)も退団すること。コンマスと首席奏者4人が一斉に抜けるって、普通じゃない。これは単なる偶然?それとも、東響で何か起きてるのだろうか。退団のお知らせ/東京交響楽団東京
真夏のオーケストラの祭典「フェスタサマーミューザKAWASAKI2024」17日間・19公演の全ラインナップを発表!2024年7月27日(土)~8月12日(月・振休)の17日間にわたり開催する真夏のオーケストラの祭典「フェスタサマーミューザKAWASAKI2024」全ラインナップが発表されました。ミューザ川崎シンフォニーホールと川崎市が主催し、開館翌年の2005年から毎年夏に開催している音楽祭。開催20回目を迎える2024年は、ミューザ川崎シンフォニーホールの開館20周年、川崎市市制
第88回日本音コン本選演奏曲と演奏順(バイオリン部門)10月27日(日)の第88回日本音楽コンクールバイオリン部門本選会の演奏曲と演奏順は、次の通りです。(午後3時開演)1.東亮汰(ひがし・りょうた)ブラームス:バイオリン協奏曲ニ長調作品772.河井勇人(かわい・ゆうじん)チャイコフスキー:バイオリン協奏曲ニ長調作品353.前田妃奈(まえだ・ひな)プロコフィエフ:バイオリン協奏曲第2番ト短調作品634.東條太河(とうじょう・たいが)
みなさんこんにちは😃ついにきました第1000回となる「クラシック名盤ヒストリア」の投稿です。2019年4月から投稿を始め、今日までに多くの方々に見ていただいています。もちろん今後も当ブログの投稿は引き続き行っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。さて、そんな記念すべき第1000回は何を取り上げるのか?もうすでにタイトルに曲名を載せているためすでにわかっているのですが佐村河内守、新垣隆さんが作曲した交響曲第1番「HIROSHIMA」をみていきます。「ゴーストライター問題」以降このC
沖澤のどかの東京交響楽団デビューとなるコンサート。オール・ストラヴィンスキーという意欲的なプログラムでもあり、先月24日の京都市交響楽団常任指揮者就任披露コンサートの東京公演が大成功だっただけに、大きな期待を持って聴いた。結論から言うと、後半のバレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)が一番良かった。色彩感があり、各楽器が濁らず鮮明に聞こえてくる。フルート、ファゴット、トランペット、ホルン、クラリネット、オーボエなど東響の首席も集中力があり、またピアノの長尾洋史が目覚ましい活躍を示した
東京交響楽団第710回定期演奏会を、サントリーホールにて。指揮:ジョナサン・ノットリゲティ:ムジカ・リチェルカータ第2番(ピアノソロ=小埜寺美樹)マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」いや驚いた。この日の演奏、決して感動していないのであるが、なんと第4楽章のハンマーが5回!通常第4楽章のハンマーは第2稿(最終稿)で2回になったので、ほとんどの指揮者が2回を採用しているが、最近は第1稿の3回を採用する指揮者も多くなってきた。私が知る限り、古くはレナード・バーンスタイ
今日のお昼はミューザで、ランチタイムコンサートを聴きました。目当ては、コルンゴルトの弦四2です。演奏は東響メンバーの中村楓子さん(1st)、鈴木浩司さん(2nd)、多井千洋さん(Va)、蟹江慶行さん(Vc)。レアなコルンゴルトを取り上げてくれて、感謝。曲目は、モツ《ドン・ジョヴァンニ》序曲とコルンゴルト弦四2。モツは誰の編曲かは分かりませんが、演奏はピリオド・アプローチの鋭角的なもの。Vc以外は立奏。モツの演奏後、4人のトーク。本日のコンサートのテ
こんにちはマキコです今、京都に向かう新幹線の中です。娘が部屋を引っ越すので手伝いに行きます。娘、忙しすぎて学生会館のご飯がほとんど食べられなくてさすがにもったいないので普通のアパートに移るんです。私が行ってやる事あるかな?な感じも無きにしも非ずですがとりあえず向かってます笑先日、東京交響楽団のコンサートに行きました。亀井聖矢さんがプロコとガーシュウィンのコンチェルトを弾いてくださるとさいう、夢のようなコンサート、いやぁ、本当に夢のような一時でした!亀井さん、ずっと聴きたかったので
指揮者の井上さん。6/4の東響新潟定期で体調を崩し、そのまま入院。病名は結石性腎盂腎炎。東響第131回新潟定期演奏会|指揮者井上道義オフィシャルウェブサイトwww.michiyoshi-inoue.com井上さんは6/16~6/18の兵庫PAC管を振る予定でしたが、入院治療のため降板。「俺とて不摂生してきたわけではない。しかし今年はずっと腰痛が続き、やる気を失うほどの痛みさえあったのでロキソニンをかなり使った。痛み止めはすべて腎臓に副作用をもたらすと、
(8月20日・サントリーホール)ペトル・ポペルカ東京交響楽団森谷真理(ソプラノ)曲目ウェーベルン:大管弦楽のための牧歌《夏風の中で》ベルク:歌劇「ヴォツェック」から3つの断章ラフマニノフ:交響的舞曲op.45マティアス・ピンチャーが出演予定だったが、6月10日時点でドクターストップにより、来日できなくなり、ペトル・ポペルカに替わったもの。結果的にこれがポペルカを聴ける得難い機会になった。(曲目はピンチャー自作の「牧歌─オーケストラのための」がベルク「《ヴォツェック》から3つの断