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先日、新医薬品が薬価収載され、すでに発売が開始されています。ぼちぼち紹介していこうと思います。今回は抗インフルエンザウイルス薬のゾフルーザです。今回、顆粒剤が発売されました。ゾフルーザは、すでに錠剤が販売されていますので、作用機序など詳細は割愛します。では、薬剤情報です。○ゾフルーザ顆粒2%分包(一般名:バロキサビルマルボキシル)【効能・効果】A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の治療及びその予防※予防にも適応があります。【効能・効果に関連する
Xではさんざん話題になっていたのですが、ヘパリン類似物質ローションの一般名マスターが更新され、変更になりました。今後は、以下のように表記されます(ただ、絶対これでないとダメという訳ではなく、これまで通りの表記も可能です。医療機関側のマスターの変更にも影響されると思います)。・ヘパリン類似物質外用液0.3%(乳剤性)・ヘパリン類似物質外用液0.3%(水性)先発はヒルドイドローションで、そのジェネリックとして乳剤性と水性があるのは、ご存知だと思います。・乳剤性→ラクール
向井恭一が放射線技師と薬剤師の役割と給与を比較向井恭一のブログです。こんにちは、皆さん!今日は、医療現場で重要な役割を果たしている放射線技師と薬剤師について、役割と給与の観点から詳しく比較してみたいと思います。それぞれの職業の特性や働き方を理解することで、自分に合ったキャリア選択に役立てていただければ幸いです。放射線技師の役割と給与役割放射線技師は、医療機関で画像診断を担当する専門職です。主な仕事には以下のような役割があります:診断画像の取得と処理X線、CTスキャン、MRIなどの機器
11月末に新薬の薬価収載がありました。すでに続々と販売が開始されていますので、ぼちぼち書いていこうと思います。まずは11月20日に発売された、ROS1融合遺伝子陽性の非小細胞肺がん治療薬のオータイロです。この分野の治療薬は続々と登場しますね。では、何回も登場している表を掲載します。■肺がんの分類●非小細胞肺がん○扁平上皮がん……肺の入り口近く……ほとんどが喫煙者(肺がん全体の25~30%)○非扁平上皮がん
今回の薬価収載、別剤型などが多いんですよね。今回はラゲブリオ(一般名:モルヌピラビル)です。この度、錠剤が発売されました(これまではカプセル)。規格も異なるので注意が必要です。錠剤は1錠400mg、カプセルは1カプセル200mgです。【用法・用量】通常、18歳以上の患者には、1回800mg(2錠,または4カプセル)を1日2回、5日間経口投与する。※メーカーホームページから抜粋ラゲブリオ®の軌跡・剤形|基本情報・Q&A|MSDConnect※ラゲブリ
新規抗高カリウム血症治療薬のビルタサが発売されました。先日、新医薬品が薬価収載されましたが、この薬剤は昨年11月に薬価収載されています。同効薬としては2020年のロケルマ以来の新薬となります。ロケルマが発売されてから、もう5年も経つのですね。高カリウム血症治療薬については、ロケルマのところで触れています。5月20日にロケルマ(高カリウム血症改善薬)が発売されました|「服薬指導のエッセンス」(じほうから新版が発売中!)最近、あまり見かけなくなったケイキサレート、カリ
今週は3連休。通常業務も、あと5日間となりました。早いですね。今回は12月19日に発売されました新規不眠症治療薬のクービビックについてです。クービビックは、ベルソムラ、デエビゴに次ぐ3つめのオレキシン受容体拮抗薬です。オレキシン受容体を遮断することで、脳の興奮・覚醒系を抑制します。では、「3つの薬剤の違いは?」ということになりますが、新薬情報オンラインからお借りします。クービビック(ダリドレキサント)の作用機序:ベルソムラ・デエビゴとの違い【不眠症】-新薬情報オンライン
お疲れさまです。最近、トルカプの処方を受けました。ブログを確認したら…書いていない(苦笑)。昨年5月の発売なので、おそらく、「服薬指導のエッセンス」の製作に必死だったのでしょう。トルカプは、ギリギリで「服薬指導のエッセンス」」の表に載せたのを覚えています。では、ザックリ進めます。「ClinicalCloud」から抜粋させていただきました。ClinicalCloudトルカプは、内分泌療法後に増悪したHR陽性HER2陰性進行乳がんに対して、フルベストラント(商品名:フェ