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3月30日に新規神経膠腫治療薬のボラニゴが発売されました。なかなか接することがないかもしれませんが、投薬することもあるかもしれませんので、ポイントを押さえておきます。まずは神経膠腫ですが、脳において栄養供給や神経伝達物質の伝達などを担う神経膠細胞こうさいぼう(別名:グリア細胞)が腫瘍化する疾患(脳腫瘍の1つ)で、グリオーマとも呼ばれます。最近、神経膠腫の約70%にIDH1またはIDH2遺伝子変異陽性があることがわかってきました。ボラニゴ(ボラシデニブ)の作用機序【神経膠腫】
3月19日に、新規子宮筋腫治療薬のイセルティが発売されました。同効の経口医薬品としては、すでにレルミナが販売されており、両方ともGnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)アンタゴニストです。一番の違いは、イセルティは食事の影響を受けないこと。レルミナは食事の影響を受けるので「食前」となっています(食後で効果減)。イセルティには食事の縛りがありません。作用機序などについては、レルミナの記事を参照してください→レルミナ|「服薬指導のエッセンス」(じほうから新版が発売中!)
4月21日に化学療法歴のあるHER2陽性乳がん治療薬、ツカイザが発売されました。なかなか投薬する機会がないかもしれませんが、ひとまず投薬できるように準備したいと思います。HER2はhumanepidermalgrowthfactorreceptortype2(ヒト上皮細胞増殖因子受容体2)の略語で、細胞の増殖に関与するとされるチロシンキナーゼの1つ。同じような構造と機能を持つものにHER1(EGFR)、HER3、HER4があり、HERファミリーと呼ばれます。HER2陽性率が
表題の件ですが、対象となる薬剤を挙げます。ジカディアはCYP3A4を強く阻害します。・トリアゾラム・クリアミン(商品名)・ブロナンセリン・ルラシドン・スボレキサント・キニジン・アゼルニジピン→アゼルニジピンはクラリスロマイシンも禁忌となりました(こちらのほうが大事)アゼルニジピンを含むレザルタスも対象なので注意が必要です・エプレレノン→コビシスタット配合薬も禁忌となりました・シンバスタチン・ジャクスタビッド(商品名)・コララン(商品名)・タダラフィル/
5月28日に新規アルツハイマー型認知症治療薬のリバルエンLAパッチが発売されました。成分はリバスチグミンで、すでに1日1回タイプのイクセロン/リバスタッチパッチが販売されています。リバルエンLAパッチは、週2回投与タイプです。○リバルエンLAパッチ25.92mg,51.84mg(一般名:リバスチグミン)【効能・効果】軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制※イクセロン/リバスタッチパッチと同じです。【効能・効果に関連する注意】(抜粋)
新規ドライアイ治療薬のアバレプトが発売されました。私もドライアイなので、興味があります。アバレプトは、新規の作用機序を有する世界初のTRPV1拮抗薬です。なんやそれ!という感じですよね。すごく簡単に書くと、これまでのドライアイ治療薬は、主に角膜を保護する作用があるものでしたが、アバレプトは不快感を感じる知覚神経に作用して症状を楽にする、というイメージです。アバレプト(モツギバトレプ)の作用機序・特徴【ドライアイ】-新薬情報オンラインTRPV1はいろんな部位に存在していて
ご無沙汰しています。10月は1回も更新せずに終わり、11月に突入しました。今年もあと2ヵ月ですね。ぼちぼち進んで行きましょう。今回は、新規の緑内障治療薬(点眼薬)のセタネオです。緑内障に効果のある点眼薬は、すでにたくさん存在します。何が違うか?が気になりますね。セタネオ点眼液(セペタプロスト)の作用機序【緑内障】-新薬情報オンラインセタネオは、FP受容体作動に加えてEP3受容体作動も有する新規作用機序のプロスタノイド受容体関連薬です。ちなみに、EP3受容体作動薬は国
Xではさんざん話題になっていたのですが、ヘパリン類似物質ローションの一般名マスターが更新され、変更になりました。今後は、以下のように表記されます(ただ、絶対これでないとダメという訳ではなく、これまで通りの表記も可能です。医療機関側のマスターの変更にも影響されると思います)。・ヘパリン類似物質外用液0.3%(乳剤性)・ヘパリン類似物質外用液0.3%(水性)先発はヒルドイドローションで、そのジェネリックとして乳剤性と水性があるのは、ご存知だと思います。・乳剤性→ラクール
3月19日に新規うつ病・うつ状態治療薬のザズベイが発売されました。この薬、発売前からけっこう話題になっていましたよね。特徴的なのが「14日間服用」ということ。再投与までは「投与終了から6週間以上の間隔を空けること」となっています。これまで、このような抗うつ薬はありませんでした。うつ病の急性期に即効性が期待される新規治療薬:日経メディカル↑の記事では「急性期に即効性が期待される」と記載されています。ザズベイは、新規の作用機序を有するアロプレグナノロン様γ-アミノ酪酸作動性ク
新規片頭痛予防薬のアクイプタが発売されました。片頭痛治療薬もどんどん増えてきており、開発が活発ですね。アクイプタは、片頭痛発作の予防に用いる経口CGRP受容体拮抗薬です。この分野で1番新しい作用機序の薬剤が、抗カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)関連薬で、抗体製剤としてガルカネズマブ(エムガルティ)、エレヌマブ(アイモビーグ)、フレマネズマブ(アジョビ)の皮下注射製剤が先行して発売されました。その後、急性期治療および予防薬として経口CGRP受容体拮抗薬リメゲパント(ナルティーク)
“ThiswhitetabletisEuglucon,anditisdiabetespill.Thismedicineworkstostimulateyourinsulinsecretionandreducetheamountofsugarintheblood.”(こちらの白い錠剤はオイグルコンという糖尿病の薬です。インスリンの分泌を刺激して血糖値を下げます。)-YouTubeYouTubeでお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナ
9月12日に新規潰瘍性大腸炎治療薬のベルスピティが発売されました。では、日経メディカルさんの解説です。治療抵抗性の潰瘍性大腸炎に新しいS1P受容体調整薬:日経メディカル「ベルスピティは、既存のゼポジアと同じS1P受容体調節薬である。S1P受容体に結合し、受容体の内在化を誘導・維持することで、炎症部位に遊走する活性化リンパ球を減少させる。これにより、炎症性サイトカインの産生が低下し、UCの炎症を抑制すると考えられている。ゼポジアがS1P受容体のサブタイプ1および5に選択的に作用す
12月22日付けで、ケレンディアに慢性心不全の適応が追加されました。○ケレンディア錠10mg/20mg【追加内容】メーカーからの通達文書の一部を貼っておきます。思ったより小さかったので、改めて以下に記載します。【用法・用量】〈2型糖尿病を合併する慢性腎臓病〉通常、成人にはフィネレノンとして以下の用量を1日1回経口投与する。eGFRが60mL/min/1.73m2以上:20mgeGFRが60mL/min/1.73m2未満:10mgから投与を開始し、血清カリウム