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誰もが知る歴史物語「三国志」。この壮大な物語の中で、多くの人が蜀を「正義」、魏を「悪」、そして呉を「影が薄い」と感じるのはなぜでしょうか。それは、物語の受容のされ方、特に『三国志演義』という文学作品が作り上げた構造に深く根ざした、非常に論理的な理由があるからです。蜀が「人気」と「正義」の象徴となった理由蜀漢が人々の心をつかむ最大の要因は、彼らが「漢の復興」という大義名分を掲げた唯一の勢力であった点にあります。「反骨の物語」としての魅力:蜀の指導者である劉備は、血筋は漢王室につなが
紀元208年、赤壁の戦い。稀代の英雄たちが覇を競ったその時代、一人の男が中国の乱世を駆け抜けました。その名は、曹操。権謀術数に長け、天下を揺るがすほどの力を手にした彼は、強大な魏王朝の礎を築きました。しかし、彼の死後、その子孫たちは一体どうなったのでしょうか?もし、あなたの隣に曹操の末裔がいるとしたら――。歴史の教科書から消え去ったはずの彼らが、実は現代にひっそりと生きているとしたら、あなたは信じられますか?2000年以上もの時を超え、今もなお受け継がれる血脈。それは単なる伝説ではな
「三国志」と聞いて、あなたが思い浮かべる曹操の姿はどんなものでしょうか?おそらく、多くの人がゲームや漫画、ドラマで描かれるような、鋭い眼光を持つ知的な美丈夫を想像するかもしれません。しかし、それは後世に作られたイメージに過ぎないということをご存知でしょうか?実は、正史『三国志』に記された曹操の姿は、私たちが抱くイメージとはかなり異なるものなのです。今回は、歴史書に隠された曹操の本当の容姿に迫り、その意外な人間像を紐解いていきましょう。歴史書が語る曹操の容姿とは?私たちが曹操の
曹操が悪人に描かれているのは、正史の「三國志」ではなく、エンタメ小説の「三國志演義」です。吉川英治の小説も、横山光輝の漫画も、紳助竜介がナレーションしていた人形劇も、映画レッドクリフも、すべて「演義」のほうをもとにしています。三國志演義は、劉備玄徳を主人公にしたビルディンクスロマンです。当然、劉備と蜀は常に正義であり、それに敵対する者は悪として描かれることになります、これはエンタメの演出技法としてはセオリーです。エンタメ小説では、主人公は小さくて発展途上、敵役は強大で倒し難い存在であったほう
皆さまこんにちは。録画の整理に追われつつ、気を取り直して…目次気になる登場人物八健将メンバーのゆくえ気になる登場人物川本喜八郎氏の冊子から、呂布の赤い画像を見つけたので、先日はカバー画像を差し替えまして…前回の『RYOFU』記事で、頭の飾り「翎子(りんず)」について書きましたが…月組公演の画像にはピョ~ンとあるようです。差し替えた川本喜八郎氏の作品集の画像と、月組の公開画像が似ていたので嬉しくなりました。宝塚の男役ファンとしては“イケメン”と聞
まずは目次から。気になったのは「月刊『少年ワールド』掲載」という記述なんですよ。これ、1巻の頃は「月刊『希望の友』掲載」になってたんです。調べてみたところ「希望の友」→「少年ワールド」→「コミックトム」→「コミックトムプラス」と改題を重ねて出版していたそーです。まぁ月刊誌というスタイルは販促がなかなかに難しそうですからね…まずはこの人から。伏完!献帝の義理の父親、いわゆる外戚というやつです。まぁ独裁国家において権力者の嫁とその一族が力を持つ事は必然ですわな。必然なんですが、特に古代中国で