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ハヤカワミステリマガジンのミステリベスト10で堂々1位となった前作「ハウスメイド」。刊行当初からシリーズ化が予告され、ミステリファン界隈をざわつかせていた待望の続編がついに登場しました。本作の舞台は前作から4年後。裕福なギャリック家のハウスメイドとして雇われたミリーは、雇い主のダグラスから「何があってもゲストルームには入らないこと」を強く言い渡されます。「静養中の妻ウェンディを煩わせないため」という説明に納得したミリーでしたが、ある日、血に染まったガウンを見つけたことで夫の虐待を疑い始め
今回は作品が持つ謎の部分にも言及しているのでご注意ください。ベルギー・オランダ合作によるダークなタッチの青春映画です。エヴァはカメラマンの助手として働いていますが、心を閉ざした生活をしていて彼女に好意を寄せる男性にも心を開くことがありません。両親のことも毛嫌いしていて、そのため妹とも仲たがいしてしまいます。ある日、エヴァは少女時代に水の事故で亡くなったヤンの追悼会開催をネットで知り、13歳の夏を回想します。エヴァは両親と妹の4人で暮らしていましたが、父親は貧乏な暮らしに嫌気がさし
韓国の製作による熊切和嘉監督のホラー映画です。舞台となるのは神戸の山間部で、日本語と韓国語のセリフがごちゃまぜになっていました。にっかつ創立80周年記念作品「洛陽」(1992)は場面ごとに使われる言語が違いましたが、本作では一つの場面で、日本人は日本語、韓国人は韓国語を話します。日本語のセリフにも字幕がついているので助かりました。序盤てハエをモチーフにしたホラーシーンがあったので、ベルゼブブに関した作品かと思ったら、ヒンドゥー教の鬼神ラクシャサがテーマでした。残念なことに演出も
『このミステリーがすごい!2026年版』で第1位となった、リチャード・デミングの『私立探偵マニー・ムーン』。買ったものの、なかなか読み進められずにいます。なんと言いますか……「もっと早く会いたかったよ、マニー」という感じです。読了したらブログに書くつもりですが、その前に、同時代に活躍したフレドリック・ブラウンについて触れておきたくなりました。フレドリック・ブラウンと言うと、SF作家としての名声の方が大きいかもしれません。けれど私にとっては、何よりも短編ミステリーの名手です。中学生
映画『タンク』は、2025年9月にドイツで製作・公開された作品です。原題はDerTiger。去年からYouTubeで公式予告編を目にするたび、「日本でいつ観られるのだろう」と、ずっと気になっていました。今年1月2日からAmazonPrimeVideoで配信が始まり、ようやく視聴できるようになったため、さっそく観てみました。原題のDerTigerは、ドイツ語で「虎」を意味します。ティーガーはドイツ語での呼び名で、英語ではタイガー(Tiger)と呼ばれてい
息子の自殺ごっこに母はお手上げ。「霊柩車なんて買ってどういうつもり?」精神分析医が尋ねる。「君は何をしている時が楽しい?充実感や達成感を感じるのはどんな時?」少年は答える。「葬儀にいくとき」追悼の言葉、うなだれる人の姿に触れると刺激的で不思議な解放感を覚えるから。ある日、黒装束の参列者の奥に場違いな老婦人を見つける。ピンクのスカーフを巻き、果物をかじりクシャミを響かせる誰よりも若い79歳のモード。彼女との出会いによって生きること、死ぬこと、そして愛することの意味を
『いつか読書する日』(2005)監督緒方明原作・脚本青木研次田中裕子、岸辺一徳、仁科亜希子、渡辺美佐子、上田耕一、香川照之、杉本哲太、鈴木砂羽、左右田一平、神津はづき、田根楽子、馬渕英里可、山田辰夫、柳ユーレイ、堀部圭亮、江口のりこ、石井洋輔、奥田佳菜子、山口信人、諏訪ひろ代、諏訪太朗、藤田傳、儀間悠吾、相澤滉希、他。すでに両親を失った齢50になる大場美奈子(田中裕子)はずっと地元を離れず、毎朝坂だらけの街を牛乳を配達して回る。それが終わるとスーパーのレジ打ちとして働く。
なんと、マッツ・ミケルセン生誕60周年祭、好評につき追加で一週間上映してくれました❣️良かった~。一週間だけじゃあ、観きれなかったもの。幸か不幸か、『果てしなきスカーレット』の不人気のお陰かもしれません😅スミマセン💦でも嬉しい⤴️昨日は『ブレイカウェイ』を再度観に行き、第2弾の新しいステッカーと前のカード(私が行った日は2日とも満席だったけど余ったのかしら🥲)を貰いました。さらに嬉しい❣️『ブレイカウェイ』も2回観ると、また新しい発見もあったりします。『映画感想❣️『ブレイカウェイ』
「プレイボーイ」と並ぶ成人雑誌「ペントハウス」の創刊者ボブ・グッチョーネが、当時としては異例の高予算1750万ドルを投じて制作したエログロ史劇大問題作の究極版です。監督は「サロン・キティ」(1976)やルキノ・ヴィスコンティ監督の「夏の嵐」(1954)をリメイクした「秘蜜」(2002)で知られ、エロス映画界のヒッチコックの異名を持つティント・ブラス、脚本は「去年の夏突然に」(1959)や「パリは燃えているか」(1966」)のゴア・ヴィダル、音楽はエンニオ・モリコーネの指揮者として活躍し
遂に観ました❗️『ロッキー・ホラー・ショー』カルトムービー扱いされながらも、人気で2005年にアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された映画❗️もとはミュージカルなんです。なんとなく内容は知っていたのですがホラーとかグロいのとか苦手で見れなかったんです。…でも私の好きな青春映画『ウォールフラワー』でちょこっと出ていて。面白そうだなーって思ったんです。Amazonプライムにあったので、見付けて即効、鑑賞いたしました。1975年、イギリスアメリカのミュージカル・ホラー映画です。試
Netflixでアガサ・クリスティーの名作『セブンダイヤルズ』の配信が開始されました。全3話のリミテッドシリーズで、長すぎず短すぎずのちょうど良い尺でした。原作からはかなり大胆な改変が施されており、原作を読んでいたからこその驚きが随所にありました。舞台はロンドン郊外の壮大なカントリーハウス、チムニーズ館。パーティーの翌朝、朝寝坊の常習犯ジェリーを驚かそうと、友人たちが共謀して8個の目覚まし時計を彼の寝室に仕掛けます。しかし、いくらベルが鳴り響いてもジェリーは起きてきません。彼は睡眠薬
ギレルモ・デル・トロ監督は大好きで、「ピノッキオ」(2022)は見逃してしまいましたが、ほとんどを見ています。今のところNetflixは加入していないので、今回の劇場上映は嬉しいサプライズでした。平日の上映でも、けっこう混んでいました。原作は読んでいないのですが、Wikiで調べると大筋はケネス・プラナー監督の1994年版や本作が原作に近いようです。ただし大幅にストーリーを簡略化して70分にまとめたジェームズ・ホエール監督の1931年版も傑作だと思っています。個人的にはケネス・プ
『僕が君の手足になるよ』(2015/2019リマスター版)脚本・演出・撮影・編集KatsuhideYamago音楽白石めぐみユーリ(近山祥吾)は下半身麻痺。修二(野村修一)がユーリをおんぶし移動、まさに手足となり一切の面倒を見ている。看板屋を二人で営み、たんたんと日々を送っていたが、ある日の朝、ユーリは忽然と姿を消す。一人では歩けないのに…「しね」と殴り書きしたメモを置いて…。そこから修二に代わって修二の妻杏子(細野今日子)の目線に変わる。わかることは、ユーリは修二の運転するバ
中里はるです🎵小さなすきをたくさんみつけて自分の人生をもっと楽しもうご訪問ありがとうございます。2024年に7ヶ月の沖縄生活を終えたら見えてる世界が変わってきましたいまは仕事も楽しくて毎日暮らしてます❤️クリスマスの時期になるといつも観てしまうのが『ラブ・アクチュアリー』でも今年は、こちらを選びました。『奇跡をつむぐ夜』ケンタッキーの小さな町で暮らすシャロンは、気性の激しい、過去に傷を持つ美容師。妻を亡くし2人の娘のために奮闘する男エドと出会ったことで、彼女は新たな
半年ぶりぐらいに観ました。前回は確か『教皇選挙』を観た後にこっちも観たくなって鑑賞した覚えが。何回みてもイッキに観てしまいます。小説はこれがラングドン教授シリーズの一作目ですが、映画は『ダ・ヴィンチ・コード』の後に作られたことからその続きっぽくなっています。私は小説は『天使と悪魔』が一番面白いと思ってます。もう読んだのは何十年も前ですが。しかし映画『天使と悪魔』はそれより劣る気がして…なんかちょっとグロいし、苦手なシーンも…でも、登場するベルニーニの彫刻は美しいし、登場する人物も皆好
韓国映画「スンブ二人の棋士(勝負)」あらすじと感想、ビョンホンVSユ・アイン。2025年韓国公開作品。イ・ビョンホンが、映画「スンブ二人の棋士」で共演したユ・アインに関する裏話を明かした。同作は、韓国最高の“囲碁のレジェンド”チョ・フンヒョン(イ・ビョンホン)が弟子との対決で負けた後、生まれ持った勝負師の気質で再びトップを狙う物語。2020年12月に撮影を開始し、翌年に終えた「スンブ:二人の棋士」は、もう一人の主人公であるイ・チャンホ役を演じたユ・アインが、麻薬投薬の疑いで警
宇賀那健一監督作品は、これまでに「悪魔がはらわたでいけにえで私」(2023)と「ザ・ゲスイドウズ」(2024)を見ています。この2作は、ストーリーの細部にこだわらないシュールな展開ですが、悪魔だって売れないバンドだって、いいじゃないかという大らかさが魅力でした。今回の主人公は真逆で、自分以外は全く許容せずに殺し続ける殺人鬼です。世界の浄化を標榜(ひょうぼう)したりもしますが、とにかく自分の気に入らない人間=ほぼ他人全てを惨殺しまくります。主人公の九条新介は自称椅子職人で、SNSに自作
コロンボは殺人現場へ駆り出される。腹が減ってしかたない。現場であるCM試写会場のキャビアに目の色を変え、喜んで手をだすとパクリパクリ止まらない。「こりゃうまい。舶来品で1瓶80ドル?ひとくち15ドルか…こんなとこ見つかったら逮捕されるなぁ」捜査するうちにやけに喉が渇きはじめた。「水がほしい」とアイスティーを2杯立て続けにおかわりする。後になってこのキャビアが殺害手口に一役買ったことを知るのだった。刑事コロンボ意識の下の映像リチャード・クワイン監督1973年
『リスケ』(制作2021)監督・脚本鈴江誉志(すずえたかゆき)八王子ShortFilm映画祭ノミネート作品公式サイト八王子ShortFilm映画祭–未来の巨匠を目指す「新人映画監督の登竜門」未来の巨匠を目指す「新人映画監督の登竜門」hachioji-filmfestival.com野島健矢、野川大地、志々目知穂(ししめちほ)、山田ジャンゴ、湊あす香、両角颯(もろずみそう)、吉見茉莉奈中学時代の同級生であり、恋人同士だったユウスケ(野島健矢)とアズサ(野川大地
びっくりチキンペットもよろこぶチキンおもしろ絶叫ニワトリ鶏おもちゃ鳴く叫ぶチキン人形シャウティングチキン楽天市場作品情報原題:Oamenidetreabă邦題:おんどりの鳴く前に監督:ポール・ネゴエス脚本:ロデリク・ヴェルツ製作国:ルーマニア/ブルガリア上映時間:106分公開年:2022年(日本公開:2025年)出演:ユリアン・ポステルニク(イリエ)ヴァシレ・ムラル(コンスタンティン)アンゲル・ダミアン(ヴァリ)あらすじ(※ラストまで)ル
公式サイト映画『ほどなく、お別れです』公式サイト大ヒット上映中!誰もが経験する、大切な人との別れ。2人の葬祭プランナーが目指すのは、最高の“区切りの儀式”。hodonaku-movie.toho.co.jpこの映画の原作小説は読んだことがありまして、お話の流れは知っていました。ユーレイが出てくる怪談を期待して読んだら、意外にも心温まる感動作品だったと。。。ですが先頃父を見送った身としては、その日のことが重なって辛い思いをするかなー、と最後まで迷いながら観て来ました。結
新作映画『28年後…』が公開されると知り、以前からずっと気になっていた『28日後…』を、ついに観ることにしました。Netflixで鑑賞。🎬28日後…(原題:28DaysLater...)2002年公開/監督:ダニー・ボイル主な出演者:キリアン・マーフィーナオミ・ハリスブレンダン・グリーソンミーガン・バーンズクリストファー・エクルストン💡あらすじ(ネタバレなし)ロンドンで交通事故にあったバイクメッセンジャーのジムは、病院で昏睡状態から目覚める。しかし、
テリファー:エクストリームBOX【初回生産限定】(Blu-rayBOX)[Blu-ray]Amazon(アマゾン)ハロウィンの夜、パーティ帰りのタラとドーンは、不気味なピエロ・アートと遭遇。だが彼はただのピエロではなかった。無言、無表情、容赦ない残虐さ。アートは笑顔で人を切り裂き、その動きは狂気と滑稽さを同時に宿す。彼の笑顔は固定されているが、そこに宿るのは楽しさではなく、純粋な悪意だ。監督ダミアン・レオーネはストーリーを捨て、純粋な恐怖を演出。倫理も救いもない。観客はただ、アート・
時代劇を定期的に観たくなるのは「侍タイムトリッパー」の影響もあるでしょうが、やはり武家社会の厳かさに惹かれるからでもあります。この時代に生きた人々の心構えは本当に見習いたいと思うものがあります。日々、勤勉に誠実に生き、言葉使いや所作振る舞いなど、実に美しいと感じるのです。普段の自分の自堕落な生活に比べると、雲泥の差があるように思えてしまうのです。確かに江戸時代というのは歴史的に見ても驚くほどの太平の世だったと聞きます。もし、外国の影響が無ければ、江戸時代はずっと続いたのではと思ってしま
最近Amazonプライムで無料で観れた"市川昆×金田一耕助"映画シリーズにはまっておりました。(『犬神家の一族』は有料です💦)何作か続けて観たのですが、今回は17年振りの市川崑監督の金田一耕助映画『八つ墓村』の紹介になります。金田一耕助役は今回は常連の石坂浩二さんではなく、豊川悦司さんです。まず豊川悦司さんの金田一さんは軽妙で、少し色気があります。豊川悦司さんって指がキレイなんですよね~。でも相変わらず、フケ有りの金田一さんです。下駄で走ります❗️森美也子役は浅野ゆう子さん。
『岸辺露伴は動かない』シリーズで一番のお気に入りである『懺悔室』が遂に実写化!しかも映画第2弾とあっては是非とも観てみたい!との思いがありました。先日、ようやく郷里・大和国で映画鑑賞した結果「あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!俺は荒木先生原作の『懺悔室』を観に来たのだが、半分小林靖子女史のオリジナル脚本『懺悔室後日談』で痺れて憧れてしまっていた!な、何を言っているのか分からねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…!オリジナルで映画の尺稼ぎとかそんなチ
江戸川乱歩没後60周年記念作品として作られた3作のうちの2作目として公開されました。原作について乱歩自身は「私の一番悪い癖を寄せ集めた様な小説である。」とか「力作には相違ないけれども、下手な力作に終わっている。」というように書いています。まあ、乱歩はめったに自作を誉めないので、割り引いて受け止める必要があって、全体の完成度はともかく、乱歩らしい世界観の作品に仕上がっていると思いました。原作の前半はストーカー殺人のような展開で、GPSも盗聴器もない時代なので、連れ込み宿のふすまを開けて
YouTubeの角川シネマコレクションで2週間無料で公開されていたので鑑賞しました。https://youtu.be/QP3tbF2RWDg?si=OoFKBbhn6A36qZeR-YouTubeYouTubeでお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。youtu.be興味のある方は7月11日終了間近なので、直ぐ観て下さい❗️昨日鑑賞して、早くお知らせしたかったので、サササッと紹介いたします😅1991年の映
公式サイト映画『ゆきてかへらぬ』公式サイト2025年2月21日(金)公開。主演:広瀬すず×監督:根岸吉太郎×脚本:田中陽造www.yukitekaheranu.jp公開を楽しみにしていた映画、観てきましたー中原中也・小林秀雄が一人の女性・長谷川泰子を取り合う三角関係であった事実をもとに描いたストーリーです。いやー良かった泣いた久々に、化粧がハゲるレベルでこれはですね・・・ある種狂気とも言える研ぎ澄まされた文学的表現を、浴びて、噛み締めて、浸る、そして
今回はラストも含めて自分なりに解釈したストーリーと設定を記述します。先入観なしに見た方がいい作品と思いますので、見る予定のある方は鑑賞後の閲覧をお勧めします。東映のホラーシリーズを連想させる邦題ですが、登場するのは、まともな建造物は教会だけ、他はテントと板で囲った小屋というカルト集団のコミュニティで、村と呼べるほどの規模ではありません。ほぼセリフなしで描かれるので、ストーリーの背景などは見る者の想像に任せられています。ある意味究極の考察系作品と言えるかもしれません。深い森の中