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ハヤカワミステリマガジンのミステリベスト10で堂々1位となった前作「ハウスメイド」。刊行当初からシリーズ化が予告され、ミステリファン界隈をざわつかせていた待望の続編がついに登場しました。本作の舞台は前作から4年後。裕福なギャリック家のハウスメイドとして雇われたミリーは、雇い主のダグラスから「何があってもゲストルームには入らないこと」を強く言い渡されます。「静養中の妻ウェンディを煩わせないため」という説明に納得したミリーでしたが、ある日、血に染まったガウンを見つけたことで夫の虐待を疑い始め
「2時22分ゴーストストーリー」をシアタークリエで鑑賞してまいりました。2021年にロンドンで初演され、世界中で話題を呼んだ本作。待望の日本初上演となる今回は、加藤シゲアキさんをはじめとする4人の実力派キャストが、濃密な密室劇を繰り広げます。とにかく「ネタバレ厳禁」の箝口令が敷かれている作品ですので、物語の核心には触れず、その魅力を綴ってみたいと思います。舞台はロンドン郊外。サム(加藤シゲアキ)とジェニー(葵わかな)の夫婦は最近古い家を購入し、自分たちで増改築をしながら1歳の娘フ
Netflixでアガサ・クリスティーの名作『セブンダイヤルズ』の配信が開始されました。全3話のリミテッドシリーズで、長すぎず短すぎずのちょうど良い尺でした。原作からはかなり大胆な改変が施されており、原作を読んでいたからこその驚きが随所にありました。舞台はロンドン郊外の壮大なカントリーハウス、チムニーズ館。パーティーの翌朝、朝寝坊の常習犯ジェリーを驚かそうと、友人たちが共謀して8個の目覚まし時計を彼の寝室に仕掛けます。しかし、いくらベルが鳴り響いてもジェリーは起きてきません。彼は睡眠薬
映画学校時代にロードショー公開、大いに話題になっていたが今頃…の新宿武蔵野館にてカリギュラ究極版ローマ全盛期で退廃的文化の時代、皇帝の世継ぎとされるカリギュラだが親族は不慮の死を遂げて、自分もいつ殺されるかわからないが恋人同様の妹ドルシアの意見を入れて野心を果たしていく彼に忠実な部下がすでに余命いくばくもない皇帝を殺害、いよいよカリギュラが皇帝になるしかし彼は疑心暗鬼や日々の退屈さから実態のない戦争遠征をしたり、忠実な部下を陥れたりとやりたい放題
映画「WEAPONSウェポンズ」監督ザック・クレッガー主演ジョシュ・ブローリン、ジュリア・ガーナー2025年製作/128分/R18+/アメリカ劇場公開日:2025年11月28日鑑賞日:2025年12月2日ホラーは苦手なジャンルで、特にオカルトとスプラッターは超絶苦手なのですが、これは考察系らしく、そこまで怖くはなさそうだと思い鑑賞しました。“ホラー×ミステリー”というコピーにも惹かれました。“全米週末興行ランキングで3度No.1、累計興収389億円突破”というメガヒ
重たそうで後回しにしていたが会員サービスウィークも最終日、グランドシネマサンシャイン池袋へでっちあげ殺人教師と呼ばれた男小学4年生の担任教師薮下先生は夜遅くに家庭訪問に赴く瀟洒なマンションで出迎えるのはタクトの母氷室律子だ彼女に対する先生の態度は尊大で、祖父がアメリカ人と伝えると戦争の話まで持ち出して差別的発言に終始する翌日には教室ではもたつくタクトを罵倒し、常軌を逸した体罰を行う…タクトの両親が学校に乗り込み、勢いに押された校長も教頭
公開から一年以上経過してからの鑑賞です。年賀状で毎年「去年の映画ベスト」を報告し合う友人がいるのですが、彼女が1位に推してきたのが本作でした。これは観なければ、と大スクリーンで鑑賞してきました。1980年代、香港へ密入国した陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会のボスに追われ九龍城砦に逃げ込みます。理髪店の店主を人質に取ろうとするや、瞬く間に店主に叩きのめされてしまいます。その店主こそ、城砦を取り仕切る捲風(ロンギュンフォン)でした。陳洛軍に何かを感じ取った龍捲風は、彼に仕事と住む
私は1時間半位の映画が丁度いい。2時間までならなんとか。3時間となると耐えられるか、と言う感じ。元々すぐお尻が痛くなってしまって動いてばかりいるので、出来れば両隣がいなければいい。迷惑かけてしまうので。その3時間が、2時間位に感じる程、グイっと引き込まれた。先週より公開中の映画を観てきた。247回目は「国宝」歌舞伎役者の家に引き取られた少年が、波瀾万丈な人生の上、人間国宝となるまでの50年の物語。吉田修一氏の原作。「フラガール」、「悪人」等の李相日監督。ヤクザの頭
「終止符には早すぎる」著者:ジャドスン・フィリップス出版社新潮社(2025/11/28)新潮文庫の「海外名作発掘」シリーズの1冊です。参加した読書会の課題本でした。読書会のおかげで本邦初訳の名作に巡りあえました。先日紹介した『吸血鬼ハンターたちの読書会』を読んで、私も“読書会”というものに参加してみたくなり…人生初の体験をしてきた次第です。少人数でアットホームな雰囲気の中、自由に意見交換を楽しめました。ゲストの編集者さんから、普通は聞けない“本の発掘の経緯”という貴
予告編を見た時点では、「パワハラ上司と標的となった女性による復讐劇」かと思っていました。しかし、そこはやはりサム・ライミ監督。一筋縄ではいきません。物語の冒頭で、リンダ(レイチェル・マクアダムス)が同僚に虐げられる様子が描かれます。ただ、このリンダもコミュ障で空気が読めず、どこか「めんどくさい」キャラクター……観客としては「もう少しうまく立ち回れないものか」と、思ってしまいます。そんな中、約束されていた副社長のポストを新社長のブラッドリー(ディラン・オブライエン)に反故にされ、深く傷
先日アップした『科捜研の女ファイナル』感想ブログの続きです。日本の2大長寿刑事ドラマである『相棒』と『科捜研の女』。どちらも長く愛されてきた名作ですが、改めてこの二つの世界を振り返ってみたいと思います。前回のブログはこちら。『科捜研の女FINAL感想(科学は嘘をつかない!)』ついに『科捜研の女』が最終回を迎えてしまいました。26年もの長きにわたり、お茶の間に科学捜査の醍醐味を届けてくれたことに、まずは純粋に感動しています。そして、…ameblo.jp一見テイストが全く違