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本作は英国の新人作家シャーロット・ヴァッセルによる、「カイウス・ボーシャン警部」シリーズの第2作。2025年のエドガー賞(最優秀長編賞)を受賞した話題作です。なお、装丁が誤解を招きそうですが、現代のお話です。舞台はロンドンの高級住宅地リッチモンド。華やかな婚約パーティの裏で、テムズ川から一人の女性の遺体が発見されます。事故死と思われましたが、捜査を進めるカイウス・ボーシャン警部の前に英国政府の権力者ハンプトン下院議員が現れます。水死した女性、リン・ロジャースは30年前の年金基金横領
パート1を観ていないのでずっと迷っていたけれど、アニメだらけの合間に仕方ないグランドシネマサンシャイン池袋へプラダを着た悪魔2超一流ファッション雑誌、ランウェイのカリスマ編集長ミランダは労働環境問題が炎上してバッシングに見舞われるそれをなんとか好転させるべく、元ミランダの助手でその後記者として活躍受賞もしているアンディが呼ばれるちょうど会社のリストラに遭ったところで喜び勇んでミランダのもとへ向かうと、彼女はまるでアンディを覚えていないもともと横
ハヤカワミステリマガジンのミステリベスト10で堂々1位となった前作「ハウスメイド」。刊行当初からシリーズ化が予告され、ミステリファン界隈をざわつかせていた待望の続編がついに登場しました。本作の舞台は前作から4年後。裕福なギャリック家のハウスメイドとして雇われたミリーは、雇い主のダグラスから「何があってもゲストルームには入らないこと」を強く言い渡されます。「静養中の妻ウェンディを煩わせないため」という説明に納得したミリーでしたが、ある日、血に染まったガウンを見つけたことで夫の虐待を疑い始め
総会を控えて穏やかに殺気立っているそんな職場を後にして走る、池袋シネマ・ロサ〜〜放送禁止ぼくの3人の妻とある祈祷所、3人の女がトランス状態に陥っているそれぞれが興奮して我を忘れ、自分が夫を殺した、と口走るナレーションがかぶってこれがドキュメンタリー映像とわかるさかのぼること1年、この3人の女性が一人の夫を共有していることが紹介されるアパレル系の社長で生活を支えるユウコが密着対象で、元々コウジの恋人だったが、友人のマリナもコウジと関係
どこかで『スナッチ』や『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』好きな人なら、これもきっと好き、という惹句を見て、“それって私のこと?”と思わず劇場へ。舞台は1998年のニューヨーク。メジャーリーグでドラフト指名が確実視されていたハンクは、過去に交通事故で夢を絶たれ、今はバーテンダーとして働きながら、恋人のイヴォンヌとくすぶった日々を送っています。ある日隣人のラスから猫を預かったことをきっかけに、次々悪運に見舞われることに。ラスは麻薬がらみの大金を盗んで逃亡中らしく、「預かっ
Netflixでアガサ・クリスティーの名作『セブンダイヤルズ』の配信が開始されました。全3話のリミテッドシリーズで、長すぎず短すぎずのちょうど良い尺でした。原作からはかなり大胆な改変が施されており、原作を読んでいたからこその驚きが随所にありました。舞台はロンドン郊外の壮大なカントリーハウス、チムニーズ館。パーティーの翌朝、朝寝坊の常習犯ジェリーを驚かそうと、友人たちが共謀して8個の目覚まし時計を彼の寝室に仕掛けます。しかし、いくらベルが鳴り響いてもジェリーは起きてきません。彼は睡眠薬
2000年3月8日に起きた日比谷線脱線事故。一時期使っていた区間でもあり、四半世紀以上経った今でも忘れられない。そこに、奇跡の様な実話があった。現在公開中の映画を観てきた。272回目は「人はなぜラブレターを書くのか」24年の時間を経て辿り着いた「ラブレター」を巡る物語。「舟を編む」等の石井裕也監督。脚本も。2024年、郊外に住む寺田ナズナ(綾瀬はるか)は食堂を営み、そこで使う野菜を畑で育てて一見精力的に働いており、夫、良一(妻夫木聡)、娘、舞(西川愛莉)と暮らしてい
ついに『科捜研の女』が最終回を迎えてしまいました。26年もの長きにわたり、お茶の間に科学捜査の醍醐味を届けてくれたことに、まずは純粋に感動しています。そして、26年間ずっと変わらず美しいマリコ様……。。思えばポワロや寅さん、杉下右京など、長寿番組の主役は皆さん容貌が変わりませんね。その裏には、想像を絶する努力が隠されているのだと感じます。今回の『ファイナル』は、誰もいない科捜研のオフィスで、マリコが静かに白衣を脱ぎ、そっと椅子に置くシーンから始まります。「あぁ、本当に最後なんだな」