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予告編を見たときから気になっていました。「ひつじ」が探偵……ミステリーとして成立するのか?その疑問を検証すべく鑑賞してまいりました。結論からいうと「あり!」、というか予想外に面白かったです。ひつじ飼いのジョージ(ヒュー・ジャックマン)は、毎晩ひつじたちに探偵小説を読み聞かせています。ひつじたちが内容を理解していることも知らず……。なかでも特に賢いリリーは、犯人当ても得意な「名探偵」でした。しかし、そんな平和な日々は突如として破られます。ジョージが何者かに殺害されたのです。さらに
本作は2023年度エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)最優秀ペイパーバック賞の受賞作です。「長編賞」がハードカバー作品を対象とした格式高い賞であるのに対し、「ペイパーバック賞」は当初から手軽な形態で出版された作品が対象となります。日本でいう「文庫書き下ろし」に近い感覚ですが、アメリカではより「大衆市場向けで、リーダビリティを重視したエンタメ作品」という評価軸が強いのが特徴です。本作もその例に漏れず、スピーディーな展開とサスペンスフルな魅力で、一気に読ませる力のある一冊でした。ざっく
U-NEXTで映画版の配信が開始されたので、早速視聴しました。その前にスティーブン・キングの原作も再読。原作の『ビッグ・ドライバー』は、中編作品集として『素晴らしき結婚生活』と合わせて刊行されています。それぞれのあらすじをざっくり紹介します。『ビッグ・ドライバー』ミステリ作家テスは、講演会の帰路、巨漢のトラック運転手に暴行され殺されかけます。なんとか生還したテスは、通報をためらうちに、自ら鉄槌をくだすことを決意します。『素晴らしき結婚生活』27年にわたり幸福な結婚生活を送
「夜明けまでに誰かが」著者:ホリー・ジャクソン出版社創元推理文庫(2025/7/31)本作は2025年ミステリベスト10の中で、ハヤカワミステリマガジンで第2位、週刊文春で第2位、このミステリーがすごい!で第5位、という高順位を収めています。と言いつつ、実は未読でした。ピップの自由研究シリーズの結末が、どうしても私は受け入れられず、本作も手が出なかったのです。加えて、どうやらすごいサスペンスらしい…メンタル弱めの私はハラハラするのがほんとムリなので。しかし、これほど高評
Netflixでアガサ・クリスティーの名作『セブンダイヤルズ』の配信が開始されました。全3話のリミテッドシリーズで、長すぎず短すぎずのちょうど良い尺でした。原作からはかなり大胆な改変が施されており、原作を読んでいたからこその驚きが随所にありました。舞台はロンドン郊外の壮大なカントリーハウス、チムニーズ館。パーティーの翌朝、朝寝坊の常習犯ジェリーを驚かそうと、友人たちが共謀して8個の目覚まし時計を彼の寝室に仕掛けます。しかし、いくらベルが鳴り響いてもジェリーは起きてきません。彼は睡眠薬
観る覚悟はあるか!7時間18分の禁断体験映画『サタンタンゴ』<概要>1985年に出版された、クラスナホルカイ・ラースローの同名小説の映画化。題名は「悪魔のタンゴ」の意。全12章で構成される作品です。原作者クラスナホルカイ・ラースローは、2025年にノーベル文学賞を受賞しており、本作もあらためて注目されています。<キャスト>ヴィーグ・ミハーイ、ホルヴァート・プチ、ペーター・ベルリングほか<作品について>2011年の『ニーチェの馬』を最後に、
ドン・ウィンズロウの短編小説が、豪華キャストによって映画化されました。ウィンズロウというと、社会派でものすごく硬派な作風のイメージ。そのため気後れして読んだことがなかったのですが、本作を観てその先入観は覆されました。物語は、3人の男女の視点がパラレルに描かれることで進んでいきます。デーヴィス(クリス・ヘムズワース):「痕跡を残さない」「人を傷つけない」「ハイウェイ101号線でのみ実行する」という厳格なルールを持つ知能派強盗。ルー刑事(マーク・ラファロ):組織で孤立しながらも、執
だいぶ前にこのテレビシリーズを配信で見ていたので欠かせないと、グランドシネマサンシャイン池袋へ映画正直不動産登坂不動産の営業マン永瀬はトップを争う腕前だが、以前は嘘八百で成績を上げライアー永瀬と言われていたある日古い祠を壊したことからその祟りで嘘がつけなくなり、嘘を言おうとすると風が吹き荒れ必ず本音を口にしてしまうのだそれでも後輩の月下は彼を慕い学んで、今やトップセールスを誇っている以前は切磋琢磨し今は独立した桐山がある物件のために社長に会
まさか、2日続けてこの主役作品とは…グランドシネマサンシャイン池袋にてひつじ探偵団広大な牧草地、ジョージはたくさんの羊と戯れるようにトレーラーで暮らしている餌やりや服薬にも気を配り、日の暮れになると本を読んでやる羊たちはミステリーを聞くのが大好きで特に賢いリリーはいつでも犯人を当てる羊たちはみな名前があって、穏やかな暮らしだが大概が春に生まれているために冬に生まれたものは疎まれるそんな穏やかな暮らしがジョージの突然の死によって崩れるジ
基本、水金は事務仕事なのにこの水曜日がむっちゃ大変、が終わってからのTOHOシネマズ池袋〜〜人はなぜラブレターを書くのかいつも通学電車で出会う青年が気になって仕方のないナズナは、思い切ってラブレターを書いたのだが渡す勇気が出ない彼はある時、痴漢に遭ったナズナを庇ってくれ以来さりげなく彼女を見守ってくれていたのだ言葉を交わさずとも思いが通じ合うかのような関係だがついに手紙を渡そうとしたその日、彼は寝坊してタッチの差でいつもの電車に乗り遅れてしまう
待ち時間が長かったが他に選択肢もなく、池袋HUMAXシネマズへ幕末ヒポクラテスたち幕末の京都郊外の村、昔ながらの漢方医が尊敬されるが長崎から帰った蘭方医大倉も的確で徐々に評判が上がっている半目し合う二人だが、元々漢方医の玄斎はヤブ医者の薮にもなれぬたけのこ医者という評判で、なんでも葛根湯を出すのだが漢方出身の大倉もそれを否定しないそれぞれ方法が違っても病気に打ち勝ちたい気持ちは同じだ小さな村にも幕末の変化が迫り、新撰組の脱退者を助けたこと
「終止符には早すぎる」著者:ジャドスン・フィリップス出版社新潮社(2025/11/28)新潮文庫の「海外名作発掘」シリーズの1冊です。参加した読書会の課題本でした。読書会のおかげで本邦初訳の名作に巡りあえました。先日紹介した『吸血鬼ハンターたちの読書会』を読んで、私も“読書会”というものに参加してみたくなり…人生初の体験をしてきた次第です。少人数でアットホームな雰囲気の中、自由に意見交換を楽しめました。ゲストの編集者さんから、普通は聞けない“本の発掘の経緯”という貴
<ネタバレなしです>ミルキーフェイスなキム・ソンホ、実はそんなに好きじゃなくて、、🙊でも今回は”狂気”を演じるっていうじゃないですか😈✨ミルキーフェイスな人が演じる狂気は最高じゃない?😈✨オープニングからそんな期待を裏切りません😈✨華麗に鮮やかにミルキーフェイスで”狂気”を演じているキム・ソンホ🔪✨うん!掴みはOK👌やっぱりミルキーフェイスの狂気って最高だ😈このままキム・ソンホのアクションノワールの世界が始まるのか?と、思いきや、そこ
久しぶりに補聴器外来、診察検査と調整してもらいお茶の水から日比谷までの散歩〜で、TOHOシネマズシャンテへ旅立ちのラストダンス新型コロナ以降まだ経済が立ち直れていない香港、ウェディングプランナーとして会社を軌道に乗せたばかりのトウサンはそのあおりでまさに倒産???知人の伝手で真逆の葬儀屋を継ぐことになったサービス業であることは同じ、との目論見で乗り切ろうと張り切るトウサンだが、遺族に対して見かけばかりの寄り添いで大失敗を繰り返してしまうその上、