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星新一気まぐれレビュー18~星新一ショートショート02~2007~2009年にNHK総合で放送された「星新一ショートショート」という番組から50話を選んで編集・DVD化したものを視聴しましたので、その感想を書いていきたいと思います。実際の放送分は見ていないので、編集が加えられる前の元のかたちはどうあれ、視聴した限りの内容でレビューを書いていきたいと思います。あと、ネタバレ有です。ご注意ください。あしからず。今日は第2回目です。取り上げるの
ブログが迷走を始めています。今日は「星新一」について、です。星新一は、私が小学生の頃、頭の良い女子たちの間で人気の作家でした。SFでショートショート(超短編)で、落ちがあるところが理系女子に受けたのかも知れません。そんな記憶があって、娘にも頭の良い女の子が読む(イメージです)星新一を読ませよう、と5年生の頃にブックオフで一冊買ってみました。多読家の娘でしたが、その時は興味を示さず、一冊で終わりでした。それが不思議なことに、6年生になった途端、モリモリ星新一を読
星新一気まぐれレビュー23~星新一ショートショート07~今日の我が家のプチネタは「ももたの旅アルバム02」。さて、これはどこでしょう?ちょっとひなびた感じの昔風の景色かな…というのは誰もが思うことなんじゃないかなと思いますが。石段に乗っけられて…ちょっと不安そうなももた正解は「馬籠宿(まごめじゅく)」です。岐阜県中津川市になります。もっと詳しく言うと、南側から街道にはいって行って、白木屋を通って坂をのぼって、水車を抜けたところにあ
どうも!新年一発目の書籍感想記事は、星新一のショートショート集「妖精配給会社」の感想です!妖精配給会社(新潮文庫)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}いやぁ、星新一のショートショート集、定期的に読みたくなるんですよね。今回収録されている中で一番印象的に残っている作品は、今回のタイトルにもなっている「妖精配給会社」かな。______________________________________あらすじ:ある日突然、宇宙から地球へ
ショートショートの神様である星新一の創作法の一つに、二つの異質なものを組み合わせてアイデアを膨らませる、というものがあります。たとえば、『きまぐれロボット』(角川文庫、2006年)所収の一編「花とひみつ」は、「もぐら」と「ロボット」の組み合わせから生まれた物語です。話のあらすじは次のとおり。花が大好きなハナコちゃんは、もぐらをならして花をたくさん咲かせたいと思い、その願望を絵に描く。ところが、絵を偶然手にしたある人物は、勘違いが原因でロボットもぐらを作りはじめてしまい、事態は思わぬ方向に…。
仕事が今ハードなのでショートショートなら軽く読めるかなと思って手に取りました。でも結構ズシリとくるお話が多い本でした。冒頭の『いそっぷ村の繁栄』はイソップ童話の書き換えです。アリがキリギリスに影響されて踊りをおぼえてしまったり、北風に吹きつけられた旅人はバーに入ってしまい、ウサギと競争するカメは策謀家、オオカミ少年は村を経済成長させる?この週末は天候が悪かったので散歩に連れ出す代わりに母に読み聞かせしたら、面白がっていました。この著者の作品は以前にも読んだことがあります。ショー
こんにちは鬼パン👹🍞です!『流産手術から1ヶ月後の体調』こんにちは鬼パン👹🍞です!いや〜時の流れは早いですね〜ついこの間年が明けたと思ってたのに気づけば来年まで1ヶ月半を切っている…!!そして私も(?)流産手術か…ameblo.jp『流産手術後生理が来ました』こんにちは鬼パン👹🍞です!こちら、流産後の体調の続きになるのですが…『流産手術から1ヶ月後の体調』こんにちは鬼パン👹🍞です!いや〜時の流れは早いですね〜つ…ameblo.jp流産手術後の体調シリーズ(?)のちょっとした番外編
今回はSF作家・星新一氏のショートショート集「マイ国家」の感想です。マイ国家(新潮文庫)Amazon(アマゾン)605円タイトルにもなっている「マイ国家」を始め、全31個の短編ストーリーが収録されています!星新一のショートショート集。ストーリーの特徴はさながら「笑うせぇるすまん」や道具でズルしようとして最後に痛い目見る「ドラえもん」ののび太くんを彷彿とさせる不思議な展開の中で、最後にデカイどんでん返しが起こるというもが挙げられます。たとえば、「突然、
ボッコちゃん(新潮文庫)Amazon(アマゾン)星新一の「おーい、でてこい」をいつもの、読解分析で詳細に、その表現効果を分解してみた。小説の構成要素を、中村航先生式の、〈キャラ、ストーリー、世界観〉だと仮定する。すると、キャラ性が皆無に近いのがいつも星新一流(僕が星作品が高校のときから苦手な理由)であるにせよ、ストーリー性がアイデアだけなら、もっとはるかに短くできることに気づく。この「おーい、でてこい」の本文は計算すると9,4枚だったからね。つまり、アイデア的に
3分読書、読んで頂き、ありがとうございます。これまで書いた作品も、読んで頂ければと思います。では、「赤いバス」を読んでみてください。始まりの夜その町には昔から「赤いバス」の噂があった。深夜、町外れの古びたバス停にだけ現れるというそのバスは、普通の路線には載っていない謎の存在だった。乗った者は必ず行方不明になり、二度と戻ってこないと言われている。主人公の亮平は、そんな噂を単なる都市伝説だと笑い飛ばしていた。しかし、親友の智也が突然失踪したことで、噂の赤いバスに対する見方が変わった。最
恋人のように大切にしていた「腕時計」に命(いのち)を助けられた男の話しです(ヨカッタです笑)。星新一さのショートショート「ボッコちゃん」に収められている作品の一つです「ボッコちゃん」星新一新潮社以下、「あらすじ」です。美味しいところを書き抜いただけです(笑)中田氏は週末の旅行に出かけるため家を出ようとしていた。服のポケットの中では、ラジオが天気予報を告げていた。口笛を吹きながら、中田氏はハンケチを出し、愛用の腕時計を軽くぬぐった。**************