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ひとつ前の当ブログで、『南国土佐を後にして』(1959斎藤武市監督)の撮影で、小林旭さんがカップを振ったあと、ダイスを5個立てる妙技をわずか2テイクで成功させたエピソードを紹介しました。旭さんの猛練習のたまものですが、元々この作品はペギー葉山さんの唄う「南国土佐を後にして」をフィーチャーした歌謡映画です。ペギー葉山さんも本人役で出ています。(刑務所に慰問に来て唄います)原作は『月光仮面』で知られる川内康範さんで、斎藤監督とともに脚本も書いています。ちなみに斎藤武市監督は、以前当ブログで書い
今のお姿からは想像できませんが…「愚兄賢弟」と言われたのだそうです…お芝居はどちらの方が…⁉️そりゃあ僕の方が…笑いながら…弟の渡瀬恒彦さんは言ってましたっけ「帰郷」渡さんと渡瀬さん渡さんが大腸癌になった時…叱咤激励したのも…渡瀬さんでした…その渡瀬恒彦さんは…さっさと逝ってしまいましたが…好奇心旺盛だったのだそうです…渡さん…今…たまたま徹子の部屋の特別編で…渡さんご本人の口から…そして…裕次郎さんを愛してやまなかった…渡さん裕次郎さんについてこんなふうに…
53年俳優座養成所(2期生)を卒業した井上昭文(1928~2013)は、日活映画で特異な容貌を生かして、個性的な脇役として活躍。『海の勝負師』(61)『夕陽の丘』(64)両作品とも殺し屋役。『俺たちの血が許さない』(64)むかし気質のやくざ役。『追跡』(61)『夜の勲章』(63)『ギターを抱えたひとり旅』(64)では刑事に扮している。日活専属(59~64)後は、テレビ時代劇、刑事ドラマなどで活躍。名脇役(悪役も多かった)として欠かせぬ存在となる。特技としてサキソ
日活の二枚目スター葉山良二(1932~1993)は、日本大学経済学部在学中の53年、ミスター平凡に選ばれたことがきっかけとなり、翌年卒業と同時に日活へ事務系社員として入社するが、まもなく俳優に転向。デビュー作は大女優田中絹代による監督作品『乳房よ永遠なれ』(55)月丘夢路の恋人役。その後もメロドラマに数多く出演。主演作品には、『死の壁の脱出』(58)『傷だらけの掟』(59)『コルトが背中を狙っている』(60)『姿なき拳銃魔』(64)『女浮世風呂』(68)などがあるも、風貌の
【コメント】長くkpop界を見てきたけぽこさんに聞いてみたかったので…まず、私のKポペンとしての原点は超新星やF.CUZでした。彼らはもう二十代後半~三十代。メンバーが続々と兵役に行く中、不完全体で、ほぼ日活のみ。正直、アイドルとしての適齢期は終わりかけてるし、離れていくファンもいます。ですが、毎回イベントに駆けつけてくれるファンの方々は確実にいて、F.CUZはリリイベに一度行ったっきりですが、ファンもアイドルも顔見知りのような、暖かい空間で和んじゃいました。theunitの話題が出るたびに
一宮市開明名古羅(かいめいなごら)にある大人の映画館シネラマパワー。西尾張中央道沿いにあり、独特のブルーの建物がシュールな雰囲気を醸し出し存在感が半端ない!子どもウケしそうなてんとう虫の看板に日活封切館って…ディープすぎる駐車場にはたくさんの車が停まっていました。建物はかなり色褪せて老朽化しているように見えますが、日活ロマンポルノ絶賛上映中のまだまだ現役の映画館造りや建物内部に好奇心を掻き立てられますが、残念ながら入る勇気は持ちあわせておらず断念…2007年3月に閉館した三重県の『元
鶴田浩二が山口組組員たちの襲撃を受けて負傷するのが昭和28年、その2年後に事件の引き金を引いたと言われる鶴田のマネージャー、兼松廉吉が鎌倉の防空壕で自殺します。更に1年後山口組の関係者でひとり警察の取り調べに事件の概要というか端的に組長の関与をゲロした男性が航行中の客船から転落するという謎めいた最期を遂げて...なんて聞くとすわ京阪神殺しの軍団が日本を西に東に暗躍かと俄然色めきますが、事件の後日を丁寧に紐解いていく猪野健治『興行界の顔役』(筑摩書房2004.9)によると少なくとも兼松の自殺は
西尾三枝子さんとの出会いは、中学生時代に見た、デビュー映画「美しい十代」だった。三田明さんのヒット曲の映画化。続いて作られた「若い港」には、和泉雅子さん、伊藤アイコさんと共に出演。この映画のロケが、さすらいの母校で行われた事から、授業をさぼったりしながら興奮してロケを見ていたものだった。(どこかにさすらいも映っているはずだが確認できていない笑)今から20年ほど前に、西尾さんの掲示板(当時はまだブログやSNSは頻繁に行われていない頃)を見つけて恐る恐る書き込みをしたのが最初だった。「プ
映画「魔性の香」1985年日活90分<監督>池田敏春<原作>結城昌治<キャスト>天地真理、ジョニー大倉、高橋長英、風祭ゆき、斉藤洋介、鰐淵晴子<内容>江坂(ジョニー大倉)は仲間二人と小さな出版社をやっている。ある夜、江坂は目黒川に身を投げた女を助けた。女は滝村秋子(天地真理)といい、夫の暴力に耐えかねて家を出たと話した。それから二人の奇妙な生活が始った。二カ月も過ぎると、二人はすっかり夫婦きどり、行きつけの飲み屋でも、いつも二人の姿が見られた。そし
孤高のモダニストと呼ばれた中平康(なかひらこう)監督のプログラム・ピクチャー「地図のない町」、「現代っ子」などが次々にDVD化されており嬉しい。なかでもお薦めは、実際の冤罪事件をヒントに、新藤兼人がシナリオ化した日活映画「その壁を砕け」(1959年)。DVD化されたので、是非本編を鑑賞して欲しい作品です。戦後も、曖昧な目撃証言による冤罪事件の名作がありますが、「その壁を砕け」も隠れた傑作。よく練られた新藤兼人の脚本、名キャメラマン姫田真佐久の撮影、伊福部昭の音楽、洗練された感
本日(7/17)は、昭和の大スター、石原裕次郎の命日である。石原裕次郎は、1987(昭和62)年7月17日、享年52歳という若さで、この世を去った。国民的大スターの、あまりにも早すぎる逝去に対し、日本中の裕次郎ファンが、彼との別れを惜しんで涙を流したが、それから、32年の月日が流れた。なお、上の写真は、石原裕次郎の葬儀でのものであり、マイクを持ち、参列者に挨拶しているのが、裕次郎の兄の石原慎太郎、位牌を持ち、涙を流しているのが、裕次郎の妻のまき子夫人(元女優の北原三枝)、
今日は吠えさせて頂きます。不快な気分にさせてしまうかもしれませんので、イヤでしたらどうぞ回れ右して下さいね。一昨日、昨日とユチョンのファンミが武蔵野の森スポーツセンターでありました。昨年の12月にジェジュンさんがファンミを開催した場所です。一昨日のファンミの様子は他のブロガーさんのブログで知りました。きちんとした謝罪はなかったようですね。あれだけの事をしておきながら、一言の弁明も説明も無かったのです。ただ、「苦しかった、悲しかった、皆さんに会えて嬉しい、愛してるってなかなか言えなか
ニュースです浅草公会堂2023/12/20、21コンサートがありますその時開催されるそうですよ西郷さんも日活で映画に出られていましたね楽しみですね3日後には私も行ってまいります今年最後になりますので感慨深いですお越しくださりありがとうございます💎✨💜.•*¨*•.¸¸💎✨💞•*¨*•.¸¸💎✨💙•*.¸¸💎✨💚•*¨*•.¸¸💎✨💛•*¨*•.¸¸💎✨💗•*¨*•.¸¸
ランクBの上幼馴染の男女が性の目覚めに戸惑いながら心を通わせていく映画です。何といっても、ラストシーンでの新人だった丘みつ子の体当たり演技に驚かされました。(まさか、まさかの・・・映画を観てね!)今から、50年以上前の映画です。日本人の性の価値観に対する考え方が大きく揺らぎ始めた時代でした。(深夜の日本TV、読売TV番組「11PM」で性解放が堂々と語られ始めていたなあ・・・。親に隠れ
サボっていた夏の片付け及び断捨離の日々でなかなか映画を見るヒマがなく、気が着けばもう11月ひゃー、大変だ今年はあと2ヶ月しかなーい先月よりはたくさん見る機会がありそう早速、行ってきました「吉永小百合特集」やはり観客は小百合様と同年代の方が多いです男性が多い、元祖サユリストの皆さまかな「若い人」(1962年日活)石坂洋次郎の原作は、映画やドラマで何度も映像化されています原作は北海道のミッションスクールのはずなのですが、長崎の活水学院が舞台です旅行で行ったことのある長崎の
9月1日以降に観た映画の感想、星取りPART2です。ほぼ自分のための鑑賞備忘録のため評価が違う際はご容赦ください。☆5が満点(作品紹介はWIKIPEDIA、ぴあ「シネマクラブ」を一部参照、引用)『非行少女』(監督・浦山桐郎脚本・石堂淑朗・浦山桐郎1963年)故郷の金沢に帰って来た三郎・(浜田光夫)は幼なじみの若枝(和泉雅子)に再会するが、若枝は劣悪な家庭環境の下で非行に走り教護院に送られる。三郎は政治活動に忙しい兄(小池朝雄)に反発して家を飛び出す。お互い好意を持つ二人だが、若枝
サンデー毎日のロッキー青木伝もいよいよ最終回――。〈今朝目を閉じました〉私のスマホにショートメールが届いたのは、4月10日朝だった。前日の夕刻、京子夫人から意識がないと連絡を受け、東京・虎の門病院を見舞った。その翌朝の訃報である。「これが私にとって最後の仕事になります。単行本ができあがるまでは、何とか命をつなぎたいものです」昨年来、会うたびにそう言い続けてきた中根和夫が、旅立ってしまった。奇(く)しくも85回目の誕生日を迎えた翌日である。最後に病室に見舞ったときの中根は、痩せ細
女優・加山麗子ファンです。今月(2023年3月)日活から映画「ハワイアン・ラブ危険なハネムーン」が初DVD化されました。<「ハワイアン・ラブ危険なハネムーン」DVDジャケット><加山麗子「ハワイアン・ラブ危険なハネムーン」より>日活ロマンポルノ初のハワイ・オールロケーション。ハワイに新婚旅行に来たカップルが巻き込まれる殺人事件をコメディタッチで描いています。加山麗子、竹田かほり、日活20年ぶりの出演となるフランキー堺、ガッツ石松などの豪華共演。脚本は「帰らざる日々」の
サンデー毎日のロッキー青木伝14回目ーー。ヤマノビューティメイト社長の山野彰英は1970年代末に株式を買い占め、老舗繊維メーカー「日本レース」の経営に乗り出した。昨今でいえば、企業再生ファンドによるTOB(株式公開買い付け)のようなイメージだ。もっとも当時の企業買収は、株式市場外の水面下で株を取得し、突如、大株主として躍り出るパターンがもっぱらだった。山野美容学院創業家に生まれた山野は当初、化粧品の流通ルート拡大のため、日本屈指の繊維メーカーに目を付けたとされる。その企業買収に相乗