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哲学書を一冊丸ごと読んだのは62年の人生でおそらく初めてです「暇と退屈の倫理学」國分功一郎(新潮文庫)800円読み終えるまでめっちゃ時間がかかりました本来のワタシならまず読むことのない本です帯にオードリー若林さんの名前があってラジオでパンサー向井さんがこの本を読んだ話を聞いて興味が湧き読んでみようと思ったのでしたこれで"哲学入門”なのか!何度も同じページを読み返したりときには睡魔に襲われて読み進めなかったりした一冊なので今は、読破した達成感だけがただただ
原稿を焼却するよう遺言したカフカ🔥しかし、愛着を持っていた作品はありました。「この物語はまるで本物の誕生のように脂や粘液で蔽(おお)われてぼくのなかから生れてきた」(1913年2月11日の日記)そういうカフカ自身が愛した作品を集めました!『決定版カフカ短編集』新潮文庫決定版カフカ短編集(新潮文庫カ1-4)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}絶望名人カフカの人生論(新潮文庫)Amazon(アマゾン)
いよいよ本日、発売です!『決定版カフカ短編集』新潮文庫カフカ没後100年のこの機会にぜひ!原稿を焼却するよう遺言したカフカ🔥しかし、愛着を持っていた作品はありました。「この物語はまるで本物の誕生のように脂や粘液で蔽(おお)われてぼくのなかから生れてきた」(1913年2月11日の日記)そういうカフカ自身が愛した作品を集めました!『決定版カフカ短編集』新潮文庫決定版カフカ短編集(新潮文庫カ1-4)Amazon(アマゾン)${EVENT_LA
みなさんこんにちはチェンです。雨が続きますねまた雨の詩を紹介しますポール・マリー・ヴェルレーヌという人です。大好きな人を鉄砲でうっちゃったり(ケンカで)、妻子を捨てたり破滅的な人生を送りました。≪巷に雨の降るごとく≫わが心にも涙降る。かくも心ににじみ入るこのかなしみは何やらん?やるせなき心のためにおお雨の歌よ!やさしき雨の響きは地上にも屋上にも!消えも入りなん心の奥にゆえなきに雨は涙す。
お疲れ様です。土特の国語で登場した話。黄色い目の魚(新潮文庫)Amazon(アマゾン)娘が「共感する話。」だと言って息子に問題文を読ませていたのですが、息子は「微妙。僕、男子校だし。」とのことでした。そんな破茶滅茶男子校に通う息子の国語論。「重要な箇所はね、光って見えるんだよ。自ずと見えてくるんだよね。」*良い子は真似をしないようにしてください。語彙力強化について娘と私が話をしていたところ、息子が差し出してきた一冊中学国語力を伸ばす語彙1700
妊娠中、特に初めての出産ということも相まって、常に様々な恐怖に襲われていたので、ひたすら妊娠レポや妊娠エッセイを読んでいました。(↑子がベビーベッド苦手で全く使わないので、もち様のものになりました…)「なるほど〜」と思うものや、「ちょっとこの考え方は私には合わない…」と思うもの、色んな書籍と出会いましたが、特に印象深かったものを、ブログでちょこちょこ感想を書いてみたいと思いますまず1冊目は、さくらももこさんの『そういうふうにできている』(新潮文庫)。そういうふうにできている(新潮文
念のため妻にも学校に電話してもらうと妻はええええええええええええええええええええやん?おっさんさっき電話したら男の人がお父さん安心してください日付が変わるまでは大丈夫取り消されませんよって言われたのに10分後に電話した妻はHPに書いてある通りです。って若い女性に言われたというのです。どっちよ・・・・
京都市京セラ美術館と疎水を挟んだ向かい側にある、「岡崎庵CAFE`」に行ってきました。きっかけは、患者さまから紹介された1冊の本。『おそめ―伝説の銀座マダム』(石井妙子著、新潮文庫、2009)銀座に川端康成、白洲次郎、小津安二郎らが集まった伝説のバー「おそめ」のマダムで元祇園芸妓、上羽秀(うえば・ひで1923-2012)の評伝です。この「おそめ」さんが晩年住んだ4階建ての大きな家は、一日一組限定の邸宅貸切ウェディング会場岡崎庵として、今も残っています。1階は
娘の国語の長文問題で江國香織さんの話が出てきて「つめたいよるに」の中の一話。私、昔から江國香織さんファンなんです江國さんの本は8割持ってるほど大好きでなので、長文の最後に参考文献「江國香織つめたいよるに」と書かれてるのを見た時は思わず声出たで、娘が面白い話だねー!他の作品も読んでみたい!と前のめりに言ってるのを聞いて、嬉しくって自分が好きと思うものに興味を持ってくれるのは嬉しいものだけどそれが自分の娘なら尚更だなと思いました江國さんの作品は恋愛系が多いのでそのあたりはまだ
予約が開始になりました‼️🎊ようやく情報解禁できます!🔴『カフカ断片集』頭木弘樹編訳新潮文庫カフカの作品で何が好きって、断片がいちばん好きです短い、未完成な、小説のかけらたちです✨断片集を出したいと、ずっと願っていました!渾身の1冊です!新訳です!カフカ断片集フランツ・カフカ(著/文)-新潮社カフカは完成した作品の他に、手記やノート等に多くの断片を残した。その短く、未完成な小説のかけらは人々を魅了し、断片こそがカフカだという評価もあるほど。そこに記されたなぜか笑える絶
❀町田✿そのゆめ、はじける✿華華華華華華華❀町田特集(゚∀゚)コンビニ兄弟-テンダネス門司港こがね村店ーテンダネス門司港こがね村店(新潮文庫nex(ネックス))[町田そのこ]楽天市場781円${EVENT_LABEL_01_TEXT}コンビニコンビニ兄弟-テンダネステンダネス門司港楽天まるごとぜんぶ町田の本(ぴあMOOK)楽天市場1,080円${EVENT_LABEL_01_TEXT}まるごとぜんぶ町田の本ぴあMOOK楽天地元のご
※画像出典:新潮社こちら、山田詠美の小説ですね。蝶々の纏足/風葬の教室(新潮文庫)[山田詠美]楽天市場572円【中古】蝶々の纏足/風葬の教室/山田詠美/新潮社[文庫]【宅配便出荷】楽天市場139円山田詠美と言えば、繊細かつ独特な心情描写で、数々の文学賞を受賞し、センター試験の問題や、大学の課題図書になったりもする、『恋愛小説作家』の代表格。私が一番はまっていたのは高校生のときで、図書館にある山田詠美作品はすべて網羅。(記憶力が
ダークタワーといえば、『ショーシャンクの空に』や『スタンド・バイ・ミー』、『シャイニング』原作者で知られるスティーヴンキングの代表作であり、完成まで30年間を要した作品です。*私物です。上中下巻に別れているので全16巻です。かなりのボリュームです。これは上巻だけ並べました。スタンド・バイ・ミー(字幕版)Amazon(アマゾン)299円ゴールデンボーイ―恐怖の四季春夏編(新潮文庫)Amazon(アマゾン)196〜5,480円現在私は、第3
関裕二さんの『蘇我氏の正体』に続き、『藤原氏の正体』『物部氏の正体』を読み終わりました。日本史の教科書で習う古代史とは一味も二味も違い、もし関さんの説が本当だったら歴史はもっと人間臭く、ドラマチックに想像でき、正解がないだけに人の心を惹きつけてやまないのだと感じます。藤原氏の正体(新潮文庫)Amazon(アマゾン)157〜4,200円Amazon(アマゾン)で詳細を見る楽天市場で詳細を見る物部氏の正体(新潮文庫)Amazon(アマゾン)100〜4
2021年9月25日からはじまった「十二国記30周年フェア」も終了次の新刊が待ち遠しいです!「十二国記」絵師山田章博の世界』発売になってます!その他の新情報は入り次第追記していきます!祝30周年!十二国記幻の短編「漂舶・幽冥の岸」はどこで読める?新刊はいつ?大好きな十二国記。読み漏らしは「東の海神⻄の滄海」CDブックに収録されていた「漂舶」と「一話が先に読める」プレゼントキャンペーンに応募した方が〈十二国記の日〉に読めた短編「幽冥の岸」のみ。幽冥の岸は短編集に収録予定なので一生読め
【第3500回】>現代のわが国では、権力を否定することよりも、まず自分がどれだけの権力を持っているかをはっきりと意識し、それに見合うだけの孤独に耐える強さを持っているかを考えてみる方が意味が深いと思われる。>(p.192「こころの処方箋」河合隼雄新潮文庫平成十年)先生でも親でもあるいは社会的な成功者でもフランクで人づきあいの良い人の方が高い人格のように扱われる昨今ですが、権力、権威というものの意義は否定されています。しかし、社会である以上、何らかの意思
新潮、角川に続き、岩波さんの『罪と罰』を読んでます。1999年11月文庫本第1刷発行訳江川卓ちょっとね、もう目からウロコでした。すごい!この流れるような透明感増し増し訳✨湧き水のような透明度、今まで謎だった思想、文脈がほぼクリアに。素晴らしいじゃないですか!まだ上巻ですが、今まで何言ってるのかよく分からなかった酔っ払いのクズオヤジ、マルメラードフが言ってることが初めて理解できた~。(理解できたところでクズだったけど…)ラスコーリニコフの考えにしても、今まで一つ一
猫が出てくる小説をわりと読んでるかも、ってブックオフで本を買った時にふと思った📚買ったのは『さすらい猫ノアの伝説』少し前に読んでたのは、『猫を処方いたします』『猫のお告げは樹の下で』昔から何度も読んでる大好きな『夏への扉』にもピートって名前の猫が出てくる。あとは『世界から猫が消えたなら』世界から猫が消えたなら[川村元気]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}『猫旅リポート』旅猫リポート(講談社文庫)[有川浩]楽天市場${EVENT_L
はじめにみなさんこんにちは、本野鳥子です。今回も、十二国記の再読をしていきたいと思います。短編集「丕緒の鳥」の最終回「風信」です。十二国記再読の第一弾はこちらから。未読の方はネタバレご注意ください。一番下に、「丕緒の鳥」の短編の感想の記事がまとまっています。それでは今回も、はるかな十二国記の世界を訪れることにいたしましょう!「風信(「丕緒の鳥十二国記5」所収)」小野不由美(新潮文庫)予王の治める、慶国。王命により、女性は国を追い出されることとなった。しかし、逃亡せずに、外には出
WordPressでブログ書いてます☆彡↓↓リンク先↓↓久方ぶりに。。。久方ぶりに。。。久方ぶりに読みたくなったので。。。また繙き始めた✨真田太平記📚もう何度目かわからんwwwし…mshira1973.wordpress.com白川くんの独り言βnosweatnovictory
ニューシネマパラダイスとトレインスポッティング。他にも好きな映画はあるけど、この2つはマスト。ニューシネマパラダイスは小学生から、トレインスポッティングは公開当初から20年来、好きな映画。2作とも音楽も素晴らしい。今日はダラダラと最近読み出したクジラアタマの王様を読破。クジラアタマの王様(新潮文庫)Amazon(アマゾン)742円2年くらい前に買ったからか、かなり時事的なストーリーだと、途中でわかったけど、やっぱり伊坂幸太郎は好きだと
さて、今ぼくが一番入れ込んでいる栗花落静探偵の使用人シリーズです。先日Twitterで本格の先生方へ訪問をしているとアメンバーで書きました。アメンバーを読まれていない方は分からないのですが、折角Twitterをしたのですから好きな作家の所に出入りしようとアメンバーで公開しました。Twitterは作家目的ではないのでHNも違いますし、ファンの○○さんを応援のために始めました。でもそれだけでは飽き足らず本格作家のTwitterにお邪魔するのに使うために、断りを入れたのです。それはア
こんばんはフランソワーズ・サガンの「悲しみよこんにちは」があるのを「らじるらじる」でふと目にして、早速視聴してみました。ちょうど初回放送分(1)の聞き逃し配信期限が、本日2/199:30pmだということもあり...。[聞き逃し配信]朗読の世界|毎週月曜~金曜午後9時15分|NHKラジオらじる★らじる古くから読み親しまれている日本の文学、そして海外文学の翻訳版を、人気の俳優・声優が朗読します。文学に接する機会の少ない若いリスナーや、目の不自由な方々まで、幅広い層に届
この前、山田洋次監督の映画「たそがれ清兵衛」をDVDで観て、藤沢周平の原作も読みましたが、それをきっかけに、藤沢周平さんの小説をまた読みたくなり、書店で文庫本を買い込みました。まず、「用心棒日月抄」シリーズ4冊を読み、その4冊と「よろずや平四郎活人剣」を元にNHKがドラマ化した「腕におぼえあり」もDVDを借りてきて観ました。どちらも面白かったのですが、ラストに向かって原作の方が余韻が感じられました。(用心棒日月抄)帯に藤沢周平さん(1927年12月26日生まれ、1997年1
4月17日の水曜日。市立富良野図書館から借りた5冊の本の記録です。①『夜の橋』(藤沢周平/中公文庫1984年2月10日初版発行/1995年3月18日改版発行/2005年4月25日改版16刷発行)②『殺意〜名無しの探偵シリーズ〜』(ビル・プロンジーニ/高見浩・訳/新潮文庫昭和55年2月15日印刷/昭和55年2月25日発行)③『特捜部Q〜キジ殺し〜』(ユッシ・エーズラ・オールスン/吉田薫・福原美穂子訳/ハヤカワ・ミステリ文庫2013年4月1
〜人間にとって愛は所詮持続して燃焼する感動であり得ない〜「太陽の季節」石原慎太郎著/新潮文庫/341ページこれまでの人生で一向に手に取ろうとしてこなかった類の本であった。題名は知っていた。作者も知っていた。なぜ手に取らなかったか。特に理由はないが、強いて言えば私とは生き方が違いすぎるハナシが書いてあるだろう、と思って興味を持たなかった。しかし読んでみると、妙な面白さがあった。15〜20億年前の真核細胞の誕生然り、だいたい新しいものが生まれるときというのは
こんにちは!愛猫2匹さまと同い年の旦那くんとの4人暮らしをしているくまです☆このブログでは、そんな4人の何気ない日常や出来事とたまーにゆるく商品紹介をしちゃったりしてます。どうか最後までお付き合いくださいませ~☺高校生の時の趣味をもう一度楽しめる事はできるのか、、、私は高校生の時に、「詩」を読むこと・書くことが趣味でした。主に授業中に書いていたのですが・・・笑本とは違う味わいを感じていたものです。(長い文章が苦手とかではありませんよ?
《毎月一回行っている海馬文学会の読書会です。テーマ本は、近現代の国内外の古典や純文学、中間小説などの中から、同人・会員の推薦で決定(基本は文庫本)。他に芥川賞受賞作を年二回、同人誌「海馬」合評会を年一回実施。自由に感想や意見を述べ合う場ですので、老若男女どなたでもお気軽にご参加ください。丁寧に読むことを通じて、いろんな気付きや新たな発見があると思います。特に、小説を書いている方やこれから書きたいという方の参加は歓迎です》〇テーマ本『杳子・妻隠』古井由吉(新潮文庫)〈古井由吉〉(19
おはようございます今日は本の読書感想です。「清く貧しく美しく」清く貧しく美しく(新潮文庫)Amazon(アマゾン)83〜4,495円まず、タイトルに惹かれましたなんか、シンプルでステキ。久しぶりに一気読みした小説です。普段あんまり小説は読まないんですが、たまにヒットすると、一気読みしてしまう本の4分の1ぐらいは、そんなに話の展開もなく、ダラダラと進んでいくのですが、そこを過ぎたあたりから物語は急展開。本を
こんばんは。コナン・ドイルさんのシャーロックホームズの冒険を読みました。奇妙な、事件です。日本の推理小説は、この類が、昭和期の小説家に、多かった気がします。でも、遺産のことも、イギリスは、日本とは、違うんだなと勉強になりました。面白かったです。この作品で、新潮文庫版のシャーロックホームズの冒険は、終わりです。何度目かなのですが、やっぱり夢中になって読みました。ありがとうございます。また読んでください。