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愛読書の文庫たち。森真沙子さんは美しいホラーの書き手。森さんの現代ものは殆ど読んだ気がする。コレットのシェリは、男女の会話が洒落ている。女同士の嫌味の応酬も秀逸トーマス・マンのトニオ・クレーガーは何故か5冊もある。少年時代の主人公の気持ちが痛いほど分かるからな~トニオが大人になってからの後半は難しくてあまり理解できてなかったけど、ちゃんと読み返してみようかしら・・・・トーマス・マンは高見沢さんもお好きなようだけど、この作品も読んでらっしゃるのかな?矢川澄子さ
前回に引き続き、今回も十二国記シリーズのご紹介です今回は4作品目「風の万里黎明の空」陽子が即位して1年後の話です。個人的に十二国記作品の中でも一番大好きな巻です(*゚∀゚*)特にラストの陽子が禁軍に叱咤するシーンが痺れますこれはアニメでも見ていたのですが、もう興奮しかありませんあらすじ景王に即位して1年。陽子は苦悶していた。現代日本とはあまりにも違う常識。元々ただの女子高生だった陽子は国をどう動かしていいか分からないでいた。さらに慶国は無能な女王が続いたため、女王というだけ
4月の読書&漫画4月の読書メーター読んだ本の数:10読んだページ数:2896ナイス数:18殺人出産(講談社文庫)読了日:04月25日著者:村田沙耶香感想はこちらおそろし三島屋変調百物語事始(角川文庫)の『曼殊沙華』読了日:04月22日著者:宮部みゆき感想はこちらこれ描いて死ね(5)(ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)読了日:04月21日著者:とよ田みのる感想はこちら羅針盤の殺意天久鷹央の推理カルテ(実業之日本社文庫
念のため妻にも学校に電話してもらうと妻はええええええええええええええええええええやん?おっさんさっき電話したら男の人がお父さん安心してください日付が変わるまでは大丈夫取り消されませんよって言われたのに10分後に電話した妻はHPに書いてある通りです。って若い女性に言われたというのです。どっちよ・・・・
【読書記録】390冊目「松嶋智左巡査たちに敬礼を」地方にある架空の警察署を舞台に描かれる警察官の人間模様。「市民を守りたい!」という熱い思いで任務にあたっている彼らにもそれぞれ胸に抱えたものがあり、苦悩しながらも任務に当たっている。6つの短編からなりたっていますが、少しずつ繋がっています。登場する警察官が人間味に溢れており、普段接することない彼らが自分に近い存在だと思わずにはいられない。初めて松嶋智左先生の作品を読みました。他の作品も読んでみたいと思います。
妊娠中、特に初めての出産ということも相まって、常に様々な恐怖に襲われていたので、ひたすら妊娠レポや妊娠エッセイを読んでいました。(↑子がベビーベッド苦手で全く使わないので、もち様のものになりました…)「なるほど〜」と思うものや、「ちょっとこの考え方は私には合わない…」と思うもの、色んな書籍と出会いましたが、特に印象深かったものを、ブログでちょこちょこ感想を書いてみたいと思いますまず1冊目は、さくらももこさんの『そういうふうにできている』(新潮文庫)。そういうふうにできている(新潮文
おはようございます今日は本の読書感想です。「清く貧しく美しく」清く貧しく美しく(新潮文庫)Amazon(アマゾン)83〜4,495円まず、タイトルに惹かれましたなんか、シンプルでステキ。久しぶりに一気読みした小説です。普段あんまり小説は読まないんですが、たまにヒットすると、一気読みしてしまう本の4分の1ぐらいは、そんなに話の展開もなく、ダラダラと進んでいくのですが、そこを過ぎたあたりから物語は急展開。本を
いよいよ本日、発売です!『決定版カフカ短編集』新潮文庫カフカ没後100年のこの機会にぜひ!原稿を焼却するよう遺言したカフカ🔥しかし、愛着を持っていた作品はありました。「この物語はまるで本物の誕生のように脂や粘液で蔽(おお)われてぼくのなかから生れてきた」(1913年2月11日の日記)そういうカフカ自身が愛した作品を集めました!『決定版カフカ短編集』新潮文庫決定版カフカ短編集(新潮文庫カ1-4)Amazon(アマゾン)${EVENT_LA
予約が開始になりました‼️🎊ようやく情報解禁できます!🔴『カフカ断片集』頭木弘樹編訳新潮文庫カフカの作品で何が好きって、断片がいちばん好きです短い、未完成な、小説のかけらたちです✨断片集を出したいと、ずっと願っていました!渾身の1冊です!新訳です!カフカ断片集フランツ・カフカ(著/文)-新潮社カフカは完成した作品の他に、手記やノート等に多くの断片を残した。その短く、未完成な小説のかけらは人々を魅了し、断片こそがカフカだという評価もあるほど。そこに記されたなぜか笑える絶
朝井リョウの正欲を一気読みしてしまいました。東畑開人さんの巻末解説も素晴らしい。正欲(新潮文庫)[朝井リョウ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}読んだら分かるのですが、説明するのが凄く難しい作品です。端的に、すごく面白かったです。少しでも内容を話したら、ネタバレになってしまいそうな作品でもあり、正しい説明ができるのだろうか?という問いが、恐ろしくて書けないという感じです。世間一般に言われる正しい生き方ができない人たちの世の中の生きづらさを描いた作
はじめにみなさんこんにちは。本野鳥子です。今回は、十二国記再読の一環で、短編集「丕緒の鳥」の中の「青条の蘭」についてです。ネタバレございますので未読の方はご注意ください。十二国記再読の第一弾はこちら。それでは今回も、十二国への旅、どうぞお楽しみください。「青条の蘭(「丕緒の鳥十二国記5」所収)」小野不由美(新潮文庫)石化するという奇病に犯された山毛欅を、引いてはその山毛欅に支えられている山間の里を救うため、国官である標仲と、その幼なじみである郷官の包荒、そして流れ者である興慶の
NHKのドラマ「茂七の事件簿ふしぎ草紙」を観ました主演は高橋英樹さん、原作は宮部みゆき先生の「本書深川ふしぎ草紙」です。いやぁ、とにかく役者さんの演技が素晴らしかったですよ!まあ高橋英樹さんって、そもそもが私好みの緩急ある演技がうまい役者さんなのでそもそも私のストライクゾーンだったってのもあるんですけども。主演の高橋英樹さんがうまいからでしょうね、周囲の役者さんたちも極めてやらせ感がないというか、その役がまさにそこに生きているようでした。脚本もすごく良くて。人々の小さな
おもしろいミステリを、ありがとう曼珠沙華(撮影:2022.9.17)2022年7~9月に読んだミステリです。29柄刀一「或るアメリカ銃の謎」光文社2022.7.30発行30中山七里「作家刑事毒島の嘲笑」幻冬舎2022.7.20発行31荒木あかね「此の世の果ての殺人」講談社2022.8.22発行32阿津川辰海「録音された誘拐」光文社2022.8.30発行33月原渉「九龍城の殺人」新潮文庫2022.9.1発行34知念実希人「生命の略
短編集ということ以外、まったく予備知識なしに読んでみた米澤穂信さんの『儚い羊たちの祝宴』そこにはわたしなどの想像をはるかに超えた衝撃と、底知れない毒気を含んでいました。儚い羊とは、どういう意味なのか…。読み終わってからぼんやりと真相が浮かび上がってくる様は、分かりやすいホラーよりも背筋が冷たくなるようでした。読後、スッキリした気分で本棚に仕舞える本と、少し気になってパラパラと読み返す本があるとすれば、こちらは後者でしょう。古典ミステリーのファンならば、より深く作者の思惑を感
《毎月一回行っている海馬文学会の読書会です。テーマ本は、近現代の国内外の古典や純文学、中間小説などの中から、同人・会員の推薦で決定(基本は文庫本)。他に芥川賞受賞作を年二回、同人誌「海馬」合評会を年一回実施。自由に感想や意見を述べ合う場ですので、老若男女どなたでもお気軽にご参加ください。丁寧に読むことを通じて、いろんな気付きや新たな発見があると思います。特に文学や人生とは何なのかとお悩みの方、あるいは小説を書いている方や、これから書いてみたいという方の参加は歓迎です。その一歩が、あなたの人生
原稿を焼却するよう遺言したカフカ🔥しかし、愛着を持っていた作品はありました。「この物語はまるで本物の誕生のように脂や粘液で蔽(おお)われてぼくのなかから生れてきた」(1913年2月11日の日記)そういうカフカ自身が愛した作品を集めました!『決定版カフカ短編集』新潮文庫決定版カフカ短編集(新潮文庫カ1-4)Amazon(アマゾン)${EVENT_LABEL_01_TEXT}絶望名人カフカの人生論(新潮文庫)Amazon(アマゾン)
お久しぶりの更新、ちゅうたんです。今夜は読書記録。「読書力」斎藤孝著読書力(岩波新書)821円Amazon図書館から借りてきた本。最近、斎藤先生の著作がよく目に入ってくるので、続けて何作か読んでいる。今読んでいるのも斎藤先生著作の本だ。この「読書力」については、少し文調が強めだった。少し前に書かれたものだからだろうか。2002年に書かれているので、17年前の著作だ。今は書き慣れてきたのか、文調を変えたのか、柔らかい感じ。
昨年、89歳で旅立たれた山田太一さんの小説、これがイギリスで映画化されると知り、読みまして『異人たちとの夏』山田太一著新潮文庫1991年11月25日(単行本は1987年発行)カバー絵榎俊幸後書き田辺聖子なんともせつなくなる部分と、モヤモヤする部分とが織り混ざる印象でした。主人公は1939年に浅草で生まれ、12歳の時に両親が亡くなってしまう。小説では、主に彼(主人公)が47歳から48歳になる夏の出来事が描かれてる
新潮、角川に続き、岩波さんの『罪と罰』を読んでます。1999年11月文庫本第1刷発行訳江川卓ちょっとね、もう目からウロコでした。すごい!この流れるような透明感増し増し訳✨湧き水のような透明度、今まで謎だった思想、文脈がほぼクリアに。素晴らしいじゃないですか!まだ上巻ですが、今まで何言ってるのかよく分からなかった酔っ払いのクズオヤジ、マルメラードフが言ってることが初めて理解できた~。(理解できたところでクズだったけど…)ラスコーリニコフの考えにしても、今まで一つ一
2024年4月30日(火)▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう本日のお題図書館で最後に借りた本は?30年位図書館に行くこともなく最近になって、図書館でCDを借りました本を借りたのはいつだったかなぁ?覚えてない(°ω°)でも久しぶりに本を予約してます世界でいちばん透きとおった物語(新潮社)読み終えて、最後に気づく驚きの事実!というクチコミ続出で話題の本なのですが約半年前に予約して現在の順位253番目(区内所蔵19冊)なか
思ったよりさらっと読みやすかったなぁ。先生っ!!!!なんかもう、先生っ!!!!私も私。K!!!!!!!私と家族は一体なんなんだろう。先生みたいな人間が、昔はいっぱいいたんだろうな。こころ(新潮文庫)Amazon(アマゾン)
今日は、「マリー・アントワネットの日記」のブルー(2巻め)を読み終わりました。1(Rose),2(Blue)の2冊で完結です。【中古】マリー・アントワネットの日記IIBleu新潮文庫nex/吉川トリコ(著者)楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}【中古】マリー・アントワネットの日記IRose新潮文庫nex/吉川トリコ(著者)楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}マリーが日常を赤裸々につづってますが、現代の流行語