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(注意:もしもこの作品が気になっているけどまだ未読という方は、作品をお読みなってからこの感想をご覧いただくことをオススメします。そうすることでこの作品を100倍楽しめるでしょう。)※※この本を読んで一言※※壮大な挑戦とミステリの融合の意欲作!これはスゴイ!!読み終わったときには本当に驚きました!!!!面白いかは別問題ですが(汗)※※※※※※※※※※※※※※※杉井光さんの作品は初めて読みます。インターネットでミステリ小説を探していた時に出てきた作品で、もう完全にタイ
「ハウスメイド」著者:フリーダ・マクファデン出版社:ハヤカワ・ミステリ文庫(2025/8/20)前科持ちのミリーが手に入れた、裕福な家庭でのハウスメイドの仕事。だが、この家は何かがおかしい。不可解な言動を繰り返す妻ニーナと、生意気な娘セシリア。夫のアンドリューはなぜ結婚生活を続けていられるのだろうか?ミリーは屋根裏部屋を与えられ、生活を始める。しかし、この部屋には……。そして、家族にまつわる真相が明かされるや、それまでに目にしたものすべてがひっくり返る。恐怖と衝撃のエ
※※この本を読んで一言※※ミステリとして面白いかと言われるとなかなかビミョ~(個人的感想です)。リアルなミステリとラノベ的キャラモノを足して2で割って、ところどころファンタジーを少々加えた作品と割り切るなら楽しめました。※※※※※※※※※※※※※※※2025年の「このミステリーがすごい!」大賞作ということで読んでみました。内容としては最先端の遺伝子工学を軸に、現代の生命の尊厳と宗教を絡めつつ、ループクンド湖の多くの人骨の謎、紫陽の存在、唯の真意を隠していそうな行動、樹木
※※この本を読んで一言※※読む者を惹きつける怒涛の展開でボリュームはあるのに一気に読めます。映画になるだけのことはあるなと思う作品です。教訓:小説を読むなら事前に知る関連情報は極力減らして読むべきです(笑)※※※※※※※※※※※※※※※呉勝浩さんの作品は「スワン」に続き2作品目になります。この「爆弾」は映画が面白そうで見たくなり、だったら映画を見る前に原作を読んでおこうと思い購入しました。スズキと警察の知恵比べにも似た取り調べや捜査の過程で、進行するにつれて少しずつ謎が
※※この本を読んで一言※※若者による群像劇で、5人のキャラクターが立っていてその関係性がとても面白い。そして切ない!普段はミステリ読みの私には新鮮でした。※※※※※※※※※※※※※※※吉田修一さんの作品を読むのは「湖の女たち」に続き2作品目です。この作品は「湖の女たち」とはテイストは違いますが、人間というものを鋭く描いていると思います。良介→琴美→未来→サトル→直輝の順番で視点(主人公)が切り替わり物語が進行していきながら、時間も同時に進行しているので、新たな出来事
山内練。柴田よしき氏の小説の登場人物だ。鋭く強く冷酷で、それでいて脆く優しい、凄まじい美貌と頭脳を持つひと。気弱な大学院生が苛烈な経験を経て若頭となった。最初に出会ったのは『RIKOー女神の永遠ー』。そのときには彼の過去など知らなかった。それでも惹かれた。美しさと強さに、そしてどこかからか滲み出る哀しみと脆さに。そして『聖なる黒夜』。練のあまりな過去が辛くて堪らなかった。麻生龍太郎ととの幸せを祈った。そんな練の物語がまた読めるなんて。練にまた逢えるなんて。12月18日発
ハヤカワミステリマガジンのミステリベスト10で堂々1位となった前作「ハウスメイド」。刊行当初からシリーズ化が予告され、ミステリファン界隈をざわつかせていた待望の続編がついに登場しました。本作の舞台は前作から4年後。裕福なギャリック家のハウスメイドとして雇われたミリーは、雇い主のダグラスから「何があってもゲストルームには入らないこと」を強く言い渡されます。「静養中の妻ウェンディを煩わせないため」という説明に納得したミリーでしたが、ある日、血に染まったガウンを見つけたことで夫の虐待を疑い始め
11月25日発売のハヤカワミステリマガジン1月号で、恒例のミステリベスト10が発表されました!毎年、これと、週刊文春のベスト10をチェックして、読んでいなかった傑作を年末年始に読むのが楽しみでした。海外編について、思いつくまま感想を書いてみます。ベスト10冊のうち、8冊はブログにアップしているので、リンクを貼っておきます。最後に私的ベスト10も挙げてみました。1位『ハウスメイド』フリーダ・マクファデンこれはすごく意外でした。面白かったのは間違いないのですが、ベスト1かとい
⚠️ネタバレありです。キャラクターよりの感想になってます。久しぶりのポアロシリーズ感想。間が空いてしまいました…。邪悪の家(クリスティー文庫)Amazon(アマゾン)「~~中略~~ひとつアドヴァイスをしておこう。もう寝たほうがいいぞ」「いや」私は言った。「きみが寝るまでは寝ないさ。きみひとり残しては行かないからな」アガサ・クリスティー「邪悪の家」真崎義博訳早川書房2011年162ページより
※※この本を読んで一言※※映画を愛する人がこれを読んだら、映画愛とミステリの融合を感じ取れるのでしょう。またベテランのミステリ読みがこれを読んだら、この作品を賞賛するのでしょうか。さすが懐の深いメフィスト賞だけのことはあり、私には理解ができませんでした(汗)。※※※※※※※※※※※※※※※作者の生垣真太郎さんの作品を読むのは初めてです。調べてみると寡作の作家さんのようで、作品自体なかなか手に入りません。しかしメフィスト賞受賞作であるこの作品を読まないわけにはいかないので
※※この本を読んで一言※※うーん・・私は殺人狂の心境など分かりたくないですし、日本の社会に対してまだまだ捨てたものでもないと思っています。※※※※※※※※※※※※※※※インターネットで面白そうなホラー小説を探しているときに見つけた一冊です。そして村上龍さんの作品を読むのは初めてです。ホラー物が読みたかったので平山夢明さんの「独白するユニバーサル横メルカトル」と同時に買いました。この作品はホラーというよりは、グロ要素強めのなのを分かっており、しかもタイトルが「インザ・
こんばんは。母の検査入院とかでパート先にも迷惑をかけたので人がいなければ出ます!と言っていたら気づいたら7連勤、さすがに胃がキリキリしてきて、こればまずいと今日は2時半で早退させてもらいました。本当は13時で帰ろうと思ったけど仕事が終わらなくて。やはり仕事から離れると気持ちが違います。しばらくゴロゴロした後最近書き始めていた小説の続きを書きます。前から小説ってものを書いてみたくてマニュアル本まで買いましたがなかなか踏ん切れず数日前AIに相談したらいろいろアドバイスしてく
寒中お見舞い申し上げますすっかり遅くなってしまいました今年初投稿です💦おとといの夜に名古屋でも雪が降りましたまあ積もりはしませんでしたが昨日は一日寒かったですさて今年の目標は何事も頑張りすぎない!です夢中になりすぎるとあれもこれもかんばりすぎる私なので時間に追われることなくスローペースで過ごしていきたいと思いますあとは毎月5冊読書する!ということで今月の本は魔眼の匣の殺人マカン・マラン(今読書中)人間標本(今読書中)迎賓館(完読)怪の残滓にしました
⚠️ネタバレありです。キャラクターよりの感想になってます。久しぶりのポアロシリーズ感想。今後はコンスタントに上げていきたいと思っていますが、どうなるかな…ビッグ4(クリスティー文庫)Amazon(アマゾン)「———あなたの偽名、変装——うまく相手を騙せるとは、ほんの一分間だって、私は思っていませんでしたよ」アガサ・クリスティ「ビッグ4」中村妙子訳早川書房2004年134ページよりなんという信頼感…!!というわけで、ポアロとヘイ
悪名高くて有名な読解問題がある。それがこれだ。多分見たことがあると思うが、この問題は日本語として致命的な欠陥があり、人に読ませる文章にも問題文にもなっていない。前半部分は分かるが、後半を読んだ瞬間全く理解不能になってしまう恐るべき悪文だ。知識があれば分かりやすいかもしれないが、だとするとそれは読解力とは関係なくなってしまう。そして知識がないと何通りもの解釈ができるせいで頭が混乱する。なのでこの文章は読解力を問う問題として成立していない。まず「同じグルコースからできていても」とい
創元推理文庫推しの私。海外の小説は文庫化されていても1000円以上することが多いので、図書館で予約して順番が巡ってくるのを辛抱強く待つのがもっぱらです。人気作品とは言っても国内の小説家よりは待ち時間が短いので。本作はこれまでの自由研究シリーズとは別の物語ですが、変わらず高校生が主人公です。途中冗長さを感じて飽きてきた部分もありましたが、後半のたたみかけるような展開やサスペンス感によって結局いつものように一気に読み進めてしまいました。さすがホリー・ジャクソンです。高校生が主人公ですので
加納朋子さんの作品を読むのは4作目です。加納さんは、本書で第3回「鮎川哲也賞」を受賞し、作家デビューしたそうです。「鮎川哲也賞」は長編推理小説の賞らしいのですが、本格的な推理小説という感じはしませんでした。昨年読んだ「1(ONE)」が面白くて、これがシリーズの20年ぶりの最新作だったそうで、では、1作目を読んでみようと思いました。7つの連作短編集です。意外な展開が面白かったです。この絵がキーポイントになります。ななつのこ駒子シリーズ(創元推理文庫)
講談社文庫■倒錯のロンド■折原一(1951-)■1989年■本格/新本格概要受賞間違いなし、と自信を持って推理小説新人賞に応募しようとした作品が、何者かに盗まれてしまった!そして同タイトルの作品が受賞作に。時代の寵児になったのは、白鳥翔。山本安雄がいくら盗作を主張しても誰も信じてくれない。原作者は執念で盗作者を追いつめる。叙述トリックの名手の「原点」が、32年越しに完成!(裏表紙紹介文)感想折原一氏の代表作です。江戸川乱歩賞の最終候補作。折原氏は、執筆する作
東野圭吾さんの新作、「マスカレード・ライフ」実は結構前に読んでいたんですが、なかなか感想を書けないままになっていて…パラパラと再読。「マスカレード」シリーズは面白いですよね!ほんとこのまま映画になりそうなくらい。ホテルの映画というとついつい思い出すのは三谷幸喜の「THE有頂天ホテル」です。古い?あらすじはこちら!(集英社のサイトより)ホテル・コルテシア東京で開催されることになった、『日本推理小説新人賞』の選考会。当日、文学賞受賞の候補者として、ある死体遺棄事件の重要参考人が
発売日に買って5/19にクリアした。ゴールデンウィークを犠牲にしてもクリアするのにものすごく時間がかかった。つーかこの記事を書くのにも時間がかかってしまった。steam版で全クリしたプレイヤーは1.5%らしい。あまりにも長すぎるので仕方ない。長すぎて途中で寝たりゲーム付けっぱなしのまま外に出たりしたので正確な時間は分からないが全てのエンディングを見るのに259時間かかった。まさかひぐらしより長いとはビビった。ほとんどがネタバレになるのであまり詳しくは話せないが、感想としては基本面白
ドラマ「十角館の殺人」全5話見ましたキャスト河南孝明役奥智哉島田潔役青木崇高エラリイ役望月歩アガサ役長濱ねるルルウ役今井悠貴ポウ役鈴木康介ヴァン役小林大斗オルツィ役米倉れいあカー役瑠己也中村千織役菊池和澄松本邦子役濱田マリ島田修役池田鉄洋吉川誠一役前川泰之中村和枝役河井青葉吉川政子役草刈民代中村紅次郎角田晃広中村清司役仲村トオル原作綾辻行人監督内
CMにも選ばれるほど「幸せな家族」だった。その家族が歌われていくように死んでいく……◇幸せな家族そしてその頃はやった唄◇-TheBlessedFamily……andtheOldDearSong-鈴木悦夫保険会社のテレビCM“幸せな家族”のモデルに選ばれた中道家。しかし撮影開始直前、父親が変死。やがて不気味な唄の歌詞にあわせたかのように、次々と家族に死がーー謎めいた事件を追って最後の手紙に辿りついた時、読者はきっと戦慄する。刊行以来、無数の少年少女に衝撃を与えてきた伝説のジュ
※※この本を読んで一言※※タイトルどおりの滅茶苦茶な物語です。最後まで読めばご都合な展開とかそんなの気にしたら負けと思えるくらいとても面白かったです。また「コロナ禍」だった2020年を振り返ることができる作品でした。※※※※※※※※※※※※※※※染井為人さんの作品を読むのは初めてです。タイトルが「滅茶苦茶」とかなり攻めているのですが、その内容がどんなものか想像がつかないので楽しみに読み始めました。礼央、茂一、美世子の3人の視点で物語が進みますが、3人の物語が進むごとにそれぞれが
少し前に、早川書房のコンセプトカフェ「サロンクリスティ」に行ってきました。このカフェ、早川書房さんの1Fにあります。サロン・クリスティとは、もちろんミステリの女王アガサ・クリスティに由来した名前店内にはクリスティのミステリーに登場する列車をイメージした半個室などもあり本の中の世界に入り込める雰囲気です。季節ごとに本や作家をコンセプトにしたコラボメニューが用意されており、今回は九龍城砦イブニングティーセット♡3段ワ
『方舟』夕木春央読了しました。『方舟』→『十戒』の順で読んでみてください!『十戒』の読後が更にさらに面白くなります!あらすじ大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、
⚠️ネタバレありです。キャラクターよりの感想になってます。とっても久しぶりのポアロシリーズ感想。まだ初夏だけど、気温的にはもうすっかり真夏ですね。エッジウェア卿の死(クリスティー文庫)Amazon(アマゾン)「なに、わたしが豚頭だとは怪しからんことを言うね。〜〜略〜〜」アガサ・クリスティー「エッジウェア卿の死」福島正実訳早川書房2004年365ページよりおなじみジャップ警部と電話中のポアロのセリフ。
綾辻行人「奇面館の殺人」<上巻>季節外れの吹雪で孤立した館、奇面館。主人影山逸史に招かれた六人の客はそれぞれの仮面を被らされた。前代未聞の異様な状況下で、事件は進展する。主人の〈奇面の間〉に転がっていたのは、頭部と両手の指を切り落とされた凄惨な死体。六人の仮面には鍵がかけられていた。名探偵・鹿谷門実の圧巻の推理が始まる!<下巻>すべての登場人物の“顔”は鍵のかかった仮面の下に。幾多の仮面が壁一面を覆う〈奇面の間〉に転がっていた死体は、本当に主人・影山逸史のものなのか。
※※この本を読んで一言※※ゴリゴリのイヤミスかと思ったら、「整っている」「キレイ」「苦味のない」イヤミスでした。強めのイヤミスを求めている人は物足りないかもしれませんが、私のようなイヤミスが苦手な人におススメかもしれません(笑)。※※※※※※※※※※※※※※※湊かなえさんは「イヤミスの女王」と言われ、この「告白」は湊さんの代表作と評されているので、イヤミスが苦手な私ですが思い切って読んでみることにしました。初めに「聖職者」を読み終わった時に「これは短編集?」と思いましたが、
※※この本を読んで一言※※殊能将之さんの書く世界観は相変わらず独特で面白い!そして騙される!!もう新作が読めないかと思うと非常に残念です。※※※※※※※※※※※※※※※殊能将之さんの作品は「ハサミ男」と「子どもの王様」「美濃牛」「黒い仏」を読んでいますが、どれも本格ミステリなのに異色、そして面白いという印象です。なのでこの「鏡の中は日曜日」も楽しみにして読み始めました。なお今までの作品の傾向からして、あっと驚く叙述トリックがあると思い、警戒しながら読んでいましたが・・そ
『シャーロック・ホームズの帰還』内の『スリークウォーター失踪』に登場する犬、ポンピー(Pompey)。『四つの署名』に登場する犬、トビー(トービー、Toby)。こちらも『スリークウォーター失踪』のポンピー。ポンピーは、皮ひも装着で探索。中学生の頃、社会科の教師が「頭を良くする方法を教えよう。推理小説の犯人を考えながら読むこと」と言っていた影響もあり、『シャーロック・ホームズの冒険』や『バスカヴィル家の犬』等を読んでいた。その後、他のジャンルの本、武術、テレビゲーム(当時の