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(物語)フランス軍がモスクワを出たという知らせを受けたその時から、戦争の終結に至るまでの、クトゥーゾフの全活動は、その能力と、狡知と、無益な攻撃や、作戦や、滅亡の道を辿る敵との衝突から、自分の軍を押さえつけることにのみ向けられていました。ドーフトゥロフは小ヤロスラーヴェンに進みましたが、クトゥーゾフは全軍をなかなか動かさずに、カルーガ県からの撤退を命じています。その後方へ退く事が、彼には極めて当然の事に思われたのでした。クトゥーゾフは至る所で後退しますが、敵はその後退を待たずに、反
昨年、映画の「風と共に去りぬ」を見て小説も読みたくなったので、入手して読んでみました。日本語訳では分厚い文庫本が5冊でかなり高価になりますが、英語版なら著者マーガレット・ミッチェル(1900-1949)の著作権が消えているので、電子書籍なら50円で入手できました。今回は英語版をコツコツ3月かけて読み上げました。「風と共に去りぬ」の扉映画では主役のスカーレット・オハラは美人女優のヴィヴィアン・リーが演じたため、美人のイメージが付いてしまいましたが、原文では以下のようになっています。Scarl
(物語)全ての兵士達が、今、冷たい秋の夕闇の野原の中に停止してみて、出発の時に全員を捉えた慌ただしさと、何処かへ急き立てられるような強行軍からの、不快な目覚めのような苦しい気持ちを一様に味あわされていました。休止してみて、これから何処へ行くのかさっぱりわからない事と、この行軍の前途には多くの苦難が待ち受けているに違いない事を、皆が悟ったようでした。この休憩地で、捕虜に対する護送兵の態度は、出発の時よりも一層邪険になりました。この休憩地で初めて捕虜の給食に馬肉が与えられました。上は士