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昨日は自分的に百名山の最難関と言っても過言ではない草津白根山に登ってきた。草津白根山は2018年の噴火事故以来事実上「登れない山」となっていた。噴火警戒レベルはだいぶ前に1まで落ちたので登ってもいいことになっているものの、アプローチするための登山道が立入禁止となっていたからだ。だったら登山道を使わずに登ればいい、ということで既に廃業した表万座スノーパークから廃ゲレンデを使ってアプローチしよう。車道脇に車を停めて表万座スノーパークへ向かう細い林道をスキーで歩いていく。前日のものと思われる
久しぶりにベストコンディションの週末がやってきた。土日とも快晴微風予想という機会はなかなかない。これは普段いけない山域に行くしかないな・・・とはいえ遠征というほど遠くへはいけないのでバランスをとって新潟あたりまで足を延ばすことにした。土曜日の行き先は「守門岳」。由緒正しい二百名山だがこれまで未踏だった。守門岳はお隣の浅草岳と並んで山スキーヤーの聖地といっても過言ではない山なのだが、むしろメジャーすぎるせいで足が遠のいていた。あまり人が多い山は避ける習性があるので・・・という意味でい
昨日は厳冬期の立山へ行ってきた。立山といえば小学生でも登れるお手軽な山…そんなイメージがあるかもしれないがそれはあくまでも夏の期間だけの話。12月~4月までの冬の間は交通機関も止まり自分の足で数十キロの道のりを稼ぐしかない。しかも当然道中は雪だらけ。ツボ足でも数日かければいけるかもしれないが、冬の日本海側の天気は気まぐれなのでほとんど晴れることはない。ということで、今回は晴れ予報の一日を狙って電光石火で立山のピークを踏むことにした。メンバーはYSHR先生、大魔人さん、
※しばらくブログ更新が止まってしまっていたため一部の方にご心配をおかけしたことをお詫びします。2月3日(日)、白山での山スキーにおいて我々のパーティーが遭難事故を発生させてしまった件について、今後同様の事故を起こさないよう自分なりの反省点を振り返りつつ本ブログを見てくれている方に今後他山の石として役立てていただけるよう顛末を中心に報告したいと思います。2月3日の日曜日は当初の予報では気温高めの曇り~雨予報だったため平湯、白川郷あたりを行先の候補としていたが、数日前から午前中だけ晴れる
2019年、令和元年のゴールデンウィークは忙しいながらもとても充実していた。元号改定、10連休に伴うシステムトラブルが発生しないかとドキドキしながらの山行は落ち着かなかったが、結果的に東北遠征もできて好きな山にも登ることができた。1座目は4/28の平ヶ岳。約3年ぶりの尾瀬、そして鳩待峠からロングルートをこなして日帰りで平ヶ岳の山頂まで往復した。総移動距離32㎞は地獄軍団にとっては大した距離ではないが平ヶ岳山頂付近の強風と下界の灼熱地獄はなかなかのものだった。いずれに
「正常性バイアス」という言葉がある。ウィキによるとこういう定義。正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英:Normalcybias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり過小評価したりするという認知の特性のこと。自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「前例がない」「
今シーズンはクレバスに転落する事故が多い。いや、正確にはクレバスに転落する事故に関する報道が多いというべきか。4月には月山スキー場で転落事故が起きた。スキー場の関係者ということで山のことは熟知していたらしい。最近ではアラスカのデナリで山岳カメラマンの平賀淳さんが同じくクレバスに転落して亡くなられた。身近なところだとグレートトラバースのカメラマンのひとりといえばわかりやすいだろうか。高校時代からインターハイの山岳競技で優勝するほどの実績と実力を持っていたようだ。余談だが平賀さんは
さて、、、無事に立山から戻ってまいりました〜昨日の朝3時に起きて出発・・・天候を心配しながらも、土曜日半日勝負!!!ってことで出発!今回は4年ぶりに長野県側から向かいました。ここ2年は富山側からばかりだったから。。。ってことで、黒部ダムをスキーブーツ履いて、スキー担いで、通過いたします(笑)何を隠そう、スタートは晴れていたんだよ〜ロープーウェイを上がった上からパシャ!長野側からはなんせ乗り継ぎも歩きも多く。。。扇沢駅を8時に出発して、室堂に着いた
色々とひと段落し、YSHRセンセー達も記録を公開されたところで先月11月24日に起きた白山での遭難事故について触れたいと思う。まずは亡くなられた髭魔人さんのご冥福をお祈りすると共に、ご家族の方々には心からお悔やみ申し上げます。この10年間それなりに山スキーをやってきた人間にとって「髭魔人」という名前を知らない人はいないのではないだろうか。それほど「髭魔人」という山スキーヤーは自分にとっても特別な存在だった。自分が山スキーを始めたのは2013年、約9年前だが、山スキーを始めるきっかけの
少雪に暖冬、毎年同じようなことを言っているが今年は桁外れだ。先週は春一番が吹き荒れて土砂降りの雨が降った。もう山の雪も死んでしまったかもしれない。だが週末は一時的に気温が下がって雨も雪に変わるかも、だが低い山は厳しい、少しでも雪が多くてパウダーが楽しめそうなところはないか?と考えた結果、新潟焼山に白羽の矢が立った。ルートはもちろん笹倉温泉から。前回は2018年の3月の火打山だったので6年ぶりの北面台地となる。そういえばセンセーや名人さんとの初めての山行もここだったし、パクとの出会い
記録的少雪、ここ数年毎年同じようなことを口にしているような気がするが今年は本当にその傾向が顕著だ。まるで11月、12月の初冬のような積雪量に藪優勢の山肌。年が明けてそろそろ本気の寒波が来るかと思いきや長続きしない。そして先週も結局ほとんど雪が降らない状態で週末を迎えることになった。もう行き先を考えるのも面倒なのと松本のブンリンさんに用事があったので少雪でもそれなりに積雪量が期待できる乗鞍岳に向かうことにした。こう書くとまるで自分が「仕方なく」乗鞍岳を選んだように聞こえるかもしれないが
このブログの読者の方にとっていまさら「ココヘリ」の説明は不要だと思うが、会員制の遭難者捜索サービスのことだ。登山者が発信器を兼ねた会員証を携帯しておけば万一の時にヘリ等から要救助者を発見、救助してくれるという頼もしいサービスである。そんなココヘリのサービスに関してSNS上で誤った情報が拡散されているということで話題になっていた。具体的にはSNSの「ココヘリはヘリ出動しなかった」との投稿をきっかけに、「ココヘリって飛んでくれないの?」「残念だ。がっかりした」といった声が広がってしまったよ
昨日は厳冬期の立山へ行ってきた。年末年始の地獄旅の最終章となる。立山へ登ろうとすると黒部立山アルペンルートのバスやケーブルカー、ロープウェイを使うのが普通だが、これらの交通機関は4月~11月の期間しか営業していない。よって、それ以外の季節に立山に登ろうと思うと麓から自分の脚だけを頼りに登る必要がある。先月12月に立山に登ったばかりだが、今回はバッチリ条件が揃いそうなので再び立山を目指そうということになった。12月の立山も厳しいが1月は更に雪が増えて気温も低くなるため更に登頂の難易度は
↑↑↑いつもたくさんのクリックをありがとうございますw!(^^)!2022年5月10日(火)の記録です。すっかり天気は回復し、早朝、自分の時間を作ります。もう20年近く前になるでしょうか?初めて草津温泉のはずれ、シズカ山スキー場を訪れたのは・・・当時はバスのキャンピングカーでレストハウス前まで行けましたが、今はどうか・・・こちらを入っていくのですが・・・進入側は入れないようにふさがれておりますが、出口側ともう
↑↑↑いつもたくさんのクリックをありがとうございますw!(^^)!2022年5月10日(火)の記録です。前回は荒れたセンターハウスをお伝えしました。ではその先に広がるスキー場はどうなったのか?その前に、ここシズカ山と現在も営業している天狗山スキー場はバスで結ばれていたようです。やはり交通の便の悪いシズカ山はすたれていったのでしょうね。センターハウス前の駐車場わきには軽トラが転がっております。こんなところを
↑↑↑いつもたくさんのクリックをありがとうございますw!(^^)!2022年5月10日(火)の記録です。ではドローンに2階へ進んでいただきましょう~食堂のようなところに事務机が置かれていますね~こちら、カフェ跡のようです。「モカソフト」という文字が見えますが、スキーシーズンに売れたのでしょうか?床が苔でおおわれているところもあります。これを見るとずいぶんな規模だったことがわかります。ではその
丹沢のガイド登山で客が滑落死した事故で”登山インストラクター"が書類送検された。登山中に滑落死案内役の男性を書類送検(tvkニュース(テレビ神奈川))-Yahoo!ニュース山北町の山中で去年、登山をしていた女性が滑落して死亡した事故で、県警は8日、当時案内役だった男性を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。業務上過失致死の疑いで書類送検されたのは、秦野市に住む、headlines.yahoo.co.jp具体的な内容がないので軽率なことは書けないのだが、予定より遅れたため計画
昨日のブログで「年賀状じまい」を紹介したところだが、先週土曜日にとうとうYSHRセンセーがブログ「YASUHIROのマウンテンワールド」を閉鎖してしまった。いわゆる「ブログじまい」だ。多くの山スキーヤーはもちろんのこと、登山者や一般の人にも親しまれた登山ブログが20年の歳月を経ていよいよ幕を下ろすこととなった。自分がセンセーのブログを見るようになったのは登山を始めて間もなく、確か2012年頃からだっただろうか。石川にすごい山スキーヤーがいるとどこかでうわさを聞いて見はじめたように記憶し
自分にとって山スキーの必須アイテムと呼べるものがいくつかある。GPS、ビーコン、プローブといった定番装備はもちろんだか、電熱線ゴーグル…別名「地獄ゴーグル」や、防寒テムレス、プラズマ1000ダウンジャケットなんかがそれに当たる。特筆して重要なのがブラックダイヤモンドのウィペットポール。いわゆるピック付ストックというやつだ。カーボンウィペットポールカーボンウィペットポール(97-140cm)のページです。登山用品・クライミング用品・スキー用品を販売するロストアローの公式通販サイトです。弊
先週の白山でザックのショルダーハーネスについているループが切れてしまった。このループはコンパクトカメラ用のカメラケースを固定するために使っていたのだが、切れてしまったので今後どうやって取り付けようかと悩んでいた。そんな中、モンベルに寄った際に見つけたのが「バーティカルアタッチャブルベルト」だ。ほんの10gしかなくて¥524(税込)。【モンベル】バーティカルアタッチャブルベルト「アタッチャブルポーチ」をバックパックのショルダーハーネスに取り付ける際に使用するアタッチメント
我々が山スキーに臨む際の指針として「地獄の掟」と呼ばれる約束事がある。YSHRセンセーがこれまでの経験を元に安全対策に主眼を置いて作ったものだが数か月前にセンセーの独り言で紹介されて以来消えてしまっている。せっかく定めたのに存在自体が怪しくなってきているのでこのブログで残しておこうと思う【地獄の掟】その一地獄メンバーは常日頃自己研鑽に励み山行中は人に迷惑をかけぬよう努めるべしその二山は自己責任の世界であり他人に流されることなく常に自分の判断で自分の安全を確保すべしその三
月山スキー場でクレバスに転落して死亡するという痛ましい事故が起きた。スキー場パトロール隊長がクレバスに落ち死亡山形・月山スキー場(産経新聞)-Yahoo!ニュース11日午後3時25分ごろ、山形県西川町の月山スキー場姥ケ岳ゲレンデで、同スキー場パトロール隊長の濵広人さん(56)がクレバス(幅約50メートル)に落ちたと119番通報があった。約3時間後の6時半ごろnews.yahoo.co.jp月山スキー場と言えば冬は雪が多すぎて営業できず、4月に入ってから営業を開始するという異質
一言で「登山」と言っても様々な登り方や楽しみ方がある。ジャンルとしては普通の夏山登山がスタンダードだとして、雪山登山、沢登り、クライミング、アイスクライミング、トレラン、そして山スキーなど。更にハイキング、縦走、日帰りロング、小屋泊まり、テン泊といったスタイルの違いもある。同じ山を舞台にした「登山」であっても、ジャンルやスタイルが異なれば関わる人々の価値観も大きく異なる。テン泊をこよなく愛する人にとっては「日帰りでせかせかと山に登って何が楽しいのか?」と思う人がいるだろうし、
一度このブログでも記事にしたが、3月14日に発生した乗鞍岳での雪崩事故について再度触れてみたい。先日日本雪崩ネットワークによる事故報告が発表され、事故の全容が明らかになった。主なポイントは次の通り。雪崩発生は3月14日の午前10時頃。雪崩に巻き込まれたのは登山者7名と山スキーヤー3名。うち1名の登山者が死亡。亡くなった登山者はビーコンを所持していなかった。完全埋没した上記登山者の発見は11時40分頃。雪崩発生から1時間40分後だった。結果論ではあるが、亡くなった登山者がビーコ
ネットに「名前がかっこいい日本百名山の山」という記事があった。【男性が選んだ】「名前がかっこいい日本百名山の山」ランキング!第1位は「富士山」【12月11日は国際山の日】(ねとらぼ)-Yahoo!ニュース本日12月11日は「国際山の日(国際山岳デー)」です。2003年1月30日に国連総会で決議が行われ、毎年12月11日が「国際山の日」と定められました。この日は、「持続可能な山岳地域の発展の重要性へnews.yahoo.co.jpこれによると1位:富士山2位:剱岳3位:槍
日付:2024年3月23,24日ルート:1日目:林道ゲート前-津奈木橋-鳩待峠-△1866m-drop-鳩町峠2日目:鳩待峠-小至仏山-至仏山-至仏山頂直下南東沢drop-東広尾根-ワル沢横断-オヤマ沢横断-鳩待峠-林道ゲート前参加者:桐林・入江-------------------チャンスがやってきた。冬の尾瀬に入れる。あの尾瀬ヶ沼が雪で覆われている景色を見れる!!!念願のあの姿、3年越しでやっと訪れることができま
朝里岳-白井岳-余市岳ー2023.5.1(単独)GW最初の山行は朝里岳から余市岳へ。札幌国際、キロロと、アプローチが容易で賑わう山域。ハイシーズンも終わり、残雪期の平日なら少しは静かと思い計画する。札幌国際は営業中、キロロは前日で営業終了。リフトには無縁の朝里峠をスタート地点とした。心配された積雪は豊富で、峠から雪が繋がっていた。北東斜面なのが幸いだったようだ。緩い斜面を登ると、呆気なくスキー場に到達。それもそのはず、メルヘンリフト終点まで標高差は僅かに2
仕事の隙間時間ふと思いたって初めて「北海道神宮」を訪れた。荘厳な雰囲気✨パワースポット✨✨✨なかでも私の心にぐっときたのは、「開拓神社」みた瞬間、あ!!!!!「わたしのための神社だ!」と感動✨お参りをして「開拓神社」で久しぶりに「おみくじ」をひいた!ひいた「おみくじ」は、驚くほど今の私にピッタリのメッセージ✨神社からの帰り道「自分で自分にブレーキをかけるのは、やめる!」無邪気だった幼なかった子供の頃のように、ただ純粋
「スーツで槍ヶ岳に登る」…ネットにこんな記事があった。ほぉ~、面白いことやってる人がいるなと思って記事を見てみると、オーダースーツ佐田の佐田社長のチャレンジであることがわかった。たまたまだが、10年以上この店のオーダースーツを購入しているのでショップの名前は良く知っていた。当時は東京神田に店があり(今は全国展開していて金沢にも出店しているようだ)一度採寸しておけば次回からはネットで生地を選ぶだけで簡単にイージーオーダースーツが注文できるという画期的なシステムだった。(当然体型を変
2月末、山スキーをしました興味はあったけど踏ん切りがつかなくって、何年もかかってしまいました若かりし頃は新しいものにすぐに飛びつきチャレンジしたりしましたが、いつのまにか保守的になっていましたね(笑)登っている途中に見た栂池や白馬の街並み苦しいという言葉より登りきらなくちゃ、これからのスキー人生が変わってしまうという恐怖感でも滑り終わった時は嬉しさに変わりましたこんなに楽しいと思った事は数年ぶり一緒に登った方々にいろいろ教わりながら行きましたが、この人たちと一緒に行けてよかったと思