ブログ記事9,191件
先日、夕刻にお客様がいらっしゃいました。ちょっと面白いお客様で、いつも夕刻にビールを少し持ってきておしゃべりをして帰られます。先日は、友人の方も連れてこられました。同好の士とお酒など飲みながらおしゃべりするのは大変楽しいですね。その時は何も感じなかったのですが、1日2日と経って、ふと「居合を始めてなかったら、こんなこともないんやなぁ」と思い出しました。つまらないことかもしれませんが、居合を始めてから、大変大勢の人と知り合うようになりました。そして
日本刀の銘には「伊勢守」や「大和掾」といった国名と官職が入った銘があります。それを「受領銘」と言います。そもそも「守」や「掾」って何なのよ!?と思うかもしれませんが、それは四等官と言われる朝廷の官位体系を指します。例えば、国(現在の県に相当)の場合は、偉い順に守(かみ)介(すけ)掾(じょう)目(さかん)となります。これらを「国司」といいます。今でいう県知事のようなものですね。律令時代(~平
最近、少し高額のどちらかと言えば、美術鑑賞用の刀剣を多出すようになっていると思います。そのことで、自問自答してしまうことがあります。しかし、基本的には考えは全く変わっていません。少し安めな刀を買って来て、修理をして、できれば皆さんが手を出しやすい刀、使いやすい刀を販売していきたいと思う気持ちは些かも変わって居ません。ただ手をかけるにも、時間と人件費がかかるのですが、今は大変な職人さん不足で、手をかける刀を買うと商品になるのに時間がかかり過ぎます。かといっ
会員の皆様へ令和8年1月分の稽古予定です。相変わらずくじ運が悪いです↴今回も2日分しか当選しませんでした。1月12日(月・祝)午前9時~12時此花スポーツセンター多目的室(2F)1月17日(土)午前9時~12時此花スポーツセンター多目的室(2F)1月は、あと1~2日キャンセル待ちで予約を取りたいと考えていますのでよろしく。また、1月2日は難波八阪神社にて新春奉納演武に参加します。参加を予定されている方は、早急にご連絡ください。※入門受付をしています。
居合の演武等の時に、その人が出ると、周りの空気が変わって見える方がおられます。やっている形自体は、私たちと同じようなものなのですが、何か違います。その人が何気なくやっている、所作の中に、その人の今までの努力や人間力が凝縮されて現れるように思うのです。年齢を重ねて積み重ねてきた重みもあるとは思います。しかし、場の空気を変えてしまうその雰囲気は、体の中からにじみ出るものが所作になって現れ、他の人が見ると、そのように見えるのだと思います。そのレベルにはまだまだ
この時期になると、「喪中につき、正月の挨拶は遠慮させていただきます。」という感じの葉書がよく届きます。先日亡くなった友人の旦那さんからも来ました。しかし、1番驚いたのは、この9月まで仕事をお願いしていた白金師さんが亡くなられたと言うお知らせでした。奥様も、それほど離れていない時期亡くなられていました。仲が良かったんですかね。大きな声でしゃべる職人さんでしたが、9月までは安い金額で大変綺麗なハバキを作ってくれていました。細かい仕事も、しっかり聞いて
週末、少し時間が空いたので、先日の業者市で仕入れてきた小島勝正の研磨を行いました。『業者市に行ってきました!!』本日は地元の業者市の日子供を保育園に送ってから市に向かいました。この市、少し早めに行けば情報交換とかもできるのですが、子供を保育園に送るので到着する頃…ameblo.jp以前も小島勝正の刀を研磨した事がありますが、陸軍刀剣鋼を使用しているため非常に硬いです。多分、斬味は良さそうです。刃側に朽ち込みがあるので、備水の整形研磨から
今は売り物が1振りしかなく、仕入れた刀も鑑定中のために開店休業状態です・・・そのため、たまには日本刀と関係ないネタを・・・先日、関西の業者市に行ってき時に、以前より探していた大阪の「遺跡」???を発見しました。料亭恵川と、料理店大黒やの跡地です。料亭恵川と言えば聞いたことがある人も多いかも知れませんが、あの不正融資事件の舞台となった尾上縫の料亭恵川です。尾上縫は詐欺容疑で1991年に逮捕されたのですが、木津川信用組合に始ま
先日、いつもお願いしている外注の研ぎ師さんの所に刀の回収と研磨依頼に行ってきました。その研ぎ師さんは、関西の某居合系刀剣店で約10万円で受け付けている方で、堅物斬には定評のある方です。堅物斬には定評がある一方で、美術研磨の評価は散々で、なかなか極端な研磨をしています。今回、私が痛風のため、私が下地研磨を途中まで進めた刀を、こっそり依頼してみました。しらばっくれて「元々、こんな研磨がしてあったんですよ
先日、とあるお客様が刀を下取りに出したところ「付け錆があるので価値がない」と言われたとお話しをしていました。日本刀の茎は錆具合等で時代測定をするための情報の宝庫ともいわれますが、ここに欠損があると刀が安くなります。逆に言えば、刀身状態が良くても茎が良くない場合の市場価格は安くなるので、実用品としての日本刀を求める場合は「お買い得」になります。ですから、「武用に使う」とか、「刀身を鑑賞すると割り切る」なら茎は二の次ですので安くなっている方が嬉しいと思います。
以前、当店で販売したお刀の買い取り依頼が来ました。ただ、余りの変わり様に、ガツクリ!研ぎ上がり・斬れ味保証で販売した、大変、出来の良いお刀でしたが、見るも無残な形で返って来ました。(1見して刀身が蛇行しているのが分かります)(刀身中央からやや鍔よりですが、刃毀れを起こしたのを隠そうと自分で研いだようで中央が凹んで居ます)(鎬地も丸まって、横手も無くなってしまっています。)(ブロックに切り込んだそうで刃毀れが大きいです)刀身は、目に見えて、曲がりく
4月26日(土曜日)は雨の為稽古は休みにしました。シーミー(清明祭)の時期なのでワタクシも午後は簡単にシーミーをしました。今年は剣を中心とした稽古を行おうと考えていて特に本部御殿手の特徴の一つである2刀に慣れるために最近は剣(日本刀)と2刀の基礎練習を中心に稽古メニューを考えています日曜日(4月27日)もストレッチの後は2刀の基礎練習から開始した。写真の右端の2刀は両刃の剣で所謂直刀です。恐らくは中国由来の物と思われ沖縄でも昔の物が出土しています。写真(下)
近年、日本刀が売れないという話を良く聞きます。都内の刀剣店で、店を一週間開けて日本人0とか・・・刀剣展示会を開くと高齢者ばかりで買うどころか終活が始まっているとか・・国内の刀剣市場は萎む一方です。考えてみれば当然の話で、一般の刀剣店の販売価格は安くて30万円メインの商品は50~100万円位はします。一方で、その価格を受容していた愛刀家と言われる人達の多くは70~80代と団塊世代でそろそろ終活を考える頃です。一部
先日の業者市で仕入れた大和大掾藤原貞行の研磨です。今週は勉強会と本業の最終日が続き全く商品化が進まないままクリスマスを迎えてしまいました。クリスマスを過ぎるとお客様の購買意欲が一気に落ちるので本当はもう少し早く研磨したかったのですが・・・さて、錆の箇所にマーキングして研磨開始です。ぱっと見、すぐに終わりそうな感じの錆に見えますが、実は結構深いです。そのため金剛で錆を落とさないといけません。金剛で錆落としをしてから備水で整形します。
ボーナス時期のためか一気に商品が売れてしまいました。そのため、今は販売可能在庫が1振りのみ・・・広島・大阪・関東の大会と仕入れが連続していたので結構仕入れてしまいました。「コレほんとに売り切れるのかな・・」なんて思っていましたが、有難いことに急いで研磨しないと間に合わない状態です。・・・・という事で、今日は藤原高田(銃砲刀剣研究会鑑定極め)の研磨です。まずは、何時もの通り研磨対象箇所のマーキングからです
お店同士での営業日は、本日で終了して、来年5日から、心新たに営業を開始することとなります。ただ、スタッフはみんな休みますが、社長である私は、必ずしも休みがあるわけではありません。ここ5・6年ほどは、地元の神社の氏子総代を勤めていた関係で、大晦日から1月の2日まではお札を売ったり、祝詞の受付をしたりして、神社の社務所に詰めていましたが、今年は4月に、墓地管理委員会の会長を引き受ける代わりに氏子総代は辞めさせてもらうことに成功しました。なので、6年明けて7年ぶりに家でお正
本日も、刀剣商の集まる市場があり、仕入れに行ってきました。ただ、大急ぎで帰ってみると、買取の刀が結構溢れていて、買ってきた以上に口数がありました。最近、動画で連日のように「お刀を売ってください」と言うことを連呼しているせいか、それとも、当店の買取価格が比較的良いのか分かりませんが、非常に良い好循環が出来上がりつつあります。勿論、その中には、直に写真を撮って販売に回せるものもあれば、それなりに終了しないと販売に回せないものもあります。ただ、私はどちらかと言うと
お客様に拵の注文や特注居合刀の注文を受けて感じる事ですが、お客様の中には、真剣は居合刀の違いについてあまり、御存じで無い方が多いように思います。そこで、今日は、その違いについて少し書いて見たいと思います。基本的な構造、目釘穴の開いた刀身と柄を目釘で固定している。この事については、真剣も居合刀も基本的には同じです。ただ、作り方は全く違います。真剣の場合は、先ず、目釘穴をあけた刀身があり、それに合わせて、柄下地を削り柄を作成し刀身の目釘穴に合わせる形で、目釘
当店は、一般の刀剣店と違い、使われる事を前提として、お刀を販売して居ます。よって、傷み等が有り使うと、危険と思う刀は、補修を行います。特に、柄のガタツキは、下手をすると大変危険な事に成りかねません。特に、一般の刀剣店で販売されている刀で、比較的安価な物は、「合わせ」、つまり、別の刀の拵を持って来て、目釘穴等を開け直して、とりあえず、拵付にしてある物が多いです。それでも、良心的なお店は、それなりにしつかりと、する様合わせてありますが、昨今の流れとしては、現状売
1日は岡山に行ってきました!!岡山といえば日本最大級の業者市が開かれる憧れの刀都です!※中原信夫先生から、岡山には毎月1日実施の日本最大級の業者市場があると聞いていました時代が変わり、市場の運営者も変わったようですが岡山の市場は今でも健在です。そして、先日、その業者市に参加できるようになりました!!■岡山市です。瀬戸内海沿岸は気候が良いですね!市場に参加してきましたが、西日本の名だたる刀剣店様の多い事!!そのため出品刀も
どんな刀にしよう刀を作るにあたり、まず考えたのは刃長。どれくらいの長さにしようか。長いほど良さそうに思いました。平安時代~鎌倉時代の太刀は2尺6~8寸:80cm前後が多いと思います。南北朝時代にはもっと長大な大太刀も現れますが、概ね太刀の刃長は2尺6~8寸くらいが多いでしょう。戦国時代になると太刀から打刀に変遷します。2尺~2尺2寸(60~66cm)くらいの刀が多かったと思いますがマチマチです。もう少し長めの刀や、もっと長大な刀を好んだ武士もいてそのような刀も稀に残っています。
昨日、プライベートで所有している短刀を研磨していました。とりあえず刃取りまで終わったのですが、なんかイマイチ・・・とはいえ、一通り終わったので刀を机に置いてある本の上に置いたのですが・・・・バランスが崩れてゴロンと落ちてしまいました。机の高さは30cm位の座卓なので、それほど勢いは出なかったので大ダメージでは無かったのですがハバキ元近くに大きな瑕が入ってしまいました。また研磨のやり直しです・・・日本刀は美術品であると同時に刃物で
備州住長船祐定銘のある豪脇差(重ね8mm)の研磨進捗になります。最初の時点で所々点錆と切先付近に、ヤスリかワイヤーブラシを当てたような目立つ傷があるので、まずはここを落としにいきます。結構深かったので時間が掛かりましたが、備水→改正と進み切先以外は綺麗になりました。最初から金剛でやった方が時間短縮になったかもです…切先の刃こぼれは直したので、擦り傷はもう少し頑張って限界まで落とそうと思います。今日はこれから関東某所へと仕入れです。まだ在庫があるので、コンクール用の良さげな短刀でも探そ
先日、研ぎと拵の相談でお客様が来られました。実家から、日本刀が出て来たと言う事で、綺麗に保管できる様、研ぎと拵をしたいと言うお話でした。当店に来られる前に、近くの研師さんを訪ねられた様ですが、研ぎで20万円と言われて腰が引けてしまったようです。ただ、その研師さんは、由緒ある神社の宝物の研ぎを任されるなど、かなり腕の良い高級な研師さんで、一般の「寸〇千円」といった計算をするのではなく、そのお刀を見て、誰に見せても恥ずかしくないものにするのに、どれだけの日数(金額)がかかる
昨日は、午前中は自分の短刀を研磨して、午後から外注研師の所に刀を取りに向かいました。行く途中、中古エロビデオを販売している店があり、同行の中学生の息子がその店に行きたいと言い出します。中古エロビデオと看板にありますが、釣り道具や工具も扱っているリサイクルショップのようです。子供はビデオではなく、釣り道具が見たいとの事で行って見たのですが・・・その店の奥に日本刀らしき姿が・・・模造刀の販売かな?なんて思ったのですが、真剣が置いてあります。
先日入荷した佐光信光やっと研磨開始です。『業者市に行ってきました!』本日は業者市の日販売商品が枯渇してきたので、頑張って仕入れないとなーと思い、業者市に向かいます。実は、ここ数日、「次の商品はいつアップされるのか?」…ameblo.jp佐光信光は陸軍受命刀工で業物になっている関の刀工です。当時としては若手刀工で業物となっているので、なかなかの凄腕だったのでしょう。まず、改正→細名倉と研磨を始めます。この刀は刃縁の錆だけなので作
先日は広島と関西と業者市場に行ってきました。結構な強行軍だったので疲れてしまいましたが、相場が落ちてきているので良い買い物が出来たと思っています。一方で、市場で他の刀剣商と会話すると「相場は上がってきている」と僕と違う感想を持っているようです。コレ、どっちが正しいんでしようね?最近市場を見ていて気になる点があります。錆や白鞘で外装が無いといった手入れが必要な刀は、あまり買う側で声を出す人は多くないような気がします。一
先日、軍刀を仕入れました。元幅3.4(研磨前)もある剛刀です。軍刀外装は木製柄の革鞘で状態は良いのですが、時代物なのか革鞘で縮んでしまいボタン式のストッパーが掛かりません。そのため、革鞘の革を作り直す事にしました。関東某所に革鞘の巻きなおしをしている工房があるので、そこにお願いしました。もう何本もお願いしていますが、安定した仕上がりです。出来上がりは来月中旬だそうです。ちなみに、完成するとこんな感じになりま
本日、ハバキ作成と白鞘作成の工作からお刀が返ってきました。当初は、比較的空いていると言うことで、そこの職人に発注をかけたのですが、なかなか出来上がって来ず、何度も督促してやっと完成しました。何度も督促するうちに、遅れの原因がわかりました。原因は、そのお刀の反りの強さでした。3.6ミリも反りがあると、既存の白鞘の部材では、横幅が足りず、幅の広い木材を特注で取り寄せていたそうです。その分しっかり請求金額が何時もより高くなっていました。あまり勝手に値上
以前、お客様から「居合拵えの目釘が煤竹でない」というクレームを頂いた事があります。あれっ?僕の記憶の中では「白鞘は煤竹を使うけど、居合拵えは煤竹は使ってはいけない」だったような・・・気になったので、勉強会の時に中原信夫先生に聞いてみました。中原信夫中原信夫(なかはらのぶお)氏は団体や組織に所属せず、独自に刀剣研究と鑑定に取り組んできた刀剣学者です。刀剣鑑定会・鑑賞会の講師として活発に活動するかたわら、メディア出演や著作を通して研究成